近年、多くの企業がインターンシップを実施するようになり、採用活動においても重要な施策の一つになっています。そのため、自社でもインターンシップの企画を検討している採用担当者の方も多いでしょう。
一方で、
「どのように企画を立てればよいのか分からない」
「学生が自社に興味を持つような企画にするにはどうすればいいのか?」
とお悩みの方もいるかと思います。
この記事ではそんな採用担当者の方に向けて、企画の設計方法や時期・期間・場所・内容別のインターンシップの企画例、さらには学生の興味を惹く面白い企画まで紹介していきます。
インターンシップでは、実務に近い体験を行うことで学生のキャリアを考える機会を作る場所です。また、職場の雰囲気や業務内容を知り、自身に適性があるかどうかを見極める場でもあります。
企業にとっては、自社イメージの向上や優秀な学生との接点づくりにつながる重要な取り組みの一つと言えるでしょう。就活生に自社への理解を深めてもらえるだけでなく、本選考につながる母集団形成や優秀な学生層の見極めにも役立ちます。
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インターンシップを企画する上で理解するべき動向は以下の3つです。
▼インターンシップを企画する上で理解するべき動向
1つ目は新卒採用活動の早期化です。優秀な人材を早期に獲得しようと早い段階から動き始める企業が増加してきています。
株式会社キャリタスの27年卒の内定状況に関する調査によると、2026年2月1日時点で「内定が出た」と回答した学生は全体の約46.6%でした。また、2025年3月における26卒の内定率が47.7%であったことから、前年よりも約1ヶ月で採用活動の前倒しが進んでいます。
加えて、内定取得者のうち「インターンシップ等のプログラムに参加した企業から内定がでた」と回答した学生は80.2%でした。
【参考】株式会社キャリタス『2 月 1 日時点の就職意識調査〈速報〉 |』
このような背景からインターンシップの段階から母集団形成を図る企業が増えていることがわかるでしょう。
2つ目の傾向として、インターンシップの開催形式ではオンラインを活用する企業が増えています。27卒の採用活動では、学生が参加しやすいように対面・オンライン参加の選択形式を採用している企業が3割以上でした。
一方、27卒向けの採用活動では、対面のみ(WEBなし)でインターンシップを実施する企業も増えています。マイナビの27卒実態調査によると、対面のみでの開催割合は24卒の8.2%から27卒では24.6%にまで上昇し、約3倍に拡大しました。学生が職場の雰囲気や働く環境を直接体験できる「リアルな体験」に価値を感じていることが、一因と考えられます。
このように、インターンシップの開催形式ではオンライン活用が進む一方、対面ならではの体験価値も見直されつつあると言えるでしょう。企業は目的や学生のニーズに応じて、開催形式を使い分けていくことが重要です。
【参考】株式会社マイナビ『マイナビ 2027年卒 インターンシップ・キャリア形成支援活動に関する企業調査』
【参考】株式会社マイナビ『マイナビ 2027年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(中間総括)』
3つ目は採用直結型インターンシップが解禁されたことです。採用直結型インターンシップは2023年から解禁されました。厚生労働省・文部科学省・経済産業省が発表した内容は以下の通りです。
令和4年6月、文部科学省・厚生労働省・経済産業省の合意による「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」(3省合意)を改正し、大学生等のキャリア形成支援に係る取組を類型化するとともに、一定の基準を満たしたインターンシップで企業が得た学生情報を、広報活動や採用選考活動に使用できるよう見直しました。
【出典】令和5年度から大学生等のインターンシップの取扱いが変わります
この文章における「一定の基準を満たしたインターンシップ」については、「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」「高度専門型インターンシップ」の二つが該当します。
詳しくは新定義別|4類型のインターンシップの特徴・企画例で解説していますので参考にしてみてください。
インターンシップの企画の設計方法としては以下の6ステップです。
▼インターンシップの企画の立て方
それぞれ1つずつ解説していきます。
