内定者懇親会は何をする?進め方と参加率を高める企画を解説!
2025/02/25

就職活動を行う学生は、第一志望の企業から内定を貰えなかったことを想定し、複数社にエントリーすることがほとんどです。

マイナビが25卒の就活生に対して実施した調査によると、4月時点での平均内々定保有者数は2.3社に上ることがわかっています。

【参考】株式会社マイナビ『2025年卒 大学生 活動実態調査 (4月)』

複数ある内定の中から自社への入社を決めてもらうためには、内定者フォローを行い、自社の魅力づけをすることが必須です。

そこで、おすすめの内定者フォローが内定者懇親会です。では、学生の入社意欲が高まるような内定者懇親会を行うためには、どのような内容で、何に気をつければよいのでしょうか。

本記事では、内定者懇親会の準備から当日の進め方、入社意欲を高めるポイントなどについて解説していきます。

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内定者懇親会とは

内定者懇親会とは、内定者同士または内定者と社員が親睦を深めるために開催されるもので、内定者の不安を解消し、内定辞退を防ぐ内定者フォローの一環として行われます。

2023年に実施されたサポネットの調査によると、内定者懇親会を実施した企業は約7割にも上ることがわかっています。企業によって、グループワークや食事会などが行われており、実施形式は様々です。

【参考】株式会社マイナビ「【読者アンケート】内定者懇親会、ほかの企業はどうしている?内定受諾率と懇親会の深い関係」

内定者懇親会の目的

内定者懇親会の目的は、主に以下の3つです。

内定者懇親会の目的

  • 社員との交流から、社内の雰囲気を感じ取ってもらう
  • 内定者同士の交流によって、入社への不安を払拭する
  • 入社後の期待値を高め、内定者ブルーを解消する

テーマなどを設けて話し合う「懇談会」と異なり、「懇親会」では親睦を深めることを目的として開催されます。親睦を深め、入社に対するあらゆる不安を解消することが内定辞退の防止につながります。

内定者懇親会を行うことの重要性

内定者フォローのなかでも、特に内定者懇親会を実施することは重要です。なぜなら、内定者懇親会を行うことで、学生の入社意欲の向上と、内定受諾率向上につながるためです。

入社意欲の向上が期待できる

株式会社ディスコが24卒の学生に対して実施した調査によると、入社意欲が高まった内定フォローは学生同士または社員を交えた懇親会が上位でした。このように、入社前に懇親会を行うことで入社意欲の向上が期待できるでしょう。入社意欲が高まった内定フォローをまとめた棒グラフ。内定者懇親会(対面)が64.1%で最も多い

【参考】株式会社ディスコ キャリタスリサーチ『調査データで⾒る「内定者フォロー」-2024年卒調査-』

内定承諾率の向上に効果的である

内定者懇親会は内定承諾率向上にも効果的です。以下グラフのように、内定者懇親会を開催した企業は未実施の企業よりも学生の入社率が2割ほど上がることがわかっています。

このように、内定者懇親会の実施によって、「学生の入社意欲」と「内定承諾率」を向上させる効果が期待できるでしょう。内定者懇親会実施の有無と入社率(23年度)の棒グラフ。内定者懇親会を実施したほうが入社率が高まっている。

【参考】HUMAN CAPITAL サポネット「【読者アンケート】内定者懇親会、ほかの企業はどうしている?内定受諾率と懇親会の深い関係」

内定者懇親会を開催するまでの流れ

それでは実際に内定者懇親会を行う際、どのように計画を立てていけば良いでしょうか?

ここでは内定者懇親会の開催を決めてから実行するまでに行うべきことについて解説します。内定者懇親会開催までの流れをまとめた画像。

①開催時期の決定

まずは、「いつ」開催するのかについて考えます。内定者懇親会は何回開催するのか、それぞれどの日程で開催するのかについての予定を立てましょう。

内定者懇親会は複数回開催されることが多く、企画内容も時期によって異なります。例えば10月頃の内定式が行われる時期では、内定者同士で仲を深められるような内容にし、入社直前の3月頃は社員との交流を深めて働くことに備えられるようにすることが多いです。

