新卒採用コラム|マッチャースカウト

採用動画の事例30選|最新トレンドや制作のポイント、注意点を解説|新卒採用ダイレクトリクルーティングサービス Matcher Scout

Written by Admin | Jan 21, 2022 8:35:58 AM

本記事では、学生の興味を惹く面白い採用動画の成功事例30選を紹介するとともに、その効果や作り方、トレンド、さらに外注する場合の費用相場や流れについて解説していきます。

採用の間口を広げるために採用動画の制作を考えている人も多いのではないでしょうか?しかし、実際に動画を制作しようとしてみても「本当に効果があるの?」「採用動画はどのようなものを作ればいいの?」「費用相場はどれくらい?」「作り方は?」とお悩みの方も多いと思います。

そこで今回は、「採用動画のトレンド」から「面白い採用動画の事例」「採用動画の費用相場」、「効果的な採用動画を制作するコツ」など詳しく解説していきます!

採用動画とは

採用動画とは、社員インタビューや職場の様子などからなる1本の動画のことで、企業理念や社風といった自社の魅力を学生に対して効果的に伝えることができる採用手法です。学生がよく利用しているSNSやyoutubeといったツールを通じて自社の魅力を発信していく手段として、注目を集めています。

採用動画を制作する重要性 

ではなぜ、採用動画を制作する必要があるのでしょうか?

採用動画では、社内の雰囲気や、具体的な業務内容について理解しやすくなります。そのため、就活生が自分とマッチしているのかを確認する判断材料になるのです。

リクルートマネジメントソリューションズの調査では、26卒学生の知りたかった情報として、「具体的な仕事内容や社内の人間関係の雰囲気」が上位に来ていることが明らかになりました。

このような項目は、文章や写真だけではなかなか伝わりにくいでしょう。だからこそ、採用動画を活用することで、自社の魅力を最大限アピールすることができるようになります。

【参考】リクルートマネジメントソリューションズ『2026年新卒採用 大学生の就職活動に関する調査』

採用動画の7つの種類

採用動画には、以下のように7つの種類があります。

▼採用動画の種類

動画の種類 目的 アピールできる情報
社員の1日密着動画 ・働くイメージを持ってもらう
・入社後のギャップを減らす
・実際の業務内容
・1日の流れ
・職場の雰囲気
採用コンセプト動画 ・企業の採用への想いや価値観を伝える
・企業認知度を高める
・志望度を高める
・企業理念
・ブランドイメージ
・企業文化
現役社員へのインタビュー動画 ・ミスマッチを防ぐ
・志望度を高める
・キャリアパス
・職場の雰囲気
・働きがい
現役社員の座談会動画 ・社員同士の交流イメージを持ってもらう
・職場文化への理解を深める
・チームの雰囲気
・社員のリアルな声
・企業風土
オフィス紹介動画 ・働くイメージを持ってもらう
・志望度を高める
・職場の雰囲気
・企業文化
・福利厚生
企業からのメッセージ動画 ・企業認知度を高める
・企業の情報を網羅的に伝える
・企業概要
・事業内容
・自社の強み
事業紹介動画 ・入社後のギャップを減らす
・働くイメージを持ってもらう
・志望度を高める
・ミスマッチを防ぐ
・ビジネスモデル
・将来性
・自社の強み
・市場価値
・業務内容
・主力製品、サービス

具体的な事例について、次の見出し「学生の興味を惹く面白い動画事例15選」で紹介していますので、そちらを参考にしてみてください。

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【企業事例30選】魅力的でかっこいい採用動画

実際に企業はどのような採用動画を作成しているのか、採用動画の7つの種類別に、学生の興味を惹く面白い採用動画事例を30選ご紹介します。

種類別|魅力的でかっこいい採用動画

  1. 社員の1日密着動画
  2. 採用コンセプト動画
  3. 現役社員へのインタビュー
  4. 現役社員の座談会動画
  5. オフィス紹介動画
  6. 企業からのメッセージ動画
  7. 事業紹介動画

以下より詳しく解説していきます。

1|社員の1日密着動画

社員の密着動画では、社員の1日の動きや社内の雰囲気を、求職者に文字や画像では表現しきれない部分まで伝えることができます。職場の雰囲気や具体的な業務内容がわかることで、入社後のイメージが湧きやすく、求職者のミスマッチを防止できます。

企業紹介というよりは業務や社風を伝えることを主な目的とするため、新卒・第二新卒のような若手の採用に向いているでしょう。

1日密着動画の基本的な構成は次のようになっています。

▼1日密着動画の内容

  • 1日の流れ紹介
  • 出社時間
  • 業務内容
  • 会社周りの飲食店紹介
  • 昼食を同席した社員へインタビュー
  • 取引先とのミーティング
  • 上長とのミーティング
  • 退社時間
  • 密着社員インタビュー

学生は専門用語や研修内容のような企業独自の取り組みをしっかり理解していないことが多いです。その都度簡単な字幕やテロップで解説することを忘れないようにしましょう。

【事例1】伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社

【参考】『伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社「MISI ONEDAY ~若手社員のとある一日~」』

伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社の若手社員の1日に密着した動画です。出社時間~退勤時間までの1日に密着しながら、密着されている若手社員は業務内容やお昼の過ごし方などの質問にも答えていきます。合間にインタビューを挟むことで、実際に働くイメージを持てるように工夫されています。

【事例2】株式会社商船三井

【参考】『商船三井「若手社員の1日に密着 ~陸上職事務系~What's it like to work at MOL?」』

株式会社商船三井の若手社員の1日に密着した動画です。1日のスケジュールを映像を通して理解しやすくなっています。また、若手社員が取り上げられているため、新卒の学生も具体的なキャリアパスをイメージできるのではないでしょうか。

【事例3】株式会社サイバーエージェント

【参考】『株式会社サイバーエージェント「【密着】【出社から飲み会まで】京大卒4年目事業責任者の24時間」』

株式会社サイバーエージェントの4年目社員に密着した動画です。活躍社員の出社から退勤、飲み会の様子まで見ることができ、独自のカルチャーや、リアルな1日の働き方を知ることができる動画になっています。

【事例4】レバレジーズ株式会社

【参考】『レバレジーズ株式会社「【密着】最強セールス組織の作り手。貢献範囲を広げ続けるレバテック支店長の1日/レバレジーズ」』

レバレジーズ株式会社の支店長に密着した動画です。仕事内容や経歴、今後の目標についても詳しく語っています。レバレジーズ株式会社は他にも、様々な年次や部署の密着動画を公開しています。

2|採用コンセプト動画

採用コンセプト動画では、自社のイメージを企業情報や募集要項のような情報には触れず、自社が大切にしている思いや価値観、やりがいを端的に紹介します。内容として、複数の社員へのインタビューを通して社員らの目標や大切な思いを企業の価値観とリンクさせて紹介することが多いです。

採用コンセプトに共感した求職者からの応募が見込まれるため、あらかじめ自社にマッチした人材を採用するのに向いているでしょう。あえて、採用動画内では多くを語らず、1分〜3分程度と短い尺でメッセージ性をこめる特徴があります。

【事例5】株式会社AOI Pro.

