AI面接サービスは、採用工数を削減し、面接官による評価のばらつきを防ぐことができるため、近年注目されている採用手法です。
しかし、「どのAI面接サービスを使用すれば良いかわからない...」「AI面接サービスを使用するのにどれくらいの費用がかかるのだろう...」とお困りの採用担当者の方も多いのではないでしょうか。
本記事では、AI面接サービスの仕組みやメリット・デメリット、サービス比較から導入企業まで詳しく解説します。
AI面接サービスとは、AIを活用して面接を行うサービスのことです。
AIが面接官となって面接を行ったり、面接内容を分析してくれたりと、その内容はさまざまです。
AI面接サービスは、採用業務の効率を大幅に向上させることができるため、近年注目されている採用手法であると言えるでしょう。
それではどのくらいの就活生が実際にAI面接を経験したことがあるのでしょうか。
株式会社マイナビが行った調査によると、26卒の学生の10.2%が「これまでにAI面接を受験したことがある」と回答しています。
多数派ではないものの、およそ10人に1人の学生が就職活動を通してAI面接を受けていることがわかります。
【参考】株式会社マイナビ『マイナビ 2026年卒 大学生キャリア意向調査4月』
それではAI面接サービスとはどのような流れ・仕組みで面接を実施するのでしょうか。一般的なAI面接サービスの流れ・仕組みは以下の通りです。
▼AI面接サービスの流れ・仕組み
まず初めに、応募者にスマートフォンやPCを用いて面接を受けてもらいます。
応募者がAIの面接官と会話形式で面接を行うものもあれば、事前に指定された質問に答えていく形式のものもあります。
プランによっては志望動機や勤務可能なシフトなど、企業が個別に設定した質問をなげかけることも可能です。
応募者に面接を受けてもらったあとは、AIが応募者を分析し、評価します。
表現力や論理的思考力、コミュニケーション能力など、複数の評価項目をスコア化し、評価します。AIが客観的な視点で応募者をスコアリングしてくれるため、面接の評価が属人的になることを防ぐことが可能です。
②で分析したデータに基づいて、AIが面接評価レポートを作成します。
AIがヒアリングした情報をもとにAIが応募者の資質を分析し、複数の評価項目をスコアリングした結果が記載されるのが一般的です。
また、サービスによってはスコアをもとに評価した点や改善点などを示したフィードバックシートを作成してくれるものもあります。
AIに分析してもらった面接評価レポートをもとに、最終的には自社で合否を決定します。
最終的な判断をAIに任せてしまうと、AIが評価できない評価項目において優れてる応募者や自社のカルチャーにマッチした応募者を見逃してしまう場合もあるでしょう。
AIが面接している動画を確認し、合否の最終チェックは自社で行うことが大切です。
それでは、AI面接サービスを導入することでどのようなメリットがあるのでしょうか。AI面接サービスを導入するメリットは以下の3つです。
▼AI面接サービスを導入するメリット
1つ目が、採用にかかる工数を大幅に削減できる点です。
特に選考の初期の段階では、多くの人材と面接する必要があるため、採用担当者の負担が非常に大きくなってしまいます。
しかし、AI面接サービスを活用することで、面接を行う時間が削減できることはもちろん、AIの分析結果を参考に応募者の選考を行うことができるため、選考にかかる時間も削減することができるでしょう。
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2つ目が、応募者を公平に評価することができる点です。
従来の採用面接では、人が面接官を担当するため、人によって採用基準の認識にばらつきが出てしまったり、先入観から誤った評価をしてしまったりすることも起こり得るでしょう。
しかしAI面接サービスを利用することで、全ての応募者に対して同じ質問・同じ深堀をするだけでなく、客観的な視点から応募者を評価するため、選考の公平性を保つことができます。
3つ目が、採用ミスマッチを防止できる点です。
AI面接サービスを利用することで、自社ですでに活躍している社員の面接データを活用して、応募者を評価することができます。
応募者の回答パターンや評価項目のスコアと、自社で活躍している社員の回答パターンやスコアに共通傾向があれば、将来的に自社で活躍してくれる人材を採用することができ、採用ミスマッチを防止することができるでしょう。
AI面接サービスの導入にはデメリットも存在します。本章では、AI面接サービスを導入するデメリットをご紹介します。