今回のインターンシップの計画を立てる前に、前回のインターンシップの振り返りをしましょう。うまくいった点、改善点をそれぞれ書き出すことで、今回のインターンシップで気を付けるべき点や改善するべき点が明確になります。
▼振り返りの例
| 良かった点 | ・インターンシップの目標エントリー数を超えた
・参加後アンケートで「企業理解が深まった」との回答が7割を超えた |
| 課題 | ・その後の会社説明会への参加率が低く、目標の75%しか集めることができなかった
・インターンシップ実施日から、次の案内メールを送るまでに期間があいてしまった |
| インターンシップの改善案 | ・企業理解が高まっただけでなく志望度も高められるように、より自社の強みを生かした企画内容にする
・インターンシップ実施後のフォローメールを翌日中に送る |
振り返りをもとに、インターンシップを実施する目的を決めましょう。①の振り返りの例では、「良かった点」・「課題」・「インターンシップの改善案」から「選考に進みたくなるように企業理解、魅力の訴求を重視する」といった目的が立てられるでしょう。
インターンシップの目的が決まったら、どんな学生にインターンシップに参加してほしいのか、ターゲットとなる学生を決めます。この際、求める人物像をもとにインターンシップのターゲットを決めましょう。ターゲットを決めるときに考えたいことは以下の2つです。
▼ターゲットを決めるときに考えたいこと
先ほど考えたインターンシップの目的に沿う学生をターゲットとして考えます。例えばインターンシップの目的が企業理解・魅力の訴求を促すことだとすると、「現時点で自社に関心の薄い、幅広い学生」をターゲットとして考えることができます。
また、インターンシップと本選考のターゲットは基本的に同じになることが多いため、会社の社風や本選考で募集予定の職種からターゲットを絞ることもおすすめです。
例えば和気あいあいとした雰囲気の職場の場合は、「明るく人と関わることが好きな学生」のように絞ることができるでしょう。
次に、訴求したい自社の魅力を決めていきます。設定したターゲットが興味を惹かれるような自社の魅力を訴求することが大切です。企業の魅力は以下の7つに分類することが可能です。
▼企業の魅力の7つの分類
以上の点から、ターゲットが興味を惹かれそうな自社の魅力を考えていきましょう。
ここまでの工程が終わったら、インターンシップの実施時期を決めていきましょう。開催時期によって、インターンシップで集まる学生層も変わります。
ポート株式会社の2025年卒を対象にした調査によると、サマーインターンシップと秋・冬インターンシップの参加目的は以下の通りでした。
▼インターンシップの参加目的の時期別比較(複数回答)
| サマーインターンシップの参加目的 | 秋・冬インターンシップの参加目的 | |
| 1位 | 企業理解のため(84%) | 本選考への優遇を得るため(92%) |
| 2位 | 本選考への優遇を得るため(74%) | 本選考に向けての練習のため(65%) |
| 3位 | 仕事内容や職種の理解のため(71%) | 企業理解のため(58%) |
まとめると、サマーインターンシップでは企業・職種理解のためにインターンシップに参加する学生が多いことに対し、秋・冬インターンシップでは本選考のための準備としてインターンシップに参加する学生が多いことがわかります。
インターンシップを実施する目的と照らし合わせながら、インターンシップの実施時期を決めていきましょう。
【参考】株式会社PR TIMES『【2025卒 就活実態調査】25卒の内定率はすでに4%。早期化が進み、インターン参加は当たり前に。』
実施時期が決まったら、プログラム内容や形式、期間などを詳細に設計していきます。
インターンシップの企画の内容を考える際、まず検討しておきたいのは構成です。ターゲットに訴求したい自社の魅力をどのように伝えることができるのか、「実施する期間」「プログラムの目的」「プログラムの形式」を踏まえてどんな構成にするかを考えていきます。
例えば、インターンシップの目的として「選考につながるよう企業理解、魅力の訴求を重視する」を設定したとします。そのためプログラムの目的は企業理解、選考につなげるために実施する時期は就職活動の初期段階の学生と接点が持てる夏(7~9月)、もしくは本選考直前となる冬(12〜2月)が考えられます。
実施する期間は自社への魅力を重点的に訴求したいため、対面の短期インターンシップの3日間と設定し、形式は実践的に体験できるグループワークと、社員から魅力を訴求できる座談会を行うとします。
