内定者フォロー事例15選!学生が嬉しかったと感じる内容は?
2025/09/26

採用担当者の方なら一度は内定辞退の連絡を貰った経験があるかもしれません。

今回は、内定者フォローがなぜ必要なのかを学生視点・採用担当者目線で解説し、内定者フォローの実例と共にご紹介します。

【この記事を読むとわかること】

  • 最近の内定辞退に関する動向
  • 内定者フォローを行う目的
  • 学生が「嬉しかった」と感じる内定者フォロー

内定者フォローとは?なぜ必要?

内定者フォローとは「内定を出した学生の内定辞退を防ぐため」に企業が実施する一連の施策です。
本章では、内定者フォローを行う目的と、実施形式についてご紹介します。

内定者フォローを行う目的

内定者フォローを行う目的は以下の3つです。

▼内定者フォローを行う目的

  1. 内定辞退を防止するため
  2. 早期離職を防止するため
  3. 早期に活躍できる環境を整えるため

①内定辞退を防止するため

内定者フォローを行う大きな目的の1つは内定辞退を防止するためです。

株式会社インディードリクルートパートナーズが行った調査によると、26卒の学生の25年6月1日時点での内定辞退率は53.9%でした。また、25卒の学生の25年3月卒業時点での内定辞退率は63.8%でした。

ここから、2人に1人の学生が内定辞退を経験していることがわかります。

内定辞退が発生した場合、これまでの工数が無駄になることはもちろん、内定者同士のつながりがある場合には他の内定者のモチベーションにも影響を与えかねません。

また、内定辞退が出ることで人員計画も修正が必要になり、翌年以降の事業戦略にも影響を与えてしまいます。

【参考】株式会社インディードリクルートパートナーズ『就職プロセス調査(2026年卒)「2025年6月1日時点 内定状況」』

②早期離職を防止するため

学生と自社のミスマッチを減らし早期離職を防止することも内定者フォローの目的です。

新卒の場合、経験を積んで事業に貢献できるようになる前に退社してしまうことは企業として大きな損失になります。

厚生労働省が発表したデータによれば、令和3年における大卒の入社3年以内の離職者は34.9% で、およそ3人に1人が早期離職していることがわかります。

内定者フォローを通して学生に自社についての理解を深めてもらうことで、入社後の早期離職を防ぐことが大切でしょう。

【参考】厚生労働省『新規大卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)』

③早期に活躍できる環境を整えるため

入社してすぐに会社に馴染んでもらうことで、その後の成長指数を上げることも内定者フォローの目的の1つです。

具体的には、入社前研修等の実施によって学びの機会を与えるなどの施策が考えられます。

また、内定後に企業との接点が減ってしまうと、選考時に高まっていた内定者の志望意欲が下がってしまう場合があります。内定者フォローを実施することで、学生の志望意欲を継続させることができるでしょう。

内定者フォローの実施形式

株式会社ディスコの調査によると、22年卒の内定者フォローの実施形式は「基本的に対面」が21.3%、「対面とオンライン半々」が30.8%、「基本的にオンライン」が47.9%でした。

新型コロナウイルスの影響により、22年卒では内定者フォローにオンラインを利用した企業が約8割と多数であることがわかります。

新型コロナウイルスも落ち着いてきたこともあり、今後は対面での内定者フォローを実施する企業も増えてくるでしょう。

【参考】株式会社ディスコ「2022 年卒採用 内定動向調査」

学生が「嬉しかった」と感じた内定者フォローとは?