実際には、学生の夏季休暇と重なる8月と、内定式が多く実施される10月に実施時期が集中するようです。内定者懇親会の実施時期をまとめたグラフ

【参考】HUMAN CAPITAL サポネット「【読者アンケート】内定者懇親会、ほかの企業はどうしている?内定受諾率と懇親会の深い関係」

日程を決める際は、大学のテスト期間に被らないようにするなどの注意が必要です。定期的に交流の機会を設け、入社へのモチベーションが低下しないように日程を調整しましょう。

試験や学校行事で多い日程

  • 試験日程→7月下旬や1月下旬
  • 大学祭→10月下旬から11月上旬
  • 卒業式や卒業旅行→3月

②イベント内容の企画

内定者懇親会といっても、対面かオンラインか、食事はありかなしか、など内容は様々です。

具体的に、イベント内容として以下のことを検討していきましょう。

内定者懇親会のイベント内容の企画で検討すること

  • 実施形式(対面/オンライン)
  • 時間帯(朝/昼/夜)
  • 参加者(内定者のみ/社員も含む)
  • 場所(オフィス、レストランなど)
  • 内容(食事会/交流会/グループワーク/社内イベントなど)

「内定者の緊張をほぐしたい場合は、内定者懇親会の内容もできるだけカジュアルに」

「自社への理解度を深めたい場合は、グループワークなどを行う」

など、各内定者懇親会のゴールにしたがって内容を企画していきます。

また、以下の図からも分かるように、内定者懇親会は以下の内容が実施されることが多いです。

  • 先輩社員との交流会(飲食あり)
  • 内定者との交流会(飲食あり)
  • 事務連絡の共有

内定者懇親会の実施内容をまとめた棒グラフ。【参考】HUMAN CAPITAL サポネット「【読者アンケート】内定者懇親会、ほかの企業はどうしている?内定受諾率と懇親会の深い関係」

内定者が抱える悩みや不安は時期によって様々です。その時期に想定されるニーズに従って内定者懇親会の企画を立てていくことで、効果的に学生の入社意欲を高めることができます。

③会場などの予約

イベントの内容が決まったら、会場の予約を行い、必要な物資を揃えていきます。

オンライン開催の場合は、事前に内定者懇親会で使用するセット(グループワークで必要なもの、食事会での飲食物など)を各内定者の自宅に送ることもできます。

企画した内容を遂行するために必要なものをリストとして並べていき、当日不備なく懇親会が行えるように準備をしていきましょう。

④社員など協力者への周知

内定者懇親会を行う際は、内定者同士の親睦を深めることも大事ですが、それと同時に既存の社員との交流も大切です。

既存の社員のなかにロールモデルがいると、内定者も入社へのモチベーションが上がります。協力が必要な社員などに声をかけ、日程を調整してもらうようにしましょう。

⑤内定者へのメール送信

準備が整ったら内定者にメールを送信し、内定者懇親会への出欠をとりましょう。

メールでは、基本的に以下の5点について伝えます。

内定者へのメール送信で送る項目

  • 日程
  • 場所
  • 服装
  • 内容
  • 出欠締め切り

内定者に対して服装などを伝えておくと、参加への心理的ハードルが下がります。 特に指定がない場合でも、その旨を伝えましょう。以下は、内定者へ送る内定者懇親会への招待メールの例文です。文章作成時の参考にしてみてください。

内定者懇親会への招待メール例

〇〇さん

お世話になっております。 △△株式会社新卒採用担当の××です。

内定式から約1ヶ月が経ちましたが、いかがお過ごしでしょうか?

この度、内定者同士また弊社社員との親睦をぜひ深めていただきたいと思い、下記日程で内定者親睦会の開催を決定しました!

内定式には来られなかった社員の参加も予定しておりますので、弊社のまた新たな一面も見られるのではないかと…!

日程:2021年11月5日(金)18:00~20:00

場所:オンライン(URLは前日までに共有します)

服装:リラックスできるラフな格好

内容:簡単なゲームの後、少人数のグループに分かれて社員とのざっくばらんな交流を想定しています。

ご自宅に食事などのお楽しみセットをお送りしますので、ご飯を食べながらカジュアルにお話ししましょう!

◯月◯日までに参加の可否についてご連絡いただけますと幸いです。 また〇〇さんとお会いできること、楽しみにしていますね!