そして、インターンシップの当日の流れについて書き出していきます。以下がその例です。
▼インターンシップ当日の流れの例(対面型3daysインターンシップ)
・1日目
午前の部:アイスブレイク・会社説明/事業理解ワーク
午後の部:グループワーク①(課題分析)
・2日目
午前の部:グループワーク②(施策立案)
午後の部:中間発表・グループワーク③(施策の修正)
・3日目
午前の部:最終プレゼン・社員からのフィードバック
午後の部:社員座談会・クロージング
どの時間帯に何をするのかを詳細に設計しておくことで、企画しているインターンシップがどのようなものになるかを想像しやすくなるでしょう。
最後にインターンシップを開催するまでのスケジュールと開催した後のスケジュールを立てましょう。
例えば8月に1dayインターンシップを開催する場合、以下のようにスケジュールを組むことができます。
▼インターンシップのスケジュール例
4月:インターンシップの受け入れ準備
5月〜6月:インターンシップの母集団形成・選考実施
7月:インターンシップの参加者決定
8月:インターンシップの実施
9月:インターンシップ参加者へのフォロー・早期選考への案内
インターンシップの募集から実施、評価の方法については以下の記事でも解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
【参考】Matcher Scout『企業側のインターンシップ受け入れマニュアル|準備や注意点を解説』
ここではインターンシップの種類について、夏・秋・冬の時期別に分けて説明していきます。
サマーインターンシップは7月~9月に実施されるインターンシップで、大学3年生の学生が参加します。
サマーインターンシップは学生の自社への志望度が低いことが多いですが、会社のことを知ってもらう最初の接点となります。そのため、サマーインターンシップでは短期インターンシップ・1day仕事体験を実施するなど、参加のハードルを下げる必要があります。
サマーインターンシップの企画例としては以下があげられます。
サマーインターンシップは学生の夏季休暇と重なるため、まとまった時間を確保しやすいのが大きな特徴です。この利点を活かし、単なる会社紹介に留まらず、ワークや実務体験を通じてじっくりと業界・職種への理解を深められるインターンシップを企画しましょう。
秋インターンシップは9月〜11月に開催されます。秋冬インターンシップとして開催する企業も多く、企業によっては早期選考直結のインターンシップとして開催することもあります。
この時期はサマーインターンシップを通して業界・会社理解を深めて就職活動の方向性が定まった学生も多いため、秋インターンシップでは自社への志望度が高い学生が集まりやすい一方、大学の授業と日程がかぶりやすいため、日程を多く用意するなどの対策が必要になります。
秋インターンシップの企画例としては以下があげられます。
企画例のように、秋インターンシップは1日〜3日程度の短期かつキャリア形成に役立つ内容のインターンシップを企画すると良いでしょう。
冬インターンシップは12月~2月に開催されます。冬インターンシップは早期選考直結としている企業も多く、選考参加への意欲が高い学生が集まりやすいです。この時期はより自社への理解を深めてもらえる中期インターンシップの実施がおすすめです。
冬インターンシップの企画例としては以下があげられます。
このように、本選考への優遇や企業の内容を深く理解できるようなインターンシップを制作しましょう。
インターンシップには、期間別に主に3つに分けられます。
▼期間別|3つのインターンシップ
それぞれ1つずつ丁寧に解説していきます。
短期インターンシップは短くて半日から1日、長くて1週間ほどのインターンシップのことです。半日から1日のものを1day仕事体験と呼びます。短期インターンシップ・1day仕事体験の特徴として、学生の自社への志望度は低いものの、参加人数は集まりやすいです。
実際、株式会社マイナビの調査によると、27卒の夏季休暇中のインターンシップ参加方針として、「期間が短い(半日・1日・2~3日程度)就業体験のあるプログラムを中心に参加していきたい」と答えた学生は36.5%となり、「期間が長い(5日以上)就業体験のあるプログラムに参加していきたい」と答えた学生の割合16.9%を上回りました。
一方「期間が長い(5日以上)就業体験のあるプログラム」の文理別回答割合を見ると、文系が12.4%なのに対し、理系が23.9%となっています。
このことから、短期インターンシップ・1day仕事体験は、特に文系学生に需要のある開催形式と考えられるでしょう。
