近年、当たり前の存在となったSNS。気軽に利用できることから、採用活動においても利用する企業が増加しています。
本記事では、
「待っているだけでなく、採用担当から学生にアプローチできるものを導入したい」
「コストを抑えて母集団形成を行いたい」
このようなことを考えている採用担当者様に向けて、SNS採用の成功事例やメリット・デメリット、メディア別の特徴や運用を成功させる秘訣など、徹底的に解説していきます。
SNS採用(ソーシャルリクルーティング)とは、企業がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を利用して、求職者を発見し、採用活動に役立てる手法です。ここでいうSNSとは、InstagramからTwitter、Facebook、YouTubeなどのことをいいます。
これまでは、大手ナビサイトや求人広告に掲載し、求職者を募るという形が一般的でしたが、2000年以降のIT革命によって、WEBにアクセスできる人が増えた結果、近年では多くの企業がSNS採用を導入しています。その中でもSNS採用は、利用者数が多い20代の若手・新卒採用を中心に行われることが多いようです。
単にSNS採用といっても、その採用手法は2つに分類されます。1つ目がアカウント運用、2つ目が広告運用です。
アカウント運用は、採用担当者がSNSアカウントを運用して、自社についての情報や採用情報などを発信する手法です。
一方広告運用は、SNSの投稿枠を買い、広告を載せる手法です。Instagramを例にすると、Instagramのストーリーで広告が表示されることがあると思います。ストーリーや投稿のかたちで広告を掲載することができます。
以下の図はアカウント運用と広告運用についての違いをまとめた図です。自社にとってより採用活動に効果がありそうなSNS採用はどちらなのか、確認してみてください。
アカウント運用は、無料で行うことができますが、採用担当者様の工数が増え、効果が出るまでに時間がかかります。そのため、時間をかけてでもコストを抑えて、長期的に学生との接点を作りたい方におすすめです。
一方、広告運用は工数も少なく即効性はありますが、初期コストや継続するコストがかかるため、短期的な効果を見込みたいときにおすすめです。
この記事では、SNS採用=アカウント運用として運用方法や実際の事例を解説していきます。広告運用について知りたい方は、「SNSでの広告運用も併用すると効果的」の見出しからご確認ください。
では具体的に、SNSのアカウント運用は、採用活動にどのように活用できるのでしょうか。採用活動におけるSNSの3つの活用方法をお伝えしていきます。
▼採用活動におけるSNSの3つの活用方法
1つ目は、SNSを企業の認知度を高めるための情報発信ツールとして活用する方法です。
企業の公式アカウントとしてアカウントを作成し、企業の情報やサービス紹介を投稿したり、採用に関する情報を投稿したりすることで、企業の認知度がアップすることにつながります。適切に運用を行えば、採用にかかわらず企業のファンを生み出すことが可能です。
具体的には、以下のような情報を発信すると、学生に企業の魅力が伝わり認知度アップに繋がるでしょう。
▼発信するとよい情報
まずは多くの人に企業の名前や商品を知ってもらい、魅力を伝えることで採用活動での母集団形成につなげましょう。
2つ目は、SNSを新卒採用のための特設サイトとして活用する方法です。例えば、「○○株式会社新卒採用担当」というアカウントを見たことはありませんか?企業によっては、採用情報について発信する専用のアカウントを持っています。
採用情報の特設サイトとしてアカウントを運用することで、就職活動中の学生にフォローしてもらいやすくなります。また企業情報のアカウントと異なり、選考に関する情報のみを投稿するため、選考情報がフォロワーに届きやすくなるでしょう。具体的には以下のような情報を発信しましょう。
▼発信するとよい情報
3つ目は、求職者と直接コミュニケーションを取るツールとして活用することです。
SNSアカウントのコメントやDM(ダイレクトメッセージ)の機能を利用することやLINEの公式アカウントを作成することなどを通して、求職者と採用担当で直接やりとりすることが可能です。
メールよりもLINEを見る学生も多いため、SNSで求職者向けにメッセージを送ることで情報が届きやすくなるでしょう。
近年多くの企業がSNS採用を積極的に導入しています。SNS採用が注目されている背景には、情報収集の多様化と、若者のSNS利用時間の増加があげられます。以下で詳しく解説していきます。
これまでの求職者は、就職活動の情報収集手段としてナビサイトなどの求人情報の閲覧などを中心に行ってきました。企業のホームページから会社説明会の情報を得たり、学校のキャリアセンターを利用してOB訪問を行ったり、限られた手段から情報を集めることが一般的でした。
ですが、現在はインターネットの普及により、ナビサイト以外にも企業の口コミサイトやSNSなど、様々な手段で情報を得ることが可能になりました。そのため、多くの企業は従来の方法に加えてSNSでの発信を増やすことで、より多くの求職者に企業を知ってもらおうと動いています。近年の採用活動では、従来のナビサイトだけではなく、多様な媒体を利用して情報を発信していくことが重要となっているのです。