【参考】『株式会社AOI Pro.「AOI Pro.新卒採用コンセプトムービー【青い炎を、燃やせ】」』

複数の社員へ大切にしている価値観や目標などのインタビューを行い、その内容を企業が大切にしている価値観ややりがいと結びつけて紹介している2分半の採用動画です。採用動画内で各々が仕事に真剣に取り組んでいることがわかるので、業務に対して同じモチベーションをもつ人からの応募が期待できるでしょう。

【事例6】三菱地所株式会社

【参考】『株式会社三菱地所「三菱地所 採用コンセプトムービー”NANIMONO”」』

三菱地所の既存のイメージだけでなく、幅広い可能性があるという内容のコンセプトムービーとなっています。今後の目指すべき姿や、三菱地所について複数の社員が一言ずつ話す構成となっており、会社のビジョンが伝わりやすい2分半の採用動画です。

【事例7】株式会社リクルート

【参考】『株式会社リクルート「【リクルート/新卒採用】コンセプトムービー『Follow your heart "躍れ。どしゃぶりの機会のなかで。"』(Full Ver.)」』

株式会社リクルートの新卒採用コンセプトムービーです。モノクロの映像のなか、一人の女性が雨を「どしゃぶりの機会」に見立ててダイナミックに踊る姿が印象的です。「自分らしく輝ける人を求めている」というメッセージを芸術的に表現している動画になっています。

【事例8】日鉄エンジニアリング株式会社

【参考】『日鉄エンジニアリング株式会社「Next Mission①|日鉄エンジニアリング 採用コンセプトムービー」』

日鉄エンジニアリング株式会社の採用コンセプトムービーです。実際に活躍する社員たちが、次のミッションに向けた熱意や想いを語る50秒の短尺動画となっています。短い時間ながらも一人ひとりのプロフェッショナルとしての誇りがダイレクトに伝わり、同社が目指す未来や、求める人物像を明確に理解できるのではないでしょうか。

【事例9】株式会社博報堂

【参考】『株式会社博報堂「博報堂 新卒採用ムービー2026」』

株式会社博報堂の新卒採用ムービーです。「汗かいて、心を動かす。」をテーマに、世の中や人の心を動かすという難題に泥臭く立ち向かう社員たちの姿が描かれています。華やかな広告業界の裏側にある、一人ひとりの地道な努力や熱量をリアルに伝えている動画になっています。

3|現役社員へのインタビュー動画

インタビュー形式で社員や代表に会社の魅力を語ってもらう動画です。現役社員が感じている魅力をその人自身に語ってもらうことで、求職者に説得力のある訴求を行えます。

インタビュー型の採用動画はその目的によって尺が異なります。5分程度の短い動画は「企業の雰囲気や働く魅力を簡潔に」、15分と長めの動画は「社員の具体的なエピソードや価値観に深く迫り、仕事へのリアルな姿勢や企業文化を詳細に伝えることを目的としています。

【事例10】豊友工業株式会社

【参考】【採用動画】豊友工業株式会社 | 社員インタビュー動画【RECRUIT VIDEO】

1人の女性社員のインタビューをまとめた約2分の採用動画です。構成として、業務内容、人間関係、職場の雰囲気、学生へのメッセージという流れになっており、それぞれ簡潔にまとめられています。短い時間で会社の雰囲気をつかむことができる採用動画となっています。

【事例11】テルウェル東日本株式会社

【参考】テルウェル東日本株式会社『【2025新卒採用】社員インタビュー動画』

3名の社員に対して、業務内容ややりがい、働く環境、今後の目標などをインタビューした約4分半の動画です。社員の目標に関連した制度の紹介などもしているため、学生自身の自社でのキャリア形成のイメージがつきやすい採用動画となっています。

【事例12】freee株式会社

【参考】『freee株式会社「【freee社員インタビュー】全盲のエンジニアマネージャーが語る、技術負債をAIで解く挑戦と「裁量」の本質」』

エンジニアマネージャーとして活躍する全盲の社員へのインタビュー動画です。入社理由や具体的な業務内容、立ちはだかった壁などについて、約17分間にわたり深く掘り下げています。

単なる仕事紹介ではなく、個人のキャリアや挑戦のプロセスをじっくりと伺うことができ、多様性を尊重するカルチャーを体感できる構成になっています。

【事例13】株式会社LIFULL senior

【参考】『株式会社LIFULL senior「社員インタビュー|2020年入社 企画職」』

若手女性社員が一つひとつの質問に対して丁寧に回答していく、約9分間のインタビュー動画です。入社理由から日々の業務内容、自社で働く魅力まで、就活生が知りたい疑問に等身大の言葉で答えています。

オフィス環境や実際の働く姿も交えながら詳しく語られているため、入社後の働くイメージを膨らませやすい動画になっています。

4|現役社員の座談会動画

複数名の社員が一緒に参加し、率直な意見や経験を語り合う形式の採用動画です。

座談会形式の強みは、社員同士の自然な会話から 「リアルな雰囲気」「人間関係」「職場文化」 が伝わる点にあります。

個々の社員の意見を丁寧に掘り下げるインタビュー動画に比べ、座談会動画では社員同士の掛け合いや価値観の違いが浮き彫りになりやすいです。そのため、求職者に「この会社で働くとどんな空気感なのか」をより立体的に伝えることができます。

