採用サイトを魅力的なコンテンツにする製作ポイント5選【事例あり】
2023/03/13

採用サイトでどのようなコンテンツを提供するかお悩みですか?

学生が求める情報をサイトに反映させることで、自社へのエントリー数を増やす他、学生の志望度も高めることが可能です。

本記事では、自社の魅力を学生にたっぷり伝えるための採用サイトコンテンツについてご紹介します。

「採用サイトを立ち上げる前に、採用全体のストラテジーを決めたい」

「どのような学生に向けたサイトにするのかをもっと明確にしたい」

このような課題を持っている方は、以下のページもご覧ください。

【参考】「採用戦略の立て方」を4ステップで徹底解説!鍵はフレームワーク?

【参考】【新卒】採用ペルソナの設定方法を具体例・フォーマットを用いて解説します

採用ペルソナ設計ワークフローの資料ダウンロード

採用サイトとは

そもそも採用サイトはどのようなものでしょうか?

こちらでは改めて採用サイトについてご説明します。

概要

採用サイトとは、求職者に対して自社の情報や魅力を伝えるために設置されたWEBサイトのことです。

募集要項はもちろん、ビジョンや社風、社員へのインタビューなどコンテンツは様々。

求職者が求めている情報を発信していくことで、自社へのエントリー数増加を狙えます。

企業サイトや採用ページとの違い

企業サイトと採用サイトでは、情報を発信する相手が異なります。

企業サイトは自社製品の消費者やクライアントに向けて、企業について知ってもらうことが目的です。

サイトには会社概要や沿革、製品・サービス情報、株主・投資家への情報などが記載されています。

企業サイトの中に採用情報が記載されている採用ページが併設されている場合もあります。

採用ページでは、募集要項や選考フローなど、応募に当たって最低限必要な情報のみが記載されていることがほとんどです。 既に自社へ応募する意欲がある人に向けた仕様となっている場合が多いです。

一方で採用サイトは、就職活動を行う求職者に向けて、自社に関心を持ってエントリーしてもらうことを目的としています。

そのため記載されている内容も、選考内容や業務内容、社員インタビューといった求職者向けの情報です。

採用サイトを作るメリット

企業サイト内に採用ページを設けるのではなく、なぜ採用サイトを特設する必要があるのでしょうか?

採用サイトを作るメリットや効果をご紹介します。

採用サイトから情報収集する学生が多い

就職活動に関する情報入手先を聞いたところ、71.9%の2023年卒学生が各企業の採用サイトから情報を得ていることが分かりました。

就職活動に関する情報の入手先

【参考】株式会社ディスコ キャリタスリサーチ「1月1日時点の就職意識調査

自社に興味を持った学生に対して、いかに自社の魅力を訴求できるかによって母集団形成の成功が左右されます。

候補者となる可能性のある潜在層に向けて、採用サイトで自社の魅力を存分にアピールすることで、上手な母集団形成に繋がります。

独自のコンテンツを展開できる

企業サイト内の採用ページや、ナビサイトには、掲載できる情報量が限られている場合が多いです。

特にナビサイトでは、情報の記載形式が定まっていることがほとんど。

特定の項目を設けることで学生が企業情報を比較しやすい構造となっていますが、企業としては「もっとここをアピールしたいのに」という箇所も出てくるのではないでしょうか。

採用サイトでは、自社独自のコンテンツを学生に届けることが可能です。

特に学生へ届けたい情報をトップページに設置してアピールすることや、デザインやレイアウトなどで自社イメージをブランディングすることもできます。

他社とは異なる自社の特徴を学生に視覚的にも内容的にも伝えることができるため、求職者が会社選びを行う際に参考になりやすいです。

ミスマッチの低下に繋がる

採用サイトに業務内容や会社の雰囲気などを伝えるコンテンツを充実させることで、求職者が自社で働く姿を想像しやすくなります

ミッションやバリュー、社長メッセージなどを充実させると、自社で働く上で必要になるスタンスを共有できます。

事業内容や求職者に求めるスキルを丁寧に説明すると、自社が求める人物像に近い人材が集まりやすくなるでしょう。

自社で働くことについてよく理解できるコンテンツを求職者に提供することで「思っていた会社と違った」というミスマッチを防ぐことに繋がります。

採用サイト│9つの必須コンテンツ

「充実した」採用サイトには、どのようなコンテンツが含まれているでしょうか?