それでは、どのような内定者フォローを実施すれば、学生の内定辞退や入社後の早期離職を防ぐことができるのでしょうか。

本章では学生が「嬉しかった」と感じるコンテンツ内容とその頻度についてご紹介します。

学生が「嬉しかった」と感じるコンテンツ内容

株式会社キャリタスが実施した調査によると、「内定企業への意思決定に必要だと思うフォロー」は以下のようになりました。

内定企業への意思決定に必要だと思うフォロー

【参考】株式会社キャリタス『5 月 1 日時点の就職活動調査』

ここから、社員や他の内定者との交流など、実際に働いている人やこれから働いていく人との交流を通して企業のリアルな社風を知りたい学生が多いことがわかります。

それぞれの具体的な内容については、「【事例】学生が「嬉しかった」と感じる内定者フォロー11選」でご紹介します。

学生が「嬉しかった」と感じる内定者フォローの頻度

それでは、どのくらいの頻度で内定者と連絡を取り、内定者フォローを実施すれば良いのでしょうか。

株式会社マイナビが実施した調査によると、入社予定企業からの事務連絡以外の連絡頻度に関して望ましいと思う頻度は以下のようになりました。

望ましいと思う内定者フォローの頻度

ここから、事務連絡だけで良いと回答する人がいる一方で、月に1回、数週間に1回程度事務連絡以外の連絡がほしいと考えている学生も多いことがわかります。

したがって、多すぎず少なすぎない適切な頻度で学生に連絡する必要があるでしょう。

【事例】学生が「嬉しかった」と感じる内定者フォロー11選

それでは、具体的にどのような内定者フォローを実施すれば良いのでしょうか。

前章で紹介した学生が「嬉しかった」と感じるコンテンツ内容を踏まえた具体的な内定者フォローの事例をご紹介します。

▼学生が「嬉しかった」と感じる内定者フォローの事例

  1. 内定者懇親会
  2. 先輩社員との懇親会
  3. 先輩社員との座談会
  4. 内定者研修
  5. 内定者インターン
  6. 社員との個別面談
  7. 内定者フォローSNS
  8. 社内見学
  9. 社内行事への参加
  10. 社内報の送付
  11. 資格取得や書籍の購入等、知識面での支援

①内定者懇親会

内定者懇親会では、内定者を集めて食事会などを開くことで、内定者同士の交流を促すことができます。

入社する前から「同期と仲良くなりたい」と思う学生はとても多いです。

それは、同期との繋がりを得ることで相談できる相手が増え、入社前の不安を少しでも払拭することができるようになるからです。

将来同期となる内定者同士での交流を促すことで、不安な気持ちを和らげることができるだけではなく、働くことへのモチベーションを向上させ、将来的な定着率の向上にもつながるでしょう。

②先輩社員との懇親会

先輩社員との懇親会を開催することで、学生の不安な気持ちを解消できるだけではなく、自社の社風や文化を肌で理解してもらうことができるでしょう。

同期との繋がりと同様に、「働く人達がどのような人たちか知りたい」と感じる学生もとても多いです。

面談や座談会のような場とは別に、食事をよりながらフランクにコミュニケーションを取る機会を設けることで、社員の雰囲気や職場の人間関係など、自社の社風を理解してもらうことができ、入社後のミスマッチを防ぎ、早期離職を防止することができるでしょう。

③先輩社員との座談会

先輩社員との座談会を実施することで、学生の働くことへの不安や疑問点を解消することも大切です。

学生のほとんどが初めて社会に出て働くため、働くことへの具体的なイメージが湧いていないことが多いでしょう。そのため、先輩社員との座談会を開くことで、学生の不安や疑問点を解消する場を設けることが大切です。

様々な年次、性別、キャリア、部署に所属している社員を集めることで、学生の多様な悩みを解決することができます。

また、事前にどのような社員の話を聞きたいかヒアリングをしておき、聞きたい悩み別にグループ分けをしておくこともオススメです。

④内定者研修

内定者研修では、入社前にビジネスマナー、仕事の基本を習得することを目的としたプログラムを行います。

株式会社マイナビが実施した調査によると、「企業からの内定者向け研修など入社までに学びの機会を設けてほしいか」という質問に対して9割近い学生が「受けたいと思う」と回答しています。

