面白い採用動画の成功事例12選|効果や制作方法、トレンドを解説
2025/05/07

採用の間口を広げるために採用動画の制作を考えている人も多いのではないでしょうか?しかし、実際に動画を制作しようとしてみても「本当に効果があるの?」「採用動画はどのようなものを作ればいいの?」「費用相場はどれくらい?」「作り方は?」とお悩みの方も多いと思います。

そこで今回は、「採用動画のトレンド」から「面白い採用動画の事例」「採用動画の費用相場」、「効果的な採用動画を制作するコツ」など詳しく解説していきます!

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採用動画とは

採用動画とは、社員インタビューや職場の様子などからなる1本の動画のことで、企業理念や社風といった自社の魅力を学生に対して効果的に伝えることができる採用手法です。学生がよく利用しているSNSやyoutubeといったツールを通じて自社の魅力を発信していく手段として、注目を集めています。

採用動画の6つの種類

採用動画には、以下のように6つの種類があります。

採用動画の6つの種類

  目的 アピールできる情報
社員の1日密着動画 ・働くイメージを持ってもらう

・入社後のギャップを減らす

・実際の業務内容

・1日の流れ

・職場の雰囲気

採用コンセプト動画 ・企業の採用への想いや価値観を伝える

・企業認知度を高める

・志望度を高める

・企業理念

・ブランドイメージ

・企業文化

現役社員へのインタビュー動画 ・ミスマッチを防ぐ

・志望度を高める

・キャリアパス

・職場の雰囲気

・働きがい

オフィス紹介動画 ・働くイメージを持ってもらう

・志望度を高める

・職場の雰囲気

・企業文化

・福利厚生

企業からのメッセージ動画 ・企業認知度を高める

・企業の情報を網羅的に伝える

・企業概要

・事業内容

・自社の強み

事業紹介動画 ・入社後のギャップを減らす

・働くイメージを持ってもらう

・志望度を高める

・ミスマッチを防ぐ

・ビジネスモデル

・将来性

・自社の強み

・市場価値

・業務内容

・主力製品、サービス

具体的な事例について、次の見出し「学生の興味を惹く面白い動画事例12選」で紹介していますので、そちらを参考にしてみてください。

【事例12選】学生の興味を惹く面白い採用動画

実際に企業はどのような採用動画を作成しているのか、採用動画の6つの種類別に、学生の興味を惹く面白い採用動画事例を12個ご紹介します。

学生の興味を惹く採用動画の事例12選

  1. 伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社(社員の1日密着動画)
  2. 株式会社商船三井(社員の1日密着動画)
  3. 株式会社AOI Pro.(採用コンセプト動画)
  4. 三菱地所株式会社(採用コンセプト動画)
  5. 豊友工業株式会社(現役社員へのインタビュー動画)
  6. テルウェル東日本株式会社(現役社員へのインタビュー動画)
  7. エン・ジャパン株式会社(オフィス紹介動画)
  8. U-NEXT HOLDINGS(オフィス紹介動画)
  9. 大和証券グループ(企業からのメッセージ動画)
  10. 三重テレビ放送株式会社(企業からのメッセージ動画)
  11. ベルフェイス株式会社(事業紹介動画)
  12. 株式会社キーエンス(事業紹介動画)

1|社員の1日密着動画

社員の密着動画では、社員の1日の動きや社内の雰囲気を、求職者に文字や画像では表現しきれない部分まで伝えることができます。職場の雰囲気や具体的な業務内容がわかることで、入社後のイメージが湧きやすく、求職者のミスマッチを防止できます。企業紹介というよりは業務や社風を伝えることを主な目的とするため、新卒・第二新卒のような若手の採用に向いているでしょう。

1日密着動画の基本的な構成は次のようになっています。

1日密着動画の内容

  • 1日の流れ紹介
  • 出社時間
  • 業務内容
  • 会社周りの飲食店紹介
  • 昼食を同席した社員へインタビュー
  • 取引先とのミーティング
  • 上長とのミーティング
  • 退社時間
  • 密着社員インタビュー

学生は専門用語や研修内容のような企業独自の取り組みをしっかり理解していないことが多いです。その都度簡単な字幕やテロップで解説することを忘れないようにしましょう。

【事例1】伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社

【参考】『伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社「MISI ONEDAY ~若手社員のとある一日~」』

伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社の若手社員の1日に密着した動画です。出社時間~退勤時間までの1日に密着しながら、密着されている若手社員は業務内容やお昼の過ごし方などの質問にも答えていきます。合間にインタビューを挟むことで、実際に働くイメージを持てるように工夫されています。

【事例2】株式会社商船三井

【参考】『商船三井「若手社員の1日に密着 ~陸上職事務系~What's it like to work at MOL?」』

株式会社商船三井の若手社員の1日に密着した動画です。1日のスケジュールを映像を通して理解しやすくなっています。また、若手社員が取り上げられているため、新卒の学生も具体的なキャリアパスをイメージできるのではないでしょうか。

2|採用コンセプト動画

採用コンセプト動画では、自社のイメージを企業情報や募集要項のような情報には触れず、自社が大切にしている思いや価値観、やりがいを端的に紹介します。内容として、複数の社員へのインタビューを通して社員らの目標や大切な思いを企業の価値観とリンクさせて紹介することが多いです。

採用コンセプトに共感した求職者からの応募が見込まれるため、あらかじめ自社にマッチした人材を採用するのに向いているでしょう。あえて、採用動画内では多くを語らず、1分〜3分程度と短い尺でメッセージ性をこめる特徴があります。

【事例3】株式会社AOI Pro.

【参考】『株式会社AOI Pro.「AOI Pro.新卒採用コンセプトムービー【青い炎を、燃やせ】」』

複数の社員へ大切にしている価値観や目標などのインタビューを行い、その内容を企業が大切にしている価値観ややりがいと結びつけて紹介している2分半の採用動画です。採用動画内で各々が仕事に真剣に取り組んでいることがわかるので、業務に対して同じモチベーションをもつ人からの応募が期待できるでしょう。

【事例4】三菱地所株式会社

【参考】『株式会社三菱地所「三菱地所 採用コンセプトムービー”NANIMONO”」』

三菱地所の既存のイメージだけでなく、幅広い可能性があるという内容のコンセプトムービーとなっています。今後の目指すべき姿や、三菱地所について複数の社員が一言ずつ話す構成となっており、会社のビジョンが伝わりやすい2分半の採用動画です。

3|現役社員へのインタビュー動画

インタビュー形式で社員や代表に会社の魅力を語ってもらう動画です。現役社員が感じている魅力をその人自身に語ってもらうことで、求職者に説得力のある訴求を行えます。

インタビュー型の採用動画はその目的によって尺が異なります。5分程度の短い動画は「企業の雰囲気や働く魅力を簡潔に」15分と長めの動画は「社員の具体的なエピソードや価値観に深く迫り、仕事へのリアルな姿勢や企業文化を詳細に」伝えることを目的としています。

【事例5】豊友工業株式会社

【参考】【採用動画】豊友工業株式会社 | 社員インタビュー動画【RECRUIT VIDEO】

1人の女性社員のインタビューをまとめた約2分の採用動画です。構成として、業務内容、人間関係、職場の雰囲気、学生へのメッセージという流れになっており、それぞれ簡潔にまとめられています。短い時間で会社の雰囲気をつかむことができる採用動画となっています。

【事例6】テルウェル東日本株式会社

【参考】テルウェル東日本株式会社『【2025新卒採用】社員インタビュー動画』

3名の社員に対して、業務内容ややりがい、働く環境、今後の目標などをインタビューした約4分半の動画です。社員の目標に関連した制度の紹介などもしているため、学生自身の自社でのキャリア形成のイメージがつきやすい採用動画となっています。

4|オフィス紹介動画

オフィス紹介動画では、オフィスや工場など、普段なかなか見ることのできない場所を紹介しています。リモートでの面接などが普及したことで以前よりも学生にオフィスを案内する機会が減った会社も多いです。そのため、オフィス紹介動画は学生に自社で働くイメージを持ってもらうための大切なきっかけとなります。

また、ただオフィスを撮影するだけでなく、案内役の社員がそれぞれの部屋の特徴について説明したり、実際に働いている社員にインタビューを行ったりすることで、オフィスの様子だけでなく職場の雰囲気なども伝えることができるのがオフィス紹介動画の特徴です。

