就職活動を行う学生は、第一志望の企業から内定を貰えなかったことを想定し、複数社にエントリーすることがほとんどです。
就職みらい研究所が27年卒の就活生に対して実施した調査によると、2026年3月時点での内定取得企業数の平均は1.92社に上ることがわかっています。
複数ある内定の中から自社への入社を決めてもらうためには、内定者フォローを行い、自社の魅力づけをすることが必須です。
そこで、おすすめの内定者フォローが内定者懇親会です。では、学生の入社意欲が高まるような内定者懇親会を行うためには、どのような内容で、何に気をつければよいのでしょうか。
本記事では、内定者懇親会の準備から当日の進め方、入社意欲を高めるポイントなどについて解説していきます。
【参考】株式会社リクルート『2027年卒学生 就職内定率調査(2026年3月1日時点)』
内定者懇親会とは、内定者同士または内定者と社員が親睦を深めるために開催されるものです。内定者の不安を解消し、内定辞退を防ぐ内定者フォローの一環として行われます。
株式会社キャリタスが26年卒の学生に対して実施した調査によると、内定者懇親会を実施した割合は74.4%でした。また、内定者懇親会の実施形式は企業によって異なり、グループワークや食事会など様々です。
【参考】株式会社キャリタス『2026 年卒採用 内定動向調査』
内定者懇親会は数か月ごとに定期的に行うことが一般的です。内定者懇親会を行うべき時期としては、以下のようなタイミングが挙げられます。
▼内定者懇親会を行うべきタイミング
就職活動の早期化が進む現在、内々定を出してから実際に入社するまで半年から1年以上期間があくケースが多いです。そのため、定期的に内定者懇親会を実施することで、内定者の内定辞退を防ぎ、入社意欲を高めれれるようにしましょう。
懇親会と似たような言葉で「懇談会」があります。懇親会は親睦を深めることを目的としており、リラックスした雰囲気で行われますが、懇談会は特定の議題やテーマに関して意見交換を行い、最終的な結論を導き出すものです。
「内定者懇親会を実施しても内定辞退が発生してしまう」とお悩みの採用担当者の方はいませんか。内定辞退が発生してしまう原因の一つとして、母集団形成で自社にマッチした人材を集められていないことが考えられます。
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それでは、なぜ企業は内定者懇親会を行うべきなのでしょうか。詳しく解説します。
▼企業が内定者懇親会を行う目的
以下で詳しく解説していきます。
内定者懇親会を実施することは、内定辞退の防止にも効果的です。
マイナビが実施した調査によると、「内定者辞退対策として効果があったと感じたものは何ですか?」という質問に対する回答は以下のようになりました。
ここから、内定者懇親会は内定辞退に最も効果がある内定者フォローであると言えるでしょう。
【参考】株式会社マイナビ『マイナビ2026年卒企業新卒採用活動調査』
内定者懇親会では今後一緒に働く同期と交流することができるため、入社前から仲間意識を育むことができます。
初めて社会に出て働く学生は「本当にこの会社で良いのだろうか」「人間関係がうまくいくだろうか」と不安な気持ちを抱えています。特に入社後の人間関係がうまくいかないと早期離職に繋がりかねません。
実際にエン株式会社の調査では、早期離職の原因として「仕事内容のミスマッチ(57%)」の次に「人間関係の問題(35%)」が挙げられています。
そのため、内定者懇親会を通して将来の同期となる内定者と交流を深めることで、不安な気持ちを和らげ、入社に対して前向きな気持ちにさせることができるでしょう。
内定者懇親会は内定者同士の交流だけでなく、先輩社員との交流を通して、内定者の企業理解を促すことが可能です。
多くの学生は社会人経験が乏しく、その企業について実際にどのような仕事をするのか、解像度が低いことが多いです。
そのため、内定者懇親会において先輩社員から話を聞いたり、内定者向けの説明会を行ったりすることで企業理解を深め、入社意欲の向上が期待できるでしょう。
内定者懇親会で内定者とカジュアルに会話することで、内定者の性格や適性を把握することができるでしょう。
採用面接では伝わりきらない内定者の性格や長所を知ることで、入社後どのようなチームでどのように活躍できそうか理解することができます。
内定者懇親会の参加率を高めるためには入念な準備が必要となります。ここでは、学生の参加率を高めるための内定者懇親会を実施するまでの流れを解説していきます。