ここでは採用サイトに絶対入れたい9つの必須コンテンツについてご紹介します。

採用サイトの必須コンテンツ

①トップページ

サイトを開いた時に一番最初に現れる画面がトップページです。

自社に対しての第一印象を決める重要な箇所になります。

求職者にどのような自社イメージを抱いて欲しいのかを考え、デザインに反映しましょう

例えば風通しの良くフラットな環境をアピールしたい場合は、オフィス内で複数の社員たちが談笑している画像などをトップに持ってくると効果的です。

他にも、採用でアピールしたいテーマやポイントに沿って文字のフォントやサイトの背景色などを選択することで、視覚的に自社の伝えたいメッセージを求職者に届けられます

またトップページには、事業内容や福利厚生紹介などの各コンテンツページへ遷移させるためのボタンなどが設置されています。

この時、各ページがどのような内容なのかを表す画像やイラストを挿入することで、求職者が「このページも見てみたい!」と思えるようなデザインを意識しましょう。

②理念・ビジョン

会社の基盤となっている部分への共感は、採用活動を行う上で重要なポイントとなっています。

採用サイトに理念やビジョンを掲載することで、自社の目指す未来に沿って共に行動できる人材を採用しやすくなります。

理念・ビジョンを記載するときは「なぜその理念を掲げているのか」というような背景を明記するようにしましょう

具体的な理由と共に会社の目指す方向を記載し、求職者の共感が得られると、入社後のミスマッチを防ぐことにも繋がります。

③事業紹介

自社がどのような業界に位置し、どのような事業を行っているかというポイントも、求職者が求めている情報のひとつです。

採用サイトでは、企業サイトに記載があるようなサービス紹介だけではなく、事業の全体像を分かりやすく示すようにしましょう。

以下のような内容を記すと、求職者にも理解しやすくなります。

  • どのようなサービスを提供しているのか
  • なぜそのサービスに需要があるのか
  • 実際にどれほどのニーズがあるのか
  • そのサービスにおいて独自のポイントはどこか
  • これからどのように展開していく計画か

特に専門用語が多い業界や事業に関しては、「本当にそれは求職者に伝わる文章なのか」と考えながら事業紹介を行うようにしましょう。

④業務内容

魅力的な採用サイトは「自分が働く姿」を求職者が想像しやすいように設計されています。

  • 各職種の業務概要、何をゴールとしているのか
  • 具体的に日々どのようなことを行っているのか
  • サービス全体にどのように関わっているのか
  • その業務の魅力、やりがい

