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【企業側】内定式って何するの?プログラム例や必要な準備を解説|新卒採用ダイレクトリクルーティングサービス Matcher Scout

Written by Admin | Jan 14, 2022 3:57:47 AM

内定式はただの行事ではなく、学生の入社モチベーションを高めたり、企業理解を深める絶好の機会です。学生が参加して良かったと思える内定式を開催するには何をすればいいのでしょうか?

本記事では内定式の計画〜開催までの流れや、当日のスケジュール例などをご紹介します。
内定式で使用する内定通書のテンプレートも下記からダウンロードできますので、ぜひご活用ください。

内定式とは

内定式とは、企業が内々定を通知した学生に対して内定通知を渡し、正式に内定を伝える式典のことです。

内定式は社長や役員と内定者が初めて顔を合わせる場所であり、入って良かったと良い印象を持ってもらうためにも入念な準備が不可欠です。

内定式と内々定式の違い

内定式と内々定式の違いは、開催される時期にあります。経団連が定めた内定解禁日である10月1日以降に式典を行う場合は「内定式」9月30日以前に行う場合は「内々定式」と呼びます。

▼内定式と内々定式の違い

  • 内定式:内定解禁日である10月1日以降に開催し、正式に内定を通知する
  • 内々定式:内定解禁日よりも前に開催し、採用予定を通知する

そもそも内々定とは、正式な採用通知に先立って非公式に採用予定通知を出すことを意味します。内々定出しの開始時期は、6月1日以降が一般的です。企業によっては春ごろやそれ以前から内々定を出す場合もあります。

マイナビが25年卒学生に実施した調査によると、10月中旬までに内定承諾の意思決定を企業に伝えている割合は90.0%でした。内定承諾の意思決定後に開催される内定式は入社に向けてのモチベーション維持が目的であるのに対し、内々定式では内定承諾を促すことが目的とされる場合が多いです。

【参考】マイナビ『 2025年卒 大学生 活動実態調査 (10月中旬)』

内定式と入社式の違い

内定式と入社式は、開催する目的とタイミングが異なります。

▼内定式と入社式の違い

  • 内定式:最終選考通過者に対して、正式に内定を通知するための式典
  • 入社式:新入社員の入社に際して、会社に迎え入れるための式典

一般的な新卒採用の場合、大学/大学院最終学年の10月ごろに内定式を行い、翌年の4月ごろに入社式を行います。

内定式の開催時期

内定式は、内定解禁日である10月1日以降に開催されることが多いです。

政府は経団連に対して、就活が学生の学業生活に影響しないために以下のような就活・採用活動日程ルールを要請しています。

▼就職・採用活動日程ルール

  • 広報活動開始 :卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降
  • 採用選考活動開始:卒業・修了年度の6月1日以降
  • 正式な内定日 :卒業・修了年度の 10 月1日以降

【参考】内閣官房内閣審議官、文部科学省高等教育局長、厚生労働省人材開発統括官、経済産業省経済産業政策局長『2025(令和7)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請等について』

就活みらい研究所が実施した学生アンケート調査によると、10月以降に内定式を実施する企業は全体の90.7%です。そのうち内定解禁日である10月1日に内定式を開催する企業は69.6%と、半数以上でした。

【参考】就活みらい研究所『就職プロセス調査(2025年卒)「2024年10月1日時点 内定状況」』

一般的な企業は10月1日以前に学生に対して内々定を通知しており、内定解禁日である10月1日に開催する内定式で公式に内定を認める流れとなっています。

内定式の開催手法

2025年卒では、対面で内定式を開催する企業が90.1%でした。オンライン上での開催を予定している企業も8.3%ありますが、ほとんどの企業の内定式は対面で実施されているのが分かります。

【参考】就活みらい研究所『就職プロセス調査(2025年卒)「2024年10月1日時点 内定状況」』

また、株式会社学情が実施した調査によると25卒の学生の8割以上が、内定式は「実際に企業に訪問して参加したい」「どちらかと言えば実際に企業に訪問して参加したい」と回答しています。