【事例14】株式会社CONSCIENCE

【参考】株式会社CONSCIENCE『新卒1年目の座談会。入社3ヵ月の本音。/NCS Recruit Movie』

2025年11月時点で4.4万回再生されている人気の動画です。新卒1年目の若手社員を集め、入社してから3ヶ月経った時点での思いや本音を共有しています。

▼座談会のトピック

  • なぜ入社したのか
  • 今後活躍していくための覚悟や心構え
  • どういう目的意識を持って仕事をしているのか
  • それぞれの配属先にはどんな先輩社員がいるか
  • 1ヶ月間の研修期間はどうだったか

以上のトピックに対して、座談会形式で回答していく約6分の動画になっています。新卒の就活生にとって、入社後の姿を想像しやすい内容であることが、人気の秘訣でしょう。

【事例15】株式会社日立社会情報サービス

【参考】株式会社日立社会情報サービス『当社社員によるキャリア座談会』

こちらの動画は、チャンネル登録者数11.8万人のYouTubeチャンネルをもつ採用動画制作サービスMEICARIによって制作された座談会動画です。

中堅社員を集め、「業界について」「業務内容」「キャリアプラン」「選考のポイント」について紹介しています。司会者が話を回していくためテンポがよく、イラストによる図解も表示されるため、約20分程度の長尺でありながらも見やすい内容となっています。

【事例16】三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社

【参考】三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社『新卒採用動画「社員座談会」【三菱UFJモルガン・スタンレー証券公式】』

3人の社員がさまざまなトークテーマについて本音で語り合う、座談会形式の動画です。約10分間にわたり、就活生が特に抱きがちな疑問や不安に寄り添った回答が詳しく展開されています。それぞれの意見が聞けるため、どのような人物が活躍しているのかを具体的にイメージしやすい動画になっています。

【事例17】日本IBM株式会社

【参考】日本IBM株式会社『IBMグループ 若手社員 座談会』

IBMグループの若手社員3人が、キャリアや社風について語り合う動画です。新卒時代に印象に残っている出来事や、今後のキャリアプラン、尊敬する人物像まで詳しく話を聞くことができます。社員同士の距離感や、社内の雰囲気が伝わる動画になっています。

5|オフィス紹介動画

オフィス紹介動画では、オフィスや工場など、普段なかなか見ることのできない場所を紹介しています。リモートでの面接などが普及したことで以前よりも学生にオフィスを案内する機会が減った会社も多いです。そのため、オフィス紹介動画は学生に自社で働くイメージを持ってもらうための大切なきっかけとなります。

また、ただオフィスを撮影するだけでなく、案内役の社員がそれぞれの部屋の特徴について説明したり、実際に働いている社員にインタビューを行ったりすることで、オフィスの様子だけでなく職場の雰囲気なども伝えることができるのがオフィス紹介動画の特徴です。

【事例18】エン・ジャパン株式会社

【参考】エン・ジャパン株式会社『【オフィスツアー】私たちが働く本社をご案内!【25卒・26卒・27卒】』

この動画では、オフィスの様子はもちろん、会社の文化を紹介したり実際に働いている社員にインタビューを行ったりする約9分半の動画になっています。会社の人間関係や職場の雰囲気を垣間見ることができる採用動画です。

【事例19】U-NEXT HOLDINGS

【参考】U-NEXT HOLDINGS『 本社オフィス大公開!(USEN-NEXT GROUP)』

本社の様子を紹介している約7分半の採用動画です。案内役の女性社員がそれぞれの部屋をどのような用途で使っているか説明するだけでなく、カフェのおすすめの商品など実際に働いた場合の過ごし方についても紹介しているため、イメージがつきやすい内容になっています。

【事例20】Sansan株式会社

【参考】【公式】オフィスナビchannel『【オフィスツアー】自然あふれる渋谷サクラステージ!Sansanの新オフィスをご紹介』

こちらの動画は、オフィスコンサルティングサービスを運営する、オフィスナビによって制作された動画です。

オフィスのコンセプトやこだわりポイント、人事の施策について知ることのできる約9分の動画になっています。普段どのように社員がコミュニケーションをとっているのかまで知ることができ、働くイメージもしやすい内容になっています。

【事例21】アマゾンジャパン合同会社

【参考】アマゾンジャパン合同会社『Amazon品川オフィスのご紹介』

アマゾンジャパン合同会社の品川オフィスを紹介する、約4分間の動画です。単なるフロア紹介に留まらず、オフィス環境の構築に込められたこだわりや建設秘話、さらにはその空間がもたらす今後のビジョンまでを解説しています。グローバル企業ならではのダイナミックな労働環境を体感できる構成になっています。

【事例22】株式会社マーキュリー

【参考】株式会社マーキュリー『【オフィスツアー】マーキュリー大阪支店・中部支店にカメラが潜入!|vol.47』

株式会社マーキュリーの大阪支店と中部支店、2つの拠点にカメラが潜入したオフィスツアー動画です。ただオフィスを見せるだけでなく、実際のミーティング風景や社員が働く様子をありのままに映し出しているのが特徴です。

現場の様子や社内の空気感が伝わる構成になっており、職場の雰囲気を感じられる動画になっています。

6|企業からのメッセージ動画

企業からのメッセージ動画は、企業説明会などで流す採用動画で、企業が就活生に伝えたいメッセージをコンパクトに伝えることが多いです。

説明会で流すことで一定のクオリティを保つことができる点や、一度作ってしまえば何度も活用できるため採用担当者の工数が減ることがメリットです。

【事例23】大和証券グループ

【参考】大和証券グループ『大和証券 会社紹介動画』

大和証券の現在までの歩みから始まり、大和証券で働くことについて就活生へのメッセージを複数の社員が話している約1分半の動画になっています。大和証券の求める学生像が伝わりやすい採用動画です。

【事例24】三重テレビ放送株式会社

【参考】三重テレビ放送株式会社『【三重テレビ】新卒採用 企業紹介ムービー「つなぐ、つなげ」』

さまざまな部署に所属している社員らの短いインタビューを中心に、入社後のギャップややりがい、業務内容について紹介しています。社員の生の声から、仕事の様子や熱量が伝わりやすい企業説明会動画となっています。

【事例25】株式会社エアークローゼット

【参考】株式会社エアークローゼット『【新卒だけでつくってみた!】株式会社エアークローゼット 採用メッセージムービー』

21卒の若手社員が自ら企画・制作した採用メッセージムービーです。さまざまな年次の社員へのインタビューを通して、社内にどんな人が多いのか、どんな仲間を求めているのかを知ることのできる約4分間の動画になっています。