▼参加率を高める内定者懇親会を実施するまでの流れ
以下で詳しく解説していきます。
まずは内定者懇親会を実施する目的を明確にしましょう。目的を明確にすることで、その目的に沿ったプログラムを企画することができます。
例えば、内定者同士の交流を重視したいのであれば、グループワークをメインとしたプログラムを設計すると良いです。他にも、内定者に会社をさらに深く理解してもらいたいのであれば、先輩社員との座談会や会社説明会といったプログラムを行うことが考えられます。
内定者懇親会を実施する目的を明確にし、その目的とブレないプログラムを作成するようにしましょう。
内定者懇親会を準備していく中で「どういったプログラムを企画すればよいかわからない」といった事態に直面することもあるでしょう。そういった場合は内定者に対して事前にアンケート調査を実施すると効果的です。
アンケート調査を実施することで、学生が内定者懇親会を通してどのようなことを知りたいのかが明確となるため、学生のニーズに合ったプログラムを企画することができるでしょう。
内定者懇親会を実施する目的や内定者のニーズを調査できたら、それをもとにイベント内容の概要を企画していきましょう。内定者懇親会の企画にあたって検討するべき内容は以下の通りです。
▼内定者懇親会のイベント内容の企画で検討すること
まずは、「いつ」開催するのかについて考えます。内定者懇親会は何回開催するのか、それぞれどの日程で開催するのかについての予定を立てましょう。日程を決める際は、大学のテスト期間に被らないようにするなどの注意が必要です。
▼試験や学校行事で多い日程
企画内容については、「内定者の緊張をほぐしたい場合は、内定者懇親会の内容もできるだけカジュアルに」「自社への理解度を深めたい場合は、グループワークなどを行う」など、各内定者懇親会のゴールにしたがって内容を企画していきます。
詳しいコンテンツ内容については「内定者懇親会の企画7選」の章でご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
企画内容が決定したら、細かい準備に移っていきます。事前に準備するべき内容は以下の通りです。
▼事前に準備するべきこと
実施する会場の予約を行います。予約の際は学生の参加人数に合わせた会場を選びましょう。少人数の内定者懇親会を実施するなら社内の会議室やラウンジ、大人数で実施するならイベントホールや外部の施設を借りるといった手段をとると良いでしょう。
なお、外部の施設を利用する際は早めの予約をするようにしましょう。
会場が決まったら、必要な機材や備品、参加する社員を集めていきます。機材や備品の準備に関して、特にオンライン開催の場合はカメラやマイク、会議ツールのダウンロードが必要になるため、入念に準備するようにしましょう。
また、内定者懇親会では既存社員との交流も重要になってきます。その際に、既存社員の中に学生のロールモデルとなるような社員がいると、内定者の入社へのモチベーションが向上します。協力が必要な社員に積極的に呼びかけ、日程を調整してもらうようにしましょう。
準備が整ったら内定者にメールを送信し、内定者懇親会への出欠をとりましょう。メールでは、基本的に以下の5点について伝えます。
▼内定者へのメール送信で送る項目
内定者に対して服装などを伝えておくと、参加への心理的ハードルが下がります。 特に指定がない場合でも、その旨を伝えましょう。以下は、内定者へ送る内定者懇親会への招待メールの例文です。文章作成時の参考にしてみてください。
▼内定者懇親会への招待メール例
〇〇さん
お世話になっております。 △△株式会社新卒採用担当の××です。
内定式から約1ヶ月が経ちましたが、いかがお過ごしでしょうか?
この度、内定者同士また弊社社員との親睦をぜひ深めていただきたいと思い、下記日程で内定者親睦会の開催を決定しました!
内定式には来られなかった社員の参加も予定しておりますので、弊社のまた新たな一面も見られるのではないかと…!
日程:2021年11月5日(金)18:00~20:00
場所:オンライン(URLは前日までに共有します)
服装:リラックスできるラフな格好
内容:簡単なゲームの後、少人数のグループに分かれて社員とのざっくばらんな交流を想定しています。
ご自宅に食事などのお楽しみセットをお送りしますので、ご飯を食べながらカジュアルにお話ししましょう!
◯月◯日までに参加の可否についてご連絡いただけますと幸いです。 また〇〇さんとお会いできること、楽しみにしていますね!
