新卒採用コラム|マッチャースカウト

採用力が上がる採用ブログの書き方|求職者の関心を捉えるには|新卒採用ダイレクトリクルーティングサービス Matcher Scout

Written by Admin | Sep 13, 2024 2:10:21 AM

採用ブログではどのような内容を書けば求職者の関心を得られるのでしょうか。

この記事では、採用ブログで新卒や転職者が企業選びで重視する項目を紹介した上で、採用ブログで掲載すべきコンテンツと運用する上で注意すべきことについて解説します。

採用ブログとは

採用ブログとは、企業が求職者に対して情報を提供するメディアのことを指します。

採用サイトや企業説明会で伝えきれない企業の魅力をブログを通じて発信することで、自社で働く意欲を喚起し、応募の動機づけを行う手段の1つです。

単に求人情報を提供するだけでなく、自社のカルチャーや働き方、経営理念など、多角的な視点から定期的に情報発信することで、採用市場におけるブランディングを確立できます。

採用ブログを運営するメリット

採用ブログを運用することで、どのようなメリットを享受することができるのでしょうか?

ここでは次の3つの視点で採用ブログを運用するメリットを解説します。

  • ミスマッチによる早期退職を防止する
  • 採用広報で他社より優位に立つ
  • 新たな顧客を獲得につながる

 ミスマッチによる早期退職を防止する

採用ブログを運営することは、求職者と企業の間でミスマッチを防止できます。

社員が離職する主な理由に「仕事が合わなかった」、「人間関係がうまくいかなかった」等が挙げられるでしょう。

採用ブログでは企業の採用情報だけでなく、「社員インタビュー」という形で日々の業務や社内での過ごし方を発信できます。

このように、入社前に社内のイメージを形成することで、求職者と企業間のミスマッチを減らし、社員の早期退職を防げます。

ただし、現実からあまりに乖離した情報発信はかえって早期退職を助長する原因にもなり得るので、注意しましょう。

 採用広報で他社より優位に立つ

採用ブログを通じて、自社の企業理念や行動指針、新たな取り組みを継続的に発信し続けることは、自社の企業姿勢を社会に周知させることができます。

企業の存在価値が社会に認められ、自社ブランドを確立することにつながれば、求職者が企業に抱くイメージも向上するでしょう。

その結果、採用広報の際には、他社よりも優位に立つことができます。

 新たな顧客獲得につながる

採用ブログでは、自社製品開発や事業に対する思いも発信することでしょう。

特に、自社ならではのコンテンツは求職者だけでなく、潜在的な顧客の獲得にもつながる可能性が高いです。

ただし、製品に対する情熱や開発過程を伝えた結果、顧客の関心を得ることが理想です。

過度な宣伝は、かえって逆効果になり得るので注意しましょう。

読み手は採用ブログの何を見ているのか

採用ブログで、企業は様々なコンテンツを自由に提供することができます。

採用ブログを運営する主な目的は、求職者が自社で働く動機づけを行うことです。

しかし、採用ブログに決まったフォーマットはなく、企業は様々なコンテンツを自由に提供することができ、何を意識してコンテンツを作成すればいいのか迷うことでしょう。

そこで、ここでは「新卒採用」と「中途採用」の両者が企業選びの際に何を重視するかを解説するので、コンテンツ作成の参考にしてください。

 新卒の学生が企業選びで重視する項目

学生約3万人を対象に行ったアンケートのランキング上位5項目は次のような結果になりました。

  1. スキルアップや成長の機会が多く市場価値を高られるか
  2. 給与・待遇が良いか
  3. 職場の雰囲気・社風・コミュニケーションが良いか
  4. 魅力的なサービス・プロダクトであるか
  5. 将来性のある市場・事業であるか

このランキングによると、新卒の学生は自らの成長環境を最も重視しており、次点に福利厚生を始めとする企業の魅力に関心を寄せています。

このことから、新卒の学生をターゲットとする採用ブログでは、スキルアップ機会や業界内での企業の立ち位置を始めとするコンテンツを作成することが良いでしょう。

【参考】HRpro「【新卒採用】Z世代は企業選びで「成長機会」や「市場価値を高められるか」を重視。男女差や人気業界も明らかに」

 転職者が企業選びで重視する項目

転職活動における求職者約1万人を対象に行ったアンケートのランキング上位5項目は次のような結果になりました。

  1. 自分にできそうか
  2. 希望の条件(勤務時間・休日休暇など)があるか
  3. 年収がアップできるか
  4. やりがい・達成感が得られるか
  5. 経験・スキルが活かせるか

