採用サイトでどのようなコンテンツを提供するかお悩みの採用担当者の方も多いのではないでしょうか。学生が求める情報をサイトに反映させることで、自社へのエントリー数を増やす他、学生の志望度も高めることが可能です。本記事では、自社の魅力を学生にたっぷり伝えるための採用サイトコンテンツについてご紹介します。
採用サイトとは、求職者に対して自社の情報や魅力を伝えるために設置されたWebサイトのことです。募集要項はもちろん、ビジョンや社風、社員へのインタビューなどコンテンツは様々。求職者が求めている情報を発信していくことで、自社へのエントリー数の増加を狙えます。
採用サイトを制作するメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。採用サイトを制作するメリットは以下の4点が挙げられます。
▼採用サイトを制作するメリット
採用サイトを特設することで、応募者の志望度や質を高めることができます。
採用サイトを自社の魅力が伝わるものにできれば、自社の求める人物像にあった母集団を形成することもできるでしょう。自社に興味を持った学生に対して、いかに自社の魅力を訴求できるかによって母集団形成の成功が左右されます。
候補者となる可能性のある潜在層に向けて、採用サイトで自社の魅力を存分にアピールすることで、上手な母集団形成に繋がるでしょう。
一方で、採用ページが長年更新されていなかったり、見にくかったりした際に、学生の自社に対する志望度を下げてしまう場合があります。
株式会社キャリタスが2025卒の学生を対象に行った調査によると、「採用サイトのデザインや情報が古いことによって志望度に影響はありますか」という質問に対して、約9割の学生が「とても影響する」「やや影響する」と回答しています。
ここから、採用サイトは、求職者の志望度に大きく影響を影響を与えているといえるでしょう。
【参考】株式会社キャリタス『2025年卒 採用ホームページに関する調査』
独自の採用サイトとナビサイトを次の表を参考に比較してみてください。
企業サイト内の採用ページや、ナビサイトには、掲載できる情報量が限られている場合が多いです。特にナビサイトでは、情報の記載形式が定まっていることがほとんど。
特定の項目を設けることで学生が企業情報を比較しやすい構造となっていますが、企業としては「もっとここをアピールしたいのに」という箇所も出てくるのではないでしょうか。
採用サイトでは、自社独自のコンテンツを学生に届けることが可能です。特に学生へ届けたい情報をトップページに設置してアピールすることや、デザインやレイアウトなどで自社イメージをブランディングすることもできます。
他社とは異なる自社の特徴を学生に視覚的にも内容的にも伝えることができるため、求職者が会社選びを行う際に参考になりやすいです。
採用サイトに業務内容や会社の雰囲気などを伝えるコンテンツを充実させることで、求職者が自社で働く姿を想像しやすくなります。例えばオフィスの画像や社員インタビューなどを掲載することで、求職者は実際に自分が働く姿を想像できるようになり、ミスマッチを防ぐことにつながるでしょう。
ミッションやバリュー、社長メッセージなどを充実させると、自社で働く上で必要になるスタンスを共有できます。事業内容や求職者に求めるスキルを丁寧に説明すると、自社が求める人物像に近い人材が集まりやすくなるでしょう。
自社で働くことについてよく理解できるコンテンツを求職者に提供することで「思っていた会社と違った」というミスマッチを防ぐことに繋がります。
採用コンテンツを充実させることで、選考への応募者を増加させることも可能でしょう。
実際に、株式会社キャリタスが2026卒の学生を対象に行った調査によると、学生の就職活動に関する情報の入手先は以下のようになりました。
▼就職活動に関する情報の入手先(文系|理系)
1位 就活情報サイト(91.0%|85.4%)
2位 採用サイト (64.7%|67.3%)
以上の結果から、学生はマイナビなどの就活情報サイトについで、採用サイトを用いて就職活動に関する情報収集をしていることがわかります。自社の採用コンテンツを充実させることで、自社に興味を持ち、選考に応募する求職者を増加させることが可能です。
【参考】株式会社キャリタス『1 月 1 日時点の就職意識調査』