△△株式会社 新卒採用担当 ××
入社直前の2月や3月に内定者懇親会を実施する場合、成績・卒業証明書、健康診断の結果といった持ち物が必要になる場合もあるでしょう。その場合はメールに持ち物として記載し、なるべく早く学生に伝えておくと良いです。
主に行われている内定者懇親会のイベント内容はどのようなものでしょうか?ここでは、代表的な7つの例をご紹介します。
▼内定者懇親会の企画7選
以下で詳しく解説していきます。
内定者懇親会として最も主流なのが、食事会です。 夜に開催されることが多く、お酒が伴う場合が多いです。ざっくばらんに雑談から就活や就業に関する悩み相談などを話しやすく、内定者の緊張もほぐしやすい環境が作れます。
▼こんなときにオススメ
交流会では、ゲームを行ったり、テーマを設けて座談会を行います。
▼交流会の実施形態
内定者の相互理解を深めるため、簡単なゲームや座談会などを行います。学生に対し、入社後一緒に働くであろう仲間と知り合いになる機会を与えることができます。
実際に、内定者懇親会に参加するメリットとして「入社後に同期になる人と知り合うことができた」点を挙げている学生も多いです。同期の知り合いを増やすことで、入社前の不安を解消することができます。
▼こんなときにおすすめ
先輩社員との交流会で企業理解を深めるため、学生から質問してもらう形式の座談会を開いたり、簡単なディスカッションを行います。内定者と年齢の近い若手社員を配置することで、学生に入社後に働くイメージを抱かせる効果も期待できます。
実際に、入社後に先輩となる社員と知り合っておくことで、入社前の不安が解消されたと感じている学生もいるようです。
▼こんなときにオススメ
学生にとって、経営陣と交流できることは貴重な経験となるでしょう。経営陣が会社にかける思いや今後のビジョンを説明会や座談会を通して学生に伝えることで、「この人たちのもとで働きたい」という会社への帰属意識を高めることにつながるでしょう。
▼こんなときにおすすめ
内定者同士の理解や、企業理解を深められるような課題を設定し、グループで作業を進めていきます。
完成した内容を、既存の社員などに向けて発表する場を設けると、社内メンバーに対してどのような内定者がいるのかを知ってもらえます。グループワークで行った内容は、その後の内定者同士や社員との交流において、話のきっかけやネタにもなりやすいです。
▼こんなときにオススメ
BBQや球技大会など、社内で行われるイベントに内定者を招待します。
食事会やグループワークでは内定者対社員の交流が多いですが、社内イベントでは社員対社員の交流も行われます。社員同士のコミュニケーションを内定者が見ることによって、より社内の雰囲気を掴みやすくなるでしょう。
この時、社員と内定者が分離しないように、積極的に内定者に対して声をかけ、社員との交流のきっかけを作るなどの意識が必要です。
▼こんなときにオススメ
内定者を実際に働くオフィスへと案内します。新しい場所へ訪れることは、大抵不安を伴います。入社後に通う場所へと事前に訪れることで、内定者のもつ不安を取り除くことに繋がります。
社員が働く様子も間近で見られるため、働くイメージも湧きやすくなるでしょう。
▼こんなときにオススメ
コロナ禍の影響や、対面実施が難しい場合にはオンラインでの交流会がおすすめです。
Zoomなどのweb会議ツールを使用することで、顔合わせや簡単なゲーム、リモート飲みなどを実施することができます。
▼こんなときにオススメ
内定者向けに詳しい会社説明会を実施することもおすすめです。
選考中の会社説明会では、選考についての説明が多くなってしまいがちです。また、就活生に対しては社内の詳しい内容を説明することは難しい場合もあるでしょう。
内定者懇親会において内定者向けに改めて会社説明会を行い、詳しい事業内容や社内制度、福利厚生を説明することで、入社意欲を高めることができます。
▼こんなときにオススメ
ここから、内定者懇親会を盛り上げるミニゲーム例を5つご紹介します。全て対面・オンラインのどちらでも使える企画案となっているので、是非参考にしてください!取り上げるミニゲーム案としては、以下5つです。
▼内定者懇親会を盛り上げるミニゲーム例5選
以下で詳しく解説していきます。
自己紹介の途中で単語の一部のみを口パクにしてもらい、口パクの部分を他の参加者に当ててもらいます。
例)「好きな食べ物は、...(口パク)です。」「趣味は…(口パク)をすることです。」
初対面同士が集まる内定者懇親会で、初めに行うアイスブレイクとして気軽に使える自己紹介です。
