会社説明会実施にあたり、「予約されているのに当日学生が来ない」「そもそも会社説明会が予約されない」と集客に課題を抱えている採用担当者様はいらっしゃいませんか?
この記事では、学生が会社説明会に来ない5つの理由と、集客で企業ができる対策について解説していきます。
現在、労働者人口の減少によって新卒採用はますます難化しています。実際、採用活動に「苦戦している」と回答した企業は55%であり、「母集団形成(応募者数の確保)」を最も課題と感じている企業は70%でした。
【参考】株式会社キャリタス『2026年卒採用活動の感触等に関する緊急企業調査』
採用難のなかでも求める人材の母集団形成ができるよう、会社説明会の集客の課題を解決していきましょう。
学生が予約したものの会社説明会に来ない、もしくはそもそも予約がされない理由は5つ考えられます。
▼学生が会社説明会に来ない本当の理由
1つずつ見ていきましょう。
学生が会社説明会を予約していたものの、当日来なかった場合に多い理由のひとつです。学生によっては就職活動で何十社もの企業の会社説明会に予約しています。
多くの予定を組んでいる学生の場合、予定が埋もれていて気がつかなかったということがあります。志望度が低い企業の場合は特に、他の企業の説明会や予定が優先されやすくなります。
志望意欲が下がったことで、予約していた会社説明会に参加しない学生も一定数います。
この場合、志望意欲が下がってしまった要因が何かが重要です。例えば学生が他社の内定を獲得した、就職活動を終了したなどの学生側の要因の場合、自社で改善して参加率が上がる可能性は低いでしょう。
しかし、自社との事前のやりとりで対応に不信感があって辞退した場合は改善する必要があります。あまりにも多くの予約キャンセルが起こった場合は、自社の対応について見直す必要があるかもしれません。
会社説明会に参加するつもりだったものの、対面開催で開催場所が分からずに参加できなかったというケースも考えられます。遅刻しないために参加をやめる学生もいるため、会場までの地図や説明を分かりやすくする必要があります。
また、学生が迷子になった場合に、社員に連絡できる緊急連絡先を伝えておくことが大切です。会場までの道にスタッフを配置することも1つの手です。
会社説明会が対面開催のみの場合だと、予約や参加をするハードルが高くなります。特に遠方から参加する学生の場合、会場までの交通費やかかる時間は予約をためらう大きな要因になります。
対面開催だけでなくオンライン開催をするなど、学生の負担を減らすことで参加しやすい会社説明会となるでしょう。
会社説明会に学生を集客するためには、まず会社説明会を開催することを認知してもらう必要があります。採用市場の現状として、有名な企業ほど会社説明会で学生を集客しやすく、知名度の低い企業は学生が集まりにくく苦戦することがあげられます。
そこで、中小企業ほど集客のためのノウハウが必要です。SNSなどの活動や、合同説明会への参加など、多くの学生に知ってもらうための戦略を立てることが大切です。
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Matcher Scoutとは、採用担当者の煩雑な業務負担を極限まで削減した新卒採用向けのダイレクトリクルーティングサービス。OB・OG訪問アプリ「Matcher」に登録している学生の中から、採用要件にマッチした学生に弊社の担当者が代理でスカウトを送信します。
Matcher Scout をおすすめする理由
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会社説明会に学生が来ない場合、企業が行うべき5つの対策について解説します。
1つ目と2つ目については会社説明会の参加率が低い場合の対策、3つ目から5つ目については会社説明会の集客を増やすための対策を紹介しています。
▼学生を会社説明会に集客するために企業ができる5つの対策
すでに会社説明会に予約をしている学生に対して、リマインドメール・電話をすることが効果的です。学生が予約したこと自体を忘れて欠席してしまう可能性を減らすことができます。
リマインドメール・電話をする効果的なタイミングは以下の通りです。
▼リマインドメール・電話をする効果的なタイミング
以上の2つのタイミングでリマインドメール・電話を行うことで参加率を高めることができるでしょう。会社説明会当日から3~5日前にはリマインドメール、会社説明会の前日には電話など使い分けてもよいでしょう。
また、リマインドメールの例文は以下になります。
▼リマインドメールの例文
件名:【リマインド】【●月●日開催】会社説明会のご案内とご確認
本文:
〇〇様
こんにちは。○○株式会社 採用担当の△△です。
このたびは、当社の会社説明会にご予約いただき、誠にありがとうございます。
開催日が近づいてまいりましたので、下記の通りご案内を再度お送りいたします。
============
■開催日:●月●日(●)●時~(約●時間を予定)
■開催方法:オンライン(Zoom)/対面(会場:〇〇)
■アクセスURL/会場情報:
→(オンラインURLまたは会場住所を記載)
■持ち物:筆記用具、メモ帳(任意)
============
当日は、当社の雰囲気や仕事のリアルをしっかりとお伝えできればと思っております。
万が一ご都合が悪くなった場合は、前日の○月○日18:00までにキャンセルのお手続きをお願いいたします。
ご不明点等ございましたら、お気軽にご連絡ください。
当日、〇〇様とお会いできるのを楽しみにしております!