内定式は、内定期間中の不安を払拭し、入社に対するモチベーションを維持させる内定者フォローの一環として行われます。そのため、他の内定者や社員とのコミュニケーションが取りやすい対面での内定式開催が主流になっているのだと考えられるでしょう。

【参考】株式会社学情『「内定式」に関する調査』

内定式を行う目的

なぜほとんどの企業では「内定式」を行うのでしょうか。企業が内定式を行う目的として、以下の4点が挙げられます。

▼内定式を行う目的

  1. 内定辞退を予防するため
  2. 内定者の不安を払拭するため
  3. 配属の参考にするため
  4. 入社手続きを行うため

①内定辞退を予防するため

内定式では内定通知書の授与などが行われます。このような儀式的なプロセスがあることによって、学生は入社する実感を得るでしょう。

売り手市場の近年、学生の多くは複数社から内定を貰っており、25卒学生の4割以上が3社以上の内定を所有しています。学生の中には、内定式後に内定辞退を決意する人もいます。

内定式で入社意志の最終確認を行い、内定通知書の授与などの儀式や同期、先輩社員との交流を通して入社のモチベーションを高めることが大切です。

【参考】株式会社マイナビ『マイナビ 2025年卒 大学生 活動実態調査 (10月中旬)』

②内定者の不安を払拭するため

内定式は、内定者同士や社員との交流を深める初めての機会となります。

内定者の中には、「本当に自分に合っている企業なのだろうか」「社員や同期の中に馴染めるだろうか」と不安を抱え、内定ブルーになっている学生もいるかもしれません。

内定式でこれから一緒に働く人たちとコミュニケーションを取る機会を設け、学生の心配を払拭しましょう。

③配属の参考にするため

内定式を開催する際は、内定式後にグループワークや研修、懇親会などを行う場合もあります。内定者が課題に対してどのように解決していくのか、また、社員や他内定者との振る舞いなどの様子を見ながら、配属先を決める参考にすることも可能です。

④入社手続きを行うため

内定式では、入社手続きを行うことも目的の1つです。

入社式において、学生から内定承諾書を受け取ったり、学生に対して内定証書や採用通知書、雇用契約書などを交付します。

内定式以前の「内々定」の状況は、正式に言うと「内定」ではありません。そのため内定式で改めて正式に内定通知を行い、正式に労働契約を結ぶことが内定式を行う目的の1つだと言えるでしょう。

内定式の一般的なプログラム

内定式は、1〜2時間程度の内容で開催されることが多いです。内定式後には、基本的に内定者懇親会や食事会などが行われます。

午前開催の場合は10:00〜12:00で内定式を行い、ランチを懇親会に、午後開催の場合は16:00〜18:00で内定式を行い、ディナーを懇親会にする場合が多いです。

▼内定式のプログラム例

  • 社長や取締役による挨拶
  • 内定証書の授与
  • 先輩社員代表による挨拶
  • 内定者代表による決意表明
  • 人事部からの今後の事務連絡
  • 事業内容や業務内容などの説明
  • 内定者自己紹介
  • 内定者懇親会

以下では、内定式の各プログラムの内容をご紹介していきます。

社長や取締役による挨拶

内定式では、社長や取締役が登壇し、企業の方針やビジョンを話すことが一般的です。

内定証書の授与

内定式の最も重要な内容の1つに内定証書授与があります。

対面の場合は社長や役員から代表者に手渡す形式が一般的です。オンライン開催の場合はメールで配信したり、内定者の自宅に送付するケースが多いです。

先輩社員代表による挨拶

事前に社員に依頼をし、これまでの社員生活についてや、新入社員に伝えたいこと、期待することなどを話てもらいます。内定者に身近な存在である入社1年目の社員や、社内でめざましく活躍している社員などに挨拶を依頼すると内定者のモチベーションアップにつながりやすいです。

