採用ブログではどのような内容を書けば求職者の関心を得られるのでしょうか。
この記事では、採用ブログで新卒や転職者が企業選びで重視する項目を紹介した上で、採用ブログで掲載すべきコンテンツと運用する上で注意すべきことについて解説します。
採用ブログとは?
採用ブログとは、企業が求職者に対して情報を提供するメディアのことを指します。採用サイトや企業説明会で伝えきれない企業の魅力をブログを通じて発信することで、自社で働く意欲を喚起し、応募の動機づけを行う手段の1つです。
単に求人情報を提供するだけでなく、自社のカルチャーや働き方、経営理念など、多角的な視点から定期的に情報発信することで、採用市場におけるブランディングを確立できます。
採用ブログを運営するメリット
採用ブログを運用することで、どのようなメリットを享受することができるのでしょうか?ここでは次の3つの視点で採用ブログを運用するメリットを解説します。
- ミスマッチによる早期退職を防止する
- 採用広報で他社より優位に立つ
- 新たな顧客の獲得につながる
1.ミスマッチによる早期退職を防止する
採用ブログを運営することで、求職者と企業の間でミスマッチを防止できます。株式会社リクルートマネジメントソリューションズの調査によると、過去3年以内に退職した新入社員の退職理由は「労働環境・条件がよくない(労働時間、休日のとりやすさなど)」が25.0%で最も高い値となりました。
▼過去3年以内に退職した新入社員の退職理由
- 「労働環境・条件がよくない(労働時間、休日のとりやすさなど)」 25.0%
- 「給与水準に満足できない」 18.4%
- 「職場の人間関係がよくない、合わない」 14.5%
【参考】株式会社リクルートマネジメントソリューションズ『「新人・若手の早期離職に関する実態調査」の結果を発表』
以上の結果から分かるように、労働環境や条件、職場の人間関係などは実際に働いてみないと分からないことでもあります。これらについて採用ブログで発信することで、募集要項などでは伝わりきれない会社の実情を伝えることができ、ミスマッチを減らすことにつながるでしょう。
2.採用広報で他社より優位に立つ
採用ブログを通じて、自社の企業理念や行動指針、新たな取り組みを継続的に発信し続けることは、自社の企業姿勢を社会に周知させることができます。企業の存在価値が社会に認められ、自社ブランドを確立することにつながれば、求職者が企業に抱くイメージも向上するでしょう。
その結果、採用広報の際には、他社よりも優位に立つことができます。
3.新たな顧客獲得につながる
採用ブログでは、自社製品開発や事業に対する思いも発信することができます。そのため、自社ならではのコンテンツは求職者だけでなく、潜在的な顧客の獲得にもつながる可能性が高いです。
ただし、製品に対する情熱や開発過程を伝えた結果、顧客の関心を得ることが理想です。過度な宣伝は、かえって逆効果になり得るので注意しましょう。
採用ブログの始め方
採用ブログは以下の3つのステップで始めることができます。
▼採用ブログを始める3つのステップ
- 担当者・更新頻度を決める
- 採用ブログの開設方法を決める
- テーマを決める
1つずつ解説していきます。
1.担当者・更新頻度を決める
まずは誰が採用ブログを運営するのか、担当者を決めていきましょう。採用ブログは定期的に更新する必要があるため、始める前に運営する体制を整えておく必要があります。担当者を決めると同時に、記事の作成は誰が担当するのか、どのくらいの頻度で更新するのか、についてもこの時点で考えておきましょう。
継続的な更新が必要になるため、複数人で担当することや、記事作成担当と運営担当を分けるなど、1人の担当者に負担がかからないように割り振ることが大切です。
2.採用ブログの開設方法を決める
運営体制が整ったら、採用ブログの開設方法を決めていきます。開設方法は2種類あり、1つが自社でオウンドメディアとして採用ブログのページを作ること、もう1つが外部ツールを使うことです。
自社で採用サイトなどをすでに作成している場合は、そのページに紐づけて採用ブログを新しく開設するとよいでしょう。採用サイトを閲覧する求職者の目に留まりやすくなります。しかし、採用ブログの新規開設は知識やコストがかかる点がデメリットです。
一方、外部ツールは自社でサイトを作成する負担が減るため、スムーズに採用ブログを開設することができます。しかし、外部ツールは自社サイトから求職者の目に留まるための導線を作る必要があるでしょう。
また、外部ツールとして例えば以下の2つがあげられます。
▼採用ブログの開設におすすめの外部ツール
- note
- Wantedly
3.テーマを決める
採用ブログで何を発信するのかテーマを決めましょう。テーマの設定は、採用ブログの方向性を決めるとても重要な要素になります。テーマは、できるだけ継続しやすいものにするとよいです。
採用ブログは定期的に更新する必要があるため、1回の更新で完結してしまうテーマだと毎回ネタを考えなくてはいけなくなってしまい担当者の負担が増えてしまいます。
とはいえ、どんなことをテーマにすればよいか分からない採用担当者様も多いのではないでしょうか。そこで、次の見出しで求職者が関心のある内容について紹介し、その後具体的なテーマ例について解説していきますので、そちらも参考にしてみてください。
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Matcher Scout をおすすめする理由
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- GMARCH・関関同立を中心とした登録学生層
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- 自社のニーズに合わせてオプションプランもご用意
以上の理由より、費用面でのリスクを心配せずに、効率的な採用活動を進めることができます。ご興味をお持ちいただけましたら、まずはお気軽にお問い合わせ・資料請求をお願いいたします!