また、同調査によると、設けてほしい内定者向け研修の内容は以下のようになりました。

▼設けてほしい内定者向け研修の内容

  1. 基本的なビジネスマナー(68.3%)
  2. コミュニケーションスキル(49.1%)
  3. 社会人としての心構え(44.3%)
  4. 業務内容に関する専門的なスキル(36.1%)

【参考】株式会社マイナビ『マイナビ 2026年卒 大学生キャリア意向調査7月<就職活動・進路決定>』

内定者研修の期間は1日から数週間など企業によって異なり、内定式を終えた10月からすぐに行う企業や、入社前の2〜3月、入社後に行う企業などまちまちです。

内定者研修を実施することで、学生が働き方への理解を深めることができるだけではなく、入社後に即戦力として活躍する人材に育成することができるでしょう。

⑤内定者インターン

内定者アルバイトとも呼ばれ、実際に内定した企業で通常業務や次年度の新卒採用運営などを行います。

内定者インターンを通して、業務内容の理解や社内の理解、入社前の研修の役目も果たすことができ、入社後のミスマッチ防止や即戦力人材の育成に繋がります。

一方で、内定者インターンを通してミスマッチを感じ、内定辞退をされてしまうおそれがあります。その場合、内定者インターンを行うにあたってかかった工数が無駄になってしまうリスクがあることに注意が必要です。

⑥社員との個別面談

実際に面接を担当した社員や、実際に現場で活躍している社員などと入社後に面談を行うこともオススメです。

面接を担当した社員と面談を行う場合は、選考を通して評価されたポイントや、これから伸ばしていってほしいポイントを伝えると良いでしょう。

実際に現場で活躍している社員と面談を行う場合は、学生が興味を持っている部署に所属している社員をアテンドすることで、学生の業務への理解を深めることができるでしょう。

⑦内定者フォローSNS

内定者フォローSNSとは、内定者同士や社員との交流を深める目的で利用される、掲示板やメッセージ機能があるサービスのことです。

情報発信やコミュニケーションを取るだけではなく、利用者が業務に関する基礎知識などを学習をできる機能も利用することができます。

⑧社内見学

入社後に配属する予定の職場の見学を実施し、懇親会と同時に行われるところもあります。その際に先輩社員も同席し、説明を行ったり質問に答える時間を作ることでより理解が深まることが期待できます。

⑨社内行事への参加

日々の業務だけではなく、社内行事などのイベントの様子を知る機会があると、会社の雰囲気がより学生に伝わりやすくなります。

社内行事に招待することで、内定者も会社の一員であるという印象を強めさせることができるでしょう。

⑩社内報の送付

会社の雰囲気や仕事内容は体感するだけではなく、文字情報として詳しく認識できると理解度が深まります。

今会社でどのようなことが起こっているのかなど、鮮度の高い情報を提供することで入社後のイメージが持ちやすくなります。

⑪資格取得や書籍の購入等、知識面での支援

資格取得や書籍の購入をはじめとした、学生の知識面でのサポートも重要です。

TOEICや簿記など汎用的な試験から、業務に関係する専門的な試験まで、自社の業務に生かせそうな資格取得は、手厚くサポートするのがよいでしょう。

資格勉強を推奨することで、学生の業務に対する理解も深まります。

「ある程度の業務知識を持って入社してきてほしい」という場合は、資格取得や書籍の購入をサポートすることがおすすめです。

【事例】学生が「面白い」と感じる内定者フォロー4選

次は、ユニークな内定者フォローを紹介します。

1人の学生が複数の内定を持つことは珍しくありません。他の企業と差をつけるような面白い企画も検討してみましょう。

▼学生が「面白い」と感じる内定者フォローの事例

  1. 社員の1日密着動画
  2. 人狼ゲーム
  3. チームで行う謎解きゲームやスポーツ大会
  4. 内定者企画のイベント

①社員の1日密着動画

現場社員の1日の様子を撮って、内定者コミュニケーションサイト等にアップしましょう。
説明会などで1日のスケジュールを紹介する企業は多くありますが、やはり動画の方が伝わりやすいですよね。

