「OBOG訪問の依頼が人事に届いたけどどうしたらいいか分からない」
「依頼を受けたら企業にどのようなメリットがあるのか」などの疑問について詳しく解説しています。
OB・OG訪問は依頼する側にとっては
- 社員の本音を聞くことが可能
- 業界研究ができる
- また悩み相談が可能
などさまざまなメリットがあります。
一方、依頼される側にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
また、依頼された場合どのような流れに沿って学生を受け入れれば良いのでしょうか。
この記事では依頼されるメリット、流れ、注意点などについて解説しているので、是非参考にしてみてください。
OB・OG訪問とは?
まずOB・OG訪問とは、興味のある職場や企業で働いている社員の生の声を聞き、仕事内容や社内雰囲気などのリアルな情報を得て、業界や企業研究に役立てることです。
企業が学生のOB・OG訪問を受け入れるメリット
ここではOB・OG訪問において企業側のメリットを4つ挙げていきます。
優秀な人材の早期発見
マイナビの就職モニター調査(2021年卒対象)によると、就活生がOB・OG訪問を行っている割合が約4分の1と全体的にみたら少なめです。
そのため、就活生の中でも積極的な学生たちであり、自ら考え行動する人材は企業にとっても採用したい人材ではないかと思います。
ミスマッチを防げる
会社の良い点と悪い点の両方について社員から聞けることは学生や企業双方にメリットがあります。
学生は自分に合わない企業を事前に避けることができます。
企業側にとっても学生が企業の悪い点を了承した上で入社することで、自分に合わないことによる早期退職の発生を予防することができます。
業務へのモチベーションを向上できる
OB・OG訪問に来る学生は基本的に自社に関心を持っており、選考突破のため社員に相談したいと考えています。
OB・OG訪問に来た学生に業務について話したり、就職活動当時のことを伝えることを通じて、自社への所属意識や自己効力感が高まるかもしれません。
その結果、自己効力感や、自社への帰属意識が高まり、パフォーマンスの向上が期待できます。
若年層のトレンドの把握
今の学生の趣味、トレンドやファッションなど自社の社員の時代とは異なる年齢層のトレンドの把握をすることが可能です。
個人的な好奇心の方もいますし、ビジネスやアイディアのために情報収集をする方もいますし目的はそれぞれです。
OB・OG訪問の依頼を受けた時にするべきこと
ここではOB・OG訪問前(依頼を受けた時)、訪問中、訪問後に分けて解説していきます。
会社側への報告(訪問前)
OB・OG訪問の依頼は人事部だけからとは限らず、ゼミ、部活、SNSなどさまざまなところから依頼が来る可能性があります。
もし、直接個人に依頼が来た場合は必ず人事部に報告しましょう。
先ほど述べた通り、OB・OG訪問をする学生には優秀な人材を秘めている可能性があるので、企業側もスケジュールの考慮や訪問時の食事代を経費として精算する企業もあります。
日程調整を実施する
次に日にちを決めます。
日程調整は基本的にメールもしくは電話で行われます。
学生のコミュニケーション能力の把握(訪問中)
社会人としての礼儀、そして自社に合う人材かどうかなども含めて学生の観察を忘れてはいけません。
挨拶からコミュニケーションそして表情など相手をしっかり観察しましょう。
それから自然体での会話も大事です。固くなりすぎないことも大事ですが、会社を代表していることも意識しましょう。
噛み砕いて話す
業務に慣れていない学生には専門用語は難しいため、専門用語をあまり使わずわかりやすい言葉で話すことを心がけましょう。
それから自分が就活生だった時の体験談も混じ入れることもオススメです。
自分が当時知りたかったことを伝えたりすることで親近感が沸き、相手も質問しやすい空気を作ることができます。
人目があるところで行う
OB・OG訪問が決してセクハラやパワハラになってはいけません。
これは個人の問題だけではなく、企業の問題にもなります。
企業を代表していることを忘れてはいけません。
対策として会社内やカフェなど人目があるところを利用し、誤解を避けましょう。
訪問後のフォローも大事(訪問後)
dodoキャンパスを利用した学生のインタビューにより訪問後の丁寧なフォローで自社に対する志望度が上がります。
社員にしてもらって嬉しかったこと
- 面談後のフィードバッグ
- 他の社員と話す機会の提案
- アピールポイントを考えてくれた
- 優秀な社員の要件を教えてくれた
- エントリーシートの添削
など丁寧な社員のフォローにより意欲が高まった学生が多くなる傾向があります。
OB・OG訪問の依頼を受けた際の心構え
ここではOB・OG訪問を受けた時の心構えについて解説していきます。
会社を代表していることを忘れない
OB・OG訪問によっての様子を見て選考を行うことはないです。が、
しかし、学生の自社に対する企業のイメージや学生のキャリア観形成に多少影響し決断を左右する可能性はあります。
なので、OB・OG訪問を受ける社員は会社を代表していることを心がけましょう。
自然体でいる
OB・OG訪問は面接の場ではないので、訪問を受ける側もリラックスし、自然体でいきましょう。
学生側も緊張しているため、空気をほぐしたり、質問しやすい空気に誘導することも大切です。
社会人としてのアドバイスの提供
OB・OG訪問は学生の就職活動において重要な最初のステップである方は多いはずです。
社会人としての一般常識、礼儀やマナーなど、社会人ならではのアドバイスも必要になるはずです。
OB・OG訪問の受け入れ時にやってはいけないこと
ここではOB・OG訪問する際に気をつけたいことについて解説します。
連絡や時間に遅れる
新卒社員を大切にしない、ルーズな社員が多いなどの印象を与えないためにも
- 約束の時間に遅れないこと
- 1日以内に返信
- 訪問依頼を無視しない
などを心がけ、学生に志望が下がるような行動をしないようにしましょう。
高圧な態度を取る
面談では会社を代表することを忘れないが、あまりにも高圧的な態度を取ることはよくないです。
いきなり志望理由や自己PRなど面接が始まったような対応することは控えましょう。
プライバシーの侵害
学生のプライバシーに関する質問はやめてください。
学生は社員からの要求は断りづらい立場であることを認識し、相手が嫌がることはしないように心がけましょう。
プライバシー侵害になる例
- 無断での個人情報の公開(電話番号やマイナンバーカードなど)
- 社会的評価を低下させる情報の公開(前科や多額な借金など)
逆にプライバシー侵害にならない例
- 公開されても特に影響がないこと(毎日コーヒーを飲んでいる)
- 既に公開されている情報を公開する(本人のSNSでの投稿、企業の公開情報)
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まとめ
いかがでしたか?
本記事ではOB・OG訪問のメリット、流れ、そして注意点について解説していきました。
記事のまとめ
①会社側がOB・OG訪問を受け入れるメリットは、優秀な人材の早期発見とミスマッチの防止。
②OB・OG訪問の依頼を受けたらまずは報告と日程調整
③OB・OG訪問中は学生にも理解できるような言葉選びで話す
④面談後に学生のフォローを行うことで自社への応募につながる
⑤学生と対等にコミュニケーションをとる必要がある