「自社の採用要件に当てはまる学生がなかなか採用できない」
そんな悩みはございませんか?大学訪問は、母集団形成に大いに役立ちます。
本記事では企業が大学を訪問する際のポイントから、大学訪問で話す内容、メールや手土産、服装のマナーまでご紹介します。
大学訪問とは、企業の担当者が大学に出向き、就職担当者へ求人情報やアピールポイントといった企業紹介を行うことを指します。
企業が大学訪問を行う目的は、主に以下の2点です。
▼大学訪問の目的
1つ目について、大学訪問では求める学生を絞り込んでアプローチすることができます。
大学内で求人票を設置したり、学内企業説明会を実施することで、自社の採用要件に当てはまる学生にアプローチすることができます。自社が求めるスキルを持った学校に大学訪問を実施することで、質の高い母集団形成が可能です。
2つ目について、大学と継続して信頼関係を構築できれば、安定して求める学生を採用することができます。
1度大学とコネクションを作ることができれば、次年度以降も学内の就活イベント等に参加することができるでしょう。そのため、継続的に安定した母集団形成が可能になります。
続いて、大学訪問を行う時期や回数について解説します。
大学訪問を行う時期や回数について、明確に決まっているわけではありませんが、大学内での就活イベントのスケジュールに合わせて3から4回実施する場合が多いです。
大学の就活イベントのスケジュールの目安は、以下の通りです。
▼大学の就活イベントのスケジュールの目安
10月の就職活動ガイダンスや3月以降の学校内合同企業説明会の開始前に、それぞれ大学訪問を行い、大学側とコンタクトを取っておくことがおすすめです。
また、その後6月から10月頃、新卒採用が終盤に突入したころに、学生の就職活動の進捗確認や今年度の採用活動の報告とお礼、次年度の採用活動についての確認を行う機会を設けると良いでしょう。
大学訪問のアプローチ経路は、以下の3つが挙げられます。
▼大学訪問のアプローチ経路
1つ目がキャリアセンター(就職課)です。
キャリアセンターでは学生の就職・キャリア支援を行っています。
そのため、どこに大学訪問すれば良いかわからない場合や、初めて大学訪問を行う場合は、まずキャリアセンターにアプローチすると良いでしょう。
2つ目が研究室です。
すでに自社で活躍するOB・OGを輩出した研究室にアプローチする場合と、自社が求めるスキルを持つ学生がいるであろう研究室にアプローチする場合があります。
前者の場合はOB・OGに直接連絡を取ってもらうことが可能であるため、大学訪問が円滑に進みやすいでしょう。
3つ目が就職担当教授に直接連絡をとる方法です。
就職担当教授とは、学部全体における学生の就職やキャリアをマネジメントする教授のことです。就職担当教授と接触することができれば、学生推薦や求人票の受付などをスムーズに対応してもらうことが可能でしょう。
大学のOBOGに直接連絡を取ってもらうか、大学のホームページから直接アポイントをとる必要があります。
では、実際にどのように大学訪問を進めればいいのでしょうか。
ここでは大学訪問の流れについて、すぐに実践できる形でご紹介します。
▼大学訪問のやり方
まず、採用要件と合致するターゲットとなる大学を設定しましょう。
大学訪問を行う学校の種類は、以下の4つのパターンが挙げられます。
▼大学訪問を行う学校のパターン
自社で活躍する社員の出身校を中心に内定者の大学名をリストアップし、そこから2、3校選定するのがおすすめです。
一方で、自社が求めるペルソナが在籍する大学を選定する際には、まず初めに丁寧にペルソナを設定する必要があります。大学訪問を行う学校を選定する際に特に考えておくべき項目は以下の項目です。
▼大学訪問を行う学校を選定する際に特に考えておくべきペルソナの項目
上記のペルソナを考えた後で、ペルソナとしている学部や専攻、部活動が盛んに行われている大学をピックアップすると良いでしょう。また、特定の地方を中心に事業を展開しているといった場合には、その地方の大学を中心にリストアップすることで、採用に繋げやすいと言えます。
リストアップした全ての大学を訪問するには人件費などのコストが大きくなり、中途半端な関係性となる可能性が高くなります。
数よりも質を優先させることで、信頼関係の構築に注力できるようにしましょう。