社員の1日密着動画をアップすることで、学生が会社の雰囲気や業務内容を深く理解することができます。

ドキュメンタリー風に凝った編集をしても面白いでしょう。ただし、大切なのはあくまでリアルさです。学生にとって分かりやすい内容にできていたらいいですね。

②人狼ゲーム

人狼ゲームとは、味方(人間)になりすました敵(人狼)を見破るゲームです。
短い時間で、お互いの性格を理解することができるため、内定者同士の交流を深めてもらうために有効でしょう。

また、人狼ゲームはオフライン・オンラインどちらもプレイしやすい点もメリットの一つです。

LINEで人狼ゲームの役を決められる機能も登場しているので、企画運営も簡単です。

③チームで行う謎解きゲームやスポーツ大会

謎解きゲームやスポーツを内定者・社員のチームで楽しみましょう。
手や体を動かすことで緊張がほぐれ、自然に会話ができるようになります。

また、チーム対抗戦にすることで盛り上がりが期待でき、内定者同士だけではなく、内定者と社員の交流を深めることができるでしょう。

スポーツ大会を行う際には、運動が得意な人・苦手な人のパワーバランスを事前に調整しておきましょう。

④内定者企画のイベント

イベントの企画を内定者自身に行ってもらいます。

内定者にとって嬉しい企画は、内定者自身が一番よく分かっているでしょう。企画チーム・参加チームに分かれて、イベントを複数回開催するのもおすすめです。
机上のグループワークでは味わえない同期との結束力を得られます。

経費の管理や当日のスケジュールなど、運営のサポートはしっかりしましょう。サポートが不十分だと、企画が面倒だから内定者に丸投げしているのでは?と不信感を抱かれてしまうかもしれません。

内定者フォローを行うまでの流れ

それでは、内々定を通知してから学生が実際に入社するまで、どのような手順で内定者フォローを行っていけば良いのか、流れについて解説します。

▼内定者フォローを行うまでの流れ

【STEP1】内々定を通知する
【STEP2】内定後面談を実施する
【STEP3】内定者や社員とのコミュニケーションを促す
【STEP4】内定式を実施する
【STEP5】内定者インターンや入社前研修を行う

【STEP1】内々定を通知する

まず初めに内々定を通知します。

その際、口頭で内々定を通知するだけでは、「本当に内々定を貰えたのだろうか」と不安になってしまう学生もいるでしょう。

口頭で内々定を通知したあとは、すみやかに内々定を通知するメールや書類を送るようにしましょう。

【STEP2】内定後面談を実施する

内々定を通知したあとは、内定後面談を実施することで、学生の不安を解消できるようにしましょう。

学生の多くは、「選考に関係してしまうのではないか」と考え、選考段階では社員に対して本音の不安や疑問を尋ねることができません。

そのため、内々定を通知した後に内定後面談を実施することで、学生の不安や疑問を解消し、納得して内定承諾できるような環境を整えましょう。

また、どのようなところを評価したのかを合わせて伝えることで、学生の自社に対する志望度を向上させることができるでしょう。

【STEP3】内定者や社員とののコミュニケーションを促す

内定後面談を実施した後は、他の内定者や採用に関わっていない社員との交流を深められるような内定者フォローを実施しましょう。

将来の同期になるであろう他の内定者や将来の上司になるかもしれない先輩社員との交流を通して、会社の社風や文化を理解することができ、入社後のミスマッチを防ぐことができます。