企業サイトと採用サイトでは、情報を発信する目的やターゲットが異なります。以下の表で、企業サイトと採用サイトの比較を行っています。ぜひ参考にしてください。
企業サイトは自社製品の消費者やクライアントに向けて、企業について知ってもらうことが目的です。サイトには会社概要や沿革、製品・サービス情報、株主・投資家への情報などが記載されています。
企業サイトの中に採用情報が記載されている採用ページが併設されている場合もあります。
しかし採用ページでは、募集要項や選考フローなど、応募に当たって最低限必要な情報のみが記載されていることがほとんどです。そのため、既に自社へ応募する意欲がある人に向けた仕様となっている場合が多いです。
一方で採用サイトは、就職活動を行う求職者に向けて情報を発信し、自社に関心を持ってエントリーしてもらうことを目的としています。そのため記載されている内容も、選考内容や業務内容、社員インタビューといった求職者向けの情報です。
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株式会社キャリタスが25卒の学生に対して行った調査によると、採用ホームページ好感度ランキングは以下のようになりました。ぜひ、自社の採用コンテンツを作成する際の参考にしてみてください。
▼採用ホームページ好感度ランキング
1位 株式会社ニトリ
2位 株式会社NTTドコモ
3位 株式会社NTTデータ
4位 富士通株式会社
株式会社三井住友銀行
6位 株式会社講談社
7位 任天堂株式会社
8位 トヨタ自動車株式会社
株式会社三菱UFJ銀行
10位 全日本空輸株式会社(ANA)
東海旅客鉄道株式会社
株式会社野村総合研究所
13位 サントリーホールディングス株式会社
Sky株式会社
15位 ソニーグループ株式会社
株式会社デンソー
株式名称電通
東宝株式会社
日本生命保険相互会社
パナソニックホールディングス株式会社
株式会社日立製作所
株式会社 みずほフィナンシャルグループ
【参考】株式会社キャリタス『2025年卒 採用ホームページに関する調査』
【参考】株式会社NTTデータ『NTTデータ新卒採用サイト 世界を変える、変わらぬ信念』
【参考】株式会社三井住友銀行『三井住友銀行 RECRUITING SITE』
【参考】株式会社講談社『株式会社採用ポータルサイト[おもしろくて、ためになる]』
【参考】任天堂株式会社『採用情報』
【参考】トヨタ自動車株式会社『採用情報』
【参考】株式会社三菱UFJ銀行『三菱UFJ銀行Recruiting Information』
【参考】東海旅客鉄道株式会社『東海旅客鉄道株式会社 採用・インターンシップ情報』
【参考】株式会社野村総合研究所『野村総合研究所(NRI)の新卒向け総合案内サイト』
【参考】Sky株式会社『新卒採用』
【参考】株式会社電通『新卒採用サイト』
【参考】株式会社日立製作所『採用・インターンシップ|新卒採用』
【参考】株式会社 みずほフィナンシャルグループ『新卒採用情報』
「充実した」採用サイトには、どのようなコンテンツが含まれているでしょうか?
ここでは採用サイトに絶対入れたい9つの必須コンテンツについてご紹介します。>
サイトを開いた時に一番最初に現れる画面がトップページです。自社に対しての第一印象を決める重要な箇所といえます。求職者にどのような自社イメージを抱いて欲しいのかを考え、デザインに反映しましょう。
例えば風通しの良くフラットな環境をアピールしたい場合は、オフィス内で複数の社員たちが談笑している画像などをトップに持ってくると効果的です。他にも、採用でアピールしたいテーマやポイントに沿って文字のフォントやサイトの背景色などを選択することで、視覚的に自社の伝えたいメッセージを求職者に届けられます。
またトップページには、事業内容や福利厚生紹介などの各コンテンツページへ遷移させるためのボタンなどが設置されています。この時、各ページがどのような内容なのかを表す画像やイラストを挿入することで、求職者が「このページも見てみたい!」と思えるようなデザインを意識しましょう。
会社の基盤となっている部分への共感は、採用活動を行う上で重要なポイントとなっています。