先程解説したように、10月ごろからガイダンスが始まり、3月から学内の合同企業説明会が始まるため、それぞれのタイミングに合わせて訪問することがおすすめです。
しかし、大学によって就職活動に関するスケジュールが異なるため、事前に予定を調査しておく必要があります。
大学ごとに柔軟にスケジュールを組み、求人票の提出締切日など目標を立てて、自社で管理するようにしましょう。
アポイントは大学のHPに記載のある電話番号やメールアドレス、または担当教授のFaceBook、Xから連絡しましょう。
電話の場合、事前に話す内容をメモしておくことで、情報をもれなくやり取りすることができるでしょう。
▼連絡する内容
上記は必ず含めて、可能であれば大学の選定理由を添えると熱意が伝わりやすくなります。
「自社で活躍する社員〇〇名が貴学出身で、是非今年も採用したい」といったように、大学の選定時のデータを活用しましょう。
また、相手の多忙な時期や連絡の取りやすい時間帯を把握し、第一印象を損なわないようにアポイントを取りましょう。
件名:大学訪問のご依頼(○○株式会社)
○○大学
キャリアセンター ご担当者様
突然のご連絡失礼いたします。
○○株式会社 採用担当の□□と申します。
この度、2027年度新卒採用活動にあたり、貴学の学生の皆様に向けた企業説明の機会をいただきたく、大学訪問をご相談申し上げたくご連絡いたしました。
現在弊社で活躍する○名が貴学出身であり、是非今年度も採用したいと考えております。
つきましては、以下日程のうち、ご都合のよい日時をご調整いただけますでしょうか。
【訪問希望日】
・○月○日(○) 午前/午後
・○月○日(○) 午前/午後
・○月○日(○) 午前/午後
【訪問目的】
・企業概要および採用方針のご説明
・就職支援ご担当者様との情報交換
・今後の連携に関するご相談
ご多忙のところ誠に恐縮ですが、ご確認のうえご返信いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
――――――――――
○○株式会社
人事部 採用担当 □□
TEL:000-0000-0000
Email:xxxx@example.com
――――――――――
担当者:
お忙しいところ失礼いたします。
私、○○株式会社 人事部の□□(氏名)と申します。
キャリアセンターご担当の方はいらっしゃいますでしょうか。
(担当者へつないでもらえたら)
担当者:
改めまして、○○株式会社の□□と申します。
本日は、貴学を訪問させていただきたく、ご相談でお電話いたしました。
弊社では2026年度新卒採用に向けて活動を進めておりますが、現在、弊社では貴学ご出身の社員が○名活躍しており、ぜひ今年度も貴学の学生の皆様とお会いしたいと考えております。
つきましては、一度キャリアセンターご担当者様とご挨拶および情報交換をさせていただければと存じます。
つきましては、
・○月○日(○) 午前/午後のいずれかでご都合のよい日時はございますでしょうか。
(相手が日程を提示したら)
担当者:
ありがとうございます。では、○月○日(○)の○時にお伺いいたします。
当日は私、□□が訪問させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
担当者:
本日はお忙しい中、ご対応いただきありがとうございました。
よろしくお願い申し上げます。
限られた訪問時間の中で伝達事項を十分に伝えられるよう、アピールポイントや質問など事前に話す内容をまとめておきましょう。
可能であれば、事前に伝えられる情報はメールなどで共有しておくと良いでしょう。
▼初回訪問で持参すべきもの
上記のような自社のアピールができる資料を持参し、提示しながら説明すると相手が理解しやすくなります。
また、自社に所属する訪問校のOBOGを同席させることで、企業で活躍する人材の印象付けができます。
初回訪問は第一印象として大切な場であることを理解し、信頼関係を得られる工夫をするとよいでしょう。
話すべき内容についての詳細は次の章で解説します。
訪問後は、お忙しい中ご協力いただいたことへの感謝を伝えましょう。
また、大学からのメールには可能な限り早く返信を行い、疑問点を解消するようにしましょう。