また、内定者同士の交流を通して、お互いに悩みや不安を解消しあうことができ、入社へのモチベーションを向上させることができるでしょう。

【STEP4】内定式を実施する

内定者や社員との交流を深めたあとは、内定式を実施することで「いよいよ社員になるんだ」というイメージを膨らませられるようにしましょう。

内定式では実際に社長や役員の話を一社員として聞くことで、社会人としての自覚が高まり、入社へのモチベーションを向上させることができます。

【STEP5】内定者インターンや入社前研修を行う

内定式が終わり、入社までの期間は内定者インターンや入社前研修を行うことで、実際に働くための準備を開始しましょう。

事前に内定者インターンや入社前研修を行うことで、入社までのモチベーションを維持できるだけではなく、入社後スムーズに業務に取り掛かれるようになるでしょう。

内定者フォローを成功させるためのコツ

ここまで、内定者フォローの様々な事例をご紹介しました。本章では、内定者フォローを成功させるためのコツについて解説します。

▼内定者フォローを成功させるためのコツ

  1. 学生の不安を理解する
  2. 同期・社員とコミュニケーションを取れるようにする
  3. 会社の雰囲気や仕事内容を知る機会を作る
  4. 選考で評価されたポイント・自分に足りない点を知る機会を作る
  5. オンラインと対面両方で実施する
  6. ネガティブな情報も正直に伝える

以下で詳しく解説していきます。

①学生の不安を理解する

内定者フォローを成功させるためには、学生の不安をしっかり理解してそれを解消できる内定者フォローを企画することが重要です。

株式会社マイナビが実施した調査によると、「入社予定先企業を決めた後、不安になったことはありますか。また、不安になったのはどのような理由からでしたか?」という質問に対する回答は以下のようになりました。

▼入社予定先企業を決めた後不安になった理由

  1. 社会人としてやっていけるかどうか(29.9%)
  2. この会社できちんと務まるかどうか(24.8%)
  3. 自分がこの会社に向いているかどうか(23.5%)

【参考】株式会社マイナビ『マイナビ 2026年卒内定者意識調査』

ここから、学生の多くは社会人としてやっていけるかどうか、自分がこの会社できちんと務まるかどうかなど、働くことへの漠然とした不安を感じていることがわかります。

これらの不安を解消できるよう、業務内容や社風を理解できるような内定者フォローを企画することが重要です。

②同期・社員とコミュニケーションを取れるようにする

まずは会社の一員として、同期や社員との繋がりを作る機会が必要です。

社員は若手だけでなく、中堅・役員など幅広い役職の人物と話せるといいですね。ただし、一方的に話したり投げやりな態度を見せるのは絶対にNGです。

少人数制など、内定者ひとり一人と向き合えるようにすることが大切です。

③会社の雰囲気や仕事内容を知る機会を作る

繰り返しになりますが、学生の多くはこれから初めて社会に出て働くため、働くことへの解像度が低い場合が多いです。

そのため、学生の多くは「この会社できちんと務まるのだろうか」「この仕事は向いているのだろうか」と、働くことに漠然とした不安を感じています。

内定者フォローを通して会社の雰囲気や仕事内容を具体的に理解できる機会を作ることが重要です。

その際に、業務内容など真剣な内容だけでなく、社内イベントや何気ない雑談などカジュアルに楽しんでいる姿も見せると良いでしょう。

④選考で評価されたポイント・自分に足りない点を知る機会を作る

選考で評価されたポイントは学生にとって非常に気になるものです。

どこを評価したかを伝えつつ、改善点も提示することで、学生が「自分のことをこんなに理解してくれているんだ」「自分のここを評価して採用してくれたんだ」と感じてもらうことができ、自社に対する志望度を向上させることができるでしょう。

ただし伝え方には注意が必要です。高圧的な態度だと、内定者が「改善できなかったら内定を取り消されるかもしれない…」と考えてしまう可能性もあります。

参考程度に留めて欲しいことなどを事前にしっかり伝えておきましょう。

⑤オンラインと対面両方で実施する

他の内定者や、社員との関わりを深めるのはオンラインでも可能です。

対面よりも集まるハードルが低いため、コミュニケーションが活発になりやすいでしょう。

その一方で、オンラインのみで仲を深めることは難しいです。対面で参加しづらい学生に配慮しつつ、定期的に直接顔を会わせる機会を作るようにしましょう。

オンラインで懇親会などを実施する際は、自己紹介シートを内定者に作ってもらうと相手のことを理解しやすく、打ち解けやすくなるためおすすめです。

内定者が発言しやすいようなコンテンツを用意しつつ、コミュニケーションの発生を促しましょう。

⑥ネガティブな情報も正直に伝える

「自社に良いイメージを抱いてほしい」と考えすぎるがあまり、学生に嘘の情報を伝えたり、曖昧にごまかすような発言をしたりしては、かえって学生から不信感を抱かれてしまいます。