このようなことを記載すると、業務内容についてのイメージが湧きやすくなります。

実際に新卒で入社した社員などに、入社前に業務の中で想像しにくかった箇所や、もっと知りたかった部分についてのヒアリングを行い、反映することも効果的です。

⑤福利厚生・制度

自分のことを大事にしてくれる会社で働きたいと思うのは自然なことですよね。

福利厚生や、社内制度などの環境面から自社の魅力をアピールし「こういう会社で働いたら楽しそう!」と思わせられるようなコンテンツを用意しましょう。

会社によってはユニークな福利厚生や制度などを設けているところもあると思います。

なぜそのような制度を設けているのかという簡単な説明があると、自社が何を大事にしているのかが伝わりやすくなります

⑥代表からのメッセージ

代表からのメッセージは、企業の考え方を理解しやすく、また、理念やビジョンに対する親近感が湧きやすくなりますコンテンツです。

以下のようなことなどを伝えると、「こんな考えを持った人の元で働きたい」と感じる求職者も多いはずです。

  • 今までどのような状況を乗り越えてきたのか
  • 現代の社会に対して何を提供することに価値があると考えているのか
  • どのような未来を築いていきたいのか

代表のプロフィール画像なども一緒に掲載すると、話し手をイメージしやすくなるためオススメです。

⑦募集要項

採用サイトでは必ず選考へのエントリーを促す動線付けを行いましょう。

  • 採用している職種と仕事内容
  • 求める人物像
  • 募集人数
  • 待遇

募集要項では以上のことを記載します。

各職種の仕事内容を記載する際は、その仕事の魅力を簡潔にまとめて説明します。

「この仕事に応募したい!」と思わせられる募集要項を作るように心がけましょう。

⑧選考フロー

求職者は複数社にエントリーしている場合がほとんどです。

そのため何次選考まであるのか、エントリー開始時期はいつか、選考結果はいつ分かるのかなどは重要な情報です。

各選考段階の開催時期エントリーから結果連絡までの所要時間などを記載すると、求職者も安心して応募することができます。

⑨よくある質問

求職者からの問い合わせが多い質問を、よくある質問(FAQ)としてまとめて掲載しましょう。

事前に想定される求職者からの質問への回答を用意しておくことで、ユーザー体験として素早い解決に繋がります。

またお問い合わせの連絡に対して一つひとつ返信するよりも効率的に工数を削減することが可能です。

以下はFAQでの質問例です。

  • 応募に必要な資格はありますか?
  • 選考に適性検査は含まれますか?
  • いつから募集開始しますか?
  • 海外学生の受け入れはありますか?
  • 配属はどのように決まりますか?
  • 新人研修はどのような内容ですか?
  • 有給取得率はどのくらいですか?
  • 転勤はありますか?
  • 残業や休日出勤はどのくらいありますか?
  • 育児と仕事の両立を支援する制度はありますか?

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採用サイト│7つの志望度が高まるコンテンツ

せっかく採用サイトを作ったのなら、求職者の志望度を高められるコンテンツを用意したいですよね。

以下では志望度が高まる7つのコンテンツについてご紹介します。

志望度が高まる採用サイトのコンテンツ

①社員紹介

どのような人たちが集まる会社なのか、というのは求職者が志望する会社を選ぶ上で大切なポイントです。

社員紹介ページを作ることで、業務内容や働く環境、社風などをイメージしてもらいやすくなるのとともに、キャリアパスについても伝えることができます

社員にインタビューを行い、以下のような質問をしましょう。

  • 入社の決め手となったことは?
  • どんな仕事をしているのか
  • 今までで一番辛かった出来事は?
  • 仕事にやりがいを感じるのはどんな時?
  • 休日の過ごし方は?
  • これからどんなことをしていきたい?
  • 他でもないこの会社で働くことの意義は?
  • 就活生に向けたメッセージ

様々なキャリアパスを伝えられるように、新卒入社3年目以内の新人や、各部署のリーダー、役員などの多様なメンバーの紹介を掲載するようにしましょう。

②1日の流れ

会社で働く姿を想像してもらうために、1日の仕事のスケジュール例を紹介すると良いでしょう。

業務内容の紹介だけでは、日々どのように過ごしていくのかイメージしにくいです。

特に新卒を対象とした場合、今までに就労経験のない人がほとんどです。

出勤時間、午前中の業務、お昼休憩、午後の業務、退勤の流れの中で、どのように過ごしているのかを写真と共に紹介しましょう。

職種ごとで過ごし方が異なる場合もあるので、募集職種ごとの1日の流れを示しておくと良いです。

また職種だけではなく、育児をしている社員、仕事の他に趣味がある社員、自社の制度を利用してキャリアアップを目指す社員など、様々なモデルがあると参考になりやすいです。