△△株式会社 新卒採用担当 ××

入社直前の2月や3月に内定者懇親会を実施する場合、成績・卒業証明書、健康診断の結果といった持ち物が必要になる場合もあるでしょう。

その場合はメールに持ち物として記載し、なるべく早く学生に伝えておきましょう。

⑥開催

当日のスケジュール、参加者名簿などを確認しながら、スムーズに行えるように準備をしておきましょう。遅刻や欠席の連絡などが入る可能性もあるため、メールのこまめなチェックも行っておくと良いです。

内定者懇親会当日の進め方

内定者懇親会の当日の流れは、対面・オンラインともに以下のような流れになっています。

内定者懇親会当日の進め方

  1. 会社からの挨拶と説明
  2. 自己紹介
  3. グループワーク
  4. 社員・内定者との座談会
  5. 食事会・交流会

1.会社からの挨拶と説明

最初に、社員から参加者に参加のお礼を伝え、挨拶をします。内定者がリラックスして参加できるよう、堅苦しい挨拶などは避けたほうが無難です。このとき、内定者懇親会の目的や簡単な流れについて伝えておくと、参加する内定者は安心して参加できるでしょう。

2.自己紹介

内定者同士の懇親会、社員を交えた懇親会の場合も、まずはお互いに自己紹介をしていきます。このとき、社員から先に自己紹介を行うと良いでしょう。

また、自己紹介では名前や大学を話してもらうだけでなく、参加者の性格や普段の様子が垣間見えるようなトピックを追加すると場が和みやすくなります。

例えば、「今週1週間でうれしかったことは?」「残りの大学生活でやりたいことは?」など、参加者にとって身近なテーマだとよいでしょう。

3.グループワーク

自己紹介で場が和んだあとは、グループワークを行います。このとき、4人前後の人数でグループを割り振ると参加者同士で話しやすくなります。

グループワークでは、グループの協力が必要になる企画やミニゲームを行います。内定者の絆を深めるだけでなく、内定者同士の相性や適性を見る場としても効果的です。

4.社員との座談会

社員との座談会を実施します。内定者の抱えている不安を解消できる良い機会です。ここで不安や疑問点を解消することが、入社意欲の高まりにつながるでしょう。

社員との座談会のときは、内定者の配属先がすでに決まっている際は配属先の現場社員、まだ決まっていない場合は配属される可能性の高い部署の現場社員に参加してもらいましょう。

また、若手社員やベテラン社員まで、幅広い年齢層の社員に参加してもらうことで内定者の聞きたい疑問点が解消しやすくなります。

5.食事会・交流会

懇親会の最後は内定者同士、内定者と社員での食事会・交流会を行うと良いでしょう。

食事を通して、内定者同士の交流が深められる場だけでなく、社員にさらに質問ができる場とすると有意義な時間となります。

食事を用意する場合、事前に参加者にアレルギーがないか確認しておきましょう。

オンライン開催の内定者懇親会で食事会を行う場合は、飲食物の購入費用を支払うことや飲食料品を届けられるサービスなどを活用することで、内定者は自宅から気兼ねなく楽しめるでしょう。

食事会は懇親会の最後となることも多いです。食事会で参加者に楽しんでもらい、懇親会、そして自社への良い印象をつけるためには話しやすい雰囲気づくりをつくるなどの工夫も必要です。

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内定者懇親会の企画6選

主に行われている内定者懇親会のイベント内容はどのようなものでしょうか?

ここでは、代表的な6つの例をご紹介します。

①食事会

内定者懇親会として最も主流なのが、食事会です。 夜に開催されることが多く、お酒が伴う場合が多いです。

ざっくばらんに雑談から就活や就業に関する悩み相談などを話しやすく、内定者の緊張もほぐしやすい環境が作れます。

こんなときにオススメ

  • ざっくばらんに雑談をしながら、お互いのことを知っていきたい
  • 緊張をほぐして、内定者の本音が聞きたい
  • 就業後の方が参加しやすい社員がいる

②交流会

交流会では、ゲームを行ったり、テーマを設けて座談会を行います。

内定者同士の交流会と、社員との交流会に分けてご紹介します。

内定者同士の交流会

内定者の相互理解を深めるため、簡単なゲームや座談会などを行います。

学生に対し、入社後一緒に働くであろう仲間と知り合いになる機会を与えることができます。

実際に、内定者懇親会に参加するメリットとして「入社後に同期になる人と知り合うことができた」点を挙げている学生も多いです。同期の知り合いを増やすことで、入社前の不安を解消することができます。