学生は「企業のリアルな一面を知ることで、ミスマッチを防止したい」と考えています。

ネガティブな情報を伝える際には改善策と合わせて伝えることで、企業のイメージアップに繋げることができるでしょう。

内定者フォローに有効なオンラインツール6選!

内定者と連絡を取るツールとして、LINEやFacebookなどの無料SNSアプリを活用する企業が増えています。

しかし、

「セキュリティにリスクがあるのではないか」
「プライベートと隣り合わせのツールで抵抗がある・・・」

と思っている人事担当者の方もいるかもしれません。そこで「内定者フォローで気軽に利用できるオンラインツール」を紹介します。

▼内定者フォローに有効なオンラインツール

  1. リーズナブルなSNSツール「Chaku2 NEXT」
  2. オンライン研修サービス「Schoo for Business」
  3. 全面的に内定者フォローが可能「エアリーフレッシャーズクラウド」
  4. MOCHICA
  5. Motify HR
  6. 内定者パック

①Chaku2 NEXT

Chaku2 NEXTの公式ホームページ

Chaku2 NEXT(ちゃくちゃくネクスト)は、三井不動産商業マネジメント株式会社や学研ココファンなど企業も導入しているサービスです。

内定者だけをユーザーとして登録できるため、採用担当者の方と内定者だけの気軽な連絡をすることができます。

また同アプリ内では、企業側は社員の働きや企業雰囲気などを、内定者にシェアすることができます。

内定者は、内定者同士の交流だけでなく、社員や企業の雰囲気を知ることができるため、

入社する不安が減り、内定辞退数も減らすことができるでしょう。
また、クローズド(招待制)であることから、誤送信による情報拡散の心配はありません。

【参考】Chaku2 NEXT

②Schoo for Business

Schoo for Businessの公式ホームページ

Schoo for Businessは、株式会社Schooが運営しているeラーニングです。

オンライン学習サービス10社を対象にした比較イメージ調査2020・2021では、「導入したい」・「社員の成長に繋がる」・「学びたいものが1番ある」・「自社の人材育成に取り入れて欲しい」の4部門でNo.1となっている内定者フォローツールです。

ITスキルやビジネススキルなどを教える授業の動画が7,000本以上提供されています。

また、数多くの動画から自社ならではの研修を作成できるので、新入社員に必要な研修スキルをオンラインで身につけられます。

このことから採用工数がかかってしまいがちな研修設計の手間を省くことができるサービスですね。

【参考】研修パッケージ | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

③エアリーフレッシャーズクラウド

エアリーフレッシャーズクラウドの公式ホームページ

ツールの使いやすさとセキュリティに特化しているエアリーフレッシャーズクラウド。
5,000社以上、40万人以上の内定者フォローをした実績があり、内定辞退防止に繋がったと答える企業は98.6%に上ります。