【事例7】エン・ジャパン株式会社

【参考】エン・ジャパン株式会社『【オフィスツアー】私たちが働く本社をご案内!【25卒・26卒・27卒】』

この動画では、オフィスの様子はもちろん、会社の文化を紹介したり実際に働いている社員にインタビューを行ったりする約9分半の動画になっています。会社の人間関係や職場の雰囲気を垣間見ることができる採用動画です。

【事例8】U-NEXT HOLDINGS

【参考】U-NEXT HOLDINGS『 本社オフィス大公開!(USEN-NEXT GROUP)』

本社の様子を紹介している約7分半の採用動画です。案内役の女性社員がそれぞれの部屋をどのような用途で使っているか説明するだけでなく、カフェのおすすめの商品など実際に働いた場合の過ごし方についても紹介しているため、イメージがつきやすい内容になっています。

5|企業からのメッセージ動画

企業からのメッセージ動画は、企業説明会などで流す採用動画で、企業が就活生に伝えたいメッセージをコンパクトに伝えることが多いです。

説明会で流すことで一定のクオリティを保つことができる点や、一度作ってしまえば何度も活用できるため採用担当者の工数が減ることがメリットです。

【事例9】大和証券グループ

【参考】大和証券グループ『大和証券 会社紹介動画』

大和証券の現在までの歩みから始まり、大和証券で働くことについて就活生へのメッセージを複数の社員が話している約1分半の動画になっています。大和証券の求める学生像が伝わりやすい採用動画です。

【事例10】三重テレビ放送株式会社

【参考】三重テレビ放送株式会社『【三重テレビ】新卒採用 企業紹介ムービー「つなぐ、つなげ」』

さまざまな部署に所属している社員らの短いインタビューを中心に、入社後のギャップややりがい、業務内容について紹介しています。社員の生の声から、仕事の様子や熱量が伝わりやすい企業説明会動画となっています。

6|事業紹介動画

事業紹介動画は、企業が掲げているミッションや企業のサービスについて、サービスの社会的意義などをまとめた動画です。企業、そしてサービスが社会にどう貢献しているかを伝えることができます。

基本的な構成は以下のようになります。

構成

  • 企業のミッション
  • サービスの概要
  • 社会の課題を自社製品がどう解決できるか
  • 事業内容の社会的意義
  • 今後の方向性など

【事例11】ベルフェイス株式会社

【参考】ベルフェイス株式会社『ベルフェイス株式会社 |事業紹介動画(字幕あり)』

この動画では、会社のミッションからはじまり、サービスの概要、どのような社会的意義があるのかを数値を用いて分かりやすく紹介しています。約3分の動画で、事業について概要がつかめるコンパクトで分かりやすい採用動画です。

【事例12】株式会社キーエンス

この動画では、これまでの会社の歴史の紹介から始まり、業務内容や社会的意義について数値や分かりやすい図解を用いて具体的に紹介しています。携わっている複数の分野ごとに事業紹介がされているため、会社が社会へ与えている影響が分かりやすい採用動画です。

【参考】株式会社キーエンス『キーエンス | 事業内容紹介動画』

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【2025年】採用動画のトレンド

2025年の採用動画のトレンドは以下の2点です

採用動画のトレンド

  1. ドローンによって撮影されたオフィス紹介動画
  2. 会社のありのままの姿や本音を出した動画

①ドローンによって撮影されたオフィス紹介動画

ドローンで職場を撮影する採用動画が増えています。ドローンで撮影することによって、普段の目線とは違った視点からオフィスを撮影でき、臨場感の溢れる仕上がりになります。ドローン操縦士の手配と簡易的な編集作業で作ることができるため、場合によっては、比較的安価なインタビュー動画よりも費用がかからないこともポイントです。

<ドローンによるオフィス紹介動画の事例>

【参考】『FANTAS technology株式会社「FANTAS technology株式会社 オフィス マイクロドローン映像」』

②会社のありのままの姿や本音を出した動画

「年収」「転勤の有無」「社内の雰囲気」など、企業が言いづらい情報もありのままに映した動画が増えています。学生と企業間でのミスマッチを防ぎ、学生の内定辞退率を下げるためです。そのため、企業はありのままに情報を開示することがより重要になってきています。