メールを作成する際は、訪問時に話した内容や次回の訪問に繋がっていくような内容を記載できると良いでしょう。
長期的に信頼関係を保つために、メールでのコミュニケーションも重要となります。翌年の採用にもつなげられるよう、採用の有無に関わらず、採用活動を終えた際もお礼のメールを送るようにしましょう。
件名:大学訪問のお礼(○○株式会社)
○○大学
キャリアセンター ご担当者様
平素より大変お世話になっております。
○○株式会社 人事部の□□と申します。
昨日はご多忙の中、大学訪問の機会をいただき、誠にありがとうございました。
貴学のキャリア教育の取り組みや学生の就職活動の傾向、学内イベントの実施方法などについて丁寧にご説明いただき、心より感謝申し上げます。
また、弊社の採用方針や取り組みについてもお伝えする貴重な機会を頂戴し、心より感謝申し上げます。
弊社といたしましても、ぜひ今年度も貴学の学生の皆様にお会いできればと考えております。
つきましては、次年度の採用に向け、学内合同企業説明会や学生向け情報提供の方法について、改めてご相談させていただければ幸いです。
ご都合のよいタイミングで、再度お打ち合わせの機会を頂戴できますと幸いです。
今後とも、貴学との連携を深め、学生の皆様のキャリア支援に貢献できるよう努めてまいります。
引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
――――――――――
○○株式会社
人事部 採用担当 □□
TEL:000-0000-0000
Email:xxxx@example.com
――――――――――
接触の機会を定期的に持つことで、企業理解や関係性構築が進みます。
企業側のニーズを満たすためだけの訪問という印象にならないよう、就職活動の現状について意見交換を行えるとよいでしょう。
初回訪問ではわからなかったスケジュールを把握することで、学内イベントに参加するチャンスが得られる可能性が高まります。
それでは、大学訪問ではどのような内容を話せば良いのでしょうか。
本章では、特に初回訪問時に話すべき内容について解説します。
▼大学訪問で話すべき内容
まずはじめに、自社の概要やアピールポイントについて説明します。
その際、会社案内等を用いて1から詳しく説明するのではなく、求人票を見せた上で「自社は何をしている会社なのか」「どのような事業・働き方を強みにしているのか」について簡潔に、わかりやすい言葉で説明することが重要です。
求人票を提示しながら話すことで、大学の職員も情報を整理しやすく、何か不明点があれば質問しやすいでしょう。
次に、自社で現在活躍しているOB・OGの情報について伝えましょう。
「○○という職種で、□□学部のOBが△名活躍しています」
「○○年に入社した貴学の□□学部のOGは在学中に学んだ△を活かして活躍しています」
というように、具体的にどのような活躍をしているのかを伝えると良いでしょう。
加えて、これまでの採用実績や、前年度におけるOBOGの採用人数を伝えると良いです。
最後に求める人物像について伝えましょう。
具体的な求める人物像を伝えることで、
「マーケティング知識を持った学生を求めているなら、○○学部でイベントを行うのが良いのではないか」
などと、大学側もどのような学生にどのようなキャリア支援を行う際にアプローチできるのではないかと、イメージを膨らませることができます。
大学職員が、在籍している学生と自社とのマッチポイントを具体的に理解することができれば、友好な関係を築くことができるだけでなく、採用の成功に繋げることができるでしょう。
母集団形成の他にも、大学訪問には多くのメリットが存在します。ここでは、大学訪問を行うメリットについて、詳しくご紹介します。
▼大学訪問のメリット
一度キャリアセンターや教授との関係性を築ければ、翌年も引き続き大学訪問で得た母集団を活用することができます。
更に、大学側から自社に合った学生を紹介してもらえる可能性も高まります。
採用市場の変化の影響を受けずに、有効な母集団形成を確保することが期待できるでしょう。
学内の就活イベントには、例年参加している企業や大学に認められた優良企業が優先的に参加することができます。
大学との関係を築くことで、大学での合同説明会や大学内インターンシップといった、学内の就活イベントに誘ってもらいやすくなります。