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【サービス説明資料】3分でわかるMatcher Scout
【導入事例】運用負荷は一番少ない。「効率的」に「会いたい学生」に会えるツール
読み手は採用ブログの何を見ている?
採用ブログはさまざまなコンテンツを自由に提供することができる分、何を書けば良いのか分からないという採用担当者様も多いでしょう。そこで、ここでは新卒採用と中途採用の場合で求職者が企業選びの際に重視する項目について解説します。
企業選びで重視する項目について採用ブログで記載することで、求職者の興味を惹くことができるでしょう。
新卒学生は「自らの成長環境」や「福利厚生」を見ている
学生約3万人を対象に行ったアンケートのランキング上位5項目は次のような結果になりました。
▼新卒学生が企業選びで重要だと思う項目
- スキルアップや成長の機会が多く市場価値を高られるか
- 給与・待遇が良いか
- 職場の雰囲気・社風・コミュニケーションが良いか
- 魅力的なサービス・プロダクトであるか
- 将来性のある市場・事業であるか
このランキングによると、新卒の学生は自らの成長環境を最も重視しており、次点に福利厚生を始めとする企業の魅力に関心を寄せています。このことから、新卒の学生をターゲットとする採用ブログでは、スキルアップ機会や業界内での企業の立ち位置を始めとするコンテンツを作成することが良いでしょう。
【参考】HRpro「【新卒採用】Z世代は企業選びで「成長機会」や「市場価値を高められるか」を重視。男女差や人気業界も明らかに」
転職者は「自分の適性」や「条件」を見ている
エン転職が実施した調査によると、転職者が企業選びの軸として大事にしている項目は以下のようになりました。
▼転職者が大事にしている企業選びの軸
- 自分にできそうか
- 希望の条件(勤務時間・休日休暇など)があるか
- 年収アップできるか
- 経験・スキルが活かせるか
- やりがい・達成感が得られるか
以上の結果より、転職者は仕事に対する自分の適性を最も重視しており、主に自分が企業に価値を与えらえるかを重視している傾向にあると考えられます。このことから、中途採用をターゲットとする採用ブログでは、現場の社員インタビューを行い、求められる人物像やスキルを明らかにするとよいでしょう。
【参考】エン転職『第108回「求人選びの軸」について(2024年版)』
【定番】採用ブログのテーマ9つ
多くの採用ブログで書かれている定番のテーマは以下の9つです。
▼採用ブログの定番のテーマ9つ
- 経営方針・事業戦略
- プレスリリース
- 社会トレンドへの理解と活用法
- 社員インタビュー
- 社員のタイムスケジュール
- 福利厚生の活用事例
- 製品開発の裏話
- 社内イベントのレポート
- 企業に関するQ&A
このうち、経営方針・事業戦略以外は定期的に更新できるテーマとなっていますので、ぜひ参考にしてみてください。ここからは1つずつ解説していきます。
1.経営方針・事業戦略
求職者は経営方針で「企業と自分の価値観が一致するか」、そして事業戦略で「自分が理想とするキャリアをその企業で歩めるか」を評価できます。そのため、できるだけ専門用語を使わず、一般の読者でも読みやすいような文章で表現することを意識すると良いでしょう。
2.プレスリリース
プレスリリースを採用ブログで掲載することで、企業の具体的な取り組みや方向性を伝えることができます。特に、コンテンツの更新頻度が高ければ高いほど、事業の展開スピードが早く、積極的に挑戦する姿勢がみて取れるでしょう。
逆に、更新頻度が低ければ、求職者にネガティブな情報を与えかねません。そのため、プレスリリースを採用ブログで掲載することは情報の質も重要ですが、更新頻度にも注意しましょう。
3.社会トレンドへの理解と活用法
企業活動において、「時流を捉える力」が重要であることは言わずもがなですが、時流を捉えた上で、どのようにビジネスに活用しているかは企業の将来性にも繋がります。最近の社会的トレンドに対して自社が考えていること、またそれが自社にどのような影響を及ぼすかを明らかにしている企業は求職者から信頼感を得やすいでしょう。