▼AI面接サービスを導入するデメリット
1つ目が、学生がAI面接に対して抵抗感を感じる恐れがあることです。
学生の中には、人生がかかっている採用面接の一部をAIに判断されてしまうことに、抵抗感や不快感を感じる場合もあります。
実際に、株式会社マイナビが行った調査によると、7割以上の学生が、「AI面接を提示された場合、受験意欲が下がる」と回答しています。
AI面接を導入する際は、AI面接を導入した目的を共有し、最終的な合否判定には採用担当者も関わっているという点を示すようにしましょう。
【参考】株式会社マイナビ『マイナビ 2026年卒 大学生キャリア意向調査4月<就職活動・進路決定>』
2つ目が、優秀な学生を見逃してしまうおそれがあることです。
AIは特定の評価基準をもとに候補者の評価を行っているため、AIが設定している評価基準以外の部分は見逃されてしまいます。
AI面接サービスを導入する際は、AIの評価データを鵜呑みにしすぎず、人間の目と併せて評価を行うことが大切です。
3つ目が、社風や企業文化とマッチしているのかの判断が難しい点です。
AIは論理的思考力や表現力などを客観的に評価することができますが、応募者が自社の社風や企業文化とマッチしているのかどうかを判断することは難しいでしょう。
優秀な人材であったとしても、自社の社風と合っていなかった場合、入社後に人間関係など
で悩み、早期離職に繋がってしまう場合もあります。
社風や企業文化とマッチしているのか判断するためにも、他の選考手法と併せて評価を行うことが重要です。
ここまで、AI面接サービスのメリットやデメリットについてご紹介しました。本章では、AI面接サービスの選び方についてご紹介します。
AI面接サービスの選び方として、機能面から選ぶことが挙げられます。
AI面接サービスにおける具体的な機能は以下のようなものがあります。自社が特に重視したい項目を明確にし、自社にふさわしいサービスを選ぶようにしましょう。
利用するAIサービスを検討する際には、料金面を考慮することも重要です。
AI面接サービスの料金体系は以下の通りです。
また、このほかにも導入時にシステム初期設定費などの初期費用や、オプション機能が発生する場合もあります。
多くのAI面接サービスでは具体的な料金が公開されていないため、利用を検討する際は各サービスのお問い合わせフォームから見積もりを依頼すると良いでしょう。
「AI面接サービスを利用したいが、できるだけコストをおさえて利用したい・・・」と考える採用担当者の方も多いのではないでしょうか。
AI面接サービスの費用を削減するポイントは主に以下の3つです。
▼AI面接サービスの費用を削減するポイント
AI面接サービスは、基本的には従量課金制や月額固定性を取り入れていますが、プラスでオプション料金がかかる場合が多いです。その際に深く検討せずオプション機能を契約するのではなく、自社がAI面接サービスを取り入れようとしてる目的や期待する効果を再度確認するようにしましょう。過剰なオプションをつけず、必要なサービスのみを契約することで、コストを削減することができるでしょう。
本章では、AI面接サービス12選をご紹介します。「AI面接サービスのサービスの選び方」の章で紹介した選び方を参考に、自社に合うAI面接サービスを選ぶ手掛かりにしていただけると幸いです。
サービス | 特徴 | 料金形態 |
SHaiN | ・「戦略採用メソッド」に基づいて公平公正な評価を実現
・フリー質問を設定が可能 |
従量課金制(初期費用ゼロ) |
PeopleX AI面接 | ・深掘りができる対話式AIでミキワメの強化につながる
・充実した管理機能を備え、面接業務の手間やコストを削減 |
要問合せ |
DuDo AI面接 | ・採用担当者そっくりのAIアバター社員が面接を実施
・リアルタイムで人に近い反応やコミュニケーションを行う ・リトライ可能な面接で応募ハードルを低減 |
要問合せ |
タレントスカウター | ・求職者の実務スキルを多面的に分析できる
・自社に合う候補者が評価結果サマリを通して一目でわかる |
サービス利用料(従量課金制)+カスタマイズ料 |
AI面接官 | ・生成AIにより上場企業における一次面接の平均レベルを超える面接を実現
・社会人基礎力・志望動機を一度に分析 ・自社に合う候補者が一目でわかる通過者確定機能 |
導入費用+サービス利用料(従量課金) |
面接サポートさくらさん | ・テンプレ質問では見抜けない「御社だけの合格基準」を設計