現在、学生はパソコンよりもスマホやタブレットを利用する時間が長い傾向にあります。頻繁に使う連絡手段はメールよりもSNSであり、10年前と比較すると学生の利用するメディアが大きく変化しています。
スマートフォンの登場によって、新聞・テレビなどのマスメディアよりも、X(旧Twitter)やInstagramなどのソーシャルメディアが若者を動かす影響力を持つようになりました。このような学生のトレンドに合わせ、採用の手法も変わってきています。
現在では、学生側から企業にアプローチし企業が学生を選定する、といった従来の一方的な方法よりも、学生と企業の双方向的なコミュニケーションを重視する採用が増えています。
リクルートワークスが行った調査によると、2015年3月卒の求人倍率が1.53倍であるのに対して、2025年3月卒の求人倍率は1.75倍という結果になりました。ここから、10年間で求人倍率は上昇傾向にあり、求人数に対して就職希望者が大きく不足しているということがわかります。
【参考】リクルートワークス「第41回 ワークス大卒求人倍率調査(2025年卒)」
したがって、これまでのような「待ちの採用」だけでは人が集まらないため、SNS採用のような「攻めの採用」が増加しているのです。そのため、気軽にコミュニケーションが取れる「SNSのフットワークの軽さ」や「拡散性」、「学生へのアプローチが簡単にできること」などが注目されているといえるでしょう。
ここからは、企業・新卒学生がそれぞれどのくらいSNSを活用しているのか、現状を解説していきます。
では、就職活動において、どれほどの学生がSNSを活用しているのでしょうか。
就職活動でSNSで情報収集をしている2025年卒業の学生は約60%もいることがこのグラフから読み取れます。
▼学生が就職活動の情報収集に活用するSNSランキング
1位:文章投稿型SNS(例:X/Twitter) 55.4%
2位:写真投稿型SNS(例:Instagram) 51.1%
3位:動画投稿型SNS(例:TikTok, YouTube) 40.7%
4位:メッセージアプリのグループチャット(例:LINE オープンチャット) 35.7%
5位:コミュニティ型SNS(例:Facebook, LinkedIn) 19.1%
また、「どのSNSを活用しているか」についての質問では、半数以上の学生が、X(旧:Twitter)のような文章投稿型SNSを使っていることがわかります。その次に多いのはInstagramのような写真投稿型SNSで、こちらも半数の学生が活用しています。
そして、「企業が採用活動でSNSを利用していることについてどう思うか」という質問では、『7割近くの学生が業界や企業理解の参考になる』と答えており、企業のSNS活用に肯定的な意見が多い結果となりました。
【参考】半数以上の就活生が就職活動でSNSを活用する一方、企業のSNSの活用率は約3割
ここまでで、6割もの学生が就職活動にSNSを使っていることが分かりました。では、どのくらいの企業が新卒採用でSNS採用を実施しているのでしょうか?
上記のグラフの結果より、SNSを採用活動の一環として活用している企業は3割程度であることが分かります。就活生のSNS活用は6割であるにもかかわらず、企業の活用は3割にとどまっています。
企業がSNSを採用活動に導入することで、就活生にアプローチできる機会が増え、さらにSNSを導入していない企業に比べて有利に採用活動を進めることができるかもしれません。
▼企業が採用活動で活用するSNSランキング
1位:写真投稿型SNS(例:Instagram) 60.8%
2位:メッセージアプリのグループチャット(例:LINE オープンチャット) 59.5%
3位:動画投稿型SNS(例:TikTok, YouTube) 27.0%
4位:文章投稿型SNS(例:X/Twitter) 27.0%
5位:コミュニティ型SNS(例:Facebook, LinkedIn) 6.8%
続いて、上記の結果より、企業が採用活動で活用する最も活用するSNSはInstagramなどの写真投稿型SNSであり、およそ6割の企業が利用しています。
しかし、学生が最も活用しているX(旧:Twitter)のような文章投稿型SNSは、約7割の企業が活用していない、という結果になりました。学生の活用しているSNSと企業の活用しているSNSがマッチしていないことが読み取れます。
【参考】PR TIMES「半数以上の就活生が就職活動でSNSを活用する一方、企業のSNSの活用率は約3割」
ここまでで、企業がSNS採用を行う必要性について把握していただけたでしょうか?では、学生はSNSでの情報収集としてどんな情報を求めているのでしょうか。
▼企業に対して、オンライン上でどのような情報を発信してほしいですか?(複数回答)
1位:一日の仕事の流れ 41.1%
2位:社内の人間関係・職場の雰囲気 37.3%
3位:福利厚生 35.3%
2023年時点で就職活動を行っていた学生対象のアンケートでは、「一日の仕事の流れ」を知りたい学生が4割と最も多く、「社内の人間関係・職場の雰囲気」が次に多い結果となりました。仕事の流れや職場の雰囲気など、より日常的で、働く将来を想像しやすい情報をSNSで求めている学生が多いようです。