先輩社員との交流会

先輩社員との交流会で企業理解を深めるため、学生から質問してもらう形式の座談会を開いたり、簡単なディスカッションを行います。内定者と年齢の近い若手社員を配置することで、学生に入社後に働くイメージを抱かせる効果も期待できます。

実際に、入社後に先輩となる社員と知り合っておくことで、入社前の不安が解消されたと感じている学生もいるようです。

こんなときにオススメ

  • 皆で盛り上がりながら、一体感を出していきたい
  • 人間関係について学生が抱えている不安を解消したい
  • 就業中の方が参加しやすい社員がいる

③グループワーク

内定者同士の理解や、企業理解を深められるような課題を設定し、グループで作業を進めていきます。

完成した内容を、既存の社員などに向けて発表する場を設けると、社内メンバーに対してどのような内定者がいるのかを知ってもらえます。グループワークで行った内容は、その後の内定者同士や社員との交流において、話のきっかけやネタにもなりやすいです。

こんなときにオススメ

  • グループの中での内定者の動き方を見たい
  • 内定者の企業理解を深めたい
  • どういう内定者がいるのか社員に知って欲しい

④社内イベントへの参加

BBQや球技大会など、社内で行われるイベントに内定者を招待します。

食事会やグループワークでは内定者対社員の交流が多いですが、社内イベントでは社員対社員の交流も行われます。社員同士のコミュニケーションを内定者が見ることによって、より社内の雰囲気を掴みやすくなるでしょう。

この時、社員と内定者が分離しないように、積極的に内定者に対して声をかけ、社員との交流のきっかけを作るなどの意識が必要です。

こんなときにオススメ

  • 社内の雰囲気を知って欲しい
  • 社員と内定者の交流を深めたい
  • 社内イベントを楽しんでほしい

⑤オフィスツアー

内定者を実際に働くオフィスへと案内します。新しい場所へ訪れることは、大抵不安を伴います。入社後に通う場所へと事前に訪れることで、内定者のもつ不安を取り除くことに繋がります。

社員が働く様子も間近で見られるため、働くイメージも湧きやすくなるでしょう。

こんなときにオススメ

  • 社内の雰囲気を知ってもらうことで、内定者の不安を払拭したい
  • 内定者に入社後のイメージを持っておいてほしい
  • オフィス内にオススメの空間がある

⑥オンラインでの交流会

コロナ禍の影響や、対面実施が難しい場合にはオンラインでの交流会がおすすめです。

Zoomなどのweb会議ツールを使用することで、顔合わせや簡単なゲーム、リモート飲みなどを実施することができます。

こんなときにオススメ

  • コロナ禍で対面実施は避けたい
  • 学生と気軽にコミュニケーションを取りたい
  • 遠方に住んでいる内定者がいて、対面参加が難しい

内定者懇親会を盛り上げるグループワーク5選

ここから、内定者懇親会を盛り上げるミニゲーム例を5つご紹介します。全て対面・オンラインのどちらでも使える企画案となっているので、是非参考にしてください!

取り上げるミニゲーム案としては、以下5つです。

内定者懇親会を盛り上げるミニゲーム例5選

  • サイレント自己紹介
  • Good&New
  • 絵しりとり
  • ジェスチャーゲーム
  • クイズ大会

①サイレント自己紹介

自己紹介の途中で単語の一部のみを口パクにしてもらい、口パクの部分を他の参加者に当ててもらいます。

例)「好きな食べ物は、...(口パク)です。」「趣味は…(口パク)をすることです。」

初対面同士が集まる内定者懇親会で、初めに行うアイスブレイクとして気軽に使える自己紹介です。

②Good&New

3~7名ほどのグループに分かれて、24時間以内に起きた自分にとって「よかったこと(Good)」や「新鮮だったこと(New)」を1人ずつ報告し合います。オンライン実施の場合には、グループ毎にブレイクアウトルームを作成しましょう。