ただし、採用ブログは求職者に限らず、競合他社にも読まれている可能性が高いので、公開できる範囲のものを掲載しましょう。
◎コンテンツ例
タイトル:「生成AIが普及するなか、(企業名)エンジニアチームが大切にしていること」
内容:
こんにちは、採用担当の○○です。今回は、生成AIが普及する現在、弊社のエンジニアチームが大切にしていることについて紹介します!
生成AIの進化が著しいなか、弊社のエンジニアチームは「人間らしさ」を大切にしています。AIが得意とする大量のデータ処理やパターン認識は積極的に活用しつつ、最終的な判断やクリエイティブな発想は人間が担うという役割分担を明確にしています。
例えば、プロジェクトの初期段階ではAIを用いて市場分析を行い、その結果をもとにエンジニアがアイデアを出し合うことで、より革新的な製品開発を実現しています。このように、AIと人間の強みを融合させることで、(企業名)は常に最先端の技術を追求し続けています!
4.社員インタビュー
多くの企業の採用ブログには、社員インタビューを掲載しています。「入社前後のギャップ」や「働く上でのやりがい」、「成長過程」など、様々なテーマでインタビューを行うと良いでしょう。
ただし、このようなインタビューは同じような価値観や考え方を持つ人の共感を得やすいです。特に、企業の価値観と働き方が自分と一致すると感じた場合、応募意欲が高まるでしょう。そのため、社員インタビューは自社の採用人物像と合致する人物をリクルートすると良いです。
◎コンテンツ例
タイトル:「営業部の新入社員への社員インタビュー」
内容:
こんにちは、採用担当の○○です。今回は、今年4月に入社した新入社員の○○さん(営業部)にインタビューを行いました!若手社員の業務内容や働くイメージが湧きましたら幸いです。
Q.弊社に入社を決めた理由はなんですか?
A.幼少期から弊社の(商品名)に触れる機会が多く、いつか自分も携わりたいと考えていたためです。また、面接を重ねて多くの社員さんとお話しさせていただいたことを通して、社員さんの人柄や仕事への思いにとても感銘を受け、私も一緒に働きたいと思ったことも大きな決め手でした。
Q.入社前後でギャップはありましたか?
A.入社前は、若手社員は意見が言いにくいのではないかと思っていましたが、実際に働いてみると若手でも意見の言いやすい、風通しのよい環境でした。しっかり意見を聞いてくださる社員さんが多く、ありがたいギャップでした。
5.社員のタイムスケジュール
社員のタイムスケジュールを公開することで、採用候補者は自社での働き方をイメージしやすくなります。タイムスケジュールは、部署や職種ごとの平均的な1日ないしは1週間のタイムスケジュールを掲載すると良いでしょう。
ただし、採用候補者はこのスケジュールを参考に入社してくる可能性が高いので、実際の働き方と大きく乖離すると、早期退職に繋がりやすくなります。そのため、繁忙期や閑散期ごとのタイムスケジュールを比較するのも良いでしょう。
◎コンテンツ例
タイトル:「入社3年目の社員のタイムスケジュールをご紹介!」
内容:
こんにちは、採用担当の○○です。今回は、入社3年目、営業部の社員のタイムスケジュールを紹介します!弊社で働くイメージがつきましたら幸いです。
▼○○さんの1日のタイムスケジュール
8:45 出社・メールチェック
9:30 営業部の朝会(目標進捗共有など)
10:00 既存クライアントへの訪問(打ち合わせ・課題ヒアリング)
12:00 外出先近くでランチ(同僚と合流して楽しい息抜きの時間に)
13:00 新規顧客との商談(提案資料をもとにプレゼン)
15:00 帰社・顧客対応を記録
16:00 提案資料のブラッシュアップ・次回の商談に向けての準備
17:30 日報作成・メール返信などの事務作業
18:00 退社(残業がある日は19時頃まで勤務)
入社3年目で○○さん1人で担当する商談も増えつつ、上司にも相談しやすい環境だそうです!