さらに、「企業のSNSをどのようなフォーマットで発信してもらいたいか」という質問については、画像が48.5%と最も多く、次いで短尺動画が44.8%という結果でした。
なお、この「画像」には、Instagramでの発信だけでなく、X(旧:Twitter)での発信も含まれています。画像といっても風景写真などではなく、文字情報を見やすくまとめた画像が人気のようです。視覚的に理解しやすい画像や、動画など、見やすく簡単に理解できる情報フォーマットが学生から求められていることが分かります。
【参考】Z世代就活生の58.1%が情報収集にSNSを活用。採用コンテンツは「一目で理解で
ここまで、企業がSNS採用を導入すべき背景についてご紹介してきました。
しかし、
「どんなSNS媒体を用いればいいかわからない...」
「SNS採用を始めたいけれど、SNSについての知識がないからとりかかりにくい...」
そんな風にお困りの採用担当の方も多いのではないでしょうか。それぞれのメディアで獲得できるユーザーの特徴は異なります。自社が求める人材が多く集まりそうなものを選ぶことが重要です。
以下では、それぞれの媒体の特徴、利用年代、運用工数についてをまとめました。
媒体によって対象となる年齢やその特徴は全く異なります。自社はどんな人材を求めているのか、しっかりと考えたうえで、適切なSNSを選択しましょう。
ここでは、SNS採用のメディア別成功事例をご紹介します。
▼メディア別成功事例
実名での登録が原則となっているFacebookは、他のメディア媒体と比較して信頼性が高いのが特徴です。 企業の採用専用ページを立ち上げて、運用しましょう。投稿内容も長文が添えられることが多いため、ナビ媒体と、他のメディアの中間に位置しているような感覚で使うと良いでしょう。
また、他のHPへ誘導しやすいのも特徴です。
《Facebookはこんな企業におすすめ》
【参考】『ソフトバンク株式会社 フェイスブック』
拡散力の強いX(旧Twitter)では、個性的なツイートをすることで話題を呼ぶことが可能です。拡散するためのリポスト機能が備わっており、拡散されやすい分、不特定多数の人の目に触れる機会が多くなるため、炎上リスクも高くなっていることに注意しましょう。
X(旧Twitter)では絵文字や顔文字を使いやすいため、学生に親しみやすく、カジュアルな印象を与えることもできるでしょう。
《Twitterはこんな企業におすすめ》
【参考】株式会社サイバーエージェント X(旧Twitter)
写真や動画を投稿に添えることが必須となっているInstagram。視覚的な訴求がしやすいことが特徴です。自社の雰囲気、企業の持つ世界観などが伝えやすいメディアと言えるでしょう。
投稿の雰囲気を統一して、ファッショナブルな演出をしている企業が多い傾向にあります。
トップに出てくる画像の色味を統一したり、イラストを使用したりして、パッと目に止まるような投稿にするよう意識しましょう。また、ハッシュタグを使うこともおすすめです。
一方で、Instagramでは他メディアとは異なり、URLリンクで外部ページに飛ばしにくい構造となっているため、他媒体への誘導は難しいことに注意しましょう。
《Instagramはこんな企業におすすめ》
LINE@というLINE公式アカウントと統合させる仕組みを使うことで、企業の情報を発信することが可能です。普段使いしている利用者が多いため、幅広いユーザーにアプローチすることが可能です。
また、新着メッセージとして求職者にメッセージを送ることができるため、情報を見逃す可能性も低いということができるでしょう。さらに、他のメディアと比べてプライベートなメディアであるため、炎上し、企業イメージに傷がついてしまう可能性が低いこともメリットのひとつです。
一方で通知を煩わしく感じるとブロックされてしまう可能性が高いため、メッセージを送信する頻度には注意が必要です。
《LINEはこんな企業におすすめ》
【参考】 日本生命相互会社 公式ライン
事業内容の解説や、社内環境を見せる動画を公開することで、自社の魅力を他メディアよりもディープに伝えることができるYouTube。学生との直接的なコミュニケーションを取ることは難しいですが、充実した内容で自社をより身近に感じさせることが可能です。テロップなどを入れることで、内容を理解しやすいものにするよう意識しましょう。
また、YouTube用に作成した動画を短く編集し、他メディアと組み合わせて発信していくと効果的です。
自社の情報だけではなく、「グループディスカッション対策」や「面接合格のための極意」など、就職活動の対策動画を投稿することで、幅広い求職者に自社の動画を拡散することもできます。
《YouTubeはこんな企業におすすめ》
リンクトイン(LinkedIn)は、全世界で7億5600万人のユーザー数がいる、「ビジネス用SNS」です。登録は原則実名となっていることに加え、拡散力も持ち合わせており、FacebookとX(旧Twitter)を融合させたようなサービスといえます。
リンクトインは、社会人経験のある人が利用することが多いため、中途採用向きで新卒採用には向いていません。「中途採用に困っている!」という方は、転職希望者とのマッチングとして導入を検討してみるとよいでしょう。
《LinkedInはこんな企業におすすめ》
【参考】LinkedInを新卒採用に活用する方法を解説|本当に使える?