例)「昨日の夜、卵を割ったら卵が2つ入っていました!」「好きな俳優さん主演の映画公開が決定しました!」

そして、1人ずつ発表が終わるごとに拍手を送ります。ポジティブな内容を発表し合うことで、明るい雰囲気を醸成できます。

③絵しりとり

絵しりとりは、絵のみで単語を表現して、言葉をつなげていくゲームです。通常のしりとりと同様に「ん」で終わる単語を使用したプレイヤーが負けとなります。

オンラインで実施する際は、パソコンに搭載されているお絵かきツールなどを使用すると、紙とペンで絵を書くときよりも難易度が高くなるためオススメです。

また、絵を書く制限時間を設けると、ゲームに緊張感が生まれ、進行もスムーズになりやすいです。

④ジェスチャーゲーム

プレイヤーのみがお題を見て、それを体の形や動きで他の参加者に表現します。プレイヤー以外は何がお題なのかを当てていくゲームです。お題を当てた参加者が次にプレイヤーとなり、順番を回していきます。

オンラインで実施する際には、お題を共有する際、Zoom上の個人チャット機能を使用すると、他の参加者に知られずプレイヤーのみにお題を共有することが可能です。

⑤クイズ大会

企業理解や、内定者同士・社員との交流を深める上でクイズ大会はおすすめです。自社の商品が生まれた背景や、社員自身に関するお題でクイズを行えば、参加者同士が楽しみながら自社理解を深めることができます。

例)「若手3年目の山田さんが飼っている猫の名前は? 1.タマ 2.ミケ 3.ブチ」

「わが社の最新商品は次のうちどれ? A.○○ B.△△ C.□□」

内定者懇親会のオンライン開催時に知っておきたいこと

2020年以降、オンラインでの採用活動が頻繁に行われるようになりました。

内定者懇親会の企画を立てる際に、オンラインでの開催を検討する採用担当者様も多いのではないでしょうか。今回は、オンラインでの内定者懇親会を成功させるために知っておきたいことについてもご紹介します。

オンライン開催と対面開催どちらがいい?

オンライン開催と対面開催、どちらを実施すべきか迷われている方におすすめなのは、オンライン開催と対面開催どちらも実施することです。

理由は以下の2つです。

オンライン開催と対面開催どちらも実施するべき理由

  • オンライン開催の方が参加ハードルが低い
  • 地方在住の内定者にとって対面開催の負担が大きい

オンライン開催の場合、会場に出向く必要がないため、内定者は気軽に参加することができます。

また、地方在住の内定者にとって、対面開催の内定者懇親会に参加する場合、移動に多くの費用と時間をかけなければなりません。そのため、オンライン開催も選択肢の一つとしてあると地方在住の内定者も参加しやすくなります。

実際にオンライン開催と対面開催どちらも実施する場合、以下のような実施例が考えられます。

実施方法の例

  • 時期によってオンラインと対面を使い分ける
  • 対面とオンライン開催を同時に行い、リモートでつなぐ

時期によってオンラインと対面を使い分ける

夏に内定者懇親会を開催する場合は内定者の都合がつきやすいオンライン開催で、内定式が行われる10月には顔合わせを兼ねて対面で開催をするといったように、開催する時期によってオンラインと対面を使い分けると、内定者も参加しやすくなるでしょう。

対面とオンライン開催を同時に行い、リモートでつなぐ

対面で開催している内定者懇親会に、リモートで接続する形でオンライン開催も実施することも1つの手です。

対面の開催に参加できる内定者は対面で、オンライン開催でないと都合がつきにくい内定者はオンラインで参加できるようにすることで、参加率が向上すると同時に、内定者懇親会の満足度が上がることも期待できます。

さらに、対面とオンライン開催を同時に行いリモートでつなぐことで、より多くの内定者と交流することが可能です。

オンラインと対面の両方を開催するという視点を踏まえて、ここからは内定者懇親会をオンライン開催する場合のメリットと注意点を詳しく解説していきます。

オンライン開催のメリット

対面と違ってオンラインで懇親会を行っても、入社への意欲を高めることは難しいのでは?という懸念を持っている方もいるかと思います。コロナの影響で内定者懇親会を対面で開催することが難しい中、多くの企業ではオンラインで内定者懇親会を実施しました。