採用サイトに理念やビジョンを掲載することで、自社の目指す未来に沿って共に行動できる人材を採用しやすくなります。理念・ビジョンを記載するときは「なぜその理念を掲げているのか」というような背景を明記するようにしましょう。具体的な理由と共に会社の目指す方向を記載し、求職者の共感が得られると、入社後のミスマッチを防ぐことにも繋がります。
自社がどのような業界に位置し、どのような事業を行っているかというポイントも、求職者が求めている情報のひとつです。
採用サイトでは、企業サイトに記載があるようなサービス紹介だけではなく、事業の全体像を分かりやすく示すようにしましょう。
▼事業紹介で示すべき内容
以上のような内容を記すと、求職者にも理解しやすくなります。特に専門用語が多い業界や事業に関しては、「本当にそれは求職者に伝わる文章なのか」と考えながら事業紹介を行うようにしましょう。
魅力的な採用サイトは「自分が働く姿」を求職者が想像しやすいように設計されています。
▼業務内容で示すべき内容
このようなことを記載すると、業務内容についてのイメージが湧きやすくなります。実際に新卒で入社した社員などに、入社前に業務の中で想像しにくかった箇所や、もっと知りたかった部分についてのヒアリングを行い、反映することも効果的です。
自分のことを大事にしてくれる会社で働きたいと思うのは自然なことですよね。福利厚生や、社内制度などの環境面から自社の魅力をアピールし「こういう会社で働いたら楽しそう!」と思わせられるようなコンテンツを用意しましょう。
会社によってはユニークな福利厚生や制度などを設けているところもあると思います。なぜそのような制度を設けているのかという簡単な説明があると、自社が何を大事にしているのかが伝わりやすくなります。
代表からのメッセージは、企業の考え方を理解しやすく、また、理念やビジョンに対する親近感が湧きやすくなりますコンテンツです。
▼代表からのメッセージ内で伝えるべき内容
などを伝えることで、「こんな考えを持った人の元で働きたい」と感じる求職者も多いでしょう。代表のプロフィール画像なども一緒に掲載すると、話し手をイメージしやすくなるためオススメです。
採用サイトでは必ず選考へのエントリーを促す動線付けを行いましょう。
▼募集要項で記載するべきこと
各職種の仕事内容を記載する際は、その仕事の魅力を簡潔にまとめて説明します。「この仕事に応募したい!」と思わせられる募集要項を作るように心がけましょう。
求職者は複数社にエントリーしている場合がほとんどです。そのため何次選考まであるのか、エントリー開始時期はいつか、選考結果はいつ分かるのかなどは重要な情報です。各選考段階の開催時期、エントリーから結果連絡までの所要時間などを記載すると、求職者も安心して応募することができます。
求職者からの問い合わせが多い質問を、よくある質問(FAQ)としてまとめて掲載しましょう。事前に想定される求職者からの質問への回答を用意しておくことで、ユーザー体験として素早い解決に繋がります。またお問い合わせの連絡に対して一つひとつ返信するよりも効率的に工数を削減することが可能です。
以下はFAQでの質問例です。
▼FAQでの質問例
せっかく採用サイトを作ったのなら、求職者の志望度を高められるコンテンツを用意したいですよね。以下では必ず必須ではないものの、採用サイトに組み込むと求職者の志望度が高まる7つのコンテンツについてご紹介します。
どのような人たちが集まる会社なのか、というのは求職者が志望する会社を選ぶ上で大切なポイントです。社員紹介ページを作ることで、業務内容や働く環境、社風などをイメージしてもらいやすくなるのとともに、キャリアパスについても伝えることができます。実際に、先ほどご紹介した「就活生に人気の採用サイトランキング」における学生の声の中でも、その企業の採用サイトに好感を持つ理由として、「社員紹介の充実」を挙げる学生が非常に多かったです。社員にインタビューを行う際は、以下のような質問をしましょう。
▼社員にインタビューするべき内容
様々なキャリアパスを伝えられるように、新卒入社3年目以内の新人や、各部署のリーダー、役員などの多様なメンバーの紹介を掲載するようにしましょう。
会社で働く姿を想像してもらうために、1日の仕事のスケジュール例を紹介すると良いでしょう。
業務内容の紹介だけでは、日々どのように過ごしていくのかイメージしにくいです。特に新卒を対象とした場合、今までに就労経験のない人がほとんどです。出勤時間、午前中の業務、お昼休憩、午後の業務、退勤の流れの中で、どのように過ごしているのかを写真と共に紹介しましょう。
