ダイレクトリクルーティングとは
求める人物像にマッチした学生に対して、企業側からアプローチをすることができる採用手法「ダイレクトリクルーティング」。ナビ媒体に求人広告を掲載する手法と比較して、「攻めの採用」と言われています。
スカウトを送れば送るだけ集客が見込めるため、母集団の量をコントロールすることができ、さらに自社にマッチした学生のみに会えるため、採用の歩留まりを改善することができます。
しかし、手間がかかるのも事実です。学生の抽出からスカウトの送信、それぞれの学生との日程調整など、運用にかかる工数の大きさは想像できるでしょう。
ゆえに、スカウトメールの文面で、学生の興味を惹くことができなければ、「手間をかけたのに、全然集客できなかった」という事態になりかねません。
せっかく手間をかけたなら、沢山の学生に日程調整してもらいたいですよね。
そこで本記事では、スカウトサービスを運用されている採用担当者さま向けに、「スカウトの承諾率」を改善するための、魅力的なスカウト本文の作り方を紹介していきます。
以下の記事も参考にして、効果的なスカウト文言を設定して頂ければと思います。
(参考)
【新卒】「ダイレクトリクルーティング」とは何か?
ダイレクトリクルーティングのメリットとデメリットを理解しよう
【ダイレクトリクルーティングの効果を高める方法】スカウト本文①/評価したポイント・理由を述べる
【ダイレクトリクルーティングの効果を高める方法】スカウト本文②/相手の名前を明記して特別感を持たせる
【ダイレクトリクルーティングの効果を高める方法】スカウト本文③/マッチする学生タイプを記載する
【ダイレクトリクルーティングの効果を高める方法】スカウト本文④/イベントに参加するメリットを伝える
【ダイレクトリクルーティングの効果を高める方法】スカウト本文⑥/最初に会社説明をして興味を惹く
【ダイレクトリクルーティングの効果を高める方法】スカウト本文⑦/見出しや目次をつけ、あらかじめ内容を明示する
ダイレクトリクルーティング運用における、スカウト本文の重要さ
ほとんどのスカウトサービスでは、学生がスカウトを受信・開封すると、採用担当者からのメッセージが記載された「スカウト本文」というページが表示されます。
学生への挨拶・スカウト開封のお礼で始め、自社の概要・魅力を訴求し、イベントの紹介をするのが基本形となります。
しかし、ダイレクトリクルーティングで接触する学生は、必ずしも自社に興味があるとは限りません。そういった学生に興味を持ってもらうことは、簡単ではありません。
自社にマッチする人材に沢山アプローチしたとしても、スカウト本文が充実していなければ、結果的にイベントに参加してもらえず、工数が水の泡になってしまいます。
そのため、ダイレクトリクルーティングの運用は、学生の抽出・スカウトの送信と並行して、どの文言のスカウト本文が効果的かを仮説検証しながら進めていく必要があります。
尚、本文で記載する情報は、スカウトタイトルの情報と一貫性を持たせましょう。スカウトタイトルに記載された内容と差異があると、学生の混乱を招き、興味関心が薄れてしまう可能性があります。
(参考)
返信率をグッと高めるスカウトメールの書き方
次項からはより具体的に、魅力的なスカウト本文を作るコツを実際の例を用いて説明していきます。
ダイレクトリクルーティングの効果を高める方法:企業紹介ページや日程調整ページへの移行を促す
スカウトを受け取った学生は、スカウト本文や企業情報ページ、イベント情報ページを閲覧していきます(サービスによってページの有無が異なります)。
一般的にスカウト本文では、簡潔な企業説明や該当学生をスカウトしたいと思った理由を記載して魅力を伝えます。また企業情報ページでは、特に訴求したいポイントや事業内容、募集要項などを提示。イベント情報ページでは、イベント内容や参加するメリットを盛り込みます。
しかし、スカウト本文のみで興味の有無を判断されスカウトを離脱されてしまうと、せっかく魅力的に編集した企業情報ページやイベント情報ページが学生の目に触れるず、無駄になってしまいます。
掲載している全ての情報を網羅的に見てもらい、スカウト承諾を判断してほしいですよね。
その観点で効果を発揮するのが、「他ページへの移行を誘導する」という手法です。
スカウト本文内で提示する企業情報は簡潔にまとめ、「より具体的な内容は『企業情報』を読んでください!」などと、他ページへの移行を誘導します。これによって、より効果的に訴求できるページを見てもらえるため、興味を持ってもらえる可能性を高めることができます。
上に述べた例の他にも、
・自社で提供できる価値
・社風
・イベント内容
などは、他のページで掲載する方が効果的の場合が多いでしょう。
次項からは、実際に今回の手法を用いた事例を解説していきます。
実際のスカウトタイトル例とその効果
以下では、今回の方法を使用した例を紹介いたします。
※スカウト文章のうち、変更した箇所を抜粋しております。

ミッションや事業領域の記載はBeforeとAfterで共通していますが、Afterではその後の説明を省き、「赤いボタンの『会社情報』からご覧ください」としています。これによって、記載の重複や冗長な説明の回避にも繋がり、スカウト承諾率を改善することがができました。
『会社情報』の欄では、自社をおすすめする3つの理由、企業理念の説明、事業内容の説明などを設けています。『会社情報』ページの閲覧率を高めたことで企業理解が促進し、日程予約前の離脱も減少しました。
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Beforeの文言に加えて、集客したいイベントの詳細を見るように誘導することで、スカウト承諾率を改善することができた事例です。
誰もが魅力的だと思えるようなイベント紹介ページを用意しても、スカウト本文だけで興味の有無を判断されてしまっては勿体ないですよね。この事例のように、用意したページを見てもらった上で判断してもらえるよう誘導すると、良い結果に繋がる可能性があります。
さいごに
いかがだったでしょうか。
ご覧になって頂いた通り、今回紹介した手法「他ページへの移行を誘導する」などの少しの工夫で、スカウト承諾率は大きく改善される可能性があります。
承諾率を改善し、イベント集客にスムーズに繋げることができたら、御社の全体の採用効率も自然と改善されるでしょう。
また、当HPでは、ダイレクトリクルーティング運用に役立つ記事を沢山掲載しているので、是非参考にして頂ければと思います。
(参考)
【ダイレクトリクルーティングの効果を高める方法】スカウト本文①/評価したポイント・理由を述べる
【ダイレクトリクルーティングの効果を高める方法】スカウト本文②/相手の名前を明記して特別感を持たせる
【ダイレクトリクルーティングの効果を高める方法】スカウト本文③/マッチする学生タイプを記載する
【ダイレクトリクルーティングの効果を高める方法】スカウト本文④/イベントに参加するメリットを伝える
【ダイレクトリクルーティングの効果を高める方法】スカウト本文⑥/最初に会社説明をして興味を惹く
【ダイレクトリクルーティングの効果を高める方法】スカウト本文⑦/見出しや目次をつけ、あらかじめ内容を明示する
また、Matcher Scoutでは、独自のA/Bシステムを使用した仮説検証を繰り返し、御社が本当に会いたい学生にアプローチできるようサポートしております。
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