③動画コンテンツ

文字情報や写真だけではなく、より身近に自社を感じられるように動画コンテンツも用意すると効果的です。

オフィスの見学動画や、働いている社員へのインタビュー、新入社員の対談動画など、自社の雰囲気が伝わるようなコンテンツを用意しましょう。

④自社を表す数字データ

例えば「風通しがよくフラットな会社」と伝えるだけではなく、「〇〇が選ぶ<風通しの良いベンチャー>トップ10に選出」と記載した方が情報の信頼性が向上します。

このように、自社の働き方や雰囲気などを知るために、自社を表す数字データを記載すると効果的です。

求職者の参考となりやすいのは以下のようなデータです。

  • 業績推移
  • 従業員数
  • 男女比率
  • 平均年齢
  • 有給休暇取得率
  • 産休/育休取得率
  • 最少年役員年齢

⑤採用担当ブログ

フォーマルな情報だけではなく、カジュアルな目線で自社の活動や魅力について発信していけるのが採用担当ブログです。

座談会や会社説明会の採用関連でのイベント開催レポートに加え、社内イベントの紹介記事、仕事のやりがいなどについてざっくばらんに伝えることができます。

社内の雰囲気が伝わりやすい記事を書くことで、求職者の自社に対する親近感を醸成することができます。

⑥採用ピッチ資料

企業の良い面だけではなく、課題点についてもオープンに言及するのが採用ピッチ資料です。

この資料では求職者に向けて、事業概要、ビジョン・理念や業務内容、募集職種など自社や採用に関連する情報を簡潔に説明します。

グラフや表などを使いながら視覚的に分かりやすく会社を紹介することもでき、さらに採用サイトだけではなく会社説明会でも使えるため効率的です。

⑦SNS

就職活動の情報収集でSNSを利用する学生は、年々増加しています。

採用情報を発信する企業アカウントもあり、SNS上で企業の魅力や会社説明会などのイベント情報などを発信しています。

採用サイトで自社の採用SNSアカウントを紹介し、コンスタントに自社の採用関連情報が受け取れる環境作りを行いましょう。

また採用サイト内にSNSのシェアボタンを設置すると、情報拡散にも繋がるため効果的です。

【参考】【徹底解説】採用活動でSNSを最大限活用するには

採用サイトで学生をグッと惹きつけるための要素とは?

採用サイトにあるどのような要素が学生を惹きつけるでしょうか?

ここでは以下の観点から、自社の採用サイトを魅力的にする方法をご紹介します。

  • デザインと機能性
  • キャッチコピー
  • コンテンツ
  • 客観性
  • 独自性

デザインと機能性

採用のコンセプトに沿ったデザインを行うことで、自社のブランディングを行い、ターゲットとなる学生に対してアプローチすることが可能です。

例えば「熱い思いを持った学生と出会う」ことを目的した採用の場合、採用サイトのバックグラウンドを赤色にする、太めのフォントを使用するなどで印象を操作することができます。

ボタンをクリックした時のアクションや、スクロールの感度なども設定すると、より採用の世界観が求職者に伝わりやすくなります。

一方、デザインにこだわりすぎて、「どの情報がどこにあるのかわからない」「サイトが重すぎて全然開けない」という事態にならないよう注意が必要です。

デザイン性と機能性の両方を高くすることで、学生を惹きつけることができます。

キャッチコピー

採用サイトのトップページを開くと、アイキャッチとなる画像と共に採用コンセプトが一言で記載されていることが多いです。

インパクトあるフレーズを用いてキャッチコピーを作成することで、サイトを開いた瞬間に求職者を惹きつけることができます。

キャッチコピーは下記のような内容を伝えるものが多いです。

  • どのような姿勢で働く会社なのか
  • どのような人材を探しているのか
  • 自社のビジョンは何か
  • 求職者へのメッセージ

例えば「安定は、挑戦だ」「明日社長になる準備はできているか?」など、読点(、)で文章の中にリズムを付けたり、疑問符(?)で求職者へ問いかけを行うと印象を強められます。

