日常生活でコミュニケーションを円滑に取るためのツールとして、LINEは欠かせないものです。
最近では、LINEをビジネスシーンでも利用できるようになってきました。
その中でも、「スムーズに連絡が取れる」ことから「採用×LINE」の利用が増えているのを知っていますか?
採用活動にLINE を取り入れることとは、より求職者と近い距離でコミュニケーションが取れることから、メッセージの開封率、内定承諾率を上げることができます。
採用のツールとしてLINEを活用するにあたって、まず、5分で簡単にLINE公式アカウントを開設しましょう!
LINE公式アカウントを開設後にオンラインやオフラインで行われる会社説明会やインターンシップなどのイベント、SNSと連携するなどをして、求職者と「友達追加」を行うことで円滑にコミュニケーションを取れます。
活用するメリットやアカウントの開設方法、有効活用するためのポイントなどを徹底解説していきます!
LINEで採用するのをおすすめする5つのメリットについて紹介します。
LINEの最大のメリットとして、求職者の開封率が非常に高いことです。
ある調査では、LINE公式アカウントからメッセージを受け取ってから開封するまでの体感値を集計したところ、すぐに開封する人が約20%、3〜6時間以内は過半数、その日中に見る人が約80%という結果が報告されています。
多くの企業は、メールでの連絡、その次にメールで返信がない場合は電話をかけるといった手段を取っていますが、求職者(若年層)は、他のメールに埋もれていたり、知らない番号から電話がかかってくることで不審に感じ電話に出ない傾向があります。
求職者にとってメールや電話は見逃し、または、見て見ぬ振りをしている可能性が非常に高いです。
しかしLINEは、コミュニケーション手段として頻繁に使い、必ずと言っていい程一日に一度は目を通します。
メールや電話などに比べて利用率が一番高いことからも、メッセージへのリアクション率が高いことがわかります。
メールでの連絡を行うことでかしこまってしまい、求職者が気になったことや不安なことを打ち明けにくいです。
一方でLINEは、求職者がラフに聞けることや何度もやりとりしやすいことが特徴。
そのため、ミスマッチが起きにくくなることや内定承諾率が上がることが見込めます。
なぜ円滑にコミュニケーションが取れるのか、以下3つのポイントをさらに深堀していきます!
②-1.内容が見てもらいやすい
②-2リアクションがしやすい
②-3.需要の高い情報を的確に発信できる
メールとは違い、多くの人が「通知設定」していることで、メッセージのポップアップにすぐに気づくことができるので見てもらいやすいです。
メッセージのポップアップにどのような情報を発信したのか内容を確認できるので、その情報が気になる求職者はすぐにメッセージを開封できます。
前述したように、そもそものLINEの利用率が高いことから、1日のうち複数回アプリを起動させられることで見落としも防止することができます。
メールなどを返信する際は、メール作成時のマナーや形式が一般化していることでメールの内容が硬くなる傾向があります。
硬くなることで、求職者が受け取ったときどのような反応なのか確かめることが困難です。
LINEでのやりとりは、カジュアルさや絵文字やスタンプなどを使いやすいことでLINE越しでの表情やリアクションを感じることができます。
そのため、求職者と距離を縮められる一つの方法にもなります。
LINEで採用活動をするのに便利な機能があります。後ほど詳しい機能について紹介していきますのでぜひ参考にしてください!
重要性の高い情報を的確に発信できる機能として「チャットタグ」を有効活用できます。
チャットタグとは、自由にタグを使って求職者、ユーザーのグルーピングができる機能です。
例えば、卒業年次や希望職種、専攻、さらに選考ステップなどの要素でグルーピングができます。
そのため、グルーピングしたターゲットのニーズに合わせて的確な情報の発信が可能です。
選考ステップ別にグルーピングができることから、的確な情報を発信できる他にも、選考情報やリマインドなどできることで抜け漏れなく届けられるため、採用担当者にも負担が軽減されます。
採用に関するメールアドレスの確認や取得を省けるなど、採用にかける時間を削減できます。具体的に以下のような時間を省ける要素があります。
メールアドレスの取得に時間がかかってしまうことってありますよね?