このランキングによると、転職者は仕事に対する自分の適性を最も重視しており、主に自分が企業に価値を与えられるかを重視している傾向にあると考えられます。

このことから、中途採用をターゲットとする採用ブログでは、現場の社員インタービューを行い、求められる人物像やスキルを明らかにすることが良いでしょう。

【参考】エン転職「第93回 テーマ:「企業選びの軸」について(2023年版)」

採用ブログのコンテンツ例

採用ブログに掲載するコンテンツは大きく次の2つに分けることができます。

  • 会社という組織に焦点を当てたもの
  • 組織を構成する人に焦点を当てたもの

ここでは、それぞれのコンテンツに含まれる内容を紹介します。

会社組織に焦点を当てたコンテンツ例

会社組織に焦点を当てたコンテンツで、求職者は「企業と自身の価値観が一致するか」、「企業に将来性はあるのか」という内容が重視されるでしょう。

ここでは次の3つのコンテンツを紹介します。

  • 経営方針・事業戦略
  • プレスリリース
  • 社会トレンドへの理解と活用法

経営方針・事業戦略

求職者は経営方針で「企業と自分の価値観が一致するか」、そして事業戦略で「自分が理想とするキャリアをその企業で歩めるか」を評価できます。

そのため、できるだけ専門用語を使わず、一般の読者でも読みやすいような文章で表現することを意識すると良いでしょう。

プレスリリース

プレスリリースを採用ブログで掲載することで、企業の具体的な取り組みや方向性を伝えることができます。

特に、コンテンツの更新頻度が高ければ高いほど、事業の展開スピードが早く、積極的に挑戦する姿勢がみて取れるでしょう。

逆に、更新頻度が低ければ、求職者にネガティブな情報を与えかねません。

そのため、プレスリリースを採用ブログで掲載することは情報の質も重要ですが、更新頻度にも注意しましょう。

社会トレンドへの理解と活用法

企業活動において、「時流を捉える力」が重要であることは言わずもがなですが、時流を捉えた上で、どのようにビジネスに活用しているかは企業の将来性にも繋がります。

最近の社会的トレンドに対して自社が考えていること、またそれが自社にどのような影響を及ぼすかを明らかにしている企業は求職者から信頼感を得やすいでしょう。

ただし、採用ブログは求職者に限らず、競合他社にも読まれている可能性が高いので、公開できる範囲のものを掲載しましょう。

組織を構成する人に焦点を当てたコンテンツ例

組織を構成する人に焦点を当てたコンテンツでは、「企業が自身にとって働きやすいのか」、「一緒に働く可能性がある人がどのような人か」が重視される傾向にあります。

そこで、ここでは次の4つのコンテンツを紹介します。

  • 社員インタビュー
  • 社員のタイムスケジュール
  • 福利厚生の活用事例
  • 製品開発裏話

社員インタビュー

多くの企業の採用ブログには、社員インタビューを掲載しています。

「入社前後のギャップ」や「働く上でのやりがい」、「成長過程」など、様々なテーマでインタビューを行うと良いでしょう。

ただし、このようなインタビューは同じような価値観や考え方を持つ人の共感を得やすいです。

特に、企業の価値観と働き方が自分と一致すると感じた場合、応募意欲が高まるでしょう。

そのため、社員インタビューは自社の採用人物像と合致する人物をリクルートすると良いです

社員のタイムスケジュール

社員のタイムスケジュールを公開することで、採用候補者は自社での働き方をイメージしやすくなります。

タイムスケジュールは、部署や職種ごとの平均的な1日ないしは1週間のタイムスケジュールを掲載すると良いでしょう。

ただし、採用候補者はこのスケジュールを参考に入社してくる可能性が高いので、実際の働き方と大きく乖離すると、早期退職に繋がりやすくなります。

そのため、繁忙期や閑散期ごとのタイムスケジュールを比較するのも良いでしょう。

福利厚生の活用事例

企業の働きやすさを測る指標の1つに福利厚生があります。

福利厚生が充実しているということは社員を大切にしている企業である傾向にあるため、社会からの良いイメージを抱かれやすいです。

しかし、福利厚生はその充実性だけでなく、使いやすさも大切です。

「そもそも、その存在を知らない」や「周りに使っている人が少なく、使いづらい」のように制度自体は存在するけど、活用しきれてない企業も多いです。

採用ブログで企業の福利厚生が使用されている事例を掲載することは、求職者に取得しやすさをアピールできるだけでなく、社内の人間にとっても有益な情報となるでしょう。

製品開発の裏話

自社製品の開発する上でキーとなった考え方のような裏話コンテンツは、他で公開していない限り簡単に知ることは難しいです。

採用ブログ内でこのコンテンツを公開することは、自社ファンの獲得にもつながるでしょう。

特に、自社ファンは企業の考え方に共感する傾向にあるため、短時間で企業で活躍する人材となる可能性が高いです。

採用ブログを運用する際に注意すべきこと3選

採用ブログを運用する上で注意すべきことはなんでしょうか。

ここでは、次の3つの項目について解説します。

  • 長期的な目線で運用する
  • 読み手のターゲットを決める
  • コンテンツに多様性を持たせる

 長期的な目線で運用する

採用ブログを運用し始めた時は、コンテンツも少なく、一朝一夕で採用に直結しづらいです。

採用ブログが人材採用の成果に繋げるためにもコンテンツを定期的に更新し続けることが重要です。

途中で採用ブログの運用に挫折しないように、「応募者の中で採用ブログを経由した人を何%」にするという具体的な目標を決めながら運営を行いましょう。

 読み手のターゲットを決める

どの層に向けた採用ブログなのか、ターゲットに合わせてコンテンツを充実させましょう。

大きく、新卒の学生や転職者の2つに分けられますが、その中でも「もともと自社を認知しおり、企業の雰囲気をつかむために採用ブログを閲覧している人」や「就職活動をする中で自社を知り、自社の特徴について知りたくて採用ブログを閲覧している人」など様々なパターンが考えられます。