優良企業であることを適切にアピールできれば、新規の企業でもイベントに参加できるのです。
自社に大学のOB、OGがいる場合、大学経由で学生からアプローチがもらえる可能性があります。
OBやOG訪問をする際、大学側が持つリスト経由で申し込みを行う学生がいるため、自社にOB、OGが多くいる場合はその点をアピールしておくとよいでしょう。
また、大学訪問時に提出した求人票を見て、学生から自社を見つけてもらえるケースもあります。
大学訪問は、学生に直接認知してもらうきっかけにもなるのです。
仲介企業を挟まず大学へ直接アプローチできるため、採用の成功報酬や広報費を負担せず採用活動を行うことができます。
費用としては交通費や宿泊費が挙げられますが、訪問先の大学がオンラインでの大学訪問に対応している場合があります。
その際、採用担当者の人件費のみが経費となるため、低コストで始められる可能性が高いと言えるでしょう。
2021年卒以降の新卒採用で、企業の採用活動の解禁や内定の日付を統一するといった就活ルールを廃止することが、経団連の中西会長より発表されました。
それにより、就活ルールに合わせたスケジュールから、通年採用へ切り替える企業が増えてきています。
大学訪問で年度をまたいで信頼関係が構築できていれば、自社のスケジュールを早めて他社より早くアピールすることが可能となります。
大学で直接キャリアセンターや教授と話すことで、母集団形成だけでなく、学生の生の情報を得ることが可能となります。
就職活動をする学生がどのような点に悩み、どんな活動を行っているのかを把握することは、自社のアピールポイントを検討する上で重要です。
ターゲットとなる人材に絞って動向を知ることを目的とした訪問も、採用活動を行う上で効果的となるでしょう。
ここでは、大学訪問のデメリットについてご紹介します。自社の採用方針や状況に合わせて、導入の検討材料としてご活用ください。
▼新卒採用で大学訪問を行うデメリット
定期的な訪問や信頼関係を得るための情報収集、大学との連絡などにより、採用担当者の時間的負担が大きいことがデメリットとして挙げられます。
オンラインでの訪問が可能な大学でも、直接会って話すことが信頼関係に繋がりやすいため、地方大学への訪問は特に交通費もかかります。
1〜2年かけても大きな成果が得られるとは限らないため、長期的なコストの確保が必要です。
目的が情報収集や母集団形成であるため、必ず内定承諾に至る学生が確保できるとは言い切れません。
繰り返しになりますが、年に複数回、大学を訪問して大学職員と友好な関係を築くことは非常に工数がかかります。
一方で、大学訪問を行ったからと言って、確実に採用に繋がるとは限りません。そのため、かかる工数に対して十分な効果が得られない可能性がある点がデメリットとして挙げられるでしょう。
「求めるような学生になかなか出会えない」「母集団形成がうまくいかないが、大学訪問に割り当てられる人員が不足している」といったお悩みを抱えている新卒採用担当の方におすすめしたいのが、Matcher Scoutです。
Matcher Scoutとは、採用担当者の煩雑な業務負担を極限まで削減した新卒採用向けのダイレクトリクルーティングサービス。OB・OG訪問アプリ「Matcher」に登録している学生の中から、採用要件にマッチした学生に弊社の担当者が代理でスカウトを送信します。
Matcher Scout をおすすめする理由
以上の理由より、待っているだけでは会えないような優秀な学生層にアプローチできるため、効率的に採用活動を進めることができます。
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詳しくは以下の資料で詳しく説明しているので、是非ご覧ください。
【サービス説明資料】3分でわかるMatcher Scout
【導入事例】利用チャネルの中で最も多い内定数!工数をかけなくても多くの優秀な学生にお会いできました
これまでご紹介した大学訪問のメリット、デメリットを踏まえ、大学訪問と相性が良い・悪い企業の特徴をまとめました。
▼大学訪問と相性が良い企業
▼大学訪問と相性が悪い企業
ここでは、事前準備や訪問時に意識するべき7つのポイントについてご紹介します。
基本的な流れについて理解した上でポイントを把握すれば、余裕を持って大学訪問を進めることができます。