――――――――――
○○株式会社 採用担当
氏名
Email
Tell
――――――――――
参加することで有利になる特典があると、その企業の志望度が高い学生が集まりやすいです。クオカードのような金券ではなく、学生の就職活動にプラスに働く特典だとよいでしょう。
例えば参加特典として以下のものが考えられます。
▼会社説明会の参加特典の例
採用サイトや予約ページを見直し、学生が会社説明会に参加したくなるような魅力付けができているか確認することも大切です。参加することによるメリットや、当日の内容などを書くとよいでしょう。
予約が少ない理由の一つとして、会社説明会のコンテンツが魅力的に感じられていないことが考えられます。学生のニーズを踏まえて会社説明会のコンテンツを検討することが必要です。
▼会社説明会のコンテンツの見直しポイント
ここからは、学生が興味を持つ会社説明会のコンテンツ内容についてデータをもとに解説していきます。
株式会社キャリタスの調査によると、学生が就職先候補として判断するために知りたい情報は、「福利厚生(住宅補助や保養所など)」が61.4%と最も高く、「仕事内容・職種」が61.4%と続く結果となりました。
▼就職先の候補として興味が持てるかを判断するために知りたい情報
【参考】株式会社キャリタス『2 月 1 日時点の就職意識調査』
この結果より、学生は特に働き方についての関心が高いことが分かります。会社説明会では実際の働き方について伝えるとよいでしょう。社員に登壇してもらい、現場社員から働き方のリアルを伝えるというコンテンツも考えられます。
会社説明会の適切な所要時間について、会場型、ライブ配信ともに「1時間~1時間30分未満」が最も多いという結果になりました。オンデマンド(録画)は最も短い所要時間が好まれ、70.9%の学生が1時間未満を選びました。
【参考】株式会社キャリタス『4 月 1 日時点の就職活動調査』
この結果より、会場型で開催する場合は1時間から2時間程度を目安に、ライブ配信の場合は1時間から1時間30分未満、オンデマンド(録画)の場合は長くても1時間未満にするとよいでしょう。
また、採用担当者が一方的に説明をするばかりだと飽きてしまう学生もいることが予想されます。そこで、質問など学生が発言できる時間があるとよいでしょう。
26卒の学生が実際に参加して印象が良かった会社説明会は、以下の通りです。
▼印象がよかった会社説明会の感想
このように、その企業で働く具体的なイメージがつく会社説明会の場合、よい印象を抱くことが分かります。
また、印象が悪かった会社説明会として以下のことがあげられました。
▼印象が悪かった会社説明会の感想
【参考】株式会社キャリタス『4 月 1 日時点の就職活動調査』
会社説明会で会社についての情報が得られない場合や、長い場合、オンライン開催の場合はカメラオンの場合に印象が下がります。端的で分かりやすい説明にすると同時に、学生と会話をする機会がない場合はカメラオフにするなどの工夫が必要です。
これらの調査結果をもとに、よい印象を与えられる会社説明会のコンテンツの例として以下が考えられます。
▼よい印象を与えられる会社説明会の例
会社説明会の集客率をアップさせるには、現在の集客方法の見直しを大切です。ここでは、2つ解説していきます。
現在会社説明会の集客で利用している集客チャネルが効果を発揮しているか、確認しましょう。例えばナビサイトの閲覧数が落ちていたり、説明会予約への導線が分かりにくかったりすると、集客にはつながりません。
アクセス状況や予約率などの数値を確認し、効果の低いチャネルには見直しや強化策を取りましょう。
現在のペルソナが適切なのかを見直すことも大切です。自社が欲しい人物像を改めて検討し明確にすることで、説明会の内容やタイトル、訴求の仕方も変わってくるでしょう。学生の関心を惹く会社説明会にするためには、学生のニーズと企業の魅力の接点を意識することが大切です。