コンテンツ

学生を惹きつける採用サイトを作るためには、学生が求めている情報を含んだコンテンツを提供する必要があります。

下記のグラフは、学生が就職先を決める際に決め手となった項目について記したものです。

就職先を確定する際に最も決め手となった項目

【参考】就職プロセス調査(2022年卒)「2021年12月1日時点 内定状況

2022年卒で20.5%の学生が「自らの成長が期待できる」会社に入社したいと思っています。

3年連続で最も高い項目となっているため、自社の成長環境をアピールするコンテンツを取り入れると効果的だと考えられます。

自社が求職者に知ってもらいたい情報を一方的に伝えても、求職者の志望度を高める効果は期待できません。

学生が入社する企業に求める項目を読み取り採用サイトに反映することで、自社への志望度が高い学生のエントリーを促すことができ、応募率や内定承諾率を高めることに繋がります。

客観性

採用サイト│7つの志望度が高まるコンテンツ」の④でご紹介したように、自社を表す数字データなどの客観性がある情報を示すと学生を惹きつけられます。

各ページを作成する際に、数値として表せるものがないかを必ず確認しましょう。

どれだけ魅力的な内容を記載していても、その情報を信頼してもらえなければ効果がありません

例えば「自身の成長を感じられるため、やりがいのある環境です」という訴求では、具体性がなく、求職者に響きにくいです。

この場合、「最年少役員は26歳。20代で年収1000万円超も!独自の教育制度で営業力を鍛え、実績を元にした能力主義の評価環境があるため、成長を実感できます」というように客観的指標を取り入れた方が効果的です。

求職者が採用サイトに記載されている内容に関してイメージしやすくなるように、客観性を示すことを忘れないようにしましょう。

独自性

数多くの企業がある中で「なぜ自社に入社する必要があるのか」というポイントを強く訴求することで、求職者を惹きつけられます。

事業内容の独自性をアピールすることも効果的ですが、教育などの制度、社員の雰囲気など働く環境に自社ならではのポイントがあると求職者にとって魅力的に映りやすいです。

また働く環境以外にも、「ES提出必要なし」「特別会社説明会」など採用関連の情報で独自性を出すこともできます。

競合他社と差別化するためにも、自社のユニークなポイントを推していきましょう。

魅力的な採用サイトを作るためのポイント5選

思わず学生が応募したくなる採用サイトを作るためには、どのような点を意識したら良いでしょうか?

制作時に意識したい5つのポイントをご紹介します。

魅力的なサイトを作るためのポイント

①採用ターゲットに向けたコンテンツを用意する

自社が作るサイトは「誰に向けた」ものかをしっかりと把握できていますか?

採用したい人物は、どのような訴求を魅力的に感じるのかを考えながら採用サイトを制作することで、自社の求める人物像に近い人材の応募を促すことが可能です。

例えば「成長意欲が高い学生」を採用したいと考えている場合は、成長のための制度、キャリアパスなどのコンテンツを充実させると良いでしょう。

採用ターゲットの定め方については下記の記事をご参照ください。

【参考】【新卒】採用ペルソナの設定方法を具体例・フォーマットで紹介します

②採用ブランディングやプロモーション戦略を考える

前述したとおり、採用サイトは「求職者が自社に関心を持ち、応募する」ことを目標としています。

企業サイトでのブランディングとは異なるアプローチで求職者に自社の魅力を訴求することで、「自社で働きたい!」と思わせられる採用サイト作りが可能です。

採用ブランディングに沿って、デザインやキャッチコピー、コンテンツを設定しましょう。

また良い採用サイトを作れば求職者が自然と見てくれるとは限りません。

自ら採用サイトの存在をアピールし、求職者が求めている情報を記載していることをアピールする必要があります。

自社の存在をまだ知らない層に向けてもアプローチするために、SNSなどを活用しながらプロモーションを行いましょう。

【参考】注目の採用ブランディングとは?注意点や成功のポイントをご紹介!