【参考】株式会社マイナビ『マイナビ 2027年卒 大学生キャリア意向調査7月<インターンシップ・キャリア形成活動>』
短期インターンシップ・1day仕事体験に多いのは以下の形式です。
▼短期インターンシップ・1day仕事体験で実施されやすい形式
短い期間で完結する内容になるため、会社説明や業界説明を行うセミナー型や、複数人で課題に取り組むグループワーク型、実際に会社に来て見学する職場見学型の3つがあります。
短期インターンシップの企画案としては以下の通りです。
短期インターンシップは参加者を多く集めるために、なるべく学生の負担が少ないインターンシップを企画すると良いでしょう。
中期インターンシップは2週間〜1ヶ月ほどのインターンシップのことです。特徴として、短期インターンシップ・1day仕事体験より学生の志望度はやや高まるものの、集客の難易度もやや高まることがあげられます。
中期インターンシップに多いのは以下の形式です。
▼中期インターンシップで実施されやすい形式
中期インターンシップでは、短期インターンシップよりも期間が長いため、より実務に近いインターンシップの内容を実施します。グループワークの内容も短期インターンシップよりも複雑で難易度の高いものにすることが多いです。中期インターンシップは学生と社員との交流する機会も自然と長くなるため、学生の自社への志望度の向上が見込めるでしょう。
中期インターンシップの企画例としては以下の通りです。
中期インターンシップは課題解決型インターンシップや新規企画立案型インターンシップを開催する場合が多いです。また、業務の一部を実際に体験する業務体験を開催することで、より学生の企業理解が深まるでしょう。
長期インターンシップは1ヶ月から1年以上にわたって実施するインターンシップのことです。長期インターンシップの特徴として、学生の自社への志望度が高いものの、集客の難易度は高まることがあげられます。
長期インターンシップに多いのは以下の形式です。
▼長期インターンシップで実施されやすい形式
長期インターンシップでは、社員が行っている実際の業務に参加してもらうことがほとんどです。そのため、学生は実際に自社で働いたイメージが湧きやすく、志望度が高まりやすくなるほか、場合によっては入社につながることもあります。
長期インターンシップの企画例としては以下のものがあげられます。
長期インターンシップは社員の1人として学生を受け入れます。そのため、学生の成長につながるように、様々な経験ができることやより専門性を磨くことができるような長期インターンシップを企画するようにしましょう。
インターンシップを内容別に分けると、以下の5つに分類することができます。
▼内容別|インターンシップの種類
それぞれ1つずつ解説していきます。
業務体験ワークとは社員の業務の一部を学生に体験してもらう企画です。実際の業務を扱うため、学生は業務内容の理解や仕事の流れを具体的に理解することができます。また、企業側は、学生が業務に適性があるかを見極める貴重な機会です。
また、学生にどの程度業務を体験させるかによって内容を柔軟に変えることができます。
業務の全てを体験してもらいたい場合は中期・長期インターンシップを開催することで学生の業務理解を高めることができるでしょう。一方で、長期間開催することが難しい場合は1dayインターンシップで特定の業務のみ体験するといった手法もとることができます。
業務体験ワークの企画例としては以下の通りです。
業務体験ワークは、学生の業務理解が深まるように、実際の業務に沿った内容を制作することを心がけましょう。
事業企画・提案ワークは、ゼロから新規事業を立ち上げていくプロセスを体感してもらう企画です。新規事業を一から作ることになるため、インターンシップに参加する学生には高い論理的思考力や問題解決能力が求められるでしょう。
また、学生にとっては難易度が高いインターンシップとなるため、1日では終わらないことが想定されるでしょう。したがって複数日程で開催されることが多いです。
事業企画・提案ワークでは、学生に全てを任せるのではなく、社員から適宜フィードバックをもらう機会を作っておく体制を整えておきましょう。これにより、学生が実りある時間を過ごすことができます。
事業企画・提案ワークの企画例としては以下のものがあげられます。
事業企画・提案ワークでは正解があるようなテーマを設定するのではなく、それぞれの学生の考え方がわかるような正解のないテーマを設定するとより実りのあるインターンシップになるでしょう。