職種ごとで過ごし方が異なる場合もあるので、募集職種ごとの1日の流れを示しておくと良いです。また職種だけではなく、育児をしている社員、仕事の他に趣味がある社員、自社の制度を利用してキャリアアップを目指す社員など、様々なモデルがあると参考になりやすいです。
文字情報や写真だけではなく、より身近に自社を感じられるように動画コンテンツも用意すると効果的です。オフィスの見学動画や、働いている社員へのインタビュー、新入社員の対談動画など、自社の雰囲気が伝わるようなコンテンツを用意しましょう。
例えば「風通しがよくフラットな会社」と伝えるだけではなく、「〇〇が選ぶ<風通しの良いベンチャー>トップ10に選出」と記載した方が情報の信頼性が向上します。
このように、自社の働き方や雰囲気などを知るために、自社を表す数字データを記載すると効果的です。求職者の参考となりやすいのは以下のようなデータです。
▼採用コンテンツで示すべき数字データ
フォーマルな情報だけではなく、カジュアルな目線で自社の活動や魅力について発信していけるのが採用担当ブログです。座談会や会社説明会の採用関連でのイベント開催レポートに加え、社内イベントの紹介記事、仕事のやりがいなどについてざっくばらんに伝えることができます。
社内の雰囲気が伝わりやすい記事を書くことで、求職者の自社に対する親近感を醸成することができます。
企業の良い面だけではなく、課題点についてもオープンに言及するのが採用ピッチ資料です。
この資料では求職者に向けて、事業概要、ビジョン・理念や業務内容、募集職種など自社や採用に関連する情報を簡潔に説明します。グラフや表などを使いながら視覚的に分かりやすく会社を紹介することもでき、さらに採用サイトだけではなく会社説明会でも使えるため効率的です。
就職活動の情報収集でSNSを利用する学生は、年々増加しています。
採用情報を発信する企業アカウントもあり、SNS上で企業の魅力や会社説明会などのイベント情報などを発信しています。採用サイトで自社の採用SNSアカウントを紹介し、コンスタントに自社の採用関連情報が受け取れる環境作りを行いましょう。
また採用サイト内にSNSのシェアボタンを設置すると、情報拡散にも繋がるため効果的です。
思わず学生が応募したくなる採用サイトを作るためには、どのような点を意識したら良いでしょうか?採用サイトを制作する時に意識したい7つのポイントをご紹介します。
▼魅力的な採用サイトを制作するためのポイント7選
自社が作るサイトは「誰に向けた」ものかをしっかりと把握できていますか?
採用したい人物は、どのような訴求を魅力的に感じるのかを考えながら採用サイトを制作することで、自社の求める人物像に近い人材の応募を促すことが可能です。例えば「成長意欲が高い学生」を採用したいと考えている場合は、成長のための制度、キャリアパスなどのコンテンツを充実させると良いでしょう。
求める人物像に近い人材を採用するために、採用ペルソナを設定することが有効です。採用ペルソナとは、「採用要件を具体的な人物像として設定したもの」です。採用ペルソナの作成手順は以下の通りです。
▼採用ペルソナの作成手順
前述したとおり、採用サイトは「求職者が自社に関心を持ち、応募する」ことを目標としています。企業サイトでのブランディングとは異なるアプローチで求職者に自社の魅力を訴求することで、「自社で働きたい!」と思わせられる採用サイト作りが可能です。採用ブランディングに沿って、デザインやキャッチコピー、コンテンツを設定しましょう。
また良い採用サイトを作れば求職者が自然と見てくれるとは限りません。自ら採用サイトの存在をアピールし、求職者が求めている情報を記載していることをアピールする必要があります。自社の存在をまだ知らない層に向けてもアプローチするために、SNSなどを活用しながらプロモーションを行いましょう。
採用サイトは「いかに自社で働く姿を想像できるか」という目線でコンテンツ作りを行いましょう。入社後のイメージがつきやすいように、実際に働く社員の声や客観的指標などを用いることを意識することが重要です。
特に必須コンテンツとしてご紹介した事業紹介や業務内容、福利厚生・制度などは、具体的なイメージがつきにくい場合があります。事業紹介や業務内容では実績や具体的なサービス例などを挙げながら説明すると分かりやすいです。