Wantedlyは、企業の価値観や理念と応募者を「共感」でマッチングする採用サービスです。ほかのSNSと異なる点は、給与条件についての記載をNGにしている点です。その分、会社の理念や考え方に共感した応募者が集まりやすくなるというメリットがあります。
また、ユーザーは350万人を超え、IT人材といわれる、デザイナーやエンジニア、マーケターが多いことも特徴です。企業は新卒やインターン、中途から業務委託など、様々な雇用形態で募集することができるため、新卒から転職希望者まで、多様な人材とマッチングが可能になります。
《Wantedlyはこんな企業におすすめ》
それでは、SNS採用を取り入れることで、企業にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここではSNS採用を導入することで期待できるメリットについてご紹介します。
▼SNS採用のメリット
X(旧Twitter)においてはリポスト、フェイスブックではシェアなど、SNSには情報を拡散する仕組みが備わっているため、良い情報、面白い内容のものは多くの人の目に触れられやすくなっています。したがって、まだ就職活動を行っていない求職者や、自社とは全く違う業界を志望している求職者など、SNSを通じて、出会うはずのなかった人材と出会うことも可能です。
採用活動においては、どれだけの学生にリーチできるのかが母集団形成において重要なため、採用とSNSは相性が良いと言えるでしょう。
また、拡散されるときは、拡散した人のフォロワーに情報が流れる仕組みになっているため、社員が友人や知人に紹介するリファラル採用の仕組みと相性が良いと言えます。
例えば社員が採用アカウントの投稿を拡散したとき、その社員の後輩などが投稿を見る可能性が高くなり、情報が拡散されやすい仕組みをうまく活用すれば、リファラル採用を成功させることができます。
ほとんどのSNSはだれでも無料で始めることができるため、予算をあまりかけず、リスクが少なく始めることができます。もしもSNSが自社の採用形態と相性が合わなかったとしても、いつでもアカウントを停止できます。
最初から最後まで完全無料で利用できるのは、他の採用媒体には無い特徴です。
投稿数を増やしていくことで、求職者からの自社へのイメージアップを期待できます。例えば皆さんも、なにか買い物をする際に、公式サイトに掲載された情報よりも、口コミサイトに寄せられたユーザーのコメントや評価を参考にすることが多いのではないでしょうか?
採用活動においてもユーザー側、つまり学生からの評判が自社イメージ形成に大きな影響を与えます。
SNS採用では、一方的に情報公開する従来のような採用広報ではなく、学生との双方向的なコミュニケーションの中で自社の情報を発信していくことが可能です。そのため自社に対する学生側のイメージが、より具体的に形成されやすい傾向にあります。
SNSにおける学生とのコミュニケーションの中で信頼が得られると、学生同士の情報交換の中でも自社のプラスなイメージが伝わっていきます。このような他者からの評価が伝わると自社への信頼が信用に変わり、自社に対するポジティブなイメージが確固たるものになりやすいです。
このように、SNSで発信するコンテンツや学生との直接的なコミュニケーションによって、採用ブランディングを行うことができます。
SNSでは継続的にコミュニケーションが発生するため、求職者と長期的に繋がることができます。この「長く繋がる」ということは、学生からの認知度・印象のためにも非常に重要です。SNSのDM、リプライなどで日々フォロワーとコミュニケーションを取っておけば、今すぐに効果が出なくても、将来的に「入社したい!」と思ってもらえるかもしれません。
また、DMを利用して、自社に入社してほしいと思う求職者に企業側から直接スカウトを送ることや、企業説明会などの宣伝やリマインドを送ることも可能です。一過性に終わらない、継続的に繋がれる点がSNS採用の大きなメリットの1つといえるでしょう。
双方向のコミュニケーションを気軽にとることができる点で、採用におけるミスマッチを防止することも可能です。SNSを用いて、求職者は企業の雰囲気や価値観をより具体的に知ることができるため、入社してから「こんな企業だと思っていなかった...」と感じる、ミスマッチを防止することができ、採用の質を向上させることができるでしょう。
また、SNSのコメント機能や、DMを利用して求職者からの質問を募集したり、自社の採用活動の感想を気軽に受け取ったりすることができます。そのため、求職者が企業に対して理解を深め、親近感を抱きやすくなると同時に、企業側も求職者の等身大の姿を理解することができるでしょう。
いわゆる履歴書や、かしこまった面接ではわからない、リアルな求職者とコミュニケーションを取ることで、企業側としても「この人思っていた人と違う!」という、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