採用動画を利用して得られる効果・メリット

企業の多くが注目している採用動画ですが、採用動画を利用することで得られるメリットとしては以下の4つが挙げられます。

採用動画を利用することで得られる効果・メリット

  1. 求職者の志望度を高められる
  2. 内定承諾率の向上が期待できる
  3. 多くの求職者にアプローチできる
  4. 採用活動の効率化が図れる

1.求職者の志望度を高められる

動画最大の特徴は、文字媒体より多くの情報をわかりやすく伝えられることです。文字媒体は視覚にしかアプローチできないのに対して、動画は視覚と聴覚の両方にアプローチできます。そのため、採用パンフレットや静止画などに比べて動画の方が聞き手の記憶に残りやすいのです。

株式会社Lumiiの調査によると、24卒の学生で採用動画を視聴後に志望度が「上がった」と答えた割合は58.4%、「大きく上がった」と答えた割合は8.2%という結果となりました。このことから、6割以上の学生が採用動画を見たことで企業の志望度が高まっていることが分かります。採用動画視聴後の志望度の変化

【参考】株式会社Lumii『採用動画の視聴によって6割以上が志望度上昇。24卒の就活経験者に「採用動画に関する実態調査」を実施。』

2.内定承諾率の向上が期待できる採用動画を利用するメリット

株式会社Candeeの調査によると、6割を超える企業が採用動画を利用したことで内定承諾率が向上したことを実感しています。他にも、「選考通過率の向上」「ミスマッチの防止」「選考の途中辞退の低下」など様々なメリットがあることが表からわかるでしょう。

採用動画の中で多様な情報を求職者に提供できることが、これらのメリットにつながることが考えられます。

【参考】株式会社Candee『【採用成功企業の動画活用の実態調査】採用に成功している企業の63.3%が採用活動で「動画コンテンツ」を活用 62.3%が「内定承諾率の向上」を実感

3.多くの求職者にアプローチできる

近年の情報化社会の影響もあり、多くの求職者がSNSから情報を取得できるようになりました。このような背景から多くの企業がSNS上で企業アカウントを作成し、積極的な情報発信を行なっています。

採用動画を好意的に感じた求職者が情報を拡散すると、多くの求職者の目に留まりやすくなります。これによって自社が求める属性に近い求職者にアプローチできるでしょう。

4.採用活動の効率化が図れる

採用動画の制作には初期コストがかかりますが、一度作ればランニングコストがかかりません。採用動画は、企業説明会のように開催毎に資料作成や説明のための人的コストをかける必要がないため、採用活動を効率的に行えます。

採用動画の作り方

ここまでで、採用動画の効果や具体事例についてご紹介してきました。では実際に、採用動画はどのように作成するのでしょうか。

採用動画を制作する場合は、自社制作と外部委託の2通りの方法があります。まずは、採用動画を自社制作する時の流れをご紹介します。

工程は、以下の5段階です。

  1. 企画作成
  2. 構成作成
  3. 撮影
  4. 編集
  5. 公開

以下で詳しくみていきましょう。

①企画作成

どのようなコンセプトにするのか、どのような人をターゲットに設定するのかを明確にします。特に、ターゲットを詳しく絞り込んでいくと、動画全体の方向性が決まっていきます。

「新卒/中途」「年齢」「価値観」「性別」などが主な例です。

ターゲットの決め方の例

  • 成長意欲のある新卒の学生
  • ワークライフイベントを重視する女性の転職希望者
  • 職人気質を活かしてコツコツと作業することが好きな40代男性

では、企画を作成するにあたり、就活生が求めている採用動画はどのようなものか調査をもとに解説していきます。

❚ 志望度が上がるのは「親近感を感じる動画」

株式会社moovyの調査によると、志望度が上がる採用動画の特徴は「親近感を感じる動画」が最も多いという結果になりました。例えば若手社員のインタビューなど、就活生と年齢が近い社員が活躍している様子を知ることができると親近感を感じやすくなるでしょう。ほかにもオフィス紹介動画など、就活生がその企業で働くイメージが付きやすい内容だと親近感を持ちやすくなることが考えられます。

一方で、志望度が下がる採用動画の特徴として、「コメディ色が強い動画」が最も多い結果となりました。会社を説明する要素よりもダンスなどのエンターテイメントの要素を重視しすぎた内容になると、会社の魅力が伝わりにくく志望度が下がる原因となることが考えられます。志望度が上がる採用動画の特徴