▼大学訪問を新卒採用を成功させるためのポイント7選
限られた時間で確実に大学訪問を進めるためには、訪問する度にゴールを設定しておくことがおすすめです。
大学訪問のゴールとしては、次のようなものが考えられます。
▼大学訪問を実施するゴール
最終的なゴールに関しても同様です。
▼最終的な大学訪問のゴール
上記のように、自社が抱える課題や採用の方向性によって、ゴールを設定しましょう。
自社の社員に入社理由をヒアリングしたり、大学側が知りたい情報をピックアップしたりすることで、自社のアピールポイントを整理しておきましょう。
アピールポイントの例としては、以下が挙げられます。
▼大学訪問でアピールすべきポイントの例
またアピールポイントに沿って、大学訪問に自社の社員を同行させることも効果的でしょう。例えば、若手が裁量権を持って働ける環境ならば、若手社員に自社での経験を話してもらうことで、魅力が伝わりやすくなります。
スケジュールや窓口はもちろん、大学独自のキャリアナビといった、ターゲット大学の就職支援に関する状況を把握しておきましょう。
調べれば済む情報共有で、限られた時間を使い切ってしまうことを避けられます。
大学に関する情報を事前に知っていることで熱意が伝わり、信頼関係を築きやすくなることにも繋がるでしょう。
採用条件や待遇などを記載した求人票を作成しておくことが、大学訪問を受け付ける条件となっている場合があります。
学内の企業説明会でも必須となる可能性があるため、なるべく早い段階で作成しておきましょう。
求人票の記入密度や提出時期の早さから、採用活動や大学訪問への本気度を示すことができます。
見知った担当者とやりとりを重ねることで、大学側との信頼関係を築きやすくなります。
逆に、大学側から自社へ連絡する際に担当者が複数いると、情報共有に漏れが発生する可能性があります。
やりとりを重ねて踏み込んだ話ができるよう、訪問だけでなくメールでの連絡を含めて同一の担当者にするようにしましょう。
繰り返しになりますが、自社にマッチする人材の基準として、大学だけでなく求める人物像を設定しておくことが重要です。
例えば学部学科や文系理系はもちろん、専攻分野、その中でも得意な分野まで絞り込んでおくと、よりマッチ度の高い人材を採用しやすくなります。
アルバイト経験ならば、業種だけでなくバイトリーダーといった立場まで具体的に決めておくとよいでしょう。
性格に関しても、粘り強い性格の人材を候補とするならば、「目標を設定した上で達成のために計画を立てて行動した」というように極力具体性を持たせましょう。
大学訪問を通して大学側にはどのようなメリットがあるのかをしっかりと理解することで、効果的な大学訪問を実施できるでしょう。
企業の採用担当者は、大学訪問を通して質の良い母集団形成ができるなどのメリットがあります。しかし、自社にとってのメリットだけを考えて大学訪問を実施しても、大学と友好な関係は築けず、採用にも繋がらないでしょう。
▼大学訪問を受ける大学側のメリット
大学訪問を行う際は、相手の立場を踏まえた上で実施するようにしましょう。
最後に、大学訪問についてよくある質問についてまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
基本的に手土産は不要です。
手土産は高額であったり訪問する度に持参したりすると、かえって印象が悪くなる可能性があります。
特に国立大学では賄賂と認識され、受け取られない場合があります。
国立大学への訪問の際には求人票や企業のパンフレット、ノベルティに留めるようにしましょう。
その他私立大学などへの訪問時は、相手に遠慮させない数千円程度の手土産を選び、不自然でない頻度やタイミングを判断するようにしましょう。
大学訪問を行う際、企業の担当者はビジネスフォーマルな服装で行くと良いでしょう。基本的に黒や紺のスーツを着用するのがおすすめです。
大学訪問を行う採用担当者は、その企業の顔として大学を訪問します。そのため、相手に不快感や不信感を与えないような服装や髪型を意識しましょう。
いかがでしたか。
大学訪問ではコストを抑えて安定した母集団形成が可能となり、学生の情報収集にも適しています。
自社の採用戦略や目的を踏まえ、大学訪問を計画的に取り入れていきましょう。