【企業向け】内定式って何するの?オンライン内定式の事例も紹介!
2022/03/28
内定式をただの行事として考えていませんか?
内定式は入社へのモチベーションを高めたり、企業理解を深めたりできる絶好の機会です。

それでは、学生が参加して良かったと思える内定式を開催するには何を準備したら良いでしょうか?
本記事では内定式の計画〜開催までの流れや、当日のスケジュール例などをご紹介します。

内定式後の内定辞退など、内定承諾率の低下で悩んでいる方はこちらの記事もご覧ください。

【参考】【改善策4選】3年分の内定承諾率から考察!内定承諾率を上げるコツ
【参考】ココに注意!採用歩留まりが低下しやすいポイントと9つの改善方法

内定承諾率の向上に欠かせない2つの秘訣の資料ダウンロード

内定式について学生はどう思っている?

2020年卒~2022年卒者の中で、10月前後に「内定式があった」と答えた学生は約7割程度でした。

内定式の有無

内定式があった学生の92.1%が、内定式は「絶対必要」または「あった方が良い」と必要性について感じています。

内定式の必要性

コロナ渦でオンラインでの就職活動が進む中では、選考に参加するだけでは企業のイメージが掴みにくいです。
そのため、対面開催ではなかったとしても、社員や他の内定者との交流機会を重要視している学生が多いのだと考えられます。

【参考】株式会社ディスコ キャリタスリサーチ「10 月 1 日時点の就職活動調査 

内定式を行う理由4選

内定式を計画する前に、なぜ内定式を行うのかという目的を把握する必要があります。
下記の目的を達成できるようなプログラムの作成を意識しましょう。

入社のモチベーションを高めて内定辞退を予防する

内定式では、内定通知書の授与などが行われます。
このような儀式的なプロセスがあることによって、学生は入社する実感を得られます。

近年は複数の内定先に内定承諾をし、後から辞退する会社を決める学生もいます。
内定式で入社意志の最終確認を行い、意欲が弱まっている内定者に対しては別個で面談を行うなどのフォローをしましょう。

交流を深めて内定者の不安を払拭する

内定式は、内定者同士や社員との交流を深める機会となります。

内定者の中には、「本当に自分に合っている企業なのだろうか」「社員や同期の中に馴染めるだろうか」と不安を抱え、内定ブルーになっている学生もいるかもしれません。

内定式でこれから一緒に働く人たちとコミュニケーションを取る機会を設け、学生の心配を払拭しましょう。

内定者について理解を深めて配属などの参考にする

内定式を開催する際は、内定式後にグループワークや研修、懇親会などを行う場合もあります。
内定者が課題に対してどのように解決していくのか、また、社員や他内定者との振る舞いなどの様子を見ながら、配属先を決める参考にすることも可能です。

学生の企業理解を深めて入社準備をする

内定式では、代表取締役や役員からの挨拶を、プログラムに組み込むことがあります。
会社のトップである人物から企業のビジョンや行動指針、会社の変遷などを聞くことで、どのようなスタンスで業務に取り組むべきなのかを内定者に伝えることができます。

選考終了から入社まで半年以上の期間が開くこともあります。
せっかく就活時の企業研究から得た知識が、入社時には忘れられてしまう可能性も。

企業についての情報を定期的に内定者に提供することで、入社意欲を高めながら、働く準備を整えられるようにしましょう。

内定式前に行うこと

それでは実際に内定式を計画してみましょう。

計画を立てる様子

開催時期の決定

経団連が定めた就活ルールに則り、内定解禁日である10月1日に内定式を行う企業が多いです。
特別な事情がない限り、10月頃に内定式を開催しましょう。

一方で厳格な決まりが設けられているわけではないため、会社によっては全く異なる時期に内定式を開催する場合もあります。

新卒一括採用だけではなく、通年採用も主流となってきている現在、内々定出しを夏に行わない会社もあると思います。

内定出しから入社までの期間で内定者のモチベーションを下げないためには、定期的な連絡やイベントの開催が必須です。

採用フローを見ながら、自社に合った内定式の時期を決定しましょう。

開催日時の決定

開催時期を決めたら、次に「いつ」「何時から」内定式を行うのかを決めていきます。

基本的に内定式は、午前開催か午後開催の2つに分けられます。

午前開催の場合は、10:00から内定式を行い、お昼解散を目安にプログラムを立てます。
拘束時間が短いため、内定者は午後からゼミやアルバイトなど別の予定を入れられ、社員は仕事の予定を入れることが可能です。

午後開催の場合は、13:00から内定式を行い、その後にグループワークや研修、社内見学などの時間を設けることができます。
夜には懇親会を行い、内定者同士や社員との交流を図れます。

開催内容の決定

それでは次に、当日のプログラムを決めていきます。

内定式では、内定通知書授与や社長からの挨拶などを行います。
詳しい流れはページ後方にある「内定式当日の流れ」でお伝えします。

内定式のみで解散する場合と、その後に別の交流イベントを設ける場合があります。
コミュニケーションを活性化させて内定者の不安を払拭したいなどの目的意識を強く持っている場合は、学生が楽しめるイベントを企画すると良いでしょう。