【参考】株式会社moovy『直近1年間に就職・転職をされた327名に採用動画のトレンドに関する調査(2024年)を実施』

❚ 視聴したい採用動画の内容は「社員の1日の流れ」

また、視聴したいと思う採用動画コンテンツについて、「社員の1日の流れ」が最も高く59%という結果になりました。続いて「事業説明」が48.3%、「社員インタビュー」が40.4%でした。

視聴したいと思う採用動画コンテンツ

  • 社員の1日の流れ  59%
  • 事業説明     48.3%
  • 社員インタビュー  40.4%
  • 職種紹介     39.1%
  • オフィス紹介   20.5%
  • 社長や代表者のインタビュー  18.3%
  • カルチャー紹介   6%

【参考】株式会社Lumii『採用動画の視聴によって6割以上が志望度上昇。24卒の就活経験者に「採用動画に関する実態調査」を実施。』

実際の業務内容がイメージしやすいコンテンツが学生から求められていると同時に、ミスマッチの防止にもつながるでしょう。

❚ 見たい採用動画の出演者は「現場の若手社員」「現場の中堅社員~マネージャー」

見たい採用動画の出演者は「現場の若手社員」が51.4%、「現場の中堅社員~マネージャー」が52.9%と多くを占める結果となりました。

見たい採用動画の出演者

  • 現場の若手社員  51.4%
  • 現場の中堅社員~マネージャー  52.9%
  • 代表・役員    17.7%
  • 採用担当者    11.9%
  • その他      3.7%

【参考】株式会社moovy『直近1年間に就職・転職をされた327名に採用動画のトレンドに関する調査(2024年)を実施』

例えばキャリアの幅を持たせた複数の社員らに出演してもらうことで、入社後すぐの自分の姿だけでなく、その会社で長期的に働く姿をイメージしやすくなるでしょう。

②構成作成

採用動画のコンセプトが決まったら、伝えたい情報を組み立て、コンテンツの大まかな流れを決めます。もし、伝えたい情報が曖昧になっていたり、アピールポイントが多すぎてしまうと、本当に伝えたいことを学生に伝えることはできません。

何を伝えたいのか、アピールポイントの優先順位づけが重要です。構成を決めると同時に、動画の長さや出演者についても、この段階で決定します。

③撮影

構成が作成できたら、いよいよ撮影工程です。撮影にかかる日数は、どの種類の動画を製作するのかで変動します。インタビュー動画であれば半日から1日、ドラマ仕立ての動画であれば少なくとも2、3日、長ければ数週間にも及びます。

<必要な準備・機材>

  1. 撮影機器(カメラ、マイク、三脚)
  2. 出演者

④編集

撮影した動画を、構成に沿った内容に仕上げます。動画の切り貼り、テロップやアニメーションの挿入、BGMや効果音の追加など、工程はさまざまです。公開前の最後の工程になるため、修正点や追加すべき内容がないか確認し、完成させます。

<必要な準備・機材>

・PC

・編集ソフト

 無料:CapCutiMovieDaVinci Resolve

 有料:Adobe Premirer ProFinal Cut Pro XFilmora

<編集にかかる時間(目安)>

10分動画でおよそ8~12時間

⑤公開

修正点がないか入念にチェックしたら、完成した動画を公開します。公開先は企業の採用サイトや求人サイトが一般的ですが、YouTubeやX(旧Twitter)など、各種SNSへの投稿もおすすめです。

株式会社moovyの調査によると、求職者の採用動画の閲覧場所として最も多いのが「会社説明会」で40.7%、次に「採用サイト」で34.3%、「YouTube」が30.0%と続く結果となりました。

採用動画の閲覧場所

  • 会社説明会・イベント  40.7%
  • 採用サイト    34.3%
  • YouTube     30.0%
  • Instagram    11.0%
  • TikTok     4.3%

