新卒採用コラム|マッチャースカウト

採用LPの基本的な構成内容|作成するメリットや事例を紹介|新卒採用ダイレクトリクルーティングサービス Matcher Scout

Written by Admin | Dec 26, 2024 9:32:27 AM

近年の採用活動では、多くの企業で採用LP(ランディングページ)を利用しています。この記事では、採用LPを作成するメリットや応募に繋げるコツ、構成デザイン例を紹介します。

自社で採用LPを作成する際に、ぜひお役立てください。

採用LP(ランディングページ)とは

採用LP(ランディングページ)とは企業の採用情報を1ページにまとめたものです。採用LPでは、企業の採用に対する熱意や募集要項を記載することで、求職者の応募意欲を高める効果があります。

採用サイトとの違い

採用サイトとは、「企業概要」「募集要項」「社員紹介」など、採用に関する複数のWEBページが集約されたサイトのことです。求職者が複数のwebページを回りながら企業に関する詳細な情報を収集し、認識齟齬が無いかを確認することが目的となります。企業に関しての理解が深まる情報が収集できるため、企業と求職者のマッチ度を高めることが可能です。

一方採用LPは、採用に関する特定の情報や企業の魅力を集約した1枚のWEBページで、求職者に企業の魅力を簡潔に伝え、興味を引いて応募を促すことを目的とします。企業の社風や魅力を強調することで、企業に興味を持ってくれている潜在的な求職者を顕在化することが可能です。

  採用LP 採用サイト
定義 求人に関する特定の情報や企業の魅力をシンプルかつ効果的に伝える1枚のWEBページ 企業概要、募集要項、社員紹介など、採用に関する複数のWEBページが集約されたサイト
目的 求職者に企業の魅力を簡潔に伝え、興味を引いて応募を促す 求職者が企業に関する詳細な情報を収集し、認識齟齬が無いかを確認する
効果 企業の社風や魅力を強調することで、企業に興味を持ってくれている潜在的な求職者を顕在化する 企業に関して理解を促す情報を提供し、企業と求職者のマッチ度を高める

以上のように採用LPと採用サイトは、求人に関する問い合わせや求職者からの応募を増やす目的で共通しますが、それぞれの役割が異なります。

多くの企業が採用LPを利用しているワケ

なぜ多くの企業が採用LPを作成するのでしょうか。ここでは採用LPが重要とされる点を解説します。

採用LPが重要である理由

  • 母集団を形成できる
  • 求職者の応募意欲を増加させる
  • 採用ターゲットに直接アピールできる

1|母集団形成を図れる

採用LPは、求職者が求める企業の採用情報を端的かつ効果的に伝えるためのツールです。必要最低限の情報を簡潔にまとめ、企業の魅力を最大限に発信することで、求職者が企業情報を取得する際のハードルを低くします。その結果、より多くの求職者にリーチでき、母集団形成の強化につながるのです。

また、採用LPを通じて企業のブランドイメージを向上させることも可能で、採用活動全体の成功率を高める効果が期待されます。

2|求職者の応募意欲を増加させる

採用LPでは、採用コンセプトやメッセージを通じて企業の採用に対する思いや価値観を効果的に伝えることができます。求職者はこの情報をもとに「自分もこの企業で活躍できる」と期待感を膨らませられるでしょう。

また、応募までの導線を丁寧に設計することで応募までの心理的なハードルを下げることができます。

3|採用ターゲットに直接アピールできる

採用LPは情報が要約されていながら、他の採用媒体と比べてページ遷移が少ないため求職者に視認性の高い情報提供が可能です。具体的には、求める人物像や期待する役割、募集中のポジション等の情報を強調できます。

また、企業独自の取り組みや文化を訴求することで、自社の採用ターゲットに直接アピールできるでしょう。

採用LPを作成するメリット

採用LPを作成するメリットはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは次の3つについて解説します。

採用LPを作成することで得られるメリット

  • 自社の採用情報を簡潔に表現できる
  • ページ移動による離脱を防げる
  • 複数の採用ターゲットに訴求できる

1|自社の採用情報を簡潔に表現できる

採用LPはさまざまな企業情報を1ページで表現する必要があります。そのため求職者が「結局、この企業の魅力は何か」「情報が多すぎてふわっとしか理解できなかった」といった疑問を求職者に抱かせずにアピールすることが可能です。

特に、企業の魅力や強みなど、求職者が入社する理由を端的に伝えることで企業と求職者のミスマッチを防ぐことができるでしょう。

2|ページ移動による離脱を防げる

複数のページを用いて詳細に情報を伝える採用サイトは求職者の企業理解を深めることができるでしょう。しかし、どんなにwebサイトの視線誘導を丁寧に作成しても欲しい情報がどこにあるかわかりづらいというデメリットがあります。

一方で、採用LPは1ページ内に情報が完結するので、求職者が情報の迷子になることでページから離脱することを防ぐことができるでしょう。

3|複数の採用ターゲットに訴求できる

採用LPは他の採用情報媒体よりも短時間・低費用で作成できます。そのため、新卒・中途採用やエンジニア採用など、採用ターゲット別の採用LPを作成しやすいというメリットがあります。

