【新卒】カジュアル面談の質問例一覧や進め方を人事向けに解説
2026/07/15

近年の新卒採用活動において「カジュアル面談」を導入する企業が増加しています。実際に株式会社マイナビが26年卒を対象に実施した調査によると、「面接以外の個別面談(面接フィードバックを含む)」を実施した企業の割合は24.8%でした。

つまり、4社に1社はカジュアル面談を実施していることがわかります。また、同調査では「面接以外の個別面談(面接フィードバックを含む)」を採用活動で実施してよかったと回答している企業は24.5%でした。

こうした背景がある中でカジュアル面談を実施したいと考える採用担当者の方も多いのではないでしょうか。効果的なカジュアル面談を実施できれば、優秀な学生を自社に取り込むことが可能です。そのためには入念な準備が欠かせません。

本記事ではカジュアル面談の効果・注意点・その後の対応について解説するとともに、カジュアル面談で学生に聞くべき質問例や学生から聞かれる逆質問への回答例を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

【参考】株式会社マイナビ『マイナビ2026年卒企業新卒採用活動調査』

カジュアル面談とは?

採用採用におけるカジュアル面談とは、学生と気軽に対等な立場で話し合うことです。基本的には採用担当者と学生の1対1で行われます。

株式会社学情の調査によると、20代の求職者のうち9割近くが「カジュアル面談に参加したい」と回答しました。

さらに、面接・選考過程で知りたい情報として「未経験でもやっていけるか」「実際の残業時間・休日のとりやすさ」などが多く、よりリアルな情報を知るための機会としてカジュアル面談への参加意欲が高まっていることがわかります。

このようにカジュアル面談は自社に対して興味を持った人材が集まりやすいため、自社にマッチした人材で母集団形成がしやすいです。

【参考】株式会社学情『20代転職希望者の9割近くが「カジュアル面談」を希望。志望度上がる情報は「未経験者でもやっていけるか」。研修などサポート体制重視』

カジュアル面談と採用面接との違い

カジュアル面談と採用面接の最も大きな違いは、合否を判断する選考要素があるかどうかです。採用面接は選考要素があり、カジュアル面談は選考要素はありません。カジュアル面談と採用面接の違いを示した表

カジュアル面談は、本選考への応募前の学生に向けて、自社への志望度を高めるために実施される場合が多いです。企業の担当者が応募者と意見を交換し「