例えば、メールアドレスが本人に届くかの確認メールすることや、逆に本人に届かない場合にメールアドレスの間違いがないか確認しなければなりません。
メールで円滑にやりとりするまでの下準備にも時間がかかってしまいますが、LINEには一切下準備などは必要ないです。
「お友達追加」してしもらえば特に本人の確認などが必要ありません。
採用側もメールに比べると大事な情報や求職者からの連絡が埋もれにくいです。
例にするのであれば、LINEは追加された友達(この場合だと求職者)の表示名をわかりやすいように変更できることなどで、自分がやりやすいやり方で整理することができます。
また、LINEのトーク画面に移動すると一瞬で今までのやりとりが見ることができるため、メールのように前にどんなやりとりをしたか確認する際に探す手間もなくなります。
求職者同様に、採用担当者もLINE自体起動する回数がメールに比べて多いことから埋もれにくいです。
LINEにはブロック機能や既読なのか未読なのかわかることで、求職者の志望度を測れる可能性が高いです。
ブロックされてしまったらNGサインになるので該当する求職者に時間をかけずにすみます。
メールだとどのくらいの志望度があるのか全くわからないことで何度も連絡をしてしまい求職者に不快な気持ちにさせてしまうことや連絡すること自体にかける時間が無駄になってしまいますね..
より自社への志望度が高い相手に送ることができることで無駄な時間を削減できます。
面接、面談をする際は、採用担当者が時間を設けています。また、直接面接や面談をする際には場所の確保も行っている中で、「ドタキャン」は時間の無駄になりますね。
ドタキャンを防止するために、LINEでは手軽に面接や面談のリマインドができます。
リマインドを頻繁に行えることで求職者にとっても事前に準備をするきっかけになったりなど採用担当者、求職者どちらとも有意義に時間を使うことができます。
LINEでは、採用活動においての便利な機能が備わっています。
下記4つの機能は、便利な機能の詳細です。どのように活用できるか特徴や機能の詳細を紹介していきます。
メッセージ配信を一斉配信できるため、求職者に一気に情報を発信できます。
「リッチメッセージ」とは、動画や写真などを用いたメッセージも送信できるため、文だけではなくビジュアルからの興味付けができます。
求職者も文だけで送られてくるとメッセージを開封するのに躊躇してしまいますが、動画や写真がついてくるだけで「見てみたい」「すぐ見れそうだから確認しちゃおう」とすぐ開封することに期待ができます。
みなさんが普段から使うLINE同様に、個人的にやりとりすることができます。そのため、求職者と話しながら企業の理解を深められるきっかけにもなります。
面接や面談などの日程調整も円滑に行うことができるのが特徴です。
細かい質疑応答もできるので求職者の不安を解消することに繋がるでしょう。
タイムライン機能とは、お友達追加してくれたユーザーのタイムラインに情報を流すことができる機能です。
個別のLINEに直接情報を送ることで、求職者は「メッセージが来たから確認しなければ..」という気持ちになりますが、タイムライン機能があることで求職者も気軽に情報を入手することができます。
LINE活用の効果測定をすることができる分析機能があります。
お友達追加してくれたユーザー数の推移やユーザーの性別・年齢・地域などの属性を知れたり、ブロック数、タイムラインにどれくらいに人が反応したか確認できる機能です。
「どんな情報を流すべきだろう..」と考える際にも、分析機能を活用することでより求職者・お友達追加したユーザーに刺さるような情報を伝えすることができます。
基本初期費用は全くかからずに、アカウントを開設することができます。
目標人数によって施策が変わってくるためそれぞれの料金プランがありますが、無料で運用することができるので、気軽に一回やってみようという気持ちからでもスタートが可能です!
詳しい料金プランと内容の詳細を紹介します。
【公式】LINE公式アカウント|LINE for Business「料金プラン」
詳しい料金プランの説明ですが、料金プランの「1通」とは、メッセージの数です。「1通」あたり3つのメッセージまで送ることが可能です!