【参考】株式会社moovy『直近1年間に就職・転職をされた327名に採用動画のトレンドに関する調査(2024年)を実施』

製作した動画を誰にみてもらいたいのか、それぞれのプラットフォームが持つ特徴を踏まえて検討しましょう。

外注先に採用動画を依頼する場合の流れ

「自社に採用動画を制作できる人がいない」

「採用動画を作成する時間がない」

上記のような悩みを抱えている方は、映像制作会社への外注がおすすめです。

場合によっては、自社で制作するときよりも費用がかかりますが、プロによるクオリティの高い動画が期待できます。採用動画を映像制作会社に外注する場合の工程は以下の通りです。

外注先に採用動画制作を依頼する流れ

  1. 打合せ
  2. 見積り・提案
  3. 発注
  4. 撮影
  5. 初稿チェック
  6. 納品

①打合せ

映像制作会社と企業が最初にやりとりを行い、採用動画の目的や予算、コンセプトなどのすり合わせを行います。仕様変更や追加製作費の発生などのトラブルを避けるためにも、打合せ前には以下のことを明確にしておくことが重要です。

打ち合わせ前に明確にしておきたいこと

  • 採用動画の目的(なぜ採用動画を制作するのか)
  • 採用動画の活用シーン
  • 誰に、どのような企業の魅力を伝えたいのか(コンセプト)
  • 予算
  • 納期

上記のことを明確に伝えられなければ、納期が遅れたり、思うような採用動画にならなかったり、問題が発生してしまいます。この段階で、慎重にすり合わせを行うことが大切です。

②見積り・提案

打合せの内容をもとに、映像制作会社が、動画のコンセプトやスケジュールなどをまとめた提案書と見積書を作成して提出してくれます。自社の目的に沿っている内容の動画であるか、打合せですり合わせに間違いがないか、予算はいくらなのか、など重要事項をしっかりと確認する必要があります。

採用動画にかかる費用相場

以下は、採用動画別の費用相場をまとめたものです。採用動画にかかる費用相場

社員インタビューが最も安く10万~30万円、社員インタビュー&社内風景が30~80万円、密着取材はオーダーメイドとなり80万~200万円、ドラマ仕立てもオーダーメイドとなり200万円以上かかります。

社員インタビューのみ

何人かの社員にインタビューするもので、画質や編集にこだわらなければiPhoneでも動画の作成は可能なため、とにかくコストを抑えたい、早く作成したいという方にオススメの動画形式となっています。

社員インタビュー&社内風景

社員へのインタビューに加え、社内風景も紹介するもので、社員へのインタビューと同時に実際に働く環境を紹介することでよりリアルに働くイメージを持ってもらえます。

密着取材

一人一人の社員に密着してリアルな業務内容ややりがいを紹介するものです。「情熱大陸」や、「プロフェッショナル」のような、ドキュメンタリー動画に近いイメージです。企業に興味を持ってくれた学生に対して、よりリアルな姿を見せることで入社後のイメージを持ってもらえる効果があります。

ドラマ仕立て

実際に脚本を書き、役者を起用して再現ドラマを制作します。ドラマにメッセージ性を持たせることで、採用動画としての効果はもちろん、その企業のブランディングにもつながる動画です。場合によっては機材もカメラだけではなく、ドローンやレール等を使用することもあります。

③発注

提案書や見積書に問題がなければ、正式に発注を行います。

④撮影

撮影スケジュール表をもとに、映像制作会社の主導で撮影が行われます。企業側も撮影に同席し、動画の内容や撮影風景を確認します。アングルやポジション、撮影現場に移ってはいけないものがないかなど、細かいすり合わせを行うのが重要です。

⑤初稿チェック

映像制作会社は、撮影した動画を編集し、完成した動画の初稿を企業に提出します。修正依頼や追加項目がある場合は、この段階で正直に、できるだけ具体的に伝えましょう。大幅な修正があると、納期や費用に変更が生じる可能性があるので、映像制作会社との確認を行う必要があります。

⑥納品

企業側の修正依頼を加味して、映像制作会社が希望のファイル形式で提出してくれます。使用メディアによって適したファイル形式があるため、映像制作会社にも明確に伝えましょう。