お知らせ機能には、プッシュ通知があり全員の既読/未読を確認できるため、内定者と人事担当者の連絡が取りやすいツールです。

また、Excel講座やビジネスマナーなどの内定者教育の「eラーニング」が無償で提供されているなど、総合的に内定者フォローの手間を省くことが期待できます。

【参考】エアリーフレッシャーズクラウド

④MOCHICA

MOCHICAの公式ホームページ

MOCHICAは、導入社数が800社以上のATSサービスで、LINEとの連携により、選考の日程を自動で調整できる点が特徴です。

日程調整に掛かる手間が減るため、採用業務に掛かる負担を減らしたい・・・という方におすすめです。

またLINEはメールに比べて、学生・求職者と双方向のコミュニケーションが取りやすいツールと言えます。

「メールを送信しても見逃されることが多く、返信が少なかった」という場合は、LINEを通じて学生・求職者とやり取りができるこちらのサービスがおすすめです。

【参考】MOCHICA

⑤Motify HR

Motify HRの公式ホームページ

Motify HRは、内定者や新入社員向けのHRサービスです。

同サービスの特徴は、新入社員・内定者が会社へのロイヤリティを高められる様々な機能です。

コース機能では、新入社員・内定者の可能性を最大限に引き出すことができるよう設計された90日間のコースを用意しています。

その他にも、社内のだれでも投稿可能で、ビュー数やいいねも表示されるニュースフィード機能や、部署単位・メンバー単位でグループを作成、社内のお知らせや部活動などまとめて発信、確認ができる『メッセージ』など、様々な機能があります。

「内定者フォローだけでなく早期離職も対策したい」という方におすすめのサービスです。

【参考】MotifyHR

⑥内定者パック

内定者パックの公式ホームページ

内定者パックは、3200社以上の導入実績がある内定者フォローツールです。

特徴は、内定者向けのeラーニングが受け放題である点です。

内定者は、コンプライアンスやビジネスマナー、ロジカルシンキングなど、社会人にとって欠かせないコンテンツを多数受講することができます。

また連絡・情報共有SNS・アプリなどコミュニケーションツールも豊富にあります。互いの投稿にいいねやコメントが可能なため、内定者同士の親交を深めるのに役立つでしょう。

内定者1人あたり5000円~(税抜)という価格も魅力的です。「内定者フォローに加えて、内定者研修も実施したい」という場合におすすめのツールです。

【参考】内定者パック

内定者フォローを成功させるには、内定者の状況把握が鍵となります。

ご紹介したツールの他にも、内定者フォロー専用ツールは数多く存在します。
内定者専用ツールは、採用管理システムでは知ることができない内定者のアクションを引き出すことができるため、内定者辞退を防ぐためのツールとして注目されているのです。

ぜひ、自社に合った方法で取り入れてみるのはいかがでしょうか。

求める学生に出会うならMatcher Scout

「求めるような学生になかなか出会えない」「母集団形成がうまくいかない」といったお悩みを抱えている新卒採用担当の方におすすめしたいのが、Matcher Scoutです。

Matcher Scoutとは、採用担当者の煩雑な業務負担を極限まで削減した新卒採用向けのダイレクトリクルーティングサービス。OB・OG訪問アプリ「Matcher」に登録している学生の中から、採用要件にマッチした学生に弊社の担当者が代理でスカウトを送信します。

Matcher Scout をおすすめする理由

  • スカウト送信や日程調整などの労力のかかる作業は全て弊社が代行
  • GMARCH・関関同立を中心とした登録学生層
  • OB・OG訪問に積極的に取り組む、主体性のある優秀な学生が多い
  • 初期リスクの少ない成功報酬型と最安採用単価30万円の前金型から選べる
  • 自社のニーズに合わせてオプションプランもご用意

以上の理由より、待っているだけでは会えないような優秀な学生層にアプローチできるため、効率的に採用活動を進めることができます。

ご興味をお持ちいただけましたら、まずはお気軽にお問い合わせ・資料請求をお願いいたします!

詳しくは以下の資料で詳しく説明しているので、是非ご覧ください。

【サービス説明資料】3分でわかるMatcher Scout

【導入事例】利用チャネルの中で最も多い内定数!工数をかけなくても多くの優秀な学生にお会いできました

終わりに

いかがでしたか。

今回は内定者フォローについてポイントや事例をご紹介しました。
記事をぜひ参考に、自社の内定者フォローを見直すきっかけにしてみると良いかもしれません。