フリープランであると、1000通を月に送れるので、100人ターゲットがいたとしたら10通送ることができます。
また、チャットは、1通カウントしないため何度でもチャットは、送ることができます。
LINE公式アカウントを利用するまでの流れについて徹底解説します。
①LINE公式アカウントのサイトからアカウントを作成。
LINE公式アカウントサイトに「LINE公式アカウントの解説(無料)」と表示されたボタンがあるためそちらから開設する。
②LINE公式アカウントに登録
現在使用しているアカウントの登録かメールアドレスにて、LINE公式アカウントを作成することができます。
現在使用しているアカウントで登録するとは、LINE公式アカウントと連携して作成することです。
その場合、メールアドレスとその他現在使用しているアカウントに関する必要な情報を入力することで開設できます。
③LINE Official Account Manegerにログイン
最後にLINEOfficial Account Manegerにログインしてアカウントの開設は完了です。
次に管理画面(LINE Official Account Manegerにログインした際に見れる画面)からLINE公式アカウントの基本情報を登録します。
詳しくは、次のSTEP2にて紹介します。
次に管理画面にて基本情報の設定を行なっていきます。その前に、アカウントの公開設定も忘れずに公開にしておきましょう!
管理画面にてメッセージの配信などができるので、どのような機能があるのか管理画面を見ておくと今後スムーズにLINEを活用できます。
プロフィールは、主にWebサイトのトップページのような役割を持っています。
具体的にプロフィールで設定できることは、営業時間、住所などの基本情報、会社名などです。
次に「挨拶メッセージ」を設定することができます。
そもそも「挨拶メッセージ」とは、LINEを追加、ブロック解除をした際にどんなアカウントであるのか自動的に送られる1通目のメッセージのことです。
そのため、初めの挨拶やどんなアカウントでどのような情報を発信していくのか伝えることができます。
1通目のメッセージを送ることで求職者に対してファーストアプローチができます。
設定が完了したら次に実際にお友達になっているユーザーにメッセージを配信しましょう!
メッセージ配信をより効果的にするためにテキストや画像、スタンプだけでなく動画などを貼ることができる「リッチメッセージ」や複数の画像をスライドできるカルーセルーで表示することができる「カードタイプメッセージ」など、メッセージ配信を活用できるフォーマットがありますのでぜひ試して見てください!
次に認証済みアカウントに申請することでより活用の幅が増えます。
ここでは、認証済みアカウントを良く知らない方に向けて、認証済みアカウントについて解説します。
認証済みアカウントについて徹底解説します。
認証済みアカウントと未認証アカウントの大きな違いは、信頼性が増すこととLINEのアプリ内での検索結果に表示されることです。
まず、認証済みのアカウントの申請を行う際に一定基準の審査に通過しなければなりません。
そのため審査に通った企業であることで求職者からは、申請されていないアカウントより信頼性を得ることができます。
一番大きなポイントは、アプリ内の検索機能によって表示されることです。会社名や企業の関連するキーワードによって、検索結果欄に表示されます。
全く自社に興味がなかった求職者が、キーワードをきっかけに知る可能性も秘めているんです!
認証済みアカウントには青いバッジがつけられます。
認証済みのアカウントのメリットは、3つです。
①LINEキャラクターが入った販促ポスターをダウンロードできる
②請求書決済を利用できる
③「友達追加広告」を利用できる
これらの機能を無料で利用することができます。
申請方法は、簡単3ステップです!
①LINE Official Account Maneger(管理画面)から設定で申請
②「アカウント認証をリクエスト」にて申請の手続きがスタート
③必要事項を入力して、申請完了
認証済みにすることはメリットが多いです。簡単に申請できるのでぜひやってみてください。
認証済みアカウントに申請する際の注意点が3つあります!