また対面懇親会開催の有無は、新型コロナウイルスの感染状況などを見ながら決定する必要があります。

懇親会の実施有無と参加方法

21卒でオンライン・オフライン合わせて懇親会を開催した企業は4割程度です。
【参考】マイナビ 「2021年卒大学生活動実態調査(10月1日時点)」

状況を見ながら内容を決定し、学生が参加してよかったと思えるような企画を立てましょう。

計画した企画に合わせて、会場の予約や必要な物資の用意を行いましょう。

内定者・社内への連絡

開催日時や内容が決まったら、内定者や参加予定の社員などへ連絡を行いましょう。

アルバイトのシフト提出やゼミの予定などが入ってしまう可能性があるため、内定者への日程連絡は遅くても1ヶ月前までに連絡するようにしましょう。

また内定者へ連絡する際は、服装の指定なども忘れないようにしましょう。

内定式当日の流れ

内定式の内容を、フォーマルな場合とカジュアルな場合に分けて例をご紹介します。
プログラム立案の際にご参考ください。

フォーマルなプログラム例

内定者の気が引き締まるような効果を期待したい場合などは、フォーマルな内定式を企画しましょう。

以下は内定式で行うことの例です。

フォーマルな内定式のプログラム例

社長からの挨拶では、ビジョンや今後の目標、社員として意識してもらいたいことなどの内容で、内定者の入社後へのモチベーションを高めましょう。

内定通知書授与を行うことで入社の実感を、内定者代表の挨拶では向上心を高める効果が狙えます。

内定式後には、業務や会社に対する理解を深めるためのグループワークや職場見学などを設けると、内定者の意識を高めさせることができます。

カジュアルなプログラム例

内定者に社内へ打ち解けてもらいたい場合などは、カジュアルな内定式を企画しましょう。

以下は内定式で行うことの例です。

カジュアルな内定式のプログラム例

選考からの過程で最も頻繁に交流していたであろう人事担当者からの挨拶を冒頭で行うことで、打ち解けやすい雰囲気を演出できます。

他にも、内定者の紹介を行うことで、後々交流する際の話題作りをすることが可能です。

また内定式後は、社員・内定者同士の交流を図るための自己紹介ゲームや懇親会などを開催すると、入社後のスムーズなコミュニケーションにも繋がります。

内定式で気をつけるポイント

実際に内定式を行う際、どのようなポイントに気をつけると内定者が「参加してよかった」と思えるのでしょうか?

以下で紹介するポイントに気を付けながら内定式を行うことで、入社へのモチベーションを高められるようにしましょう。

会社の一員になることを意識づける

内定式後の内定辞退を防ぐためには、内定者に対して会社の一員になることを意識づけることが重要です。

社長や役員から今後のビジョンについて共有を受けたり、内定通知書を受け渡されることで、「これからこの会社で働くのだ」という実感が湧きやすくなります。

また「この会社で働きたい」というモチベーションを持てるように、自社の魅力が内定者に伝わりやすいような内容を意識して企画するようにしましょう。

社員や内定者同士のコミュニケーションを活発化させる

入社後の社内の連携を強めるためには、社員や内定者同士のコミュニケーションを活発化させられるような内定式を企画しましょう。

輪に入りにくそうにしている内定者がいたら積極的に声をかけるなど、内定者全員の様子を確かめながら進行する必要があります。

内定者とのコミュニケーションをしっかりと取っておくことで、安心して入社できるような環境づくりができます。

内定者ブルーを払拭!面白い内定式の事例3選

参加者に楽しいと思わせられる内定式を行えば、自然と入社へのモチベーションも高まります。
以下では独自の企画で面白い内定式を行っている企業の事例を3つご紹介します。
自社の理念や事業内容を魅力的に内定者へ伝えられるようにしましょう。

楽しんでいる様子

体験型内定式天ぷら研修

昭和産業株式会社では、会社や商品への理解を深めるため、内定式で天ぷらを揚げる「体験型内定式天ぷら研修」を行っています。

「社員になれる喜びと同時に身の引き締まる思いがしました」「このおいしさや味わいをより多くの人に届けたいと心から思いました」などの感想があり、内定者の業務へのモチベーションアップに繋がっています。

【参考】昭和産業株式会社「体験型内定式天ぷら研修

ランウェイを歩く内定式

キリン堂グループでは「一人ひとりが主役」というコンセプトで、内定者一人ひとりがランウェイのようにステージを歩く内定式を行っています。

「『人』を中心とした経営」という考えに基づき、採用活動時から情報発信などにもこだわりを見せています。

【参考】キリン堂グループ「2020 年度 入社予定者の「キリン堂 内定式」を開催

学校に宿泊する内定式

インビジョン株式会社では、内定者に企業文化に触れてもらうことを目的として閉校した学校に宿泊する内定式を行っています。

「『入社後も仲良くやっていけそうだな』って、安心感があった」「一人一人を大切にしてくれてるのが伝わった」などの感想があり、交流を深め、入社意欲を高められています。

【参考】インビジョン株式会社「学校に泊まろう!2018年インビジョン流内定式を紹介

コロナ渦では内定式を行なわないべき?