③自社で働くイメージが湧きやすいコンテンツを用意する

採用サイトは「いかに自社で働く姿を想像できるか」という目線でコンテンツ作りを行いましょう。

入社後のイメージがつきやすいように、実際に働く社員の声や客観的指標などを用いることを意識することが重要です。

特に必須コンテンツとしてご紹介した事業紹介や業務内容、福利厚生・制度などは、具体的なイメージがつきにくい場合があります。

事業紹介や業務内容では実績や具体的なサービス例などを挙げながら説明すると分かりやすいです。

福利厚生・制度は、利用率はどのくらいかなどの数値も一緒に提示すると良いでしょう。

また自社独自のユニークな制度などを設けている場合は、他社と差別化するためのアピールポイントとなるため、重点的に説明を行いましょう。

④エントリーへの動線付けを丁寧に設計する

冒頭でご説明したとおり、採用サイトの一つの目的は求職者に選考へエントリーしてもらうことです。

事業内容や社員インタビューを読んで自社への関心度が高まった求職者が「よし応募しよう」と思ったとしても、エントリーボタンがどこにもなかったら離脱してしまいます。

・どこか特定のページでしかエントリーできない

・エントリーボタンが他の文章に埋もれている

このような状態では採用サイトからのエントリーは期待できません。

求職者が「エントリーしたい」と思ったらすぐ行動に移せるように、採用サイトでは全てのページにエントリーボタンを分かりやすく設置するようにしましょう。

⑤サイト改善のためにアクセス解析を行う

求職者にとって魅力的なサイトを作るために、「実際にこのサイトを見ている人はどう思っているのか」を調べ、必要に応じてコンテンツやデザインの改善を行いましょう。

アクセス解析を行うと、サイトへの訪問者数や各ページを閲覧した時間、どんなデバイスを使ってみているのかなど様々な情報を調べられます。

これらをチェックしながら、求職者がどのようなコンテンツを求めているのかなどのニーズを考え、その結果に基づいて採用サイトを最適化していきます。

ランキングから見る!採用サイトのコンテンツ事例5選

株式会社ディスコの調査「採用ホームページ好感度ランキング」を参考に、どのような採用サイトを学生が求めているのかを読み解いていきます。

【参考】キャリタス就活2021「2021年卒採用ホームページに関する調査

調べる様子

第1位:ソニー株式会社

【採用サイトURL】https://www.sony.com/ja/SonyInfo/Jobs/newgrads/

○魅力的なポイント

学生が最も魅力的に感じたのはソニー株式会社の採用サイトでした。

ソニー株式会社の新卒採用サイトのトップ画面では、『社員に会う』『社員を知る』『仕事を知る』『応募する』という各ページへの遷移ボタンがまず目に入ります。

求職者が取りたいであろうアクションを言葉で示すことで、それぞれのページへ誘導できています。

またビジョンやバリュー、事業内容などの説明がそれぞれ動画になっています。 視覚的に分かりやすくアピールしているのが高評価に繋がったのだと考えられます。

○学生の声

  • 求める人物像が明確だった。また、直感的に「働きたい」と思わせるような文言とデザインのホームページだった。
  • デザインがおしゃれ。社員紹介が充実している。
  • ソニーの目指す雰囲気や社風がわかりやすく紹介されていた。
  • 職種別に分かれていて内容が⾒やすい。
  • 欲しい情報の場所がわかりやすかったから。
  • インターンシップ等の情報だけでなく、ソニーの活動の最新情報も更新されていたから。

第2位:株式会社エヌ・ティ・ティ・データ

【採用サイトURL】https://nttdata-recruit.com/?_fsi=cShcpiRq&_fsi=cShcpiRq&_fsi=cShcpiRq

○魅力的なポイント

学生から2番目に評価が高かった採用サイトは、株式会社エヌ・ティ・ティ・データでした。

緑に反射した地球儀のアイキャッチ画像の上に『世界を変える、変わらぬ信念』というキャッチコピーが記載されています。

IT業界の先駆者としての企業の立場と、世界を変えるために挑戦をしていける人材を求めていることの両方が読み取れます。

また多くの事業を行っていることから、各事業を分かりやすく説明するために「PROJECT STORY」として具体的な内容を提示して求職者の理解の促進を行っています

○学生の声

  • SIという、学⽣にとって馴染みのない事業を分かりやすく伝えていると感じた。また、社員紹介やプロジェクト紹介などコンテンツが豊富だった。
  • テーマごとに⾒やすく分類されていた。
  • 数値でわかりやすく会社の特徴を表しているページがあった。
  • 社員紹介が充実していた。
  • 事業内容が豊富に記載されていた。重要なキーワードで検索できた。