福利厚生・制度は、利用率はどのくらいかなどの数値も一緒に提示すると良いでしょう。また自社独自のユニークな制度などを設けている場合は、他社と差別化するためのアピールポイントとなるため、重点的に説明を行いましょう。
冒頭でご説明したとおり、採用サイトの一つの目的は求職者に選考へエントリーしてもらうことです。事業内容や社員インタビューを読んで自社への関心度が高まった求職者が「よし応募しよう」と思ったとしても、エントリーボタンがどこにもなかったら離脱してしまいます。
「どこか特定のページでしかエントリーできない」「エントリーボタンが他の文章に埋もれている」といった状態では採用サイトからのエントリーは期待できません。求職者が「エントリーしたい」と思ったらすぐ行動に移せるように、採用サイトでは全てのページにエントリーボタンを分かりやすく設置するようにしましょう。
求職者にとって魅力的なサイトを作るために、「実際にこのサイトを見ている人はどう思っているのか」を調べ、必要に応じてコンテンツやデザインの改善を行いましょう。
アクセス解析を行うと、サイトへの訪問者数や各ページを閲覧した時間、どんなデバイスを使ってみているのかなど様々な情報を調べられます。これらをチェックしながら、求職者がどのようなコンテンツを求めているのかなどのニーズを考え、その結果に基づいて採用サイトを最適化していくことが重要です。アクセス解析を無料で行えるツールとしてGoogle Search Console、Google Analytics 4、User Heatなどがあげられます。具体的なアクセス解析の方法は、以下のようなものです。
▼アクセス解析の方法
アクセス解析を適切に行い、サイト改善につなげられるようにしましょう。
デザインのトレンドを取り入れることも魅力的な採用サイトにつなげるために重要です。トレンドについては、知っておきたい最新の採用サイトのトレンドデザイン4選で詳しくご説明いたします。
採用サイトを作成する際は、新卒採用向け、中途採用向け、それぞれの求職者のニーズをしっかり理解して作成することが重要です。新卒採用、中途採用それぞれの採用サイトで重要視されるコンテンツは以下の通りです。以下の違いを理解しながら採用サイトを制作していきましょう。
▼新卒採用向けの採用サイトで重要視されるコンテンツ
▼中途採用向けの採用サイトで重要視されるコンテンツ
採用サイトにあるどのような要素が学生を惹きつけるでしょうか?ここでは以上の観点から、自社の採用サイトを魅力的にする方法をご紹介します。
▼採用サイトで学生を惹きつけるための5つの要素
採用のコンセプトに沿ったデザインを行うことで、自社のブランディングを行い、ターゲットとなる学生に対してアプローチすることが可能です。
例えば「熱い思いを持った学生と出会う」ことを目的した採用の場合、採用サイトのバックグラウンドを赤色にする、太めのフォントを使用するなどで印象を操作することができます。ボタンをクリックした時のアクションや、スクロールの感度なども設定すると、より採用の世界観が求職者に伝わりやすくなります。
一方、デザインにこだわりすぎて、「どの情報がどこにあるのかわからない」「サイトが重すぎて全然開けない」という事態にならないよう注意が必要です。デザイン性と機能性の両方を高くすることで、学生を惹きつけることができます。
採用サイトのトップページを開くと、アイキャッチとなる画像と共に採用コンセプトが一言で記載されていることが多いです。インパクトあるフレーズを用いてキャッチコピーを作成することで、サイトを開いた瞬間に求職者を惹きつけることができます。
▼キャッチコピーで伝えるべきこと
キャッチコピーは上記のような内容を伝えるものが多いです。例えば「安定は、挑戦だ」「明日社長になる準備はできているか?」など、読点(、)で文章の中にリズムを付けたり、疑問符(?)で求職者へ問いかけを行うと印象を強められます。
学生を惹きつける採用サイトを作るためには、学生が求めている情報を含んだコンテンツを提供する必要があります。株式会社リクルートの調査によると、25卒の学生に対して、「就職先を確定する際に最も決めてとなった項目は何か」という質問に対する回答は以下のようになりました。
▼就職先を確定する際に最も決め手となった項目