①アカウント名は、正式名称を設定
②メールアドレス、電話番号、名前を正確に入力
→受信できないメールアドレスの登録であると申請に承諾が出ませんのでご注意ください
③URLの入力欄には極力書き込む
→SNSやWebページなど公式で作成しているURLが付随したものは極力書き込みましょう
採用活動におけるLINEで活用できる管理システムのツールを6つ紹介します。
学生情報を一括してまとめることができるツールがあります。
学生情報を一元管理することは、本名、卒業年、大学名、学部、学科、志望職種などをお友達情報をまとめられることです。
学生をグループ分けする方法とは、タグを使って学生の情報を分けていくことです。
例えば、選考段階ごと、未予約者、面接予定者などとグループ分けをすることができます。
多数のタグをつけることができるので、細かく漏れなくグループ分けを行い、的確な情報を発信できます。
メッセージのシナリオを時系列ごとに分けて自動配信することができます。
〈具体的には...〉
事前に準備をするだけで、自動的にメッセージの配信をすることができます。
リッチメニューとは、LINEのトーク画面下にある画像のついたメニューのことです。
リッチメニューができる機能として、アンケートとして「YES」「NO」などを入力できたり、セミナーの日程を調節できるなどワンタップでアクション誘導することができます。
QRを読み込んでもらうだけで、すぐに登録や次の説明会への招待ができるツールがあります。
従来であれば、合同説明会をして、そのあと企業説明会に誘導するために紙の記入用紙にて名前やメールアドレスをもらい、後日メールアドレスにて本人確認を行い招待状を送るという手順で時間がかかっていました。
QRコードを使うことで、簡単に次の説明会への参加や登録を促すことができます。
応募経路ごとにQRコードを変えることで、どこからどれくらいの人がエントリーしたのか知ることができます。
次にLINEで効果的なコンテンツの内容について紹介していきます。
コンテンツ全体的なポイントとして、WebサイトやSNSなどで発信しているコンテンツと重複しないように心がけることです。
コロナの影響があり、採用活動がオンライン化していくことで会社見学をする求職者は減っているので、企業の雰囲気や社員さんを見る機会がないからこそLINEで発信していきましょう。
社員インタビューや社員座談会などを発信することが効果的です。
社員と社員同士がどのような関係でどのように接しているのか知ることで、自分の働く姿をより明確に想像することができるでしょう。
業務内容を知れることで、求職者が働くとなった時にどんな立ち回りができるか想像しやすくなります。
社員さんの生の声だけではなく、会社としてどのように方向を向けているのか知ることで自分が合っているのかわかるきっかけになります。
選考情報が明確にあることで求職者は応募しやすいです。選考情報の詳細をコンテンツ内容にすることで安心してエントリーする人も増えるでしょう。
選考にまつわる情報は、とても重要なので「リッチメニュー」のように目につきやすい場所に発信することで漏れなく対応できます。
採用活動における重要なポイントは、途切れずに運用を行うことです。
LINEでも100人まで管理者登録することができます。
アカウントの管理者を複数選定を行い完璧な運営体制を徹底的に行い、なるべく早くレスポンスすることで、求職者にも不安を与えないです。
運営体制が複数人だからこそ運営のルールを定めましょう。アカウントが一つなのに担当者が個人で動いてしまうとバラバラな情報を発信してしまう可能性があります。
また、区切りをしっかりとつけなければダラダラと連絡するだけの求職者との関係になって しまうのである程度のルールが必要です。
前述でも紹介したように、運営のルールに観覧数や目標の数値などを日頃から出す意識も行いましょう。
KPI(最終目標に向けて、必要な個別プロセスの定量評価指数)を随時確認することでより効率的になり、効果的な採用活動を行うことができます。
例えば、企業説明会などの応募した人数をKPIに設定し、定量数量で評価を行うことで取り組むべき課題を見つけられます。
情報漏洩のリスクについて事前に考えておきましょう。LINEは企業の一部のツールではなく、採用活動をするための社外プラットフォームです。
情報が漏洩しないようにきちんと守りましょう。
LINEで採用するメリットや具体的にどのようなことができるのか紹介しました。
より求職者と円滑なコミュニケーションを取ることで、内定辞退などのリスクを減らせる可能性にも期待できます。
簡単にLINE公式アカウントを無料で開設できるのでまずは登録してみてください!