6.福利厚生の活用事例
企業の働きやすさを測る指標の1つに福利厚生があります。福利厚生が充実しているということは社員を大切にしている企業である傾向にあるため、社会からの良いイメージを抱かれやすいです。
しかし、福利厚生はその充実性だけでなく、使いやすさも大切です。「そもそも、その存在を知らない」や「周りに使っている人が少なく、使いづらい」というように制度自体は存在するけど、活用しきれてない企業も多いです。
採用ブログで企業の福利厚生が使用されている事例を掲載することは、求職者に取得しやすさをアピールできるだけでなく、社内の人間にとっても有益な情報となるでしょう。
◎コンテンツ例
タイトル:「入社3年目の若手社員が、○○手当を活用して短期留学しました!」
内容:
こんにちは、採用担当の○○です!今回は入社3年目の○○さん(営業部)が弊社の福利厚生である「○○手当」を利用して3か月の短期留学を経験しました!留学先では現地の文化やビジネス習慣を学び、語学力だけでなく異文化理解も進んだそうです。○○さんは帰国後、海外プロジェクトにも積極的に参加するようになり、社内でもグローバルな視点での提案が評価されています。このように、(企業名)は社員の成長を支援する制度を整え、個々のキャリアアップを後押ししています。
7.製品開発の裏話
自社製品の開発する上でキーとなった考え方のような裏話コンテンツは、他で公開していない限り簡単に知ることは難しいです。採用ブログ内でこのコンテンツを公開することは、自社ファンの獲得にもつながるでしょう。
特に、自社ファンは企業の考え方に共感する傾向にあるため、短時間で企業で活躍する人材となる可能性が高いです。
◎コンテンツ例
タイトル:「弊社のヒット商品(商品名)の開発の裏側について紹介!」
内容:
弊社のヒット商品である(商品名)は、社内の若手社員からのアイデアから始まりました。市場調査や試作品の作成にとりかかるなかで多くの課題に直面しましたが、開発チーム全員で意見を出し合い、改良を重ねていきました。
実は発売直後、設定していた販売目標数を越えることができませんでした。しかし、マーケティングチームとの連携強化、お客様の声を積極的に取り入れた改良を行い販売したところ、口コミで話題となり、予想を上回る反響を得ることができました。
諦めずに粘り強く挑戦した結果、弊社の人気商品の一つを生み出すことができたこの経験は、社員にとって大きな自信につながり、開発チームの原動力となっています。
8.社内イベントのレポート
社内でのイベントは、社内の雰囲気や文化を伝えやすいテーマです。業務内容についてだけでなく、社内イベントで盛り上がっている様子などを伝えることで、社員同士の関係性などが伝わりやすく、ミスマッチを減らすことにもつながります。
◎コンテンツ例
タイトル:「社内イベントでお花見を実施しました!」
内容:
こんにちは、採用担当の○○です。
新年度が始まり、弊社は今年もお花見を開催しました!4月に入社したばかりの新入社員も参加し、社内イベントでは部署対抗のゲームを実施したり、食事をしたりしながら部署の垣根を越えて交流を深めました。
社内イベントは普段話す機会の少ない社員とも交流できるため、多くの社員が楽しみにしています。社内で結束を高め、今年度も頑張っていきたいです!
9.企業に関するQ&A
自社に関するQ&Aを記載することも採用ブログのコンテンツとして効果的です。求職者が抱えている不安を解消することで、本選考へのエントリーのハードルを下げることにもつながるでしょう。
◎コンテンツ例
タイトル:「弊社に対するQ&A~採用編~」
内容:
こんにちは、採用担当の○○です。今回は、弊社に関して求職者の方が疑問に思うよくある質問について回答します!今回は採用に関する質問です。
Q.配属先や勤務地はどのように決まりますか?