続いては、SNS採用のデメリットを紹介していきます。 デメリットも知りつつ、SNS採用の導入の可否を検討しましょう。
▼SNS採用のデメリット
先述したように、SNSは拡散されやすい仕組みとなっています。自社にとってポジティブな印象付けに役立つような内容が拡散されたらとても有益ですが、一方でネガティブな内容が拡散されてしまう可能性があることも忘れてはいけません。
不特定多数に向けて公開されているため、一度拡散されてしまったら消すことができません。炎上しやすい投稿の特徴として、主に以下の3つがあげられます。
▼炎上しやすい投稿の特徴
故意ではなくても失言してしまうことや、炎上する可能性が十分あることをしっかりと念頭に入れて利用しましょう。
リスクを抑えるために最も大切なことは、投稿内容の十分な検討です。炎上のリスクを抑えるために、以下のチェックポイントを実践してみるとよいでしょう。
▼炎上リスクを抑えるための方法
ジェンダーの問題など、人によって意見が異なるようなセンシティブな話題に触れること、人の価値観を否定するような投稿は避けましょう。2022年にある企業の採用担当者が「待遇を求める人とは働きたくない」という旨の投稿をし、「ブラック」だと炎上した事例がありました。
現在の就活生の価値観として、待遇やワークライフバランスに注目している学生も増えています。自身の仕事に対する価値観を当たり前だと思わずに、慎重に投稿内容を検討することが必要です。
また、チームでの運用やマニュアルの作成を導入することによって、複数人で投稿内容を確認する仕組みが確立するため、その分炎上リスクは下がるでしょう。炎上してしまった場合、企業のイメージに大きく影響が出てしまうため、採用アカウントを運用する際は以上のポイントを意識しながら進めてみてください。
SNS採用をうまくいかせるには頻繁に更新することが重要です。日々大量の情報が流れるSNSでは、情報の鮮度が高いものが多いほど関心を高めるのに有利に働きます。自社アカウントの注目度を高めるには、その分時間をかけて運用する必要があります。
また、SNSは他の採用媒体と比較して気軽なコミュニケーションが取りやすいため、それだけ多くの学生を相手に返信やいいねなど、何らかの反応をする必要があります。反応が遅いとそれだけ関心度も低くなるため、SNS採用を成功させるには工数をかけても良いという覚悟が必要です。
ナビ媒体などの採用を目的としたメディアの利用者は、『採用』という一つの目的に沿った情報収集を行います。一方で、SNSでは様々な情報がランダムで流れ、採用に特化した媒体ではありません。日々大量の情報が流れるなかで、利用者の関心を引くためには、採用媒体よりも大きな努力が必要となります。
コンテンツの内容が薄いとその分得られる反応も薄くなります。SNSのアカウントを運用する場合は、興味を惹けるような内容を考えられるように注意しましょう。
SNS採用は、低コストで学生とのコミュニケーションが図れるため、適切に運用することで母集団形成に効果的です。ですが、炎上を避けて効果的に母集団形成を行うためには、長期的に取り組む必要があると同時に、多くの工数がかかります。
普段の業務に加えて工数のかかるSNS運用は、採用担当者様にとって大きな負担になるでしょう。SNS運用代行会社に依頼することも手段の一つですが、コストがかかります。コンテンツ制作・投稿で月額10万円程度、コメント返信や企画立案も依頼したい場合は月額50万円程度が相場となっています。
そこで、コストを抑えつつ、SNS採用よりピンポイントに自社に適した人材へアプローチできるのがダイレクトリクルーティングサービスであるMatcher Scoutです。
SNS採用と比較して、Matcher Scoutはスカウト業務の運用代行を担当者が行うため、工数の削減が可能です。同時に、運用代行会社に依頼したSNS採用は、毎月10~50万円かかりますが、Matcher Scoutでは初期リスクの少ない成功報酬型と最安採用単価30万円の前金型から選ぶことが可能です。長期的に学生を集めたい場合は、SNS採用の運用代行会社の利用よりさらにコストと導入リスクを抑えて採用活動を行うことができます。
さらに、SNS採用は、効果的に運用したとしても学生からの応募を待つことになる「待ち」の姿勢になってしまいますが、Matcher Scoutは採用要件にマッチした学生にスカウトを送ることが可能なため、学生に対して攻めの姿勢でアプローチすることができます。
Matcher Scout をおすすめする理由
以上の理由より、コストを抑えて母集団形成を行いたい採用担当者様こそ、Matcher Scoutを使えば工数をかけずに効率的な採用活動を行うことができます。弊社の担当者と一緒に採用活動を成功させませんか?
ご興味をお持ちいただけましたら、まずはお気軽にお問い合わせ・資料請求をお願いいたします!