内定者代表による決意表明

事前に選出した内定者代表に、自社を志望した背景や、同期に対する思い、今後の意気込みなどを語ってもらいます。内定者代表は、全体で1人を選出する場合や、各採用職種ごとに代表を選出する場合もあります。

人事部からの今後の事務連絡

内定式から入社までのスケジュールや必要な提出物を説明します。企業によっては内定者に対して入社前に課題を出す場合もあります。

事業内容や業務内容などの説明

事業内容や業務内容を説明することも効果的です。実際の業務内容を紹介することで、働くイメージを持ってもらえます。

内定者自己紹介

内定者同士の交流を深める目的で行われます。内定式の案内に事前にどのような自己紹介をするべきなのかを通知しておくと、内定者がスムーズに準備できるでしょう。

また、交流を深める目的でグループワークやワークショップを行うことも効果的です。

内定者懇親会

内定式後には食事会などの懇親会がセットされるのが一般的です。場合によっては先輩社員が同席し、縦のつながりを強めることを目指す場合もあります。

学生から人気の内定式コンテンツ

それでは、学生はどのような内定式のコンテンツを求めているのでしょうか。

株式会社学情の調査によると、学生に対して「内定式にあるとうれしいコンテンツ」を尋ねたところ、以下のような回答になりました。

▼内定式にあるとうれしいコンテンツ

  1. 同期と交流できる                79.9%
  2. 入社1〜2年目の社員と交流できる         52.0%
  3. 入社後上司となる年代の社員と交流できる     37.5%
  4. 入社後の目標設定ができる            31.6%
  5. 入社までの目標設定ができる           29.4%
  6. 同期と一緒に「体験」「グループワーク」ができる 24.9% 

【参考】株式会社学情『「内定式」に関する調査』

ここから、同期や社員との交流が人気のコンテンツであることがわかります。実際に同期となる内定者や一緒に働くことになる先輩社員と交流することで、実際に働くイメージを膨らませることができるコンテンツが人気であるといえるでしょう。

内定式開催前までに企業側が行う準備

内定式の実施にはどのような準備が必要なのでしょうか?

▼内定式の事前準備項目

  • 開催時期の決定
  • 開催日時の決定
  • 開催内容の決定
  • 内定者・社内への連絡
  • 内定証書の作成

以下で詳しく解説していきます。

開催時期の決定

経団連が定めた就活ルールに則り、内定解禁日である10月1日に内定式を行う企業が多いです。特別な事情がない限り、10月頃に内定式を開催しましょう。

一方で厳格な決まりが設けられているわけではないため、会社によっては全く異なる時期に内定式を開催する場合もあります。

新卒一括採用だけではなく、通年採用も主流となってきている現在、内々定出しを夏に行わない会社もあると思います。内定出しから入社までの期間で内定者のモチベーションを下げないためには、定期的な連絡やイベントの開催が必須です。

採用フローを見ながら、自社に合った内定式の時期を決定しましょう。

開催日程・時間の決定

開催時期を決めたら、次に「いつ」、「何時から」内定式を行うのか、日程と時間を決めていきます。

基本的に内定式は、午前開催か午後開催の2つに分けられます。

午前開催の場合は、10:00から内定式を行い、お昼解散を目安にプログラムを立てます。拘束時間が短いため、内定者は午後からゼミやアルバイトなど別の予定を入れられ、社員は仕事の予定を入れることが可能です。

午後開催の場合は、13:00から内定式を行い、その後にグループワークや研修、社内見学などの時間を設けることができます。夜には懇親会を行い、内定者同士や社員との交流を図れます。

開催内容の決定

それでは次に、当日のプログラムを決めていきましょう。

内定式では、内定通知書授与や社長からの挨拶などを行います。コミュニケーションを活性化させて内定者の不安を払拭したいなどの目的意識を強く持っている場合は、学生が楽しめるイベントを企画すると良いでしょう。