・カジュアル面談から選考への連携など、面接フローにも柔軟に対応 ・辞退を防ぐ内定フォローにも対応 |
要問合せ |
面談支援AIサービス | ・ベテラン面談者の評価基準や感性をコピーし、面談を定量評価
・面談動画から表情や視線、まばたきや心拍数、言語情報の特徴から複数のAIアルゴリズムが判定することで隠れた本音もわかる |
月額固定性 |
Track AI Interview | ・「思考力」「ヒューマンスキル」「ビジネスリテラシー」の3領域15項目をAIが評価
・企業独自の採用基準をもとに評価AIシステムを構築し自社専用の評価レポートを作成 |
要問合せ |
HireVue | ・録画形式にもライブ形式にも対応
・プログラミングのテストを面接中に実施することができる ・記述問題、選択式問題、画面共有問題の出題ができる |
要問合せ |
harutaka AI面接 | ・AI面接官が各応募者の特性や強みを瞬時に分析し、その人が最も能力を発揮できる質問や場面設定を動的に生成
・応募者は何度でも納得のいくまで挑戦することができる |
要問合せ |
Our AI面接 | ・質問したい内容を登録するだけでAIが自動的に求職者との会話に応じた発話内容や質問の順番を最適化する
・AI評価機能がオプション料金なしで利用できる |
月額固定性(7.5万円~) |
Zキャリア AI面接官 | ・AIによる自動深堀で選考に必要な情報をヒアリング
・第一印象や話した内容、身振り手振りなど文字起こしや動画、AIレポートをもとに確認することで精度の高い見極めが可能 |
要問合せ |
【参考】『SHain』
▼特徴
▼料金形態
▼特徴
▼料金形態
▼特徴
▼料金形態
▼特徴
▼料金形態
▼特徴
▼料金形態
▼特徴
▼料金形態
▼特徴
▼料金形態
▼特徴
▼料金形態
▼特徴
▼料金形態
▼特徴
▼料金形態
【参考】『Our AI面接 』
▼特徴
▼料金形態
月額固定性(7.5万円~)
▼特徴
▼料金形態
最後に、実際にAI面接サービスを導入している企業についてご紹介します。
キリンホールディングス株式会社では2024年にAI面接サービスをトライアル導入することを決定しました。
AI面接サービスを導入することで、選考プロセスの効率化・最適化を図るだけではなく、それ以上の付加価値の創造が実現を目指しているそうです。
具体的には、各募集コースの求める人財プールの管理やデータ分析を通じて、中長期の視点で人財マッチングの精度を高められることや、エントリー初期の段階で多くの学生と接点を持てることを期待しています。さらにフィードバック機能を利用することで学生の就職活動の支援の1つになることも期待しています。
【参考】株式会社VARIETAS『キリンホールディングスにトライアル導入決定』
【参考】NTTドコモ株式会社『DOCOMO RECRUIT NTTドコモ採用』
NTTドコモ株式会社は2026卒新卒採用より、AI面談の導入を決定しました。
導入の目的は採用選考の質の向上であり、社員の面談官よりも短い時間の中で、より多くの観点での評価ができ、人間の面談官では見つけきれない多様な価値を見出すことを目指しています。
また、あくまでもAI面談は1つのツールとして使用しており、合否の決定に使用0するのではなく、その後の選考過程(一次面接に進むか、二次面接に進むか)にのみ結果を使用しています。
【参考】株式会社NTTドコモ『【ドコモ×SHaiN】新しい選考のカタチ~AI面談始めました!~』
「採用活動の業務に日々追われている」「採用担当だけでは手が回らない」といったお悩みを抱えている新卒採用担当の方におすすめしたいのが、Matcher Scoutです。
Matcher Scoutとは、採用担当者の煩雑な業務負担を極限まで削減した新卒採用向けのダイレクトリクルーティングサービスです。OB・OG訪問アプリ「Matcher」に登録している学生の中から、採用要件にマッチした学生に弊社の担当者が代理でスカウトを送信します。
Matcher Scout をおすすめする理由
以上の理由より、工数をかけずに効率的な採用活動を行うことができます。弊社の担当者と一緒に採用活動を成功させませんか?
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詳しくは以下の資料で詳しく説明しているので、是非ご覧ください。
【サービス説明資料】3分でわかるMatcher Scout
【導入事例】運用負荷は一番少ない。「効率的」に「会いたい学生」に会えるツール
いかがでしたか。
AI面接サービスを効果的に利用して、採用活動の成功に導いていきましょう。