3~7名ほどのグループに分かれて、24時間以内に起きた自分にとって「よかったこと(Good)」や「新鮮だったこと(New)」を1人ずつ報告し合います。オンライン実施の場合には、グループ毎にブレイクアウトルームを作成しましょう。
例)「昨日の夜、卵を割ったら卵が2つ入っていました!」「好きな俳優さん主演の映画公開が決定しました!」
そして、1人ずつ発表が終わるごとに拍手を送ります。ポジティブな内容を発表し合うことで、明るい雰囲気を醸成できます。
絵しりとりは、絵のみで単語を表現して、言葉をつなげていくゲームです。通常のしりとりと同様に「ん」で終わる単語を使用したプレイヤーが負けとなります。
オンラインで実施する際は、パソコンに搭載されているお絵かきツールなどを使用すると、紙とペンで絵を書くときよりも難易度が高くなるためオススメです。
また、絵を書く制限時間を設けると、ゲームに緊張感が生まれ、進行もスムーズになりやすいです。
プレイヤーのみがお題を見て、それを体の形や動きで他の参加者に表現します。プレイヤー以外は何がお題なのかを当てていくゲームです。お題を当てた参加者が次にプレイヤーとなり、順番を回していきます。
オンラインで実施する際には、お題を共有する際、Zoom上の個人チャット機能を使用すると、他の参加者に知られずプレイヤーのみにお題を共有することが可能です。
企業理解や、内定者同士・社員との交流を深める上でクイズ大会はおすすめです。自社の商品が生まれた背景や、社員自身に関するお題でクイズを行えば、参加者同士が楽しみながら自社理解を深めることができます。
例)「若手3年目の山田さんが飼っている猫の名前は? 1.タマ 2.ミケ 3.ブチ」
「わが社の最新商品は次のうちどれ? A.○○ B.△△ C.□□」
ここでは、内定者懇親会がどういった流れで進んでいくのかについて1つずつ解説します。
▼内定者懇親会の当日の流れ
以下で詳しく解説していきます。
最初に、社員から参加者に参加のお礼を伝え、挨拶をします。内定者がリラックスして参加できるよう、堅苦しい挨拶などは避けたほうが無難です。このとき、内定者懇親会の目的や簡単な流れについて伝えておくと、参加する内定者は安心して参加できるでしょう。
内定者同士の懇親会、社員を交えた懇親会の場合も、まずはお互いに自己紹介をしていきます。このとき、学生の緊張を和らげるために社員から先に自己紹介を行うと良いでしょう。
また、自己紹介では名前や大学を話してもらうだけでなく、参加者の性格や普段の様子が垣間見えるようなトピックを追加すると場が和みやすくなります。
例えば、「今週1週間でうれしかったことは?」「残りの大学生活でやりたいことは?」など、参加者にとって身近なテーマだとよいでしょう。
自己紹介で場が和んだあとは、グループワークやオフィスツアーを行います。グループワークではグループの協力が必要になる企画やミニゲームを行います。内定者の絆を深めるだけでなく、内定者同士の相性や適性を見る場としても効果的です。
グループワークを実施する際は、4人前後の人数でグループを割り振ると参加者同士で話しやすくなるでしょう。
またオフィスツアーでは、社内見学を通じて内定者に入社後の働くイメージを持ってもらいます。この際、先輩社員と一緒にオフィスを回り、親しみやすい雰囲気を作るように心がけると良いでしょう。
社員との座談会を実施します。内定者の抱えている不安を解消できる良い機会です。ここで不安や疑問点を解消することが、入社意欲の高まりにつながるでしょう。
社員との座談会のときは、内定者の配属先がすでに決まっている際は配属先の現場社員、まだ決まっていない場合は配属される可能性の高い部署の現場社員に参加してもらいましょう。
また、若手社員やベテラン社員まで、幅広い年齢層の社員に参加してもらうことで内定者の聞きたい疑問点が解消しやすくなります。
懇親会の最後は内定者同士、内定者と社員での食事会・交流会を行うと良いでしょう。食事を通して、内定者同士の交流が深められる場だけでなく、社員にさらに質問ができる場とすると有意義な時間となります。
食事を用意する場合、事前に参加者にアレルギーがないか確認しておきましょう。
オンライン開催の内定者懇親会で食事会を行う場合は、飲食物の購入費用を支払うことや飲食料品を届けられるサービスなどを活用することで、内定者は自宅から気兼ねなく楽しめるでしょう。
食事会は懇親会の最後となることも多いです。食事会で参加者に楽しんでもらい、懇親会、そして自社への良い印象をつけるためには話しやすい雰囲気づくりをつくるなどの工夫も必要です。