A.ご希望や適性、会社の状況などを総合的に判断して決定します。面接の中でも希望はしっかり伺いますが、すべてを保証するものではありません。ただし、本人の希望が通りやすいように、柔軟な対応を心がけています。
Q.入社前にやっておくべきことはありますか?
A.特別な準備は必要ありませんが、社会人としての基本的なマナーや、業界についての理解を深めておくとスムーズです。内定者研修や事前課題などがある場合は、そちらを通じて少しずつ慣れていただければ大丈夫です。
Q.残業や休日出勤はありますか?
A.業務の繁忙期には残業が発生することもありますが、全社的に効率的な働き方を推進しており、平均残業時間は月○時間程度です。休日出勤は原則ありませんが、発生した場合は代休を取得していただいています。
❚ ネタが思いつかないときはどうする?
採用ブログを定期的に更新していると、ネタが思いつかなくなることもあると思います。ネタが思いつかなくなったとき、まずは先ほど紹介したテーマ9選のうち、8つは継続的に更新がしやすいテーマとなっています。そのため、その8つについて網羅しているか確認しましょう。
▼継続的に更新がしやすいテーマ8つ
- プレスリリース
- 社会トレンドへの理解と活用法
- 社員インタビュー
- 社員のタイムスケジュール
- 福利厚生の活用事例
- 製品開発の裏話
- 社内イベントのレポート
- 企業に関するQ&A
以上のテーマを網羅しており、定番のネタではこれ以上更新できない場合は、次の見出しで学生の興味を惹く面白いネタを3つ紹介します。ぜひ次の見出しを参考にしてみてください。
【面白い】採用ブログのテーマ3つ
続いて、学生の興味を惹く面白い採用ブログのテーマを3つ紹介します。ネタがなくなってきた場合にも使えるユニークなテーマ例を集めました。ぜひ参考にしてみてください。
▼面白い採用ブログのテーマ3つ
- 各部署の社員によるリレー形式のコラム
- 現場社員の就職活動の経験について
- 新人社員による業務日記
1つずつ解説していきます。
1.各部署の社員によるリレー形式のコラム
担当者や人事部だけで採用ブログを作成すると書く内容も偏ったりネタが少なくなったりすることが多いです。そのため、各部署の社員に記事の作成をお願いして、リレー形式のコラムを実施すると書く内容にバリエーションができ、より面白い内容になるでしょう。
例えば一つの大きなテーマを決め、それを各部署の社員に応えてもらう形式があります。「仕事でやりがいを感じる瞬間」のように、全社員が答えやすいテーマや、会社についてのことをテーマに設定することで社員への負担も減らすことができます。
また、求職者も様々な部署の社員の声を聞けるため、より会社の解像度があがるきっかけにもなります。
2.現場社員の就職活動の経験について
特に新卒採用を行っている場合、現場社員の就職活動の経験談は就活生にとって非常に参考になる内容です。
例えば「就職活動での困難をどう乗り越えたか」「自社の面接で意識したこと」など自社の採用と絡めながら経験を書くことで、自社を志望している学生はもちろん、就職活動をしている多くの学生にとって有益な情報となるため、幅広い学生に記事を読んでもらいやすくなります。
3.新入社員による業務日記
新卒採用を行っている場合、新入社員は就活生にとって企業の中で最も年齢が近い存在です。そのため、彼らの日々の業務や感じていることを発信することで、入社後の具体的なイメージを持ってもらいやすくなります。
そこで、新入社員が実際の業務について日記のように定期的に更新することで、新入社員のリアルな声を届けることができます。
そこで仕事のやりがいや悩み、成長の過程を等身大で伝えることができ、企業文化や職場の雰囲気を自然に知ってもらえるコンテンツになるでしょう。就活生との距離を縮め、安心感を与えるきっかけにもなります。
採用ブログの事例3選
ここからは採用ブログの企業事例を3選紹介します。
任天堂株式会社

このような採用ブログによって、求職者は具体的な仕事内容や入社した後の姿まで想像しやすくなるでしょう。
【参考】任天堂株式会社「採用情報」
伊藤忠食糧株式会社

特に、女性の働きやすさについて取り扱っており、企業の採用ターゲットに対して適切なアプローチができていることがわかります。
【参考】伊藤忠食糧株式会社「採用情報」
株式会社リクルートホールディングス