自己分析ワークは主に就活を始めたばかりの学生を対象として自身の強みや弱み、将来どうなりたいかを考える機会を提供します。就職活動を始める学生が多い大学3年生の春〜夏にかけて開催されることが多いです。
特徴として、企業説明をメインに行うのではなく、学生の就職活動を手助けするコンテンツであることです。そのため、就職活動で自己分析に悩む学生を業界問わず幅広く集客することができるでしょう。また、ワークを通して会社に興味を持ってもらえるかもしれません。
ただし、特定の学生層にアプローチしたい場合は不向きです。特定の業界に絞って学生を集客したい場合は他のワークと組み合わせて実施することで、よりターゲット層にアプローチすることができるでしょう。
自己分析ワークの企画例としては以下の通りです。
自己分析ワークは、学生の強み・弱みやキャリア設計を支援できるような内容にすると良いです。
現場受け入れ型インターンシップとは、実際の業務の現場に学生を受け入れて実施するインターンシップです。業務をリアルに体感できるため、学生にとっては業務内容や社風を理解するのに非常に役立つコンテンツになります。
インターンシップにおける採用ターゲットとしては主に理系学生を対象にする場合が多いです。これは、実務を通して即戦力として働けるかどうかを見極めるためです。企業側は学生の仕事への適性を図るという点でメリットがあるといえるでしょう。
一方で、現場で実際に働くという点から、現場との協力や事前準備が必要不可欠です。現場への負担を考慮し、計画的に企画を進めていく必要があるでしょう。
現場受け入れ型インターンシップの企画例は以下の通りです。
現場受け入れ型では、実際の業務の内容を深く体験できるインターンシップを計画すると良いでしょう。
野外フィールドワークは、学生が社外で与えられた課題に取り組む企画です。街中にある自社製品を探したり、自社の店舗や施設を見学したりといったワークを行います。
野外フィールドワークを実施している企業はあまり多くないため、競合企業との差別化を図りたい場合にはおすすめの企画です。
一方で企画の実施に向けて事前準備が必要です。社外に出るため、特に安全や情報に関するリスクの対策は怠らないようにしましょう。
野外フィールドワークの企画例は以下の通りです。
野外フィールドワークでは、実際に見たり触れたりすることでしかわからない情報を知ることができる貴重な機会です。そのため、学生が主体的に動き、現場の熱量に直接触れられるような企画を立てましょう。
インターンシップの企画を場所別に分けると以下の4つに分類できます。
▼場所別|インターンシップの分類
それぞれ1つずつ解説していきます。
通勤で通うことができる範囲で実施される対面型インターンシップは、学生の学業やプライベートとの両立を図りつつ、手軽に現場を体感することができる企画です。「インターンシップの開催地が遠いから辞退する」という事態を防ぐことができます。
また、オフィスでの対面インターンシップは社内の職場環境や社風を伝えるために効果的です。加えて、学生が自社とカルチャーフィットしているかを実際に会って判断することができるのも企業側のメリットでしょう。
対面型インターンシップ(通勤)の企画例は以下の通りです。
対面型インターンシップを企画する際には、対面でしか触れることのできない社内の雰囲気や仕事風景がわかる内容を企画しましょう。
遠方や宿泊で実施するインターンシップは企業側にとっては高コストではあるものの、学生の素の状態を見ることができます。これは、学生と社員が仕事の現場だけではなく、プライベートでも関わることになり、学生の本来の姿を見ることができるからです。
また、学生と社員のつながりが増えることから、「この人たちと一緒に働きたい」という強い動機づけが可能になります。そのため、入社後のミスマッチによる早期離職も起きづらいでしょう。
対面型インターンシップ(遠方・宿泊)の企画例は以下の通りです。
遠方・宿泊型のインターンシップは中・長期間の滞在になることが予想されます。そのため、学生同士や社員との交流を頻繁に行えるようにインターンシップのスケジュールを組むようにしましょう。
オンラインインターンシップはZoomやGoogle Meetといったオンライン会議ツールを用いて実施されるインターンシップのことです。オンラインインターンシップは時間や場所の拘束が少ないため、学生が参加しやすいインターンシップとなっています。
株式会社キャリタスによると、対面とオンラインで学生が参加しやすい曜日・時間帯を比較した結果、以下の表のようになりました。
| 曜日 | 時間帯 | 対面 | オンライン |