計画した企画に合わせて、会場の予約や必要な物資の用意を行いましょう。

内定者・社内への連絡

開催日時や内容が決まったら、内定者や参加予定の社員などへ連絡を行いましょう。

アルバイトのシフト提出やゼミの予定などが入ってしまう可能性があるため、内定者への日程連絡は遅くても1ヶ月前までに連絡すると良いです。

また、内定者へ連絡する際は、服装の指定なども忘れないようにしましょう。

内定証書の作成

対面で内定式を行う際は内定証書の準備が必要です。様式に決まりはないため企業で自由に作成できます。

基本的には表彰状のような材質の厚めの用紙が利用されます。
(参考:賞状サイズA4:210×297mm A4(大):218×308mm B4(大):273×379mm)

▼内定証書に記載する項目例

  • 内定者の氏名
  • 内定式の期日
  • 内定を通知する旨
  • 入社日
  • 企業情報等

内定式の満足度を向上させるコツ4選

内定式を行う場合、「会社側からの話がほとんどで、内定者側は何時間も黙って聞かなければいけない」という状況に陥りがちです。

これでは入社へのモチベーションをあげたり、会社の一員であることを意識づけたりするのは難しいですよね。以下でご紹介する内定式を成功させるための秘訣を参考にしてみてください。

▼内定式の満足度を向上させるための注意点4選

  • 内定式を開催する目的を明確にする
  • 当日はスムーズな進行を心がける
  • 話は簡潔にするよう意識・周知する
  • 内定式後、参加者にアンケートを取る

内定式を開催する目的を明確にする

なぜ内定式を行うのかという目的意識が漠然としていると内定者にとっても会社側にとってもメリットのないものになってしまいます。こちらは上述した内定式を開催する主な目的です。

▼内定式を開催する目的例

  • 入社モチベーションを高めて内定辞退を予防する
  • 交流を深めて内定者の不安を払拭する
  • 内定者についての理解を深めて配属などの参考にする
  • 入社手続きを行うため

以上の目的例を参考に、自社が内定式を行う理由は何か、参加後の内定者にどのような状態になっていて欲しいのかなどを事前に決め、それをベースに進めていきましょう。

当日はスムーズな進行を心がける

これから入社する会社の内定式がグダグダだったら、内定者は「本当にこの会社に入って大丈夫なのか?」と不安になりますよね。

スムーズに内定式を執り行えるように、事前にリハーサルなどをしておくと良いでしょう。

話は簡潔にするよう意識・周知する

会社のビジョンや今後の経営方針について、入社後に期待することなどを熱く語っていると、どんどんと話が長くなってしまいがちです。

最初の方は熱心に聞いていたとしても、だんだんと集中できなくなってくる内定者も出てきます。特にオンラインで長時間話を聞いていると、疲れてしまいます。話が冗長にならないように、当日の登壇者にも共有しておきましょう。

内定式後、参加者にアンケートを取る

より良い内定式を作るためには、内定式の感想を集めて内容をブラッシュアップしていく必要があります。「どんなところが良かったか」「どこがいまいちだったか」「時間はちょうど良かったか」「社員や内定者と交流できたか」などの項目で、内定式参加者にアンケートを取りましょう。

アンケートの結果から、改善すべき点や意識するべきポイントを見つけ出し、次年度の内定式に活かしましょう。

内定式のオンライン開催

冒頭の「内定式とは」の見出しの中で、約9割の会社が対面で内定式を実施していることをご説明しましたが、内定式をオンラインで開催する企業も一定数存在します。

本章では内定式をオンラインで開催することのメリットと、成功させるための注意点をご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。

オンラインで内定式を行うメリット

まず初めに、オンラインで内定式を行うメリットをご紹介します。主なメリットは以下の2点です。

▼オンラインで内定式を行うメリット

  1. 出席しやすい
  2. コストを削減できる

①出席しやすい

1つ目が、対面開催と比較して内定者が内定式に参加しやすいことです。

内定者の中には、地方に住んでいたり、一時的に海外に留学していたり、内定式の会場に向かうことが難しい人も多いです。また、式典特有の緊張感に大きなストレスを感じる人も一定数存在します。