ただし、福利厚生など、掲載する情報が採用LPによって違うことで企業の信頼感を損なわないように注意しましょう。

採用LPを作成する際の注意点

採用LPを作成する際の注意点はどのようなものがあるでしょうか。ここでは次の2つについて解説します。

採用LPを作成する際の注意点

  • 掲載できる情報には限度がある
  • 導線設計を丁寧に作成する必要がある

1|掲載できる情報には限度がある

採用LPの最大のメリットは企業情報が簡潔に掲載されていることです。そのため、企業の魅力を全て伝えることは難しいでしょう。

1ページが長すぎるとかえって求職者の利便性を損なうことになります。制作時は全体のボリューム感を確認しながら、優先順位が低いものは掲載しないことを検討する必要があります。

2|導線設計を丁寧に作成する必要がある

採用LPを作成する目的は求職者が実際に企業の求人に応募することです。採用LPの強みである「求職者の興味の惹きやすさ」を最大限活用するために、ファーストビューから応募までの読み手の視線を自然に誘導する必要があります。

一から作成すると試行錯誤に時間がかかるため、他社の構成例を参考に自社の採用LPの構成案を練りましょう。

採用LPを人材採用に繋げる3つのコツ

採用LPを採用に繋げるにはどのようなことができるのでしょうか。ここでは、人材採用を成功させる3個のコツについて解説します。

採用LPを人材採用に繋げる3つのコツ

  • ファーストビューで訴求する
  • こまめに見直す
  • 読み手の視点から構成の流れを作る

1|ファーストビューで訴求する

ファーストビューとはユーザーがサイトを訪れた時にスクロールせずに表示される部分のことを指します。ファーストビューでは求職者がその企業に興味を示すか、それとも離脱するかを決定するほどの影響力を持っているため作成には最新の注意が必要です。求職者の目を惹く画像や心に響く採用メッセージを配置しましょう。

2|採用LPの制作に関わっていない人から意見をもらう

採用LPの構成を読み手の興味を引きやすいように練ったつもりが、思うように良い影響がでないことがあります。これは、読み手目線にたって制作したつもりが、実は製作者にとって読みやすかっただけの場合が多いです。

採用LPを公開する前に制作に関わっていない人から意見をもらい、何も知らない人が見たらどのような印象を抱くかを確認しましょう。

3|こまめに見直す

どんな企業の採用LPでも、特に作りたての頃は求職者が離脱しやすいポイントが複数隠れています。こまめに求職者が離脱する可能性があるところを仮説立てて、検証する必要があります。最初は毎週、課題となりえるところを仮説検証することで求人応募に誘導しましょう。

採用LPの制作を外注する時にかかる費用

採用LPの作成に必要な費用はどの程度なのでしょうか。ここでは、それぞれの費用相場とできることを解説します。

10万円以下

採用LPの作成のみを依頼する場合は、クラウドソーシングサービス等を利用することで、10万円以下に抑えることができます。しかし、構成案やライティングは依頼する企業側が行うことが多いです。加えて、作成後に文面や構成の修正まではサポートされないことになるでしょう。

おすすめ企業:(1)とにかくコストを抑えたい(2)いますぐ採用LPを公開したい(3)公開後の運用や改善は社内でできる方にはおすすめです。

おすすめ企業

  • とにかくコストを抑えたい
  • いますぐ採用LPを公開したい
  • 公開後の運用や改善は社内でできる

10~30万円以下

フリーランスや中規模の制作会社に依頼した際の相場は10〜30万円で、外注した際はこの値段が一般的になるでしょう。この予算では、構成案の作成からオリジナルのデザイン・コーディングまで一気通貫して依頼できます。また、原稿や素材は依頼主側で用意する必要があります。また、公開後の修正や改善については別途で費用がかかることがほとんどです。

おすすめ企業

  • オリジナルデザインの採用LPを作成したい
  • コンテンツの構成案を提案してほしい
  • 公開後の運用や改善は社内でできる方におすすめです。

30万円以上

この予算ではライティング、キャッチコピーから構成案、コーディングまでの採用LPを公開するために必要な工程全てを任せることができます。ただし、公開後の修正や改善等はオプションとしているサービスもあるので、見積もりや打ち合わせの段階でどこまでがサポート範囲なのかを明確にする必要があります。

また、60〜100万円以上で採用LPの作成を請け負うサービスもありますが、実績や運用経験が豊富な企業が多いので、予算によっては検討しましょう。

おすすめ企業

  • 効果が期待できる成果物が欲しい
  • 作成を全てプロに任せたい
  • 他者との差別化を図りたい

採用LPの構成内容

採用LPは基本的に、『ファーストビュー→企業紹介→採用情報』の流れで構成されています。このような流れによって読み手を自然に採用情報まで誘導できます。それぞれの要素内に含まれる内容は次の表を参考にしてください。