詳しくは以下の資料で詳しく説明しているので、是非ご覧ください。
【サービス説明資料】3分でわかるMatcher Scout
【導入事例】運用負荷は一番少ない。「効率的」に「会いたい学生」に会えるツール
続いては、SNS採用を導入する際の手順について紹介していきます。
▼SNS採用を行う5ステップ
1つずつ具体的に見ていきましょう。
SNS採用を始める上で、どのような状態がゴールなのかをまず明確にします。
「幅広い学生にアプローチするために、自社の認知度をもっと高めたい」
「入社後のギャップが生まれないように、リアルな情報をもっと学生に届けたい」
など、自社が現在抱えている課題と、その先にある目標が何かを確かめます。
もし自社の課題が漠然としている場合は、選考参加率、内定辞退率など、採用における各項目の歩留まり率を算出してみると良いです。平均歩留まり率と比較しながら、どの過程を改善するとより良い採用活動が行えるのかを把握しましょう。
また、SNS採用によって、本当に自社の抱えている課題が解決するのかについてもこの段階で検討します。
「SNSで集客したい人物像」 「何人ほど採用したいのか」 など、ここではSNS採用を行う上での基準となる部分を設定します。上述したメリット・デメリットを参考に、SNS採用で集客したい人物とはどのような特徴を持っているのかについて考えていきます。
「エンジニア職募集のためにプログラミング経験者を5名ほど採用したい」というように、求める人物像が定まることで、次のアクションプランが立てやすくなります。
求める人物像を設定したら、次はペルソナを作りましょう。ペルソナ作りでは、求める人物像に当てはまるようなある1人の人物の趣味、長所や短所、行動特性などを具体的に想像します。
例えば求める人物像が「プログラミング経験者」であれば、
というようなペルソナを設定することができます。
このようにペルソナを設定することで、求める人物像を採用するにはどのようにアプローチしていけば良いのかが明確になります。
次に、自社で設定したペルソナに当てはまるような人材に向けて発信するためのコンテンツ内容を考えます。発信するSNS媒体を選定し、ユーザーが求める情報を踏まえてコンテンツ内容を決定しましょう。
この際、各メディアの特徴とユーザーについて把握していることが大切です。例えば、Twitterでは文字での表現がメインとなるため文章への関心度が比較的高く、Instagramでは写真などの視覚情報がメインのためビジュアル的なこだわりが強い人が多いと予想できます。
このように、ペルソナがどのような特徴を持っているのかを確認し、それに合わせて使用するSNSの媒体を選定し、効果的に集客ができるようにしましょう。
使用するSNSの媒体を選定した後は、その媒体で何を発信していくのかについて決めていきます。通常の採用広報よりもカジュアルに自社の情報を発信していくことができ、学生と気軽にコミュニケーションを取っていけることがSNS採用の最大の特徴です。そのことを活かしたコンテンツ作りを行うように意識していきましょう。
先ほどのアンケート結果より、現在就職活動を行っている学生が企業の運営するSNSから得たいのは「社員の雰囲気」に関する情報です。他にも「採用スケジュールや説明会、インターン開催などの詳細」や、「仕事内容」に関する情報を求めている学生も比較的多いです。
SNSならではのカジュアルさで企業のリアルに近い情報を発信しつつ、採用に関する情報を更新することを心がけましょう。
SNS運用を成功させるには、定期的かつ継続的な運用が必要です。「この曜日のこの時間に誰がどのコンテンツをあげる」というようにスケジュールを決めておくことで、定期的かつ継続的な運用が可能になります。事前に配信スケジュールを決定しておくことで、スムーズにSNSを更新していけるようにしましょう。
また、SNSには、炎上・拡散してしまうリスクがあります。このようなリスクを未然に回避するため、運用上のルールを予め決めておきましょう。例えば、SNSアカウントを複数人で運用し、各メディアの担当を週ごとに割り振るなどのルールが効果的です。
チームで運用することによって、投稿内容を事前に確認し合い、更新担当を週ごとに振り分けることができるため、リスクや負担を下げることが可能です。担当を振り分ける際は、コンテンツに合わせて採用、営業、内定者など複数の立場から情報を発信できるように意識しましょう。
社内の情報を複合的な目線から発信していくことで、学生はより立体的に自社のイメージを膨らますことができます。
SNS採用を成功させるためには、配信のタイミングも重要です。X(旧Twitter)、Instagram、Youtubeなどでは、掲載したコンテンツのインプレッション数などから、どれほどのユーザーに情報が届いたのかを追っていくことができます。ユーザーの目に触れやすい時間帯なども把握することができるので、次回配信の際に参考にしましょう。
また、自社コンテンツのなかで人気が高いものの特徴を見つけることも可能です。リアルなユーザーが求めている情報は何かを把握し、コンテンツ内容や配信スケジュールの見直しを行いながら、改善していきましょう。
SNS採用は、闇雲にはじめても中々上手くはいきません。成功させるためには、いくつかのポイントがあります。 ここでは「SNS採用で意識しておくと良いこと」を6つ紹介していきます。
▼SNS採用を成功させるための6つのポイント