上述した24卒学生へのアンケートでは、オンラインで行う内定者懇親会で、入社意欲が向上した学生は3割近くいることがわかります。

【参考】株式会社ディスコ キャリタスリサーチ『調査データで⾒る「内定者フォロー」-2024年卒調査-』

一方で、オンラインで懇親会を開催するメリットもあります。以下のメリットを把握した上で、オンライン/オフラインの上手な使い分けを行いましょう。

オンライン懇親会のメリット

  • 時期や時間にかかわらず交流できる
  • コミュニケーション不足を解消できる

時期や時間にかかわらず交流できる

オンラインで開催することで一箇所に移動して集まる必要がないため、隙間時間などを利用でき、融通が効きやすいです。場所代や交通費などのコストもカットできます。

コミュニケーション不足を解消できる

オフラインで開催予定だった内定者懇親会が中止となった場合、内定者が交流を行う機会が減ってしまいます。

内定者同士、または内定者と社員との交流機会が減ることによって内定者の不安が増幅していき、結果的に内定辞退に繋がるという可能性も懸念されます。オンラインでは気軽に集まれるため、内定者同士や社員との交流を図り、コミュニケーションを活性化させることが可能です。

オンライン懇親会開催時の注意点

実際にオンライン懇親会を開催する時に注意するべきポイントとは何でしょうか?以下で挙げる4つのポイントに注意しながら準備を行うことで、トラブルなく懇親会を進められるようにしましょう。

オンライン懇親会開催時の注意点

  • 通信環境の確認を行う
  • スムーズに進められるように司会役を決めておく
  • 不参加者に対して理由を追求しない
  • 注意事項を事前に知らせる

通信環境の確認を行う

内定者懇親会は交流を目的としているため、ビデオをオンにした通話を行うことが多いです。ビデオ通話は通信量が多いため、通信環境によっては音声や動画が途切れてしまうことがあります。

懇親会の参加者全員に、事前に通信環境の確認を行ってもらうようにしましょう。無料で使える通信速度の測定サイトなどのリンクを共有すると、スムーズに確認が行えます。

複数人でビデオ通話を行う際は、最低でも10Mbps以上の通信速度が必要と言われています。もし通信環境を整えられない参加者がいる場合は、場所を提供するなどの方法も考えましょう。

スムーズに進められるように司会役を決めておく

オンラインで通話をする際、対面での会話よりもコミュニケーションが取りにくくなることがあります。その場を仕切れる司会や進行役を決めておくことで、スムーズに懇親会を進めていくことが可能です。

また、オンラインでは、解散の目安が分かりにくくなることもあるので、終了の時間を司会役が事前に決めておくと、内定者も負担なく参加できます。

少人数にグループ分けするブレイクアウトセッションなどを活用しながら、参加した各自がコミュニケーションを取りやすい環境を作るように意識しましょう。

不参加者に対して理由を追求しない

オンラインでの懇親会は開催場所への移動など参加に際した制約が比較的少ないため、対面での懇親会よりも断りにくいという特徴があります。

そのため誘われた内定者は、懇親会不参加の連絡がしにくくなります。もし内定者から「参加できない」という連絡を受け取った場合は、その理由について追求しないようにしましょう。

「適切なタイミングで内定者フォローを行えないと志望度を下げてしまう」という焦りから内定者に懇親会への参加を強いると、結果的に心理的ストレスを与え、内定辞退に繋がりかねません。

注意事項を事前に知らせる

オンラインでビデオ通話を行う際、パソコンなどに付属しているスピーカーから音を出すと、音声が重複して聞こえなくなってしまう場合があります。参加者には事前にイヤホンを使用して通話に参加するよう知らせておきましょう。