| 月曜 | 昼間 | 22.7% | 33.4% |
| 夕方以降 | 30.5% | 56.7% | |
| 火曜 | 昼間 | 21.7% | 32.2% |
| 夕方以降 | 30.3% | 56.2% | |
| 水曜 | 昼間 | 24.4% | 35.6% |
| 夕方以降 | 33.0% | 61.2% | |
| 木曜 | 昼間 | 21.4% | 32.6% |
| 夕方以降 | 30.2% | 57.1% | |
| 金曜 | 昼間 | 23.8% | 34.6% |
| 夕方以降 | 31.7% | 58.2% | |
| 土曜 | 昼間 | 69.4% | 76.6% |
| 夕方以降 | 60.9% | 70.0% | |
| 日曜 | 昼間 | 69.5% | 76.5% |
| 夕方以降 | 58.5% | 67.8% |
この結果から、学生が参加しやすいのはオンラインであることがわかります。また、交通費を削減できることや参加人数の枠を増やすことも可能であることもオンラインインターンシップのメリットであるといえるでしょう。
【参考】株式会社キャリタス『インターンシップ等に関する特別調査』
Web・オンラインインターンシップの企画例は以下のものがあげられます。
オンラインインターンシップでは、オンライン会議ツールを活用できる内容にすることがおすすめです。例えば、ブレイクアウトルームを活用して少人数のグループワークを頻繁に実施したり、匿名機能を活用して社員への質問・相談会を実施したりといった内容が考えられます。
対面・Web複合型インターンシップはインターンシップを対面・Webの両方で開催するインターンです。対面型インターンシップの特徴とWeb・オンライン型インターンシップの特徴の両方を兼ね備えたインターンシップとなっています。
また、インターンシップを対面・オンラインで同時に開催することで学生の多様なニーズに応えられるようになるでしょう。
例えば、「手軽にインターンシップを受けたい学生」や「会社に実際にいき、社風を肌で感じたいと考える学生」といった異なる考え方を持っている人たちに対して、幅広くアプローチできます。
一方で、複合型インターンシップの運営に関しては多くの手間がかかるため注意が必要です。
対面・Web複合型インターンシップの企画例は以下のものとなっています。
対面・Web複合型インターンシップでは、オンラインでできる内容と対面でしかできない内容を明確に区別することが必要です。例えば、座学はオンラインで実施し、実際の業務体験は対面で実施するといったインターンシップを設計すると良いでしょう。
ここでは、政府が新しく定義した4類型のインターンシップの特徴について解説していきます。
▼新定義別|4類型のインターンシップ
オープン・カンパニーは学生に対して自社や業界・職種に関する情報提供を行う企画です。半日〜1日で行われ、主に会社説明会や業界・職種説明会が行われることが多く、就職活動の序盤に位置付けられます。
なお、政府が示す新定義において、インターンシップではなく「オープン・カンパニー」と呼ばなければならないことには注意しておきましょう。
オープン・カンパニーの企画例としては以下のものがあげられます。
このように、オープン・カンパニーでは企業説明会や業界・職種理解を簡単に理解できるような企画を立てると良いでしょう。
キャリア教育は大学などが主導する授業・産学協働プログラムや企業のCSR活動の一つとして実施する企画が含まれます。
キャリア教育の目的は「自らのキャリアを考えること」です。そのため、グループワークや企画提案、短期の就業体験などを実施することが多いです。
ただし、政府の新定義ではこれらの活動はインターンシップではなく「キャリア教育」と称されます。
キャリア教育の企画例としては以下のものがあげられます。
キャリア教育では、学生が自律的なキャリア観を形成できる企画にすると良いでしょう。
汎用的能力・専門活用型インターンシップは学生が特定の職種や職務に対する理解を深めるとともに、実務を通して自身の汎用的能力や大学等で培った専門性を向上させることを目的に実施されるインターンシップです。
また、厳密には汎用的能力活用型インターンシップと専門活用型インターンシップに分けられます。それぞれの違いについては以下の表を参考にしてみてください。
| 汎用的能力活用型インターンシップ | 専門活用型インターンシップ | |
| 対象 | 大学3・4年ないし修士1年・2年
(分野や専攻を問わない) |
大学3・4年ないし修士1・2年
(特定の分野に対して専門的な知識を持っていること) |