まず「自社のターゲット層がよく利用するSNSで発信する」ことが重要です。先程も触れましたが、各SNSによって利用者が多い年代が異なります。
「50代以上をターゲットとしているのに、Instagramで発信を行ってしまう」
「新卒の集客を行いたいのに、リンクトインを使用する」
といったことが無いように注意しましょう。
「なぜ採用活動で、SNSを利用することにしたのか」を明確にすることも重要です。SNSを使用する目的を確定しないまま、情報発信をはじめてしまうと、
「発信する内容の一貫性がなくなり、本来の運用方針からずれてしまう」
「SNS採用の成功基準が明確にならず、効果測定が適切に行えない」
といった問題が発生することがあります。
そのような問題を防ぐためにも
を事前に確認してからSNS採用を開始するのがよいでしょう。目的を確認してからSNS採用を開始すると、軸が明確になり、発信する内容も一貫したものになります。
3つ目に重要なことは「継続的に発信できるだけのリソースを確保する」です。SNSは数分の間に、何千・何万という投稿があり、新規で発信された情報が上位に表示されます。そのため更新回数が少ないと、他のアカウントが発信した情報に埋もれてしまい、自社の発信した情報がフォロワーに届きづらくなってしまいます。
自社の情報を適切に届けるためにも、
などに使える人員、時間を充分に確保しておくようにしましょう。
SNSは運用に手間がかかりますが、採用活動を継続的に行っていくためには、欠かせない手段です。十分な工数を確保してから、SNSの発信を行うようにしましょう。
4つめに重要なことは「他媒体では伝わらない会社のリアルを伝える」ことです。SNSは求人広告やナビサイト、人材紹介とは異なり、自社の世界観や採用に対する想いなどを自由度高く発信できるのがメリットです。
また先程も紹介しましたが、学生の60%以上は、企業のSNSで「社員の雰囲気を知りたい」と回答しています。そんな学生からのニーズに応えるためにも、SNSでは「会社のリアル」を伝えるように意識することが重要です。
5つ目に重要なこととして挙げられるのが「競合分析を行うこと」です。これは、コンテンツ作成前に行っておくのがよいでしょう。自社と同業界・同規模の会社が、どの様にSNS採用を行っているのか知ることは、コンテンツの独自性だけでなく、効果の高いコンテンツの作成にも繋がります。
「同業界で同規模の○○株式会社は、Twitterでの発信を増やして採用が上手くいっている。だから自社もTwitterでの発信を増やした方が良いのではないか」と仮説を立てることで、成果の出るコンテンツ製作が出来るようになるでしょう。
6つ目に重要なこととして挙げられるのが「アウトバウンド施策でフォロワーを増やす」ことです。
SNS採用で言うアウトバウンド施策とは
などが挙げられます。
特に、競合他社の採用アカウントのフォロワーに対するフォローは、自社アカウントのフォロワー増加に高い効果が見込めます。潜在層に対し積極的にアプローチを行うことで、自社に興味を持つフォロワーと多く繋がりましょう。
「SNS採用を開始したいけど、運用負担が大きすぎて社内のリソースが足りない・・・」 とお悩みの方はいませんか。そんな方には「SNSの採用を代行してもらえるサービス」がおすすめです。
下記では、SNS採用の代行サービスを数社紹介します。 SNS採用導入時の参考にしてみてください。
▼SNS採用の代行サービス7選
若者が多く使用するInstagramでSNS採用を行いたい、という場合はこちらのサービスがおすすめです。
【参考】エアリク 公式ホームページ
具体的には
自社の採用課題にマッチしたサポートを行ってもらえます。
【参考】Nu Realize株式会社 SNS採用支援サービス
また、SNS採用の運用代行だけでなく、wakaru株式会社が運営するメディアとのタイアップコンテンツの制作も依頼できる点もポイントとなるでしょう。
のほか母集団形成や採用ブランディングなど採用課題全般の解決を実現してくれます。
【参考】株式会社リプカ 公式ホームページ
サービス内容はSNSの選定から採用までの全フェーズを提供し、経験豊富なプロが担当します。
SNS採用プランは40万円~。
データドリブンなSNS戦略を採用し、効果を最大化しながら改善を行います。特に企業認知度が低い、募集が難しい、内定辞退が多い企業にもおすすめだと言えるでしょう。
サービス内容は
などです。
他にも、採用ブランディングなどの採用広報サービスや、採用サイトの制作も依頼できるサービスが特徴です。
大手企業は知名度が必然的に高く、学生にも認知されている場合が多いです。一方、中小企業では採用における認知度が低い場合が多く、母集団形成の段階で学生が集まりにくいと言えます。
そのため、SNS採用は、中小企業が採用活動を行う際に非常に有効であると言えるでしょう。ここでは、SNS採用を中小企業が取り入れるべき理由と、その成功事例をご紹介します。
中小企業でSNS採用を行うべき理由として、以下の3点が挙げられます。
▼中小企業でSNS採用を行うべき理由
誰もが基本的に無料で始めることができるSNSを利用して採用活動を行うことで、低コストで自社の情報を拡散させることができます。また、年齢やスキル面など、自社が求めているターゲット層に絞ってアプローチすることで効率よく採用活動を行うことが可能になるでしょう。