第3位: Sky株式会社

【採用サイトURL】https://www.sky-recruit.jp/

○魅力的なポイント

新卒採用サイトを開いた際にまず目に入るのが、社員が働いている様子の動画です。

「この会社で働いたら、どんな生活が待っているのだろうか」と入社後の想像を膨らませやすくなる工夫がされています。

動画の下には『原動力は好動力!「仕事が好き」と言えることはそれだけで力になる』というキャッチコピーが記されており、また、働く環境や制度に関するコンテンツも充実しています。

採用サイト全体として「入社後の姿をイメージさせる」というコンセプトが一貫しているため、好感度が高かったのだと考えられます。

○学生の声

  • ファーストインパクトが大きく、印象にとても残ったことに加えて、そこからどんなことをしてるのか知りたくなった。
  • 基本情報も分かりやすく、さらに動画や漫画等を⽤いており、全体的に内容を理解しやすかった。
  • ポップな⾒た目で⾒栄えが良かった。
  • 多くの社員の具体的な働き方が掲載してあった。
  • 新入社員のインタビューもあり、とても好印象だった。

第4位(1):三井物産株式会社

【採用サイトURL】https://career.mitsui.com/recruit/#firstPage

○魅力的なポイント

同率で4位に選出されたのは、三井物産株式会社と株式会社日立製作所です。

三井物産株式会社の新卒採用サイトは白背景に太い黒文字が使用されており、シンプルで力強いデザインとなっています。

オフィスの紹介動画や副社長が企業の変遷を語るダイジェスト動画など、どのような背景があり、どのような姿勢で働いているのかが分かりやすく紹介されています

○学生の声

  • 就活⽣目線で、欲しい情報が色々分かりやすくまとまっていた。
  • バーチャルオフィス⾒学などいろいろな情報を採⽤ホームページに載せていた。
  • 社員紹介が充実していて(各本部10人程度)、部署ごとにさまざまな違いが⾒られてとてもよかった。
  • 様々なバックグラウンドの人の苦労がわかったから。
  • 全体的にシックでかっこいい。書類選考を通過した人だけが⾒れる採⽤ページがあり、社員紹介や事例紹介などボリュームに富んでいた。

第4位(2):株式会社日立製作所

【採用サイトURL】https://www.hitachi.co.jp/recruit/newgraduate/index.html

○魅力的なポイント

同じく4位として選出されたのは、株式会社日立製作所の採用サイトです。

トップ画像にある『ゆずれないものがある』という採用メッセージの下に、『思考<行動』『損得<善悪』『変化<進化』などの文字が順番に表示され、企業が大事にしているものが視覚的に分かりやすい仕掛けとなっています。

社員のインタビュー記事では、先輩社員、キャリア、若手社員に分かれて掲載されており、求職者のニーズに合わせてコンテンツを整理していることが分かります。

○学生の声

  • デザインが良く、求めている情報に最もアクセスしやすかった。
  • 「ゆずれないものがある」という標語とその意味が率直に伝わり、共感が持てた。日⽴語録というものが目についた。
  • 英語と日本語が両方表記されていて、グローバルな企業であることが伝わってきたため。
  • ジョブマッチングにおいて応募可能な職種の詳細が詳しく、またその職種の応募の空きがリアルタイムで確認できたため。

3分で分かるMatcher Scoutの資料ダウンロードを喚起する画像

おわりに

いかがでしたか。

需要に合ったコンテンツを充実させることで求職者の志望度を高められ、さらに自社とマッチ度の高い候補者との出会いにも繋がります。

エントリーへの動線付けを忘れずに、調査と改善を繰り返しながら、自社に最適な採用サイトを作りましょう。