数百のサービスをリリースしているため様々なキャリアを歩むことができるリクルートですが、採用ブログでは、業種ごとの社員インタビューに加えて、企業の企業理念や沿革がわかるようになっています。自社がどのような考えを重視する企業であるか、価値観を求職者と共有することで、同じ考えを持った人材を集めることができるでしょう。
このように、幅広い採用ターゲット像がある場合は、企業が大切にしている価値観を求職者と共有することが大切になってきます。
採用ブログを運用する際に注意すべきこと3選
採用ブログを運用する上で注意すべきことはなんでしょうか。
ここでは、次の3つの項目について解説します。
- 継続的に更新する
- 読み手のターゲットを決める
- コンテンツに多様性を持たせる
継続的に更新する
採用ブログを運用し始めた時は、コンテンツも少なく、一朝一夕で採用に直結しづらいです。採用ブログが人材採用の成果に繋げるためにもコンテンツを定期的に更新し続けることが重要です。
途中で採用ブログの運用に挫折しないように、「応募者の中で採用ブログを経由した人を何%」にするという具体的な目標を決めながら運営を行いましょう。
読み手のターゲットを決める
どの層に向けた採用ブログなのか、ターゲットに合わせてコンテンツを充実させましょう。
大きく分けて新卒の学生や転職者の2つがありますが、その中でも「もともと自社を認知しおり、企業の雰囲気をつかむために採用ブログを閲覧している人」や「就職活動をする中で自社を知り、自社の特徴について知りたくて採用ブログを閲覧している人」など様々なパターンが考えられます。
それぞれの検索パターンによって必要なコンテンツが異なるため、誰に向けた採用ブログなのかを言語化してコンテンツを作成すると良いです。
コンテンツに多様性を持たせる
同様のコンテンツが繰り返される採用ブログでは、特定の層の興味しか惹きつけることができず、様々なバックグラウンドを持った人材を採用することが難しいです。
社員インタビューだけでなく、「業界トレンド」や「社外の専門家との対談」のようにコンテンツ自体に多様性を持たせるのも手です。
加えて、社員インタビューというコンテンツの中でも「新入社員」や「中間層」、「ベテラン社員」のようにコンテンツ内に多様性を持たせることもできます。
このように、コンテンツ単位で多様性を持たせるのではなく、コンテンツ内で多様性を持たせることで様々な層の関心を引く採用ブログを作成できると良いでしょう。
求める学生に出会うには
「求めるような学生になかなか出会えない」、「母集団形成がうまくいかない」といったお悩みを抱えている新卒採用担当の方におすすめしたいのが、Matcher Scoutです。
Matcher Scoutとは、採用担当者の煩雑な業務負担を極限まで削減した新卒採用向けのダイレクトリクルーティングサービス。OB・OG訪問アプリ「Matcher」に登録している学生の中から、採用要件にマッチした学生に弊社の担当者が代理でスカウトを送信します。
Matcher Scout をおすすめする理由
- スカウト送信や日程調整などの労力のかかる作業は全て弊社が代行
- GMARCH・関関同立を中心とした登録学生層
- OB・OG訪問に積極的に取り組む、主体性のある優秀な学生が多い
- 初期リスクの少ない成功報酬型と最安採用単価30万円の前金型から選べる
- 自社のニーズに合わせてオプションプランもご用意
以上の理由より、待っているだけでは会えないような優秀な学生層にアプローチできるため、効率的に採用活動を進めることができます。ご興味をお持ちいただけましたら、まずはお気軽にお問い合わせ・資料請求をお願いいたします!
詳しくは以下の資料で詳しく説明しているので、是非ご覧ください。
【サービス説明資料】3分でわかるMatcher Scout
【導入事例】利用チャネルの中で最も多い内定数!工数をかけなくても多くの優秀な学生にお会いできました
まとめ
採用力をあげる採用ブログにはどのようなコンテンツがあるのかについて解説しましたがいかがだったでしょうか?様々な内容について解説しましたが、採用ブログを運営する上で特に大切なものは、「自社の採用ターゲットを明確に決め、長期的な目線で運用すること」です。
短期的な成果が出ず、運用が難しい採用ブログですが、この記事の内容が企業の採用力強化につながれば幸いです。