内定者懇親会の最後には締めの挨拶を行い、今後の連絡を実施します。
今後の連絡では、入社前までに準備しておくべきことや課題、次回の内定者懇親会やイベントに関する案内を実施します。情報の抜け漏れがないように学生に対して明確に連絡しておくようにしましょう。
内定者懇親会を実施したあとには内定者へのフォローや振り返りを行うことが重要です。ここでは、その方法について以下の4つを解説します。
▼内定者懇親会を実施した後にするべきこと
以下で詳しく解説していきます。
内定者懇親会に参加した学生に対するお礼と次回のイベントに関するメールを送るようにしましょう。これを実施することで学生は会社が常に寄り添ってくれているという特別感を感じ、さらに入社意欲を向上させることができます。
なお、参加した学生へのお礼メールは内定者懇親会終了後、なるべく早く送るようにしましょう。
「どういったお礼メールを送ればよいのかわからない」とお悩みの採用担当者の方に弊社でお礼メールのテンプレートを作成しました。このテンプレートを参考に、学生へのお礼メールを作成してみてください。
▼お礼メールのテンプレート
件名: 【株式会社〇〇】内定者懇親会へのご参加ありがとうございました
本文: 〇〇様
株式会社〇〇 採用担当の〇〇です。 昨日はお忙しい中、内定者懇親会にご参加いただき誠にありがとうございました。
昨日の懇親会では、〇〇さんと直接お話しすることができ、改めて弊社を選んでくださったことを大変嬉しく感じております。
懇親会を通じて、弊社の社風や共に働く仲間の雰囲気が少しでも伝わっていましたら幸いです。
さて、本日は今後のスケジュールと、次回の内定者限定イベントについてご案内させていただきます。
次回イベントのご案内:若手社員との座談会
「実際に働くイメージをより具体的に持っていただく」ことを目的として、入社1〜3年目の若手社員とのオンライン座談会を開催いたします。
詳細は改めて、開催の1週間前にマイページおよびメールにてご連絡いたします。
内定期間中、不安なことや確認したいことがあれば、いつでもお気軽に本メールへ返信、またはお電話にてご連絡ください。 〇〇さんと一緒に働ける日を、社員一同心より楽しみにしております。
今後ともよろしくお願いいたします。
株式会社○○新卒採用担当××
内定者懇親会に参加してくれた学生へのフォローだけでなく、不参加の学生に対しても忘れずにフォローを行うようにしましょう。
内定者懇親会に参加できなかった学生の理由として、他の用事と重なってしまったり、大学の授業の関係で参加できなかったりすることが考えられます。
そういった学生に対して次回のイベントや連絡を何もせずにいると、学生は企業に対して不満を感じてしまうでしょう。
一方で、「適切なタイミングで内定者フォローを行えないと志望度を下げてしまう」という焦りから内定者に懇親会への参加を強いると、結果的に心理的ストレスを与え、内定辞退に繋がりかねません。
こういった事態にならないように、不参加の学生に対しても次回のイベントや内定者懇親会の案内を送るようにし、不参加の理由に関して追求しすぎないようにしましょう。
参加してくれた学生に対しては参加後にアンケートを実施しましょう。アンケートを実施することで、次回の内定者懇親会で取り入れるべき点や改善点が見えてくるからです。
なお、アンケートでは学生の負担も考えて選択式の質問に絞ったり、2〜3問の記述式の質問に絞ったりといった工夫を行うと良いでしょう。
学生側と運営側の両方の視点から今後の改善点を洗い出していきましょう。参加した学生に対して実施したアンケートを通して、参加者が良かったと感じた点や改善して欲しいと思った点を整理することができます。
また、内定者懇親会を実際に運営していく中でやりづらかったことやトラブルが起きてしまったことも列挙すると良いでしょう。
このように学生側と運営側の両方の視点から内定者懇親会の改善点を洗い出し、次回へと繋げていくことが大切です。
2020年以降、オンラインでの採用活動が頻繁に行われるようになりました。
内定者懇親会の企画を立てる際に、オンラインでの開催を検討する採用担当者様も多いのではないでしょうか。実際に内定者懇親会をオンラインで開催する企業も多いです。
株式会社キャリタスの25年卒を対象に実施した調査によると、入社予定企業から受けたフォローのうち「オンラインでの内定者懇親会」を実施した企業の割合は38.9%でした。約4割の企業がオンラインで内定者懇親会を実施していることがわかるでしょう。