1位 自らの成長が期待できる(49.1%)
2位 福利厚生や手当が充実している(43.9%)
3位 希望する地域で働ける(38.2%)
4位 会社や業界の安定性がある(33.7%)
5位 会社・団体で働く人が自分にあっている(28.0%)
【参考】株式会社リクルート『就職プロセス調査(2025年卒)「2024年12月1日時点 内定状況」』
ここから、学生は自らが成長できるかどうかや、勤務地域、福利厚生、またその企業で働く人と自分の雰囲気があっているか、といったことを重視していることがわかります。
自社が求職者に知ってもらいたい情報を一方的に伝えても、求職者の志望度を高める効果は期待できません。学生が入社する企業に求める項目を読み取り採用サイトに反映することで、自社への志望度が高い学生のエントリーを促すことができ、応募率や内定承諾率を高めることに繋がります。
自社を表す数字データなどの客観性がある情報を示すと学生を惹きつけられます。各ページを作成する際に、数値として表せるものがないかを必ず確認しましょう。
どれだけ魅力的な内容を記載していても、その情報を信頼してもらえなければ効果がありません。
▼客観性に欠けたNG例
▼客観性のあるOK例
求職者が採用サイトに記載されている内容に関してイメージしやすくなるように、客観性を示すことを忘れないようにしましょう。
数多くの企業がある中で「なぜ自社に入社する必要があるのか」というポイントを強く訴求することで、求職者を惹きつけられます。事業内容の独自性をアピールすることも効果的ですが、教育などの制度、社員の雰囲気など働く環境に自社ならではのポイントがあると求職者にとって魅力的に映りやすいです。
また働く環境以外にも、「ES提出必要なし」「特別会社説明会」など採用関連の情報で独自性を出すこともできます。競合他社と差別化するためにも、自社のユニークなポイントを推していきましょう。
ここまで、採用サイトの事例や、制作方法、含むべきコンテンツなどをご紹介しました。それでは、現在の採用サイトのトレンドはどのようなものなのでしょうか。新卒採用・中途採用にわけてご紹介します。
「【事例23選】就活生に人気なサイトランキング」内でご紹介した調査結果を見ると、学生から支持されている採用サイトの特徴は以下のようなものが挙げられます。
▼学生から支持される採用サイトの特徴
一方で、転職希望者が採用サイトで知りたいと思っている内容はどのようなものなのでしょうか。
アイブリッジ株式会社が転職希望者に対して実施した調査によると、「採用サイトを見るときに、最初に見たい情報は何ですか?」という質問に対する質問は以下のようになりました。
▼転職希望者が採用サイトを見る際に最初に知りたい内容
1位 募集要項(51.1%)
2位 仕事内容(自分が関わる仕事)(46.67%)
3位 福利厚生(20.41%)
4位 企業情報(拠点や従業員数)(20.35%)
5位 事業内容(会社全体の事業)(19.93%)
6位 職種紹介(社内に存在する職種の種類)(15.74%)
7位 業績紹介(売上や財務状況)(10.31%)
8位 評価制度(昇給など)(10.22%)
【参考】株式会社ベイジ『中途採用における採用サイト利用実態調査(2024年度版)』
転職希望者は、自分が関わる業務の具体的な仕事内容や業績、評価制度などを知りたいと考えている人が多いことがわかります。中途採用向けの採用サイトを制作する際は、転職希望者が知りたいニーズをしっかりと組み込むようにしましょう。
次に、採用サイトを作成する方法をご紹介いたします。
自社で採用サイトを作成する場合には、以下の流れで作成することが可能です。
▼自社で採用サイトを作成する際の5ステップ
サイトマップとは、サイト全体の構成を地図のように一覧として記載しているページのことです。サイトマップを作成しておくことで、制作会社に依頼する場合にも役立ちます。また、完成したサイトがイメージと大きく異なるなどといったリスクを防ぐことができます。
作成時の注意点としては、掲載する情報を詰め込みすぎないことです。自社が伝えたいことが伝わるように、どの情報が重要なのかを見極めることが必要です。
制作会社に採用サイトの制作を依頼する際のステップは以下の通りです。
▼制作会社に制作を依頼する際の7ステップ