他にも、特に食事会(飲み会)を行う場合には、

「お酒を飲みすぎないように」
「大声で話して隣人に迷惑をかけないように」

などの注意喚起を事前に共有しておきましょう。

内定者懇親会の参加率を高める方法

内定者懇親会の参加率を高める方法は、以下の4つです。

内定者懇親会の参加率を高める方法

  •  実施日程と大学の試験日程がかぶらないようにする
  •  早期から案内をする
  •  オンライン開催も実施する
  •  当日の流れや服装を事前に伝える

実施日程と大学の試験日程がかぶらないようにする

学生が内定者懇親会に参加できない理由の一つとして、内定者懇親会の実施日程と大学の試験日程や学校行事と被ってしまっていることがあげられます。

試験や学校行事で多い日程

  • 試験日程→7月下旬や1月下旬
  • 大学祭→10月下旬から11月上旬
  • 卒業式→3月下旬

以上の日程を避けて実施することで、内定者懇親会の参加率を高めることができるでしょう。

早期から案内をする

参加率を高めるためには、内定者懇親会の開催が決まった早い段階から案内を送ることも大切です。

特に対面開催の場合は実際に会場に来てもらう必要があるため、予定を確保してもらう必要があります。地方在住の内定者も都合がつきやすいように、早い段階で案内を送ることが参加率を高めることにつながります。

また、開催の早い段階で送るだけでなく、定期的なリマインドも忘れずに送りましょう。

オンライン開催も実施する

前の見出し「内定者懇親会のオンライン開催時に知っておきたいこと」でも触れましたが、オンライン開催は内定者の参加ハードルが低くなるため、参加率を高めるためには有効な方法です。

地方在住で気軽に会場に行くことができない内定者や、内定者懇親会の前後に予定があり対面開催だと参加ができない内定者などにも、内定者懇親会の参加を訴求することができます。

当日の流れや服装を事前に伝える

内定者は、当日の内定者懇親会の流れや服装が分からないと参加に不安を覚えます。事前に当日の流れを伝えること、服装を指定することで、参加ハードルを下げることにつながります。

注意点として、服装の指定で「スーツ」としてしまうと「フォーマルできっちりとした懇親会なのでは…?」とハードルが上がる可能性があります。そのため、服装を「私服」とすることで、カジュアルな場であると伝えることが可能です。

また、「服装自由」だと、「スーツで行くべきか私服で行くべきか」に頭を悩ませる内定者も多いでしょう。服装をすることで、参加するための悩みや不安を減らすことにつながります。

内定者懇親会を成功させる7つのポイント

対面でもオンラインでも、内定者懇親会を成功させるには以下の7つのポイントに気をつける必要があります。これらを意識して、内定者が自社に入社することが楽しみになるような内定者フォローを行いましょう。

①内定者懇親会を行う目的を明確にする

「開催時期の決定」でも記載しましたが、内定者懇親会を開催するタイミングによって、内定者に対して行うべきフォローが異なります。内定者同士の面識がまだ薄い10月頃と、ある程度内定者の仲が深まってくる3月頃とでは、内定者フォローのニーズも変化します。

まずは内定者フォロー全体の計画を立て、その中でなぜその時期に内定者懇親会を行うのかの目的を明確にしましょう。目的が明確だと、企画の内容も立てやすくなります。

②タイムスケジュールを明確に決めておく

必要な資料があれば作成する、当日のタイムスケジュールを決めておくなど、事前に周到な用意をすることでスムーズな進行を行えます。

内定者懇親会の段取りが悪いと、内定者は自社への入社に不安を抱きかねません。司会役と進行役を分担し、盛り上げる役割とスムーズに会を進める役割を決めておくと、開催者側の負担が軽減されます。

③できるだけ多くの社員に参加してもらう

素敵な先輩社員がいる会社に入社したいという気持ちを持った学生は多いはずです。 カジュアルに交流できる内定者懇親会だからこそ、できるだけ多くの社員に参加してもらい、内定者との交流を促しましょう。

初めて内定者と接点を持つ社員に関しては、会の始めに自己紹介をしてもらうと話のきっかけにもなりやすいです。様々な部署や年代の社員を呼んで、数年後から数十年後のキャリアを内定者が想像できるようにすると良いでしょう。

④相性の良さそうな人同士でグループ分けをする

内定者懇親会でゲームやワークを行う際に、グループ分けをすることがあります。このとき、相性の良さそうな人同士で分けるように意識しましょう。

まだ会社に打ち解け切れていない状態で、苦手なタイプの人と同じグループになった場合、内定者は「この会社は自分と合わないのかもしれない」と不安を抱きやすくなります。内定者ブルーとなっている時期に、不安になる要素が多くなると、内定辞退に繋がりかねません。

志望度を高める内定者フォローのはずが、辞退者を増やしてしまったら意味がないですよね。あくまでも内定者フォローでは、内定者が自社との相性の良さを実感できるように企画するよう意識しましょう。