新型コロナウイルス感染症の流行の影響を受け、内定式をオンラインと対面どちらで行なうべきか、そもそも開催するべきかなどお悩みの担当者様も多いのはないでしょうか。

マイナビの調査によると、2022年卒では内定式を対面での実施を前提として進めた企業は約4割です。

内定式、内定式後の社内見学や懇親会などは、内定辞退の対策にも繋がります。

感染者数などを見ながら、学生の負担にならないように内定式の実施有無や開催方法を決定しましょう。

内定辞退対策のうち交流があるもの

【参考】マイナビ「2022年卒企業新卒採用活動調査

オンライン内定式の事例3選

オンラインで内定式を行う場合、対面とは違う企画で行った方が効果的です。
ここでは実際に行われたオンライン内定式の事例を紹介します。

謎解きチャレンジ

株式会社アウトソーシングテクノロジーでは、代表者からのメッセージをオンライン上で話す内定式の後に、謎解きや先輩社員のトークなどがあるオンライン懇親会が行われました。

参加者からは「社会に出る感覚のイメージができました」「本当にここで働くんだなという実感が生まれました」などの声が寄せられています。

【参考】Out-Sourcing Technology Online Magazine「【新卒内定式レポート】オンラインで内定者同士が交流 相互コミュニケーション内定式を開催

プレゼン形式内定者自己紹介

株式会社ファイバーゲートでは、プレゼンテーション形式の内定者自己紹介や代表取締役の挨拶などが含まれた内定式をオンラインで行いました。
内定証書はオンラインで授与を行い、後日正式な内定証書を郵送したとのことです。

内定者からは「刺激の多い1日で、さらに多くの方と関わる事ができて本当に楽しかった」「やはり実際に内定証書を書面として手に取ると嬉しい」という感想がありました。

【参考】株式会社ファイバーゲート「2021年度入社 オンライン内定式レポート

VTRパフォーマンス

他内定者や社員はZOOMから参加するというリアルとオンラインを組み合わせた内定式を行いました。

ブレークアウトセッション機能を利用した内定者自己紹介、内定者によるパフォーマンスVTRの上映などが行われました。

内定者からは「歓迎感を強く感じ、まるで家族に迎え入れて貰うような、心温まる式だった。」「オンラインの内定式ということで始まる前はここまで熱く、素敵な式になるとは、正直思っていなかった」などの感想がありました。

【参考】ディップ株式会社「2021年度内定式、270名の先輩社員が参加するオンラインで開催

内定式を成功させるための秘訣

内定式を行う場合、「会社側からの話がほとんどで、内定者側は何時間も黙って聞かなければいけない」という状況に陥りがちです。
これでは入社へのモチベーションをあげたり、会社の一員であることを意識づけたりするのは難しいですよね。

以下でご紹介する内定式を成功させるための秘訣を参考にしてみてください。

内定式を行う目的を達成させるように意識する

なぜ内定式を行うのかという目的意識が漠然としていると内定者にとっても会社側にとってもメリットのないものになってしまいます。

こちらは上述した内定式を開催する主な目的です。

内定式を開催する目的

自社が内定式を行う理由は何か、参加後の内定者にどのような状態になっていて欲しいのかなどを事前に決め、それをベースに進めていきましょう。

当日はスムーズな進行を心がける

これから入社する会社の内定式がグダグダだったら、内定者は「本当にこの会社に入って大丈夫なのか?」と不安になりますよね。

スムーズに内定式を執り行えるように、事前にリハーサルなどをしておくと良いでしょう。

話は簡潔にするよう意識・周知する

会社のビジョンや今後の経営方針について、入社後に期待することなどを熱く語っていると、どんどんと話が長くなってしまいがちです。

最初の方は熱心に聞いていたとしても、だんだんと集中できなくなってくる内定者も出てくる可能性があります。

特にオンラインで長時間話を聞いていると、疲れてしまいます。

話が冗長にならないように、当日の登壇者にも共有しておきましょう。

内定式後、参加者にアンケートを取る

より良い内定式を作るためには、内定式の感想を集めて内容をブラッシュアップしていく必要があります。

「どんなところが良かったか」「どこがいまいちだったか」「時間はちょうど良かったか」「社員や内定者と交流できたか」などの項目で、内定式参加者にアンケートを取りましょう。

アンケートの結果から、改善すべき点や意識するべきポイントを見つけ出し、次年度の内定式に活かしましょう。

おわりに

いかがでしたか。

内定式に参加する内定者は、まだ自社への入社を決め切れていない、内定者ブルーになっている可能性があります。

「この会社に決めて良かった」「これから働くことが楽しみ」と思ってもらえるような内定式を開催できるように準備していきましょう。

内定承諾率の向上に欠かせない2つの秘訣の資料ダウンロード