サイトマップを作成するところまでは、自社でサイトを作成する場合と同様です。制作を依頼する場合には、自社のイメージしているものと大きく異なるサイトになってしまわないように、自社の要望が反映されるように依頼を丁寧に行いましょう。
上記のポイントを押さえて制作会社を選ぶことで、自社にあった採用サイトを作成することにつながります。制作会社を選ぶ際には、制作実績を参考にすることで依頼するイメージがしやすくなるでしょう。
費用相場の目安として、3パターンをご紹介いたします。
パターン①50万円〜150万円
この価格帯は、必要最低限の機能をもった採用サイトを制作する目安の金額です。依頼可能な範囲が限定され、テンプレートを用いて作成する可能性もあります。そのため、自社独自の採用サイトを作成することが難しいです。
パターン②150万円〜300万円
採用サイトを作成する上で必要な工程は依頼可能な場合が多いです。また、クオリティも自社の望んでいるものに近いレベルに達するでしょう。動画撮影やインタビューなどのコンテンツを追加する場合には、もう少し費用がかかる場合があります。
パターン③300万円以上
この価格帯では、オリジナリティやデザイン性の高い採用サイトを作成することが可能です。クオリティが高い分、制作期間が長くなるためすぐに採用サイトを使用したい場合には難しいです。また、依頼できる制作会社が少ないこともあげられます。
魅力的な採用サイトを作成するためには、最新のトレンドデザインを押さえておく必要があります。以下では、トレンドデザインをご紹介いたします。
ファーストビューデザインとは、Webサイトで最初に表示される部分を指します。スクロールをする前の画面に収まる範囲のことであり、サイトを訪れるユーザーの第一印象を決定する重要なデザインです。採用ターゲットに向けて、キャッチコピーやデザインを作成する必要があります。
マウスオーバーエフェクトとは、マウスポインタの動きに合わせてデザインが変化する視覚効果のことを指します。動きに合わせて色や動きが変化し、視覚効果によってユーザーの興味を引くことが可能です。
スクロールエフェクトとは、スクロール操作に合わせて背景やコンテンツが変化する効果を指します。スクロールの動きに合わせて、アニメーションが変化したり、立体感のある動きをしたりします。視覚効果によってユーザーに魅力的な表現をすることができるでしょう。
タイポグラフィーアニメーションとは、文字やロゴに動きなどの変化をつけるアニメーションです。文字の大きさやフォント、レイアウトなどの視覚効果でユーザーにわかりやすく情報を伝えることが可能です。
続いて、採用サイトを作成するために「デザインの4大原則」を押さえておきましょう。
近接とは、関連する情報を近づけることです。関係性に従って、位置を整理することで視覚的にも理解しやすいレイアウトになります。
整列とは、関連する情報を一定の規則に沿って配置することです。整列をせず、全ての情報を中央揃えにしてしまうと、各情報の違いが伝わりづらくなってしまいます。
そのため整列をすることによって、情報を整理でき視覚的に伝わりやすいデザインにつながります。
強弱とは、伝えたい情報に差をつけるため色や大きさを用いて強弱をつけることです。
強弱によって情報が伝わりやすくなったり、視覚的にインパクトのあるデザインを作ることが可能です。
反復とは、関連する情報を一定の規則に沿って繰り返し用いることです。反復を用いることで、デザインに一貫性をもたせることができます。
「求めるような学生になかなか出会えない」「母集団形成がうまくいかない」といったお悩みを抱えている新卒採用担当の方におすすめしたいのが、Matcher Scoutです。
Matcher Scoutとは、採用担当者の煩雑な業務負担を極限まで削減した新卒採用向けのダイレクトリクルーティングサービス。OB・OG訪問アプリ「Matcher」に登録している学生の中から、採用要件にマッチした学生に弊社の担当者が代理でスカウトを送信します。
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いかがでしたか。
需要に合ったコンテンツを充実させることで求職者の志望度を高められ、さらに自社とマッチ度の高い候補者との出会いにも繋がります。エントリーへの動線付けを忘れずに、調査と改善を繰り返しながら、自社に最適な採用サイトを作りましょう。