【事例26】サントリーホールディングス株式会社

【参考】サントリーホールディングス株式会社『サントリーホールディングス 新卒採用サイト『TOP MESSAGE トップメッセージ』 2分4秒 サントリー』

サントリーホールディングス代表取締役社長から、就活生へ熱いメッセージを発信している動画です。約2分と短い時間の中で、同社が目指す姿や求める人物像を語りかける動画になっています。

7|事業紹介動画

事業紹介動画は、企業が掲げているミッションや企業のサービスについて、サービスの社会的意義などをまとめた動画です。企業、そしてサービスが社会にどう貢献しているかを伝えることができます。

基本的な構成は以下のようになります。

▼構成

  • 企業のミッション
  • サービスの概要
  • 社会の課題を自社製品がどう解決できるか
  • 事業内容の社会的意義
  • 今後の方向性など

【事例27】ベルフェイス株式会社

【参考】ベルフェイス株式会社『ベルフェイス株式会社 |事業紹介動画(字幕あり)』

この動画では、会社のミッションからはじまり、サービスの概要、どのような社会的意義があるのかを数値を用いて分かりやすく紹介しています。約3分の動画で、事業について概要がつかめるコンパクトで分かりやすい採用動画です。

【事例28】株式会社キーエンス

【参考】株式会社キーエンス『キーエンス | 事業内容紹介動画』

この動画では、これまでの会社の歴史の紹介から始まり、業務内容や社会的意義について数値や分かりやすい図解を用いて具体的に紹介しています。携わっている複数の分野ごとに事業紹介がされているため、会社が社会へ与えている影響が分かりやすい採用動画です。

【事例29】弥生株式会社

【参考】弥生株式会社『【新卒採用】弥生株式会社|Web会社説明会』

この動画では、会社概要、事業、組織や社内カルチャー、選考フローなどについて、スライドとともに紹介しています。Web会社説明会の内容をYoutubeにアップロードした、約14分程度の採用動画です。

ベーシックな情報が分かりやすく解説されているため、企業に興味を持ち始めた就活生に効果的にアプローチできる内容となっています。

【事例30】株式会社DYM

【参考】株式会社DYM『【公式】3分でわかるDYM|会社概要・事業紹介』

この動画では、3分で会社概要から事業内容、経営方針についてまとめられています。短い時間で視聴することができるので、初めて企業を知った学生でも抵抗なく見ることができ、スムーズに企業理解をすることができるようになっています。

【最新】採用動画のトレンド5選

ここでは、最新の採用動画のトレンドについてご紹介していきます。

▼採用動画のトレンド

  1. 30秒〜1分のショート動画
  2. AIを活用した動画
  3. インタラクティブ動画
  4. ドローンによって撮影されたオフィス紹介動画
  5. 会社のありのままの姿や本音を出した動画

①30秒〜1分のショート動画

TikTok・YouTubeショート・Instagramリールなど、縦型ショート動画が主流化したことで、採用領域でも「30秒〜1分」の短尺動画が増えています。短時間で主要メッセージを伝えることができ、学生の閲覧離脱を防ぎやすいのが最大の特徴です。

SNS経由で採用した社員へのインタビューや、どの企業にも通じる面接・ES対策の有益な情報、募集職種に関する情報などをコミカルに発信する企業が多いです。また「〇〇職に就職するなら諦めなければいけないこと5選」のように、トレンドに乗った動画を公開するとリーチを広げやすいです。

このようなショート動画は、「まず企業を知ってもらう入口」として効果的で、母集団形成を強化したい企業で特に活用が広がっています。

【参考】TikTok『ANA』

【参考】TikTok『人事のさちこ|FANTAS technology』

②AIを活用した動画

生成AIの普及により、採用動画でもAI活用が急速に拡大しています。

AIナレーション、AIアバター、AIによる編集自動化などを取り入れることで、従来より低コスト・短期間で動画制作ができる点が強みです。AIを活用した採用動画を比較的安価で制作する外注サービスも登場しています。

活用されているAIの例:

  • AIナレーション:プロ声優クオリティの音声を数分で生成
  • AIアバター:社員が出演できない場合でも「案内役」を登場させられる
  • AI編集ツール:素材をアップロードするだけで自動で動画を編集

特に「採用サイトの補足動画」「説明会用動画」「職種紹介動画」など多量制作が必要な企業では、AI活用によって制作負荷を大幅に下げられるため、トレンドとして注目されています。

③インタラクティブ動画

インタラクティブ動画とは、動画内に選択肢を組み込み、視聴者がクリックすることで得られる情報を変更できる「触れる動画」のことです。

視聴者自身がアクションを起こすことができるこの手法は、求職者のエンゲージメントを高める最新の採用手法として広がっています。

この形式では、求職者が自分の興味に合わせて内容を深掘りできるため、以下のようなメリットがあります。

  • 職種別・部署別の情報に自分でアクセスできる
  • 仕事の流れを疑似体験でき、職場理解が深まる
  • 視聴データ(クリックログ)を採用マーケティングに活用できる

例としては、

「A:営業の一日を見る|B:エンジニアの一日を見る」

「このあとどう動く? → A:顧客へ提案 / B:社内勉強会へ参加」

といった構成が多く、より能動的に企業理解を行う体験を提供できます。

以下のリンクから、インタラクティブな採用動画を制作する外注先の事例を見られるので、参考にしてみてください。

【参考】MIL株式会社『動画ギャラリー』

④ドローンによって撮影されたオフィス紹介動画

ドローンで職場を撮影する採用動画が増えています。ドローンで撮影することによって、普段の目線とは違った視点からオフィスを撮影でき、臨場感の溢れる仕上がりになります

ドローン操縦士の手配と簡易的な編集作業で作ることができるため、場合によっては、比較的安価なインタビュー動画よりも費用がかからないこともポイントです。

【参考】『FANTAS technology株式会社「FANTAS technology株式会社 オフィス マイクロドローン映像」』

⑤会社のありのままの姿や本音を出した動画

「年収」「転勤の有無」「社内の雰囲気」など、企業が言いづらい情報もありのままに映した動画が増えています。学生と企業間でのミスマッチを防ぎ、学生の内定辞退率を下げるためです。

若手社員の本音や、働く上で大変なことなど、リアルな情報を開示していくことで、入社後のギャップをなくせるだけではなく、就活生が働くイメージがしやすくなるというメリットもあります。