| 目的 | 「自身の能力の見極め」や 「評価材料の取得」 | |
| 就業体験 | 必須(5日間以上) | 必須(2週間以上) |
| 実施時期 | 夏休み・冬休みなどの長期休暇期間 | |
汎用的能力・専門活用型インターンシップの企画例は以下の通りです。
このように、実務を通して学生の能力や専門性を高められるようなインターンシップを企画するようにしましょう。
高度専門型インターンシップは大学院の修士・博士過程を対象により専門性を重視した就労体験を行う企画です。実施期間は2ヶ月以上であり、学生の長期休暇の時期に実施されることが多いです。
専門性の高い就業体験であるため、学生と企業のマッチングを詳細に図ることができます。例えば、業務への適性度や求める知識・スキルの有無・社風とのマッチ度といった情報を得ることができるでしょう。
高度専門型インターンシップの企画例としては以下のものがあげられます。
高度専門型インターンシップでは、現場の未解決問題をテーマに据えることで学生はより成長することができるとともに、自社の技術革新を促進させることが可能になるでしょう。
ここでは、業界別にインターンの企画例を一覧表でご紹介します。自社の業界ならではの企画例を参考にしてみてください。
| 業界名 | 企画例 |
| メーカー | ・新商品の企画立案
・製造現場の見学 |
| 商社 | ・営業職の業務体験
・新規開拓ワーク体験 |
| 金融 | ・M&A業務体験
・金融商品開発体験 |
| 小売 | ・店舗を想定した実務体験
・販売戦略の立案 |
| サービス | ・コンサルティング:クライアントに施策提案
・不動産:賃貸仲介事業体験・街づくり企画立案 |
| インフラ | ・鉄道:旅行プランの作成・運転体験 |
| IT・通信 | ・プログラミング体験
・データ分析、ウェブサイト改善施策立案 |
| 広告 | ・商品の広告企画立案
・プロモーション企画立案 |
| 出版 | ・編集者体験
・書籍の新規企画立案 |
| マスコミ | ・新聞社:取材体験
・テレビ:AD、監督体験 |
続いて、学生の印象に残るユニークなインターンシップを実施した企業事例を5つ紹介していきます。ユニークな企画を立てたい採用担当者様はぜひ参考にしてください。
▼ユニークなインターンシップ企業事例
株式会社電通は国内最大の広告代理店で、インターンシップとして「アイデアの学校」を実施しています。「アイデアの学校」は、アイデアの出すコツ、使い方、磨き方を教える8日間のインターンシップです。
▼コースの種類(2024年実施)
【参考】株式会社電通『電通インターンシップ アイデアの学校 2024』
株式会社タイミーはスキマバイトサービスを運営する会社で、インターンシップとして「次世代経営会議」を実施しています。「次世代経営会議」は、企業理解を深めながら、タイミーの今後を考える3日間のインターンシップです。
厳しい選考を勝ち抜いた少人数の優秀な学生とともに、タイミーの事業創造プロセスを理解するプログラムです。賞金は総額200万円で、MVPチーム、MVPプレイヤーそれぞれに100万円となっています。
株式会社ノースサンドはコンサルティングファームで、「キャンプインターンシップ」を実施しています。「キャンプインターンシップ」は、コンサル×キャンプと銘打ち、自然の中でのワークを通して行われる、2日間の「最強のコンサルタントをつくる体験型インターン」です。2024年は8月に1泊2日で行われました。
【参考】株式会社ノースサンド『ノースサンド、2026年度「キャンプインターンシップ」募集開始のお知らせ』
株式会社ファーストリテイリングは、「ユニクロ」などを運営しているアパレル企業で、インターンシップのひとつとして「GLOBAL STUDY PROGRAM」を実施しています。「GLOBAL STUDY PROGRAM」は7日間の海外渡航型プログラムで、2025年度はニューヨークに渡航する予定です。
現地調査や現場社員との議論を通して経営課題を見出し、解決策を立案します。大学1年生から参加可能のため、将来国際的に活躍したい多くの学生が参加するプログラムです。
【参考】株式会社ファーストリテイリング『GLOBAL STUDY PROGRAM New York渡航型プログラム』
TBSホールディングスは総合メディアグループで、テレビの放送や映像制作など幅広い業務を展開している企業です。そのなかでも多様な内容があるTBSテレビのインターンシップのひとつに、「バラエティ制作塾」があります。