内定式をオンラインで実施することで、多くの内定者が物理的にも精神的にも内定式に参加しやすくなるでしょう。

②コストを削減できる

2つ目が、企業側のコストを削減できることです。オンラインで内定式を行った場合、遠方から来る学生の交通費・宿泊費、会場の使用料、懇親会の費用などのコストを削減することが可能です。

コストをかけずに内定者のモチベーションを上げたり、内定者同士や社員との交流の場を設けたりできることは大きなメリットだと言えるでしょう。

オンラインでの内定式を成功させるための注意点

内定式をオンラインで実施する場合、メリットも多い一方で、対面と比較してコミュニケーションを取りにくいなどデメリットもあります。

ここでは、オンラインでの内定式を成功させるために注意するべきポイントをご紹介します。

▼オンラインでの内定式を成功させるための注意点

  1. 内定者同士や先輩社員とコミュニケーションをとれるようにする
  2. 通信環境を整える
  3. コンテンツ内容を工夫する

①内定者同士や先輩社員とでコミュニケーションをとれるようにする

1つ目が、内定者同士でコミュニケーションを取れるようにすることです。「学生から人気の内定式コンテンツ」の章でもご紹介しましたが、学生は内定式において内定者同士や先輩社員との交流を求めていることがわかります。

そのため、オンライン上であっても少人数のグループに分けて交流してもらう時間を設けたり、内定者同士で連絡先を交換する時間を設けたりと、学生がコミュニケーションを取りやすい工夫をすることが大切です。

②通信環境を整える

2つ目が、学生・企業ともに通信環境を整えることです。

内定式当日に通信環境が不安定だと、学生側が企業に対して不信感を抱いてしまう可能性があります。そのため、まず初めに自社の通信環境を整備するだけでなく、適切なツールを選定する必要があるでしょう。

また、学生に対しても実際にそのツールを問題なく使用できるかをヒアリングをしたり、実際にテストを行ったりする必要があります。

当日にスムーズに進行を行えるように企業側・内定者双方の通信環境を整えることは必要不可欠です。

③コンテンツ内容を工夫する

3つ目が、コンテンツ内容を工夫することです。

オンラインで実施する場合、企業側からの一方通行な内容になりがちです。内定者を飽きさせないために、参加型のコンテンツや、内定者同士のコミュニケーションを促進できるようなコンテンツを用意したり、昼食や懇談会の食事を自宅に郵送したりと、コンテンツ内容を工夫する必要があるでしょう。

【実施形態別】内定式で行われた面白いプログラム内容例

せっかく内定式を企画するなら他社と被らないユニークな企画を行いたいと思う方も多いでしょう。ここでは、対面とオンラインの2つの実施形態別に行われた面白い事例を紹介します。

【対面】内定式で行われたユニークな企画5選

参加者に楽しいと思わせられる内定式を行えば、自然と入社へのモチベーションも高まります。以下では自社の理念や事業内容を対面で魅力的に伝えることに成功した企業独自の事例を3つご紹介します。

◎体験型内定式天ぷら研修

昭和産業株式会社では、会社や商品への理解を深めるため、内定式で天ぷらを揚げる「体験型内定式天ぷら研修」を行っています。

「社員になれる喜びと同時に身の引き締まる思いがしました」「このおいしさや味わいをより多くの人に届けたいと心から思いました」などの感想があり、内定者の業務へのモチベーションアップに繋がっています。