ここでは、内定者懇親会をオンラインで開催する3つのメリットについて解説していきます。
▼内定者懇親会をオンラインで開催するメリット
【参考】株式会社キャリタス『調査データで⾒る「入社に向けた内定者フォロー」-2025年卒調査-』
オンラインで内定者懇親会を実施することで、地方の学生や留学中の学生とも交流することができます。
地方の学生の中には、「参加したいけれど、大学があるので移動する時間を作ることができない」と内定者懇親会に参加できない学生もいるでしょう。
オンライン開催であれば、場所を問わず参加することができるため、より多くの学生と接触することができます。
オンラインで内定者懇親会を実施する大きなメリットとして、会場費などの開催コストを削減できることが挙げられます。対面で内定者懇親会を開催する場合、会場費や食事会での食費、地方学生への交通費など様々な開催コストが発生してしまいます。
しかし、オンラインで開催することでこれらの開催コストを大幅に削減することができるでしょう。また、開催コストが低いために複数回開催することも可能になります。
オンラインで内定者懇親会を開催する場合、オンライン会議ツールを活用することで様々なことができるようになります。例えば、オンライン会議ツールであるZoomでは以下の機能が備わっています。
▼オンラインでの内定者懇親会におけるZoom機能の活用例
また、オンライン会議ツールの機能を活用してオリジナリティのあるプログラムを開催することもできるでしょう。
内定者懇親会の参加率を高める方法は、以下の7つです。
▼内定者懇親会の参加率を高める方法
学生が内定者懇親会に参加できない理由の一つとして、内定者懇親会の実施日程と大学の試験日程や学校行事と被ってしまっていることがあげられます。
▼試験や学校行事で多い日程
以上の日程を避けて実施することで、内定者懇親会の参加率を高めることができるでしょう。
参加率を高めるためには、内定者懇親会の開催が決まった早い段階から案内を送ることも大切です。
特に対面開催の場合は実際に会場に来てもらう必要があるため、予定を確保してもらう必要があります。地方在住の内定者も都合がつきやすいように、早い段階で案内を送ることが参加率を高めることにつながります。
また、開催の早い段階で送るだけでなく、定期的なリマインドも忘れずに送りましょう。
参加率を高めるためには1回限りの開催ではなく、定期的に開催するようにしましょう。
先述の通り、学生は内定者懇親会の日程が大学の試験日程や学校行事などと被ってしまうケースが考えられます。1回限りの開催になってしまうと、こういった学生が内定者懇親会に参加できず、参加率を高めることができません。
内定者懇親会を複数日程で開催することで、多くの内定者が参加することができるでしょう。また継続的に内定者懇親会を開催することで、内定者は先輩社員や同期と定期的に交流でき、入社意欲の向上につながります。
オンライン開催は内定者の参加ハードルが低くなるため、参加率を高めるためには有効な方法です。
地方在住で気軽に会場に行くことができない内定者や、内定者懇親会の前後に予定があり対面開催だと参加ができない内定者などにも、内定者懇親会の参加を訴求することができます。
内定者は、当日の内定者懇親会の流れや服装が分からないと参加に不安を覚えます。事前に当日の流れを伝えること、服装を指定することで、参加ハードルを下げることにつながります。
注意点として、服装の指定で「スーツ」としてしまうと「フォーマルできっちりとした懇親会なのでは…?」とハードルが上がる可能性があるでしょう。そのため、服装を「私服」とすることで、カジュアルな場であると伝えることが可能です。
また、「服装自由」だと、「スーツで行くべきか私服で行くべきか」に頭を悩ませる内定者も多いでしょう。服装を指定することで、参加するための悩みや不安を減らすことにつながります。
服装や髪型の制限を設けないことで、内定者懇親会への参加率を高めることが可能です。
学生の多くは就職活動を終え、髪色や髪型を変えている場合が多いです。そのため、「黒髪での参加」や「パーマの禁止」などを指定してしまうと、学生は内定者懇親会への参加を見送ってしまうかもしれません。
また、服装に関してもスーツを指定した場合、堅苦しさを感じるだけでなく、すでに前後に大学やアルバイトなどの予定が入っていた場合参加しにくくなってしまうでしょう。
服装や髪型が自由であることを明確に伝え、学生が参加しやすい雰囲気を作ることがおすすめです。