採用動画を利用して得られる効果・メリット5選

企業の多くが注目している採用動画ですが、採用動画を利用することで得られるメリットとしては以下の5つが挙げられます。

▼採用動画を利用することで得られる効果・メリット

  1. 求職者の志望度を高められる
  2. 内定承諾率の向上が期待できる
  3. 多くの求職者にアプローチできる
  4. 採用コストの削減につながる
  5. ミスマッチ防止につながる

以下より解説していきます。

①求職者の志望度を高められる

動画最大の特徴は、文字媒体より多くの情報をわかりやすく伝えられることです。文字媒体は視覚にしかアプローチできないのに対して、動画は視覚と聴覚の両方にアプローチできます。そのため、採用パンフレットや静止画などに比べて動画の方が聞き手の記憶に残りやすいのです。

株式会社Lumiiの調査によると、24卒の学生で採用動画を視聴後に志望度が「上がった」と答えた割合は58.4%、「大きく上がった」と答えた割合は8.2%という結果となりました。このことから、6割以上の学生が採用動画を見たことで企業の志望度が高まっていることが

分かります。

【参考】株式会社Lumii『採用動画の視聴によって6割以上が志望度上昇。24卒の就活経験者に「採用動画に関する実態調査」を実施。』

②内定承諾率の向上が期待できる

株式会社Candeeの調査によると、6割を超える企業が採用動画を利用したことで内定承諾率が向上したことを実感しています。他にも、「選考通過率の向上」「ミスマッチの防止」「選考の途中辞退の低下」など様々なメリットがあることが表からわかるでしょう。

採用動画の中で多様な情報を求職者に提供できることが、これらのメリットにつながることが考えられます。

【参考】株式会社Candee『【採用成功企業の動画活用の実態調査】採用に成功している企業の63.3%が採用活動で「動画コンテンツ」を活用 62.3%が「内定承諾率の向上」を実感

③多くの求職者にアプローチできる

近年の情報化社会の影響もあり、多くの求職者がSNSから情報を取得できるようになりました。このような背景から多くの企業がSNS上で企業アカウントを作成し、積極的な情報発信を行なっています。

株式会社moovyの調査によると、「採用動画を見たことがある」と回答した人は約8割であることが明らかになりました。

採用動画を好意的に感じた求職者が情報を拡散すると、多くの求職者の目に留まりやすくなります。これによって自社が求める属性に近い求職者にアプローチできるでしょう。

【参考】

株式会社moovy『採用動画のトレンドに関する実態調査2025』

④採用コストの削減につながる

採用動画の制作には初期コストがかかりますが、一度作ればランニングコストがかかりません。採用動画は、企業説明会のように開催毎に資料作成や説明のための人的コストをかける必要がないため、採用活動を効率的に行えます。

⑤ミスマッチ防止につながる

採用動画は、ミスマッチ防止にも役立ちます。合同会社アルチの調査によると、「入社前に見た採用動画と、実際に働いてみた印象にギャップはあったか」という質問に対して、「予想より良かった」「ほぼイメージ通りだった」と回答した人は約75%であることがわかりました。

この結果から、採用動画は求職者に職場環境を具体的にイメージさせやすく、ミスマッチ防止に役立つと言えるでしょう。

【参考】合同会社アルチ『就職・転職活動における採用動画の影響』

【5ステップで解説】採用動画を自社で制作する方法

ここまでで、採用動画の効果や具体事例についてご紹介してきました。では実際に、採用動画はどのように作成するのでしょうか。

採用動画を制作する場合は、自社制作と外部委託の2通りの方法があります。まずは、採用動画を自社制作する時の流れをご紹介します。工程は、以下の5段階です。

▼採用動画の制作手順

  1. 企画作成
  2. 構成作成
  3. 撮影
  4. 編集
  5. 公開

以下で詳しくみていきましょう。

①企画作成

どのようなコンセプトにするのか、どのような人をターゲットに設定するのかを明確にします。特に、ターゲットを詳しく絞り込んでいくと、動画全体の方向性が決まっていきます。

「新卒/中途」「年齢」「価値観」「性別」などが主な例です。

▼ターゲットの決め方の例

  • 成長意欲のある新卒の学生
  • ワークライフイベントを重視する女性の転職希望者
  • 職人気質を活かしてコツコツと作業することが好きな40代男性

では、企画を作成するにあたり、就活生が求めている採用動画はどのようなものか調査をもとに解説していきます。

❚ 志望度が上がるのは「親近感を感じる動画」

株式会社moovyの調査によると、志望度が上がる採用動画の特徴は「親近感を感じる動画」が最も多いという結果になりました。

例えば若手社員のインタビューなど、就活生と年齢が近い社員が活躍している様子を知ることができると親近感を感じやすくなるでしょう。ほかにもオフィス紹介動画など、就活生がその企業で働くイメージが付きやすい内容だと親近感を持ちやすくなることが考えられます。

一方で、志望度が下がる採用動画の特徴として、「コメディ色が強い動画」が最も多い結果となりました。会社を説明する要素よりもダンスなどのエンターテイメントの要素を重視しすぎた内容になると、会社の魅力が伝わりにくく志望度が下がる原因となることが考えられます。

【参考】株式会社moovy『直近1年間に就職・転職をされた327名に採用動画のトレンドに関する調査(2024年)を実施』

❚ 視聴したい採用動画の内容は「社員の1日の流れ」

また、視聴したいと思う採用動画コンテンツについて、「社員の1日の流れ」が最も高く69%という結果になりました。続いて「仕事紹介」が53%、「福利厚生」が51%でした。

▼視聴したいと思う採用動画コンテンツ(20代)

  • 社員の1日の流れ     69%
  • 仕事紹介        53%
  • 福利厚生      51%
  • 会社・事業紹介      40%
  • 研修・育成制度の説明  40%
  • 社員インタビュー   37%
  • オフィスツアー    30%

【参考】エン・ジャパン株式会社『「採用動画」に関する調査レポート』

実際の業務内容がイメージしやすいコンテンツや、入社後の具体的な支援制度について知りたいと考えている学生が多いことがわかります。

❚ 見たい採用動画の出演者は「現場の若手社員」「採用担当者」

20代が見たい採用動画の出演者で最も多かったのは「現場の若手社員」と「採用担当者」でした。

▼見たい採用動画の出演者ランキング(20代)