SNS採用は、予算面や企業認知度の低さにお悩みの中小企業にとって、非常に有効的な手段であるといえます。
ここでは、中小企業のSNS採用成功事例をご紹介します。
▼中小企業のSNS採用成功事例3選
アカウント: キー・ポイント株式会社【採用】(@keyp_recruit)
◎フォロワー数:3500人(2024年10月現在)
キー・ポイント株式会社は、webfileをはじめとするファイルやメール管理の企業向けWebサービスを手掛ける会社です。2024年4月時点で、従業員数26人の小規模な企業ですが、採用Xアカウントのフォロワーは3500人を超えています。
インターンシップの様子や、事業説明に加えて、
「会社は駅近なので8時50分に駅についても定時に間に合うが私の推しポイントです」
「転勤がない会社がいいな...と思っている#26卒の方へ」
「今日は歓迎会です!」
など、リアルな企業の雰囲気を発信していることが特徴的です。
アカウント:あいホーム 【公式】宮城 | 住宅メーカー(@aihome_myg)
◎フォロワー数:7700人(2024年10月現在)
あいホームは宮城県内に8店舗を展開する、住宅メーカーです。2024年7月時点で従業員数は76人の企業ですが、公式Instagramのフォロワーは7700人以上に上ります。
コロナ前までは新卒採用ナビサイトへの掲載と、合同企業説明会への参加が基本でしたが、コロナ禍で合同説明会が中止になった際に、SNSを活用する、現在の形に変更しました。対面の合同説明会と異なり、大量の荷物を会場に運び込むなどの事前準備や、出展費用等も不要なため、非常に効率よく採用活動が行うことが出来ているといいます。
SNS採用だけで年間100人ほどのエントリーを確保することができ、また、SNSを利用する求職者は、積極的に情報をアプローチする人材が多いため、受け身の人材がいなくなり、自発的に働ける熱量の多い人材を採用することが出来るようになったそうです。
「就活に有益な情報」を発信し、その流れで企業のことを認知してもらえるようになったことで、会社の知名度による勝負ではなくすることができているといえるでしょう。
【参考】「費用をかけずに優秀な人材を採用する「SNS・動画採用」の魅力
アカウント:X「株式会社あつまる新卒採用担当【公式】(@AtsumaruRecruit)」
◎フォロワー数:600人
株式会社あつまるは、DXソリューション事業を行う、従業員数60人の企業です。(2024年時点)株式会社あつまるでは、Xを用いたSNS採用に力を入れており、説明会の様子を写真付きで掲載するほか、オフィスの様子や、説明会の情報を記載しています。
説明会についてのポストには、一緒に申し込みリンクも掲載されているため、その企業のことを知らなかったけれど、なんとなく情報にアクセスしたユーザーを、そのまま説明会参加まで促しやすくなるでしょう。
他にも、社員も個人的にアカウントを持ち「新入社員から見たあつまるの魅力」など、積極的に活用してるため、求職者にとって非常に有効的なコンテンツになっています。
SNS採用でより効果的に母集団形成につなげるためには、SNSでの広告運用も併用することが効果的です。なぜなら、SNS採用でアカウント運用をする際、最初はフォロワーが少ないため、情報の拡散力も低くなります。そのため、届けたい学生に情報が届かない場合もあります。
SNS広告運用はSNSの通常投稿やストーリーズのように広告を載せることが可能なため、自然とユーザーの意識を向けやすくなるでしょう。SNS採用を始めたばかりの時期こそ、SNSの広告運用との併用が効果的なのです。
Instagram、X、YouTubeの3つの主要SNSでの広告の出稿方法について解説していきます。
Instagramは、タイムラインやストーリーズ、発見タブに広告を出稿することが可能です。ユーザーが自然な流れで広告を閲覧するので、広告という意識を持たせずに情報を届けることが可能です。また、ストーリーズのような広告動画では、外部リンクを挿入することも可能なため、そのまま外部メディアへの遷移を促せます。
◎料金
Instagramでの広告は、1日100円程度という低コストで運用することができます。予算や広告の内容も柔軟に変更できると同時に、Instagramの高精度なターゲティングによって成果を出しやすいです。
Xは、タイムラインや検索結果に広告を出稿することが可能です。
◎料金
Xではターゲティングに応じて自由に広告の課金方式を選択できる点が大きな特徴です。そのため、自社の予算に合わせて小規模から広告運用することができます。費用はクリック数やフォロー数、リンク先への推移などで発生します。
YouTubeの広告は、動画の再生前に表示される動画として広告を出稿することが可能です。広告動画をスキップできる広告もありますが、その場合でも最低5秒間はユーザーの目に止まります。この5秒間でユーザーを惹きつけることができれば、長い動画の閲覧や、外部リンクの遷移につながります。
◎料金
YouTubeの広告は、視聴時間やクリック数に応じて費用が発生します。規定の時間や回数に届かなかった場合の広告費用は発生しないので、効果があった広告の費用を支払うということになります。
現代の主な情報拡散ツールとして使われているSNSをうまく活用することで、採用において様々な利点をもたらすことができます。 発信する内容には十分気をつけながら、運用していきましょう。