内定者懇親会を対面で開催する際には交通費や宿泊費を支給することで、参加率を高めることができるでしょう。
学生の中には開催会場から離れた場所に住んでいる場合もあります。そのため、「内定者懇親会には参加したいけれど、交通費や宿泊費が高くて難しい」と感じてしまう学生もいるでしょう。
交通費を支給することは義務ではありませんが、支給することで参加率を高めることが可能です。
対面でもオンラインでも、内定者懇親会を成功させるには以下の7つのポイントに気をつける必要があります。これらを意識して、内定者が自社に入社することが楽しみになるような内定者フォローを行いましょう。
▼内定者懇親会を成功させるポイント
以下で詳しく解説していきます。
内定者懇親会を開催するタイミングによって、内定者に対して行うべきフォローが異なります。内定者同士の面識がまだ薄い10月頃と、ある程度内定者の仲が深まってくる3月頃とでは、内定者フォローのニーズも変化します。
まずは内定者フォロー全体の計画を立て、その中でなぜその時期に内定者懇親会を行うのかの目的を明確にしましょう。目的が明確だと、企画の内容も立てやすくなります。
必要な資料があれば作成する、当日のタイムスケジュールを決めておくなど、事前に周到な用意をすることでスムーズな進行を行えます。
内定者懇親会の段取りが悪いと、内定者は自社への入社に不安を抱きかねません。司会役と進行役を分担し、盛り上げる役割とスムーズに会を進める役割を決めておくと、開催者側の負担が軽減されます。
素敵な先輩社員がいる会社に入社したいという気持ちを持った学生は多いはずです。 カジュアルに交流できる内定者懇親会だからこそ、できるだけ多くの社員に参加してもらい、内定者との交流を促しましょう。
初めて内定者と接点を持つ社員に関しては、会の始めに自己紹介をしてもらうと話のきっかけにもなりやすいです。様々な部署や年代の社員を呼んで、数年後から数十年後のキャリアを内定者が想像できるようにすると良いでしょう。
内定者懇親会でゲームやワークを行う際に、グループ分けをすることがあります。このとき、相性の良さそうな人同士で分けるように意識しましょう。
まだ会社に打ち解け切れていない状態で、苦手なタイプの人と同じグループになった場合、内定者は「この会社は自分と合わないのかもしれない」と不安を抱きやすくなります。内定者ブルーとなっている時期に、不安になる要素が多くなると、内定辞退に繋がりかねません。
志望度を高める内定者フォローのはずが、辞退者を増やしてしまったら意味がないですよね。あくまでも内定者フォローでは、内定者が自社との相性の良さを実感できるように企画するよう意識しましょう。
内定者懇親会は、内定者同士や社員との親睦を深めることで、入社意欲を高めて内定辞退を防ぐことが最大の目的です。内定者懇親会の雰囲気に緊張感があると、内定者が自社へ馴染めていると感じにくくなってしまいます。
グループワークやゲームなどを通してカジュアルに内定者と接していくことで、「この会社に入ったら楽しそう」という印象を得られるようにしましょう。
社員との交流を行う内定者懇親会の場合、現場社員に疑問点を聞くことができる場は内定者にとって貴重です。疑問や不安を解消できるよう、あらかじめ回答を準備しておくと良いでしょう。
株式会社マイナビが実施した調査によると、26年卒の学生のうち56.7%が「本当にこの会社で良いのか不安になったことがある」と回答しています。
また、その不安がどのように解消されるかについても調査したところ、以下のような結果が得られました。
▼入社前の不安の解消方法
こういった不安を解消できるよう、同じような不安を感じた経験がある社員に協力を依頼したり、学生に伝えたい内容を整理するなど、質問に答える準備ができると良いでしょう。
【参考】株式会社マイナビ『2026年卒 大学生キャリア意向調査7月<入社予定先の決定と不安』
内定者懇親会は、内定者に行っておくべきことをアドバイスできる機会にもなります。「仕事についていけるのか」という内定者が多く持つ傾向にある不安を取り除くためにも、入社までに行っておいた方が良いことを伝えると良いでしょう。
入社後に役立つ資格や、勉強しておいた方が良いこと、入社後に活躍するための秘訣などを伝えると、内定者のスキルアップにも繋がります。
内定者懇親会をオンラインで開催する場合は、メリットだけではなく注意しなければならない点もあります。
以下で挙げる3つのポイントに注意しながら準備を行うことで、トラブルなく懇親会を進められるようにしましょう。