ここからは、会社説明会の集客に使えるツールについて紹介していきます。
▼会社説明会の集客に使えるツール
ダイレクトリクルーティングは、企業が学生に直接スカウトを送りアプローチする採用手法です。従来の採用手法では学生から応募を待つ、「待ち」の採用手法でしたが、ダイレクトリクルーティングは企業自らアプローチをする「攻め」の採用手法といえます。
待っているだけでは応募が少ない母集団形成の面で課題を抱えている企業におすすめのサービスです。
「会社説明会の集客に困っている」「母集団形成がうまくいかない」といったお悩みを抱えている新卒採用担当の方におすすめしたいのが、Matcher Scoutです。
Matcher Scoutとは、採用担当者の煩雑な業務負担を極限まで削減した新卒採用向けのダイレクトリクルーティングサービス。OB・OG訪問アプリ「Matcher」に登録している学生の中から、採用要件にマッチした学生に弊社の担当者が代理でスカウトを送信します。
Matcher Scout をおすすめする理由
以上の理由より、待っているだけでは会えないような優秀な学生層にアプローチできるため、効率的に採用活動を進めることができます。
ご興味をお持ちいただけましたら、まずはお気軽にお問い合わせ・資料請求をお願いいたします!詳しくは以下の資料で詳しく説明しているので、是非ご覧ください。
【サービス説明資料】3分でわかるMatcher Scout
【導入事例】利用チャネルの中で最も多い内定数!工数をかけなくても多くの優秀な学生にお会いできました
リクナビやマイナビなどの就職ナビサイトに求人広告として企業情報を掲載することで、会社説明会の集客をすることができます。
ナビサイトの特徴として、登録している学生数が非常に多いということがあげられます。特に大手就職ナビサイトであるリクナビやマイナビは、毎年多くの学生が登録しています。大手企業や一定の知名度のある企業の場合は効率的に集客することができるでしょう。
一方で、ナビサイトは登録企業数も多いため、自社の情報が学生から見つかりにくいというデメリットもあります。
合同会社説明会は複数の企業が参加している説明会で、学生との最初の接点を持ちやすいことが特徴です。また、自社に関心の低い学生とも接点を持てるチャンスであり、認知の獲得に効果的です。
一方で多くの企業が参加しているため、ほかの企業に埋もれないよう学生へのアプローチを工夫する必要があります。
SNSは企業アカウントを作成し、自社で採用情報を発信する方法です。無料で作成することができるためコストをかけずに情報発信ができることが特徴です。
アカウントをフォローしている学生に気軽に集客することができるだけでなく、投稿が拡散されることでフォローをしていない学生からも集客が見込めます。
また、メッセージ機能やコメント機能を活用することで学生との双方向のコミュニケーションもできます。
しかし、工数がかかること、炎上のリスクがある点がSNSを利用した集客の難しい点です。SNSアカウントの担当者を決めることや、投稿前にダブルチェックをするなどの対策が必要です。
大学の就職課・キャリアセンターは各大学にあり、学生の就職活動の支援を行う場所です。大学の就職課・キャリアセンターに依頼することで、学生を会社説明会に集客することが可能です。
特徴として、ほかの採用手法を用いるよりも採用にかかるコストを削減することが可能です。さらに、大学との関係を長期的に築いていくことで、安定して学生の集客を行うことができるでしょう。
一方、大学との関係構築に時間がかかるため、すぐに結果が出る採用手法ではないことに注意が必要です。
いかがでしたか。この記事では会社説明会に学生が来ない場合の理由と対策について解説しました。会社説明会の集客が成功するために、この記事を参考にしていただければ幸いです。