⑤カジュアルな雰囲気で馴染みやすい環境づくりを行う

内定者懇親会は、内定者同士や社員との親睦を深めることで、入社意欲を高めて内定辞退を防ぐことが最大の目的です。内定者懇親会の雰囲気に緊張感があると、内定者が自社へ馴染めていると感じにくくなってしまいます。

ゲームを行ったりしながらカジュアルに内定者と接していくことで、「この会社に入ったら楽しそう」という印象を得られるようにしましょう。

⑥内定者からの質問に答えられるよう準備をする

社員との交流を行う内定者懇親会の場合、現場社員に疑問点を聞くことができる場は内定者にとって貴重です。疑問や不安を解消できるよう、あらかじめ回答を準備しておくと良いでしょう。

内定後から入社までに感じた不安をまとめたグラフ。

【参考】株式会社ディスコ キャリタスリサーチ『調査データで⾒る「内定者フォロー」-2024年卒調査-』

株式会社キャリタスが実施した24卒対象の調査によると、内定後から入社までに不安を感じた人は93.5%にも及びます。その中でも内定後から入社までに感じた不安として、「仕事についていけるのか」が62.8%と最も高く、その後「社会人の生活リズムに慣れるのか」が62.0%、「入社後、人間関係がスムーズにいくか」が59.1%と続いています。

例えば、以上の表の上位3つの不安を解消するために、伝えたい内容は以下のようなことが考えられます。

  • 「仕事についていけるのか」→自社の研修制度や新入社員へのサポート体制について伝える
  • 「社会人の生活リズムに慣れるのか」→在宅勤務制度・フレックスタイム制など勤務時間や働き方や、社員の入社当時、社会人の生活に慣れるまでに大変だった点や乗り越え方など、社員の体験について伝える。
  • 「入社後、人間関係がスムーズにいくか」→社員の雰囲気や人柄、社内イベントや部活動など社員同士の交流機会について伝える。

⑦入社までに行っておくべきことを伝える

内定者懇親会は、内定者に行っておくべきことをアドバイスできる機会にもなります。「仕事についていけるのか」という内定者が多く持つ傾向にある不安を除くためにも、入社までに行っておいた方が良いことを伝えると良いでしょう。

入社後に役立つ資格や、勉強しておいた方が良いこと、入社後に活躍するための秘訣などを伝えると、内定者のスキルアップにも繋がります。

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「採用活動の業務に日々追われている」「採用担当だけでは手が回らない」といったお悩みを抱えている新卒採用担当の方におすすめしたいのが、Matcher Scoutです。

Matcher Scoutとは、採用担当者の煩雑な業務負担を極限まで削減した新卒採用向けのダイレクトリクルーティングサービスです。OB・OG訪問アプリ「Matcher」に登録している学生の中から、採用要件にマッチした学生に弊社の担当者が代理でスカウトを送信します。

Matcher Scout をおすすめする理由

  • スカウト送信や日程調整などの労力のかかる作業は全て弊社が代行
  • GMARCH・関関同立を中心とした登録学生層
  • OB・OG訪問に積極的に取り組む、主体性のある優秀な学生が多い
  • 初期リスクの少ない成功報酬型と最安採用単価30万円の前金型から選べる
  • 自社のニーズに合わせてオプションプランもご用意

以上の理由より、工数をかけずに効率的な採用活動を行うことができます。弊社の担当者と一緒に採用活動を成功させませんか?

ご興味をお持ちいただけましたら、まずはお気軽にお問い合わせ・資料請求をお願いいたします!

詳しくは以下の資料で詳しく説明しているので、是非ご覧ください。

【サービス説明資料】3分でわかるMatcher Scout

【導入事例】運用負荷は一番少ない。「効率的」に「会いたい学生」に会えるツール

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さいごに

本記事では、内定者懇親会開催までの流れや、成功させるポイントなどについて解説しました。

ニーズに合わせて適切な内定者フォローを行うことで、自社への入社意欲を高め、内定辞退の予防に繋がります。内定から入社までの期間に親睦を深めておくことで、入社後のコミュニケーションもスムーズになります。

本記事でご紹介したポイントを意識することで、内定者が喜ぶ内定者懇親会を行えるようにしましょう。