1位:現場の若手社員・採用担当者

2位:役員・社長

3位:現場の中堅・管理職

続いて「役員・社長」「現場の中堅・管理職」という結果になっています。新卒就活のターゲットである20代の調査ではこのような結果となりましたが、調査対象の年齢によって求める出演者の順位に差があるため、ターゲットによって出演者を変えるのが効果的です。【参考】

株式会社moovy『採用動画のトレンドに関する実態調査2025』

②構成作成

採用動画のコンセプトが決まったら、伝えたい情報を組み立て、コンテンツの大まかな流れを決めます。もし、伝えたい情報が曖昧になっていたり、アピールポイントが多すぎてしまうと、本当に伝えたいことを学生に伝えることはできません。

何を伝えたいのか、アピールポイントの優先順位づけが重要です。構成を決めると同時に、動画の長さや出演者についても、この段階で決定します。

<構成の例>

導入 挨拶や企業のキャッチコピーを使う、参加のお礼
会社紹介 会社概要や事業内容の説明
一日の流れ 現場社員へのインタビューや、実際の仕事内容を紹介
求める人物像 企業カルチャーや福利厚生、この会社に向いている人を解説
結び エントリーの案内、採用サイトのURLの紹介、アンケート誘導

③撮影

構成が作成できたら、いよいよ撮影工程です。撮影にかかる日数は、どの種類の動画を製作するのかで変動します。また、出演者の選定や、必要機材の準備を行いましょう。

<必要な機材>

  • カメラ
  • 照明
  • マイク
  • PC など

<必要な撮影日数の目安>

動画タイプ 撮影日数の目安
会社紹介・インタビュー動画 半日程度
密着形式の動画 半日~1日
ドラマ仕立て 3日以上

④編集

撮影した動画を、構成に沿った内容に仕上げます。動画の切り貼り、テロップやアニメーションの挿入、BGMや効果音の追加など、工程はさまざまです。公開前の最後の工程になるため、修正点や追加すべき内容がないか確認し、完成させます。

<必要な準備・機材>

・PC

・編集ソフト

 無料:CapCutiMovieDaVinci Resolve

 有料:Adobe Premirer ProFinal Cut Pro XFilmora

<編集にかかる時間(目安)>

動画タイプ 制作期間の目安
会社紹介・インタビュー動画 1~2週間
密着形式の動画 3~4週間
ドラマ仕立て 1か月~

⑤公開

修正点がないか入念にチェックしたら、完成した動画を公開します。公開先は企業の採用サイトや求人サイトが一般的ですが、YouTubeやX(旧Twitter)など、各種SNSへの投稿もおすすめです。

株式会社moovyの調査によると、求職者の採用動画の閲覧場所として最も多いのが「YouTube」で37.2%、次に「採用サイト・ホームページ」で36.6%、「X(旧Twitter)」が34.5%と続く結果となりました。

▼採用動画の閲覧場所

  • YouTube          37.2%
  • 採用サイト・ホームページ  36.6%
  • X(旧Twitter)        34.5%

【参考】

株式会社moovy『採用動画のトレンドに関する実態調査』

製作した動画を誰にみてもらいたいのか、それぞれのプラットフォームが持つ特徴を踏まえて検討しましょう。

【目的別】新卒採用の悩みを解決する採用動画の内容

採用動画は動画の種類によって新卒採用の悩みを解決することにつながります。そこで、目的別に新卒採用の悩みを解決する採用動画の内容について一覧の表でまとめました。自社の新卒採用の悩みの解決につながる採用動画の内容はなにか、ぜひ確認してみてください。

▼採用課題別一覧表

新卒採用の悩み 解決に効果的な採用動画 効果的な理由
母集団形成をしたい ・企業からのメッセージ動画

・採用コンセプト動画

企業の思いやコンセプトを伝えることで認知度アップ、関心を促すことができるため
企業認知度を高めたい ・企業からのメッセージ動画

・採用コンセプト動画

会社の全体像を伝えることで、多くの学生に自社について認知してもらうため
ミスマッチを防ぎたい ・現役社員へのインタビュー動画

・事業紹介動画

企業のリアルとビジョンが学生自身とマッチしているか判断できるため
志望度を高めたい ・事業紹介動画

・オフィス紹介動画

・社員インタビュー動画

企業文化や社会貢献性、働く環境、社員について知ってもらうことで志望度を高めやすくなるため
働くイメージを持たせたい ・社員の1日密着動画

・オフィス紹介動画

会社での日常やオフィス環境を見て、働くイメージがつきやすいため
入社後のギャップを減らしたい ・社員の1日密着動画

・事業紹介動画

仕事内容や流れ、企業の方向性を見せることで入社前後のイメージのずれを防ぐことができるため

効果的な採用動画を制作するコツ

ここまで、採用動画の企業事例や制作方法についてみてきました。最後に、より効果的な採用動画を作るコツを5つご紹介します。

▼効果的な採用動画を作るコツ

  1. 利用目的を明確にする
  2. 採用ターゲットを詳細に決める
  3. 自社の採用ターゲットに合わせた動画を制作する
  4. 会社のリアルを届ける
  5. 動画の配信方法を工夫する

以下で詳しく解説していきます。

①利用目的を明確にする

効果的な採用動画を制作するには、事前に利用目的を明確にすることが重要です。どのフェーズで採用動画を利用したいかによって、動画の設計は異なります。

例えば、「母集団を形成したい」「企業認知度を上げたい」場合を考えます。その場合、実際に働く社員に詳しい業務内容をインタビューする動画よりもブランドイメージ動画・PR動画の方が適しているでしょう。

このように、利用目的をあらかじめ設定しておくことで、そのフェーズに合わせた効果の高い採用動画を制作することができます。

②採用ターゲットを詳細に決める

ターゲットを設定し、それに合わせた自社の魅力を訴求すること自体がそのまま他社との差別化になります。そのため、動画制作する前にターゲットを明確に設定しておくことが、効果的な採用動画を制作するポイントの1つです。

▼採用ターゲットの項目例

  • 学年
  • 出身大学
  • 学問系統
  • 希望職種
  • 就活状況

低学年に向けた動画なのか、就活解禁後の新4年生向けなのかで必要なメッセージも変わってきます。学年や学問系統など、どんな学生をターゲットにするかを決めてから動画制作段階に移りましょう。