採用動画のおすすめ外注先

以下では、採用動画の外注先としておすすめの映像制作会社を3社紹介します。採用動画を外注する際の参考にしてみてください。

1|ムビハピ

ムビハピ 公式HPムビハピは、株式会社アジアピクチャーズが運営している、企業動画専門の動画制作サービスです。ドキュメンタリー番組『ガイアの夜明け』や朝の情報番組『スッキリ』など、テレビ業界での制作実績もあります。ムビハピ流「共感を生む動画の作り方」をもとに、視聴者の興味や関心を惹く動画制作を行っています。採用動画を外注することで、自社のターゲットとする就活生に興味や関心を持ってもらえるでしょう。

<料金(目安)>

◎シンプルプラン
料金:50~80万円
動画時間:0~5分程度

◎スタンダードプラン
料金:80~150万円
動画時間:3~15分

◎カスタムプラン
料金:200万円~
動画料金:長尺

【参考】『株式会社アジアピクチャーズエンタテインメント『企業動画専門サービス「ムビハピ」』

2|右脳事件

右脳事件株式会社 公式HP右脳事件は、動画制作実績4,000本以上の実績を誇る映像制作会社です。ユニークなその名前は「右脳=創造力を司る」「事件=人々の記憶に残る」をそれぞれ意味し、企画や演出を強みとしています。採用動画を外注することで、自社の魅力を多くの人の記憶に残すことができるでしょう。

<料金(目安)>

◎BASIC:50~99万円
はじめての動画制作や伝えたい情報が限られている場合におすすめ

◎STANDARD:100~499万円
プロモーションやサービス紹介用の動画制作などにおすすめ

◎HIGH STANDARD:500~999万円
テレビCMや企業ブランディングにおすすめ

【参考】右脳事件株式会社『「企画」と「演出」にこだわる動画制作なら右脳事件へ』

3|PROOX

株式会社プルークス 公式HP採用動画の外注先としておすすめの映像制作会社”PROOX”を紹介する画像PROOXは、to B、to C向けに6,000本以上の動画制作実績を持つ映像制作会社です。豊富な支援実績をもとに“効果の出る”動画制作を独自のチーム体制で行っています。大手企業からスタートアップまで、あらゆる企業におすすめの映像制作会社です。

<料金(目安)>

プロモーション、会社紹介、採用、イベント:100~200万円

【参考】株式会社プルークス『動画制作・映像制作・動画マーケティングの実績が業界トップクラス!「PROOX」』

外注費用を抑え方

採用動画を外部委託することで、クオリティの高い作品を期待でき、内部制作する手間も省くことができます。とはいっても、なるべく外注費用を抑えて制作したいものですよね。ここでは、比較的簡単に、外注費用を抑えられる方法を以下3つご紹介します。

外注費用の抑え方

  1. 動画の尺を短くする
  2. 社員をキャスティングする
  3. 撮影日数を少なくする

1|動画の尺を短くする

1つ目の方法は、”動画の尺を短くする”という方法です。通常、採用動画は、尺が長くなるほど費用が高くなってしまいます。

また、就活生の視聴の離脱を防ぐという意味でも、採用動画の短さは重要です。近年の学生は、短い動画を好む傾向にあります。学生の嗜好、費用面から考えても、なるべく短い時間数で、企業の魅力が凝縮された密度の濃い内容の動画制作が効果的でしょう。

2|社員をキャスティングする

2つ目の方法は、「社員をキャスティングする」という方法です。社員を起用することで、プロに出演依頼する分の費用を削減することができます。また、費用面だけでなく、社員を活用した採用動画は「具体的な仕事内容」「価値観」「社風」を求職者に体感させることができるでしょう。

このような採用動画は求職者のニーズを満たす可能性が高く、企業と求職者の両者にとっておすすめな手法です。

3|撮影日数を短くする

3つ目の方法は、”撮影日数を少なくする”という方法です。

撮影日数が多くなるほど、撮影のために必要となるスタッフの人件費が多くかかってしまったり、場所を借りている場合には使用料がかさんだりしてしまいます。コンテンツの構成をしっかりと組み立て、無駄のない撮影スケジュールを策定するようにしましょう。

【目的別】新卒採用の悩みを解決する採用動画の内容

採用動画は動画の種類によって新卒採用の悩みを解決することにつながります。そこで、目的別に新卒採用の悩みを解決する採用動画の内容について一覧の表でまとめました。自社の新卒採用の悩みの解決につながる採用動画の内容はなにか、ぜひ確認してみてください。