「バラエティ制作塾」では、TBSテレビの人気バラエティ番組の制作現場で約2週間AD業務を体験することができます。TBSバラエティ制作塾【講習編】に参加した学生のみ参加できるため、学んだことを実践できるインターンシップです。
学生が興味を持つ企画設計のコツとして、以下の4点があげられます。
▼学生が興味を持つ企画設計のコツ
株式会社キャリタスの調査によると、インターンシップ等に参加してよかったこととして「興味のある業界について知識や理解が深まった」が74.8%と最も多い結果となりました。
▼インターンシップ等に参加してよかったこと
【参考】株式会社キャリタス『2027卒・9月後半時点の就職意識調査 ~キャリタス就活 学生モニター2027(2025年10月発行)』
この結果より、業界理解や社員との交流、実務に近い内容にすることが学生の満足度を高めることにつながることが分かります。
社員・チームメンバーと頻繁に交流できるようにインターンシップを企画すると良いです。
前述した通り、学生がインターンシップに参加してよかったこととして「他の学生や社員との交流」が上位にきていることがわかります。このことから、学生側は他の人との交流ができるようなインターンシップを求めていることがわかるでしょう。
では、どのように学生や社員と交流できるような企画を作れば良いのでしょうか。交流の機会を増やすための方法としては以下のものがあげられます。
▼社員やチームメンバーとの交流を増やすための方法
このような方法を用いて、社員やチームメンバーと頻繁にコミュニケーションが取れるようなインターンシップを設計していきましょう。
インターンシップの運営状況はインターンシップの企画段階から考慮しておくと良いです。
例えば、インターンシップを無事に開催できたとしても「進行が不慣れである」「予定時間内に終わらない」といった場合、学生はインターンシップに対して不満に感じてしまうのではないでしょうか。
こうした事態を防ぐためにも、インターンシップを運営する人数やコストなどあらゆる運営状況を考慮した上で学生にとって魅力的なインターンシップを設計するようにしましょう。
株式会社キャリタスの同調査によると、インターンシップ等に参加して不満に思ったこととして「内容が難しすぎた/簡単すぎた」が29.8%と最も多い結果となりました。
▼インターンシップ等に参加して不満に思ったこと
企画内容の難易度が学生と合っていないと仕事のイメージが掴みにくく、学生の満足度も下がりやすくなります。企画した内容の難易度が学生にとってちょうどよいものか把握することは難しいですが、インターンシップ後にアンケートを実施するなどして、よりよい企画内容になっていたかどうか、定期的に見直すことが大切です。
【参考】株式会社キャリタス『26卒学生の9月後半時点の就職意識調査 ~キャリタス就活 学生モニター2026調査(2024年10月発行)』
ここでは、企画代行会社を3社ご紹介します。
▼企画代行会社3社
株式会社セイルはインターンシップの企画制作を行っており、実際の就業に近いインターンシップ体験が可能です。
【参考】株式会社セイル 公式HP
株式会社ネオキャリアは10,000社を超える採用支援実績を踏まえてインターンシップの企画立案を行うサービスです。
【参考】株式会社ネオキャリア 公式HP
株式会社エイムソウルは、インターンシップに必要なワークキットや台本、スライドなどをまとめたインターンパックを販売しています。
1ヶ月:11.4万円~
【参考】株式会社エイムソウル 公式HP
「インターンシップ企画を立案したものの、母集団形成がうまくいかない」「インターンシップで求める学生と出会えない」といったお悩みを抱えている新卒採用担当の方におすすめしたいのが、Matcher Scoutです。
Matcher Scoutとは、採用担当者の煩雑な業務負担を極限まで削減した新卒採用向けのダイレクトリクルーティングサービス。OB・OG訪問アプリ「Matcher」に登録している学生の中から、採用要件にマッチした学生に弊社の担当者が代理でスカウトを送信します。
Matcher Scout をおすすめする理由
以上の理由より、待っているだけでは会えないような優秀な学生層にアプローチできるため、効率的に採用活動を進めることができます。
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いかがでしたでしょうか。
この記事では、27卒のインターンシップで学生の興味を惹く企画例について定番から面白い事例までご紹介していきました。27卒のインターンシップに向けてぜひこの記事を参考にしていただければ幸いです。