【参考】昭和産業株式会社『体験型内定式天ぷら研修』

◎一日乗車券でお客様オフィス巡り

ユナイトアンドグロウ株式会社では、一日乗車券でお客様のオフィスビル前をチームごとに巡り、訪問できた数で競う企画を実施しました。

内定者同士で協力しながら実施する企画があることで、コミュニケーションが活発になるため、内定式の満足度も高くなりやすいと考えられます。

他にも同社では、自分の将来を考えコラージュとして表現するビジョンシート制作と発表、内定者側が企画したコンテンツなど、内定者が主体的になれる企画を実施しています。

【参考】ユナイトアンドグロウ株式会社『2025年新卒内定式をおこないました』

◎サプライズゲストからのビデオメッセージ

ANA GROUPは、東京ビッグサイトという大きな会場で総勢676名が参加する内定式を開催しました。

内定式のなかでは、サッカー日本代表の三笘選手からサプライズでビデオメッセージが贈られました。大規模な内定式ではこのようなサプライズの演出があると、内定者が集中力を持って式典に参加できると考えられます。

【参考】ANA GROUP『2025年度入社 ANA内定式を行いました』

◎ランウェイを歩く内定式

キリン堂グループでは「一人ひとりが主役」というコンセプトで、内定者一人ひとりがランウェイのようにステージを歩く内定式を行っています。

「『人』を中心とした経営」という考えに基づき、採用活動時から情報発信などにもこだわりを見せています。

【参考】キリン堂グループ『2020 年度 入社予定者の「キリン堂 内定式」を開催』

◎学校に宿泊する内定式

インビジョン株式会社では、内定者に企業文化に触れてもらうことを目的として閉校した学校に宿泊する内定式を行っています。

「『入社後も仲良くやっていけそうだな』って、安心感があった」「一人一人を大切にしてくれてるのが伝わった」などの感想があり、交流を深め、入社意欲を高められています。

【参考】インビジョン株式会社『学校に泊まろう!2018年インビジョン流内定式を紹介』

【オンライン】内定式で行われたユニークな企画3選

オンラインで内定式を行う場合、対面とは違う企画で行った方が効果的です。
ここでは実際に行われたオンライン内定式の事例を紹介します。

◎謎解きチャレンジ

株式会社アウトソーシングテクノロジーでは、代表者からのメッセージをオンライン上で話す内定式の後に、謎解きや先輩社員のトークなどがあるオンライン懇親会が行われました。

参加者からは「社会に出る感覚のイメージができました」「本当にここで働くんだなという実感が生まれました」などの声が寄せられています。

【参考】株式会社アウトソーシングテクノロジー『内定証書をパズルにして挑戦!?1700人の内定者でギネス世界新記録を樹立!「記憶」と「記録」に残る内定式をオンラインで開催~広告大賞受賞の新入社員向け広告に続き、新時代の新卒採用にチャレンジ~』

◎プレゼン形式内定者自己紹介

株式会社ファイバーゲートでは、プレゼンテーション形式の内定者自己紹介や代表取締役の挨拶などが含まれた内定式をオンラインで行いました。

内定証書はオンラインで授与を行い、後日正式な内定証書を郵送したとのことです。

内定者からは「刺激の多い1日で、さらに多くの方と関わる事ができて本当に楽しかった」「やはり実際に内定証書を書面として手に取ると嬉しい」という感想がありました。

【参考】株式会社ファイバーゲート『2022年度入社 オンライン内定式レポート』

◎VTRパフォーマンス

オンラインの内定者や社員を大型スクリーンに映し出し、オンラインながら同期と一同に会すような一体感を演出した内定式を行っています。

また、内定式はブレークアウトセッション機能を利用した内定者自己紹介、内定者の決意表明を行うことで社会人になることを意識できるような工夫を行っています。

内定者からは「歓迎感を強く感じ、まるで家族に迎え入れて貰うような、心温まる式だった。」「オンラインの内定式ということで始まる前はここまで熱く、素敵な式になるとは、正直思っていなかった」などの感想がありました。

【参考】ディップ株式会社『2021年度内定式、270名の先輩社員が参加するオンラインで開催』

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おわりに

いかがでしたか。

内定式に参加する内定者は、まだ自社への入社を決め切れていない、内定者ブルーになっている可能性があります。

「この会社に決めて良かった」「これから働くことが楽しみ」と思ってもらえるような内定式を開催できるように準備していきましょう。