③自社の採用ターゲットに合わせた動画を制作する

ターゲットに合わせた動画を制作することで、自社の魅力を伝えましょう。せっかく採用動画を作っても、ターゲットに全く刺さらない魅力を訴求していては全く意味がありません。「自分たちが作りたいモノ」ではなく、ターゲットに合わせた自社の魅力を伝えることが大切です。

例えば、裁量権やスピード感を求める学生がターゲットにもかかわらず、研修制度の手厚さをアピールするのは逆効果です。若手社員が成果を出した事例や、若手社員が中心となっているプロジェクトを紹介することが効果的でしょう。

④会社のリアルを届ける

採用でミスマッチを起こさないためにも、企業のリアルを届けることがオススメです。多くの企業が良い面だけ伝えようとしがちですが、良い面だけを見て入社すればミスマッチが起こります。

また、キラキラした一面だけでなく、仕事の厳しさややりがいなど、外面からではわからない情報を伝えることで学生は企業を信頼することができます。企業と学生、お互いが損をしないためにも、企業のリアルを伝えることが効果的な採用動画を制作するコツです。

⑤動画の配信方法を工夫する

動画の配信方法を事前に決めておくことで、効果的な採用動画を制作できます。採用動画を配信する方法として、以下のようなものがあります。

  • youtubeで配信し、自社採用サイトに動画を埋め込む
  • 公式ラインでエントリーしてくれた求職者に配布
  • 企業のSNSアカウントで発信
  • Instagramの広告で発信

それぞれの方法に特徴があり、狙いたいターゲットによって適切な配信方法は異なります。また、使用する媒体によって適切な動画の長さや容量も異なります。よって、事前にどの媒体で配信するか決めておくことが、より効果的な採用動画を制作するコツです。

採用動画を制作するにあたっての注意点

採用動画を制作するにあたって、注意するべき点について3つ紹介していきます。

▼採用動画制作の注意点

  1. 制作に時間がかかる
  2. 外注する場合は費用がかかる
  3. 定期的に更新する必要がある

①制作に時間がかかる

採用動画は、撮影や編集など複数の工程を経て制作されるため、完成までに一定の時間が必要です。

制作する動画の内容やクオリティによって異なりますが、短期間で完成させることは難しい場合があります。そのため、採用スケジュールに合わせて、余裕を持って準備を進めることが重要です。

②外注する場合は費用がかかる

自社で制作するのではなく、外部の制作会社へ依頼する場合は、制作費用が発生します。

費用は、動画の長さや内容、撮影規模、演出方法などによって異なるため、事前に予算を設定しておく必要があります。なお、詳しい費用相場については、次の章で解説します。

③定期的に更新する必要がある

採用動画は、一度制作すれば長期間活用できるというメリットがあります。しかし、求職者からの反応が少ない場合や、期待していた採用効果が得られない場合には、内容の見直しや更新が必要です。

また、企業情報や働き方、社員構成などは時間の経過とともに変化するため、定期的に動画内容を見直すことも重要です。

視聴者アンケートや応募状況などをもとに効果検証を行い、改善を重ねることで、より効果的な採用動画につながります。

採用動画を外注する場合の費用相場

以下は、採用動画別の費用相場をまとめたものです。

社員インタビューが最も安く10万~30万円、社員インタビュー&社内風景が30~80万円、密着取材はオーダーメイドとなり80万~200万円、ドラマ仕立てもオーダーメイドとなり200万円以上かかります。

◎社員インタビューのみ

何人かの社員にインタビューするもので、画質や編集にこだわらなければiPhoneでも動画の作成は可能なため、とにかくコストを抑えたい、早く作成したいという方にオススメの動画形式となっています。

◎社員インタビュー&社内風景

社員へのインタビューに加え、社内風景も紹介するもので、社員へのインタビューと同時に実際に働く環境を紹介することでよりリアルに働くイメージを持ってもらえます。

◎密着取材

一人一人の社員に密着してリアルな業務内容ややりがいを紹介するものです。「情熱大陸」や、「プロフェッショナル」のような、ドキュメンタリー動画に近いイメージです。企業に興味を持ってくれた学生に対して、よりリアルな姿を見せることで入社後のイメージを持ってもらえる効果があります。

◎ドラマ仕立て

実際に脚本を書き、役者を起用して再現ドラマを制作します。ドラマにメッセージ性を持たせることで、採用動画としての効果はもちろん、その企業のブランディングにもつながる動画です。場合によっては機材もカメラだけではなく、ドローンやレール等を使用することもあります。

外注費用の予算削減ポイント

採用動画を外部委託することで、クオリティの高い作品を期待でき、内部制作する手間も省くことができます。とはいっても、なるべく外注費用を抑えて制作したいものですよね。ここでは、比較的簡単に、外注費用を抑えられる方法を以下3つご紹介します。

▼外注費用の抑え方

  1. 動画の尺を短くする
  2. 社員をキャスティングする
  3. 撮影日数を少なくする

①動画の尺を短くする

1つ目の方法は、「動画の尺を短くする」という方法です。通常、採用動画は、尺が長くなるほど費用が高くなってしまいます。

また、就活生の視聴の離脱を防ぐという意味でも、採用動画の短さは重要です。近年の学生は、短い動画を好む傾向にあります。学生の嗜好、費用面から考えても、なるべく短い時間数で、企業の魅力が凝縮された密度の濃い内容の動画制作が効果的でしょう。

②社員をキャスティングする

2つ目の方法は、「社員をキャスティングする」という方法です。

社員を起用することで、プロに出演依頼する分の費用を削減することができます。また、費用面だけでなく、社員を活用した採用動画は「具体的な仕事内容」「価値観」「社風」を求職者に体感させることができるでしょう。

このような採用動画は求職者のニーズを満たす可能性が高く、企業と求職者の両者にとっておすすめな手法です。

③撮影日数を短くする

3つ目の方法は、「撮影日数を少なくする」という方法です。

撮影日数が多くなるほど、撮影のために必要となるスタッフの人件費が多くかかってしまったり、場所を借りている場合には使用料がかさんだりしてしまいます。コンテンツの構成をしっかりと組み立て、無駄のない撮影スケジュールを策定するようにしましょう。