新卒採用の悩み 解決に効果的な採用動画 効果的な理由
母集団形成をしたい ・企業からのメッセージ動画

・採用コンセプト動画

企業の思いやコンセプトを伝えることで認知度アップ、関心を促すことができるため
企業認知度を高めたい ・企業からのメッセージ動画

・採用コンセプト動画

会社の全体像を伝えることで、多くの学生に自社について認知してもらうため
ミスマッチを防ぎたい ・現役社員へのインタビュー動画

・事業紹介動画

企業のリアルとビジョンが学生自身とマッチしているか判断できるため
志望度を高めたい ・事業紹介動画

・オフィス紹介動画

・社員インタビュー動画

企業文化や社会貢献性、働く環境、社員について知ってもらうことで志望度を高めやすくなるため
働くイメージを持たせたい ・社員の1日密着動画

・オフィス紹介動画

会社での日常やオフィス環境を見て、働くイメージがつきやすいため
入社後のギャップを減らしたい ・社員の1日密着動画

・事業紹介動画

仕事内容や流れ、企業の方向性を見せることで入社前後のイメージのずれを防ぐことができるため

効果的な採用動画を作るコツ

ここまで、具体的な採用動画の制作方法・採用動画のトレンドについてみてきました。最後に、より効果的な採用動画を作るコツを4つご紹介します。

効果的な採用動画を作るコツ

  1. 利用目的を明確にする
  2. 自社の採用ターゲットに合わせた動画を制作する
  3. 会社のリアルを届ける
  4. 動画の配信方法を工夫する

以下で詳しく解説していきます。

1|利用目的を明確にする

効果的な採用動画を制作するには、事前に利用目的を明確にすることが重要です。どのフェーズで採用動画を利用したいかによって、動画の設計は異なります。

例えば、「母集団を形成したい」「企業認知度を上げたい」場合を考えます。その場合、実際に働く社員に詳しい業務内容をインタビューする動画よりもブランドイメージ動画・PR動画の方が適しているでしょう。

このように、利用目的をあらかじめ設定しておくことで、そのフェーズに合わせた効果の高い採用動画を制作することができます。

2|自社の採用ターゲットに合わせた動画を制作する

ターゲットに合わせた動画を制作することで、自社の魅力を伝えましょう。せっかく採用動画を作っても、ターゲットに全く刺さらない魅力を訴求していては全く意味がありません。「自分たちが作りたいモノ」ではなく、ターゲットに合わせた自社の魅力を伝えることが大切です。

例えば、裁量権やスピード感を求める学生がターゲットにもかかわらず、研修制度の手厚さをアピールするのは逆効果です。若手社員が成果を出した事例や、若手社員が中心となっているプロジェクトを紹介することが効果的でしょう。

また、ターゲットを設定し、それに合わせた自社の魅力を訴求すること自体がそのまま他社との差別化になります。そのため、動画制作する前にターゲットを明確に設定しておくことが、効果的な採用動画を制作するポイントの1つです。

3|会社のリアルを届ける

採用でミスマッチを起こさないためにも、企業のリアルを届けることがオススメです。多くの企業が良い面だけ伝えようとしがちですが、良い面だけを見て入社すればミスマッチが起こります。

また、キラキラした一面だけでなく、仕事の厳しさややりがいなど、外面からではわからない情報を伝えることで学生は企業を信頼することができます。企業と学生、お互いが損をしないためにも、企業のリアルを伝えることが効果的な採用動画を制作するコツです。

4|動画の配信方法を工夫する

動画の配信方法を事前に決めておくことで、効果的な採用動画を制作できます。採用動画を配信する方法はたくさんあります。例えば、次のようなことがあげられます。

  • youtubeで配信し、自社採用サイトに動画を埋め込む
  • 公式ラインでエントリーしてくれた求職者に配布
  • 企業のSNSアカウントで発信
  • Instagramの広告で発信

それぞれの方法に特徴があり、狙いたいターゲットによって適切な配信方法は異なります。また、使用する媒体によって適切な動画の長さや容量も異なります。よって、事前にどの媒体で配信するか決めておくことが、より効果的な採用動画を制作するコツです。

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まとめ

いかがでしたか。採用動画を制作することで、学生はより企業イメージをつかみやすくなります。採用動画制作の際は、まず利用目的を明確にすることから始めましょう。

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