▼オンライン懇親会開催時の注意点
内定者懇親会は交流を目的としているため、ビデオをオンにした通話を行うことが多いです。ビデオ通話は通信量が多いため、通信環境によっては音声や動画が途切れてしまうことがあります。
懇親会の参加者全員に、事前に通信環境の確認を行ってもらうようにしましょう。無料で使える通信速度の測定サイトなどのリンクを共有すると、スムーズに確認が行えます。
複数人でビデオ通話を行う際は、最低でも10Mbps以上の通信速度が必要と言われています。もし通信環境を整えられない参加者がいる場合は、場所を提供するなどの方法も考えましょう。
オンラインで通話をする際、対面での会話よりもコミュニケーションが取りにくくなることがあります。その場を仕切れる司会や進行役を決めておくことで、スムーズに懇親会を進めていくことが可能です。
また、オンラインでは、解散の目安が分かりにくくなることもあるので、終了の時間を司会役が事前に決めておくと、内定者も負担なく参加できます。
少人数にグループ分けするブレイクアウトセッションなどを活用しながら、参加した各自がコミュニケーションを取りやすい環境を作るように意識しましょう。
オンラインでビデオ通話を行う際、パソコンなどに付属しているスピーカーから音を出すと、音声が重複して聞こえなくなってしまう場合があります。参加者には事前にイヤホンを使用して通話に参加するよう知らせておきましょう。
他にも、特に食事会(飲み会)を行う場合には、
「お酒を飲みすぎないように」
「大声で話して隣人に迷惑をかけないように」
などの注意喚起を事前に共有しておきましょう。
最後に内定者懇親会の企業事例を3つ紹介します。ぜひ自社の内定者懇親会に役立ててみてください。
▼内定者懇親会の企業事例
以下で詳しく解説していきます。
株式会社MJEはICT事業とスペースソリューション事業を通して企業の生産性向上に貢献するサービスを提供している会社です。
当社の内定者懇親会では、コンセンサスゲームやワードウルフを通して内定者同士の交流を深める取り組みをしています。こういったユニークなゲームを内定者懇親会で実施することで、参加率を向上させるほか、企業の認知度向上にも役立つでしょう。
【参考】株式会社MJE
【参考】第1回 2022年卒内定者懇親会を実施しました! | 株式会社MJE
【参考】【これから合流する22卒へ】第3回内定者懇親会の様子をお届け | 株式会社MJE
ソフトブレーン株式会社はITソリューション「esmシリーズ」を提供している会社です。
当社の内定者懇親会では対面・オンラインの両方で形式で開催されています。また、お互いのことを深く知ることができるように、自己紹介プレゼン大会やお酒を飲みながらの懇親会を実施しています。
このように当社では、学生の個性が他の内定者や社員に伝わるような内定者懇親会を実施していることがわかります。
【参考】ソフトブレーン株式会社『事業紹介』
【参考】2020内定者懇親会を実施しました、の話。 | Prospective employees
【参考】【レポ】2023年卒内定者懇親会を実施しました!その② | Prospective employees
コカ・コーラボトラーズジャパン合同会社は「すべての人にハッピーなひとときをお届けし、価値を創造する」というミッション達成のためにコカ・コーラ社の製品の製造や販売を行っている会社です。
当社の2023年における内定者懇親会は3社合同で開催されており、内定者は社員とお揃いのTシャツを着て参加しています。
また、パネルディスカッションや「利きコーク」と呼ばれるクイズを実施しており、内定者の不安を解消するとともにプログラム自体が楽しめるような取り組みがなされています。このようにして、学生の入社意欲を向上させる取り組みを実施していることがわかるでしょう。
【参考】コカ・コーラ ボトラーズジャパングループ3社の内定者165名が集結!合同内定式の様子をお届け | コーポレートブログ
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本記事では、内定者懇親会開催までの流れや、成功させるポイントなどについて解説しました。
ニーズに合わせて適切な内定者フォローを行うことで、自社への入社意欲を高め、内定辞退の予防に繋がります。内定から入社までの期間に親睦を深めておくことで、入社後のコミュニケーションもスムーズになります。
本記事でご紹介したポイントを意識することで、内定者が喜ぶ内定者懇親会を行えるようにしましょう。