採用LPの構成 採用LPの構成内容
ファーストビュー
  • 採用キャッチコピー
  • 採用メッセージ
企業紹介
  • 事業内容(商品・サービス内容)
  • 企業理念(ミッション、ビジョン、バリュー)
  • 企業情報(社員数・平均年齢・男女比、福利厚生、売上高推移)
  • 採用情報(求める人物像、福利厚生)
  • 採用ブログ(社長メッセージ、従業員インタビュー)
採用情報
  • 求める人物像
  • 募集要項
  • 募集職種
  • 選考の流れ
  • 応募フォーム

採用LPのデザイン事例

実際の採用LPをもとにデザイン事例をみていきましょう。

ナショナルソフトウェア株式会社

ナショナルソフトウェア株式会社の採用LPでは主に定量的な数字から企業の魅力を発信しています。詳しくみていきましょう

1|ファーストビュー

この採用LPにおけるファーストビューでは、採用コンセプトとともに採用メッセージが記載されています。ここから、「これからエンジニアになりたい人」と「すでにエンジニアである人」の中でもこれからの社会を形作りたい人が自社とマッチしていることがわかります。

2|企業紹介①

ここでは、自社で働く安心感を定量的な数値をもとに求職者に訴求しています。具体的には、大手企業の案件を社内で開発しているためすでにエンジニアの人は自身のスキルアップを測ることに期待感をもつでしょう。さらに、研修制度を具体的な数字を用いて紹介することで、これからエンジニアになりたい人のキャリアパスを明確に想像できるようになっています。

3|企業紹介②

最後に自社における働き方を紹介しています。さまざまな福利厚生を数字を用いて紹介することで入社後のギャップによる早期離職を防ぐことができています。

株式会社ワークスアプリケーションズ

株式会社ワークスアプリケーションズの採用LPでは、転職者向けに社員の声を通じて自社の魅力を伝えています。詳しくみていきましょう。

1|ファーストビュー

「いま、自身の能力を生かしきれているか」という採用メッセージでは、今の現状に満足していない転職者に向けた採用LPであることがわかります。

2|社員の声

ここでは自社で働く従業員がどのようなキャリアパスを辿って自社で働いているのかを紹介しています。自社が求めているスキルを持っている人を紹介することで、同じようなキャリアをもつ人材の興味を引くことができます。

3|採用情報

採用情報では、福利厚生や連絡先を紹介しています。さらに、入社までのプロセスを紹介することで求職者の不安を軽減できます。これにより、求職者は安心して応募できるでしょう。

効果的な採用LPを作成するためには

効果的な採用LPにはどのような情報が必要なのでしょうか。ここでは、新卒の大学生と転職者が企業選びで重要視していることから採用LPで強調すべき内容を解説します。

新卒学生が興味を持っていること

HRproの調査によると新卒の学生が企業選びの際に重視している上位5つは次のものがあげられます。

  1. 社風に惹かれる
  2. 人に魅力を感じる
  3. 自己が成長できる
  4. 自分の能力を活かせる
  5. 社会貢献ができる

このように、新卒の学生は「企業の雰囲気」や「自己成長を通じた他者貢献」を重視していることがわかります。

そのため、採用LPでは「先輩社員へのインタビュー」や「研修内容」「やりがい」などを強調すると良いでしょう。

【参考】ProFuture株式会社『【25卒生の就活】業界選び/企業選びの軸や重視するポイント・基準とは? 「やりがい」や「社風」のほか、キャリア重視の傾向も』

転職者が興味を持っていること

株式会社マイナビが行った調査によると転職先を選ぶ決め手の上位5つは次のものが挙げられます。

  1. 給与が良い
  2. 生活にゆとりができる
  3. 希望の勤務地である
  4. 新しいキャリアが・スキルを身につけれる
  5. 福利厚生が整っている

このように、転職者は「福利厚生」や「キャリアパス」を重視して転職活動を行っていることがわかります。以上のことから採用LPでは「自社ならではの福利厚生」や「得られるスキルやキャリアパス」などを強調すると良いでしょう。

【参考】株式会社マイナビ『転職動向調査2024年版(2023年実績)中途採用(転職)』

採用LPのデザイン作成に参考となるサイト

最後に採用LPを作成する際に参考となるサイトを2つ紹介します。

LP ARCHIVE

LP ARCHIVEでは、PCとスマートフォン用を合わせて800以上もの採用LPが公開されています。イメージやカラーから検索できるので、自社のイメージに添ったものを参考にしてください。

【参考】株式会社Ryuki Design『LP ARCHIVE』

LP advance

LP advanveでは、カテゴリーごとの採用LPを見れるのに加えて、採用キャッチコピーも検索できます。採用LPの作成が進まなくなった際にぜひ参考にしてください。

【参考】『LP advance』公式HP

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まとめ

採用LPのデザイン構成から事例まで紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

採用LPにはたった1つの答えのような標準的なものはなく、独自に作成できるため企業の色がでやすいです。魅力的な採用LPを作成することで求職者の母集団形成を図り、応募意欲を向上させましょう。