④生成AIを活用する

4つ目の方法は、「生成AIを活用する」という方法です。

近年、動画制作の現場でも生成AIの活用が進んでおり、企画のアイデア出しや編集作業の一部に導入することで、制作コストや人件費の削減が期待できます。

ただし、音声やアニメーションが不自然と感じられると、求職者の意欲が下がってしまうリスクもあります。重要なメッセージや社員の本音を伝える部分は利用せず、字幕作成や台本の下書きといった作業効率化に限定して活用するのがポイントです。

【ニーズ別に紹介】採用動画のおすすめ外注先

以下では、採用動画の外注先としておすすめの映像制作会社を7社紹介します。なお、ここではおすすめの外注先を【予算30万円以内】と【縦型動画・流行重視】に分けて紹介しています。採用動画を外注する際の参考にしてみてください。

【予算30万円以内】おすすめ4選

「予算を抑えたいけど、プロに依頼したい」「初めて動画制作を検討する」そんな方におすすめな映像制作会社を4つ選定しました。ぜひ参考にしてみてください。

①Lumii

<特徴>

  • 累計1,000本以上の動画制作実績
  • 企業YouTubeチャンネルに特化
  • BtoC・BtoBなど業界・業種に関わらず、幅広い対応が可能

<費用目安>

  • 1本3万円~
  • 柔軟な料金プランの提案が可能

【参考】株式会社Lumii

②ムビラボ

<特徴>

  • 質の良い動画を安く・大量に作れる
  • 業界平均価格の1/4程で制作が可能
  • 無料で制作相談

<費用目安>

  • 1本2万円~
  • 「編集のみ」などのスポットで発注も可能

【参考】株式会社フラッグシップオーケストラ『ムビラボ』

③ファニプロ

<特徴>

  • 最短1週間で納品
  • 動画だけでなく、採用サイトやパンフレットの制作も可能
  • ヒアリングから台本作成まで丁寧に対応

<費用目安>

  • 撮影・編集込み28万円~
  • 修正1回、2回まで無償

【参考】合同会社ファニプロ

④ココナラ

<特徴>

  • フリーランスに直接依頼するため、格安での制作が可能
  • 部分的に依頼することができる
  • サービス内容と料金が明確にパッケージ化されている

<費用目安>

  • 2,500円~(カット編集やテロップのみの場合)
  • 4,5000円~(編集に加えて企画立案も含める場合)

【参考】株式会社ココナラ

【参考】株式会社ココナラ『動画編集の相場・料金完全ガイド|依頼方法からコスト削減のコツまで徹底解説【決定版】』

【縦型動画・流行重視】おすすめ3選

「SNSでウケる動画が作りたい」「トレンド感ある動画が作りたい」そんな方におすすめの映像制作会社を3つ選定しました。ぜひ参考にしてみてください。

①QREATION

<特徴>

  • SNSを中心としたオリジナルコンテンツの企画・制作を支援
  • 企業オリジナルアカウントの運営も可能

<費用目安>

要問い合わせ

【参考】株式会社QREATION

②Crevo

<特徴>

  • 業界トップクラス 2,000社10,000件の動画制作実績から培ったノウハウ
  • ビジネス課題や目的に合わせて幅広い提案が可能

<費用目安>

  • ~49万円(単体のインタビュー動画や撮影素材を提供のうえでの編集対応が中心)
  • 50~99万円(ウェブ広告や営業ツールでの活用など、よりストーリー性のある動画・映像に)

【参考】株式会社Crevo

③プルークス

<特徴>

  • 2,000社8,000本以上の制作実績
  • WebCM・PR動画・商品説明動画・採用動画・IR動画などさまざまな動画マーケティングサービスを提供
  • オンライン動画広告に強み

<費用目安>

  • 50万円~
  • 尺や演出方法により変動

【参考】株式会社プルークス

外注先に採用動画を依頼する場合の流れ

「自社に採用動画を制作できる人がいない」「採用動画を作成する時間がない」

上記のような悩みを抱えている方は、映像制作会社への外注がおすすめです。

場合によっては、自社で制作するときよりも費用がかかりますが、プロによるクオリティの高い動画が期待できます。採用動画を映像制作会社に外注する場合の工程は以下の通りです。

▼外注先に採用動画制作を依頼する流れ

  1. 打ち合わせ
  2. 見積り・提案
  3. 発注
  4. 撮影
  5. 初稿チェック
  6. 納品

①打ち合わせ

映像制作会社と企業が最初にやりとりを行い、採用動画の目的や予算、コンセプトなどのすり合わせを行います。仕様変更や追加製作費の発生などのトラブルを避けるためにも、打合せ前には以下のことを明確にしておくことが重要です。

▼打ち合わせ前に明確にしておきたいこと

  • 採用動画の目的(なぜ採用動画を制作するのか)
  • 採用動画の活用シーン
  • 誰に、どのような企業の魅力を伝えたいのか(コンセプト)
  • 予算
  • 納期

上記のことを明確に伝えられなければ、納期が遅れたり、思うような採用動画にならなかったり、問題が発生してしまいます。この段階で、慎重にすり合わせを行うことが大切です。

②見積り・提案

打合せの内容をもとに、映像制作会社が、動画のコンセプトやスケジュールなどをまとめた提案書と見積書を作成して提出してくれます。自社の目的に沿っている内容の動画であるか、打合せですり合わせに間違いがないか、予算はいくらなのか、など重要事項をしっかりと確認する必要があります。

③発注

提案書や見積書に問題がなければ、正式に発注を行います。

④撮影

撮影スケジュール表をもとに、映像制作会社の主導で撮影が行われます。企業側も撮影に同席し、動画の内容や撮影風景を確認します。アングルやポジション、撮影現場に移ってはいけないものがないかなど、細かいすり合わせを行うのが重要です。

⑤初稿チェック

映像制作会社は、撮影した動画を編集し、完成した動画の初稿を企業に提出します。修正依頼や追加項目がある場合は、この段階で正直に、できるだけ具体的に伝えましょう。大幅な修正があると、納期や費用に変更が生じる可能性があるので、映像制作会社との確認を行う必要があります。

⑥納品

企業側の修正依頼を加味して、映像制作会社が希望のファイル形式で提出してくれます。使用メディアによって適したファイル形式があるため、映像制作会社にも明確に伝えましょう。

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いかがでしたか。採用動画を制作することで、学生はより企業イメージをつかみやすくなります。採用動画制作の際は、まず利用目的を明確にすることから始めましょう。