それぞれの検索パターンによって必要なコンテンツが異なるため、誰に向けた採用ブログなのかを言語化してコンテンツを作成すると良いです。

 コンテンツに多様性を持たせる

同様のコンテンツが繰り返される採用ブログでは、特定の層の興味しか惹きつけることができず、様々なバックグラウンドを持った人材を採用することが難しいです。

社員インタビューだけでなく、「業界トレンド」や「社外の専門家との対談」のようにコンテンツ自体に多様性を持たせるのも手です。

加えて、社員インタビューというコンテンツの中でも「新入社員」や「中間層」、「ベテラン社員」のようにコンテンツ内に多様性を持たせることもできます。

このように、コンテンツ単位で多様性を持たせるのではなく、コンテンツ内で多様性を持たせることで様々な層の関心を引く採用ブログを作成できると良いでしょう。

採用ブログの事例3選

 任天堂株式会社

*ゲーム分野において世界的なブランドを築いている任天堂株式会社ですが、その採用ブログも特徴的です。

特に、任天堂は採用ブログないで現場の社員が日々どのようなことを考えて業務に取り組んでいるかを職種ごとに紹介しています。

このような採用ブログによって、求職者は具体的な仕事内容や入社した後の姿まで想像しやすくなるでしょう。

【参考】任天堂株式会社「採用情報」

 伊藤忠食糧株式会社

*伊藤忠グループの食品原料商社である伊藤忠食糧株式会社ですが、採用ブログには女性による座談会形式の社員インタビューがあります。

商社にはタフな働き方が求められるというイメージがありますが、この社員インタビューを通じて、そのイメージを払拭し、企業に対して親しみやすさを感じさせるでしょう。

特に、女性の働きやすさについて取り扱っており、企業の採用ターゲットに対して適切なアプローチができていることがわかります。

【参考】伊藤忠食糧株式会社「採用情報」

 株式会社リクルートホールディングス

*数百のサービスをリリースしているため様々なキャリアを歩むことができるリクルートですが、採用ブログでは、業種ごとの社員インタビューに加えて、企業の企業理念や沿革がわかるようになっています。

自社がどのような考えを重視する企業であるか、価値観を求職者と共有することで、同じ考えを持った人材を集めることができるでしょう。

このように、幅広い採用ターゲット像がある場合は、企業が大切にしている価値観を求職者と共有することが大切になってきます。

【参考】株式会社リクルートホールディングス「採用情報」

求める学生に出会うには

「求めるような学生になかなか出会えない」、「母集団形成がうまくいかない」といったお悩みを抱えている新卒採用担当の方におすすめしたいのが、Matcher Scoutです。

Matcher Scoutとは、採用担当者の煩雑な業務負担を極限まで削減した新卒採用向けのダイレクトリクルーティングサービス。OB・OG訪問アプリ「Matcher」に登録している学生の中から、採用要件にマッチした学生に弊社の担当者が代理でスカウトを送信します。

Matcher Scout をおすすめする理由

  • スカウト送信や日程調整などの労力のかかる作業は全て弊社が代行
  • GMARCH・関関同立を中心とした登録学生層
  • OB・OG訪問に積極的に取り組む、主体性のある優秀な学生が多い
  • 初期リスクの少ない成功報酬型と最安採用単価30万円の前金型から選べる
  • 自社のニーズに合わせてオプションプランもご用意

以上の理由より、待っているだけでは会えないような優秀な学生層にアプローチできるため、効率的に採用活動を進めることができます。

ご興味をお持ちいただけましたら、まずはお気軽にお問い合わせ・資料請求をお願いいたします!

詳しくは以下の資料で詳しく説明しているので、是非ご覧ください。

【サービス説明資料】3分でわかるMatcher Scout

【導入事例】利用チャネルの中で最も多い内定数!工数をかけなくても多くの優秀な学生にお会いできました

まとめ

採用力をあげる採用ブログにはどのようなコンテンツがあるのかについて解説しましたがいかがだったでしょうか?

様々な内容について解説しましたが、採用ブログを運営する上で特に大切なものは、「自社の採用ターゲットを明確に決め、長期的な目線で運用すること」です。

短期的な成果が出ず、運用が難しい採用ブログですが、この記事の内容が企業の採用力強化につながれば幸いです。