会社説明会は、学生との最初の接触機会です。そして、多くの学生に選考に参加してもらうためには、会社説明会で学生に魅力ある企業だと認識してもらう必要があります。
この記事では、会社説明会で多くの学生を惹きつけるためのプレゼンの内容やコツ、会社説明会資料の作成方法についてお伝えしていきます。
会社説明会を成功させるために、
こんなお悩みを抱えている採用担当者様、必見です!
まず、会社説明会を成功させるためには、以下の2点を準備しましょう。
学生にとって特別な情報を説明会で伝えるためには、学生がどんな情報を求めているか知る必要があります。以下のグラフは、25卒の学生が企業研究を行う上で知りたい情報について調査した結果です。
【参考】株式会社ディスコ「3 月 1 日時点の就職活動調査」
「実際の仕事内容」が81.9%と最も高く、次に「社風」が62.7%、その次に「給与水準・平均年収」が57.9%と続いています。
特に、給与については学生からは質問しにくい内容です。「実際の仕事内容」「社風」「給与水準・平均年収」の3つを会社説明会で伝えることで、企業の解像度を高めることができます。それにより、企業にマッチした学生を集めることができるでしょう。
会社説明会を成功させるためには、会社についての情報を分かりやすく伝える必要があります。
25卒の就活生を対象にした調査によると、対面の個別セミナーを受けて選考を受けようと思ったポイントで最も多いものが「仕事内容」、次が「人事担当者のプレゼンテーション」、「福利厚生制度」「働き方」と続いており、人事担当者のプレゼンテーションによって、会社についての情報を分かりやすく伝えることが就活生の興味を惹きつけていることが分かります。
【参考】株式会社マイナビ キャリアリサーチLab「2025年卒 学生就職モニター調査 4月の活動状況」
そこで、会社について分かりやすく伝えるために準備しておきたいことが、「会社説明資料の作成」と「プレゼンテーションの内容」がポイントになります。
会社説明会で会社を知ってもらうには、会社の説明資料と担当者のプレゼンテーションです。この2点をしっかり準備できていれば、学生の選考参加への意欲が高まることが考えられます。
ここからは、会社説明会資料とプレゼンテーションのコツについて詳しくご紹介していきます。
「なぜ説明会資料を作る必要があるんだろう?」と思っていませんか?そんな方向けに会社説明会資料を作成する目的、メリットを説明します。
▼会社説明会資料を作成する3つの目的
3つの項目に関して、以下で詳しく説明していきます。
口頭のみで「〇%の成長率です」「年間〇億円売り上げています」と伝えるよりも、グラフで補足することで、参加者の記憶に残る説明会プレゼンにできます。特に合同説明会において、学生は1日に複数社の説明会に参加するため、説明会終了後に自社に応募してもらうには、他の企業との差別化が必要不可欠です。
対面の説明会の場合、紙の資料を渡しておくことで、説明会終了後にも自社の存在を思い出してもらえます。また資料を見返してもらうことで、学生の記憶に企業名や事業内容を定着させられるでしょう。
会社説明会資料を作成することで、プレゼンの補足ができるようになるのみならず、企業イメージの毀損を防ぐことが可能です。インターネットやSNS上で、企業に対して不確かな情報が流れるトラブルを防ぐことにもつながります。
企業説明内容を資料として固めておくことで、公式な情報を平等に伝えることが可能です。
また、自社の公式サイトに資料を格納することで、学生と企業の再度のコンタクトポイントになります。
時間をかけて自社の魅力が伝わりやすい資料を用意しても、会社説明会に学生を集客できなければ母集団形成につながりません。学生の集客にお困りでしたら、企業自らが学生にアプローチできるダイレクトリクルーティングがおすすめです。そのなかでも、煩雑な業務を代行するMatcher Scoutなら初期リスク少なく始められます。
Matcher Scoutは、採用担当者の煩雑な業務負担を極限まで削減した新卒採用向けのダイレクトリクルーティングサービスです。OB・OG訪問アプリ「Matcher」に登録している学生の中から、採用要件にマッチした学生に弊社の担当者が代理でスカウトを送信します。
Matcher Scout をおすすめする理由
以上の理由より、待っているだけでは会えないような優秀な学生層にアプローチできるため、効率的に採用活動を進めることができます。
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詳しくは以下の資料で詳しく説明しているので、是非ご覧ください。
【サービス説明資料】3分でわかるMatcher Scout
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新卒採用の目的は各社で異なるため、それに応じた情報を乗せる必要があります。ここでは最低限資料に掲載する必要がある情報を表にまとめたのでご覧ください。
会社説明会の主な目的の1つに、自社に興味を持っている応募者を増やす母集団形成があると思います。人間は論理で納得し、感情で動く生き物です。聞き手が会社に興味を持ち、応募するよう促すためには「論理」と「感情」の2つの感情を満たす必要があります。ここではそれぞれの欲求を満たすために必要なものを解説します。
論理の欲求を満たすために必要なことは「読み手の疑問を解決する」ということです。具体的には、以下のような疑問を解決する必要があります。
このように、「この会社に入りたい!」と論理的に思わせるためには、企業に焦点を当てた内容を資料に組み込み、読み手を納得させる必要があります。
当たり前ですが、会社に好意を感じなければ入社に意欲的になることはありません。人は人間や組織に共感することで感情を動かされる生き物です。会社説明会資料では、求職者の感情を動かすために以下のような内容を説明することがオススメです。
このような人や組織に焦点を当てた内容を資料に組み込むことで、人の感情に訴求した資料を作ることができます。しかし、感情的訴求だけをした中身のない資料では聞き手の入社意欲を高めることができません。そのため、論理的説明と感情訴求の両者をバランスよく兼ね備えた資料を作ることを意識する必要があります。
会社説明会に掲載する内容が決まったら、実際に作成に着手してみましょう。
効果的な資料作成のコツを6個ご紹介します。
▼効果的な資料作成のコツ
会社説明会資料の作成に取りかかる前に、説明会で話す内容を決めておきましょう。資料を作成してから話す内容を作っていくと、後から不要な資料が出てきたりと非効率的になりやすいです。
資料はプレゼンの視覚的な補助機能を持ちます。話す内容を先に決めてから会社説明会資料を作れば最低限の時間で、内容も十分なスライドを作れます。
採用資料以外の場面でも同様ですが、1スライド1メッセージは厳守しましょう。1つのスライドの内容が多いとビジュアル的インパクトが弱まり、企業の魅力が伝わりません。加えて対面の説明会の場合、スライドの文字が小さいと後方の学生に情報が届きません。そのため、情報をむやみに詰め込むのではなく、端的に情報を伝える必要があります。
説明会資料にはプロ並みのクオリティは不要です。しかしクオリティが低い資料を出してしまうと、学生に「ITリテラシーが弱い企業かも知れない」と思われ、敬遠されてしまう恐れがあります。
それでは合格点の資料とはいったいどのような資料なのでしょうか。以下にチェックポイントを示してありますので参考にしてください。
資料の情報量が多すぎたり、動きなどの余分な情報があると、学生の印象に残りません。シンプルかつ、インパクトのある資料を目指しましょう。
説明会に学生を集めるためには、説明会に行かなけらばわからない特別な情報をコンテンツに盛り込む必要があります。学生は基礎的な情報を企業のホームページで確認してから説明会に臨む場合が多いです。そのため説明会と企業サイトの情報が重複してしまうと「出席する意味がない」と思われ、その後の座談会や個別の説明会に参加してもらえなくなるかもしれません。
対面の会社説明会として特別感をもって伝えるためには、現場社員を複数名参加させることが効果的です。特に社風は、オンライン説明会の画面越しではなかなか伝わりにくいところ。実際に現場社員の生の声を伝えられると、社風や業務内容にも説得力が出るでしょう。
コロナ禍の影響でインターンシップ、セミナー、面接をオンラインで実施する企業が増えたため、社員の人柄や雰囲気を重視する学生が増えています。具体的に働くイメージを説明会段階で作っておくことで、選考参加後のミスマッチを防ぐことができます。
<働くイメージを持ってもらうための例>
対面で説明会を行う場合、配布資料にメモできるようなスペースを作ると親切です。参加学生に手を動かしてメモを取ってもらうことで、説明した内容の定着にもつながります。
ここからは実際に効果的なパワーポイントを作成している3社の資料をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
株式会社SmartHRの「年収が低い」というイメージを打破するために作成された企業説明資料になります。
この資料を公開してから、応募数が5.3倍に増加、閲覧数が40万回超、面談の時間が有意義になったなどの効果があったようです。
株式会社SmartHRの資料のここがすごい!
✔給料テーブルの公開
✔福利厚生とその背景を明示
✔客観的事実を提示
客観的事実を重視した株式会社SmartHRとは対照的に"エモさ"などの、同社が大事にしている価値観を反映した特徴的な資料です。
「採用候補者様への手紙」という求職者に寄り添っているネーミングが大きな話題を呼びました。
株式会社ミラティブの資料のここがすごい!
✔リスクすらも赤裸々に公開
✔どういう働き方・文化があるのか
✔感情に訴求する
カスタムオーダーファッションレーベル「FABRIC TOKYO(ファブリック トウキョウ)」を提供しているFABRIC TOKYO社の資料は、アパレル業界なだけあり、とてもおしゃれです。
ただおしゃれなだけでなく、制度利用者の声や思いなど、リアル感を重視した構成が特徴的です。
FABRIC TOKYOの資料のここがすごい!
✔リアル感を重視した構成
✔昇給の仕組みを公開
✔社内制度利用者の声を掲載
会社説明会の資料を作成した後は、実際に会社説明会当日のプレゼンの準備をする必要があります。ここからはどのようにプレゼンを進めていけばよいのか、流れをお伝えします。
この画像は、会社説明会のプレゼンの流れをまとめたものです。
情報は構造的に並べていくことで理解がしやすくなります。
会社説明会でも同じことで、
会社概要→仕事内容→今後の展望→先輩社員との交流→採用情報→アンケートのような順番で抽象から具体に流れていくと魅力が伝わりやすくなります。また、説明会参加から選考応募をスムーズにするために、選考日程やフローなどの採用情報を伝えるとよいでしょう。
完璧な会社説明会資料を作成しても、上手にプレゼンができなければ自社の魅力を学生に伝えることは難しいでしょう。
ここからは説明会時に上手に資料を活用し、学生への認知を広げるための具体的な手段をお伝えします。
会社説明会の開催を通して、「自社で働いているイメージができる」ことは企業選びの根拠になります。
そのため、できるだけ年齢の近い社員に登壇してもらうことで、働くイメージを具体化してもらうとよいでしょう。
可能であれば、活躍している社員説明会に登壇してもらいましょう。
実際、以下のグラフからもわかるように、会社説明会で最も話を聞きたい人は「入社2、3年目の若手社員」で32.4%と最も高い値となりました。
仕事にも慣れてきた入社2,3年目の社員から会社の生の声を伝えることで、学生に「こんな人になりたい」と思ってもらえるようになり、志望度を上げることができます。
資料にはなるべくかみ砕いた言葉を使い、理解しやすくなるようにしましょう。
初めて聞く言葉がたくさん出てくると、学生はその理解に意識をとられ、企業側のコア情報が届かなくなる恐れがあります。
専門用語を使う際は説明を入れたり、図などを効果的に用いて理解しやすくする工夫を行いましょう。
企業説明会資料はどうしても「当社が伝えたいこと」をプレゼンで強調してしまいがちです。
しかし、その説明会のターゲットはあくまで学生です。
そこで「学生は何を知りたいか?」「学生のニーズはどこにあるのか」を念頭に置きながらプレゼンを行いましょう。
説明会の事前アンケートで「説明会で聞きたいことは何ですか?」という設問を置くことで、学生のニーズを満たすプレゼンができるでしょう。
また、先ほどの表のように、「実際の業務内容」「社風」「給与水準・平均年収」については多くの学生が知りたい情報です。説明会の内容に盛り込むとよいでしょう。
会社説明会の最中や終了後に学生からの質問に答える時間を設けると、学生の企業理解が深まります。
また、質疑応答の時間があることを学生に事前に伝えておくことで、説明会を能動的に聞くようになるでしょう。
事前に学生から質問を集めておくことも効果的です。質問をもとに説明会の内容を改良できるほか、質疑応答の場で効率的に学生が気になる質問に回答することができます。
説明会後に座談会を開催することも会社説明会を成功させるコツです。座談会は、社員とコミュニケーションを深くとることができます。説明会中の質疑応答の時間よりも社員本人に対するキャリアプランなどの質問がしやすいため、学生のさらなる企業理解に繋がります。また、座談会であこがれの社員を見つけて自社の志望度が上がる学生もいるでしょう。
説明会は、学生が自社の社員についてイメージを持てる数少ない機会のひとつです。つまり、説明会の社員の対応によって、社員のイメージ、さらには企業のイメージが決まってしまうということです。
マイナビの調査によると、対面の会社説明会に参加したことで採用選考に進もうと思った理由として、「仕事内容の説明を聞き、やってみたいと思った(32.2%)」「人事担当者のプレゼンテーションを聞いて(31.5%)」となっています。【参考】マイナビ「マイナビ 2025年卒 学生就職モニター調査 4月の活動状況」
そのため、プレゼンテーションで仕事内容に分かりやすい説明を心がけるなど、丁寧な説明を意識すると良いでしょう。
会社説明会での資料の重要性は理解できたでしょうか?
しかし、「日々の業務が忙しく、資料作成に割く労力がない」「ゼロから資料を作る自信がない」などとお悩みの担当者の方もいるでしょう。
ここからは説明会の資料のテンプレートをダウンロードできるサイトをご紹介します。
以下に紹介しているサイトに掲載されているパワーポイントのテンプレートは全て無料で活用できます。
多種多様なデザインが格納されていますので、伝えたい自社のイメージに応じたテンプレートを活用してみてください。
日本語で提供されている素材が豊富なため、使いやすい点も特徴です。
無料
【参考】素材工場 公式HP
パワーポイント形式だけでなく、Googleスライド形式のテンプレートも豊富にそろっていいます。
有料・無料プランがあるため、コストをかけて質の高い資料を作りたい採用担当者様、コストを抑えて資料を作りたい採用担当者様どちらにもおすすめのサイトです。
無料プランあり
プレミアムプラン 月額799円・年間プラン2,999円
【参考】slidesgo 公式HP
また、パワーポイントだけでなく、Keynote、Google Slides、または Microsoft Office for Macにも対応しているため、幅広いデバイスで利用が可能になります。
シンプルで使いやすいデザインが特徴です。
無料
【参考】SlideHunter 公式HP
無料プランと有料プランがあり、無料でも多くの機能を利用できます。
ドラッグ&ドロップで簡単にデザインができる点も魅力のひとつです。
無料プランあり
有料プラン:要お問い合わせ(Canvaプロ・Canvaチーム・Canvaエンタープライズの3つのプラン)
【参考】canva 公式HP
「資料作成に割く時間がない」という方は、資料作成代行してくれるサービスも検討してみてはいかがでしょうか。
すべて代行してもらうのではなく、一部を代行してもらうこともできるため、効率よく資料作成を行いたい方にもおすすめです。
代行を依頼できる工程は大きく以下の4つに分けられます。
以上のように、必要に応じて代行してもらう工程を指定できます。
資料作成のプロがオーダーメイドで作成し、伝えたい情報を最適なかたちで資料にまとめることが出来ます。
また、パワーポイントで資料を作成するため、納品後に自身で編集が可能です。
<費用>
【参考】HELP YOU公式HP
ヒアリングをもとに資料の構成、見積もりを行います。また、機密保持契約書(NDA)締結が可能なため機密情報の流出の心配がありません。
特急料金がなく、短期間でパワーポイントの資料作成を依頼できる点も、急いで資料を作成したいときに便利な特徴です。
<費用>
ライトプラン
スタンダードプラン
【参考】バーチャルプランナー公式HP
企業説明会資料作成のみならず、映像制作や広告にも対応しています。
また30%プラスで支払いをすることで短納期でも対応してもらえます。
<費用>
要お問い合わせ
【参考】アドバー株式会社公式HP
会社説明会のために効果的な資料を作成できるかは、採用活動の成功に大きく影響します。
しかし「学生との日程調整などの日々の採用業務に追われて会社説明会の準備が十分にできていない」「もっと効率的に母集団形成をしたい」といった方も多いはずです。そんな人事担当者の方には「Matcher Scout」をおすすめします。
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【サービス説明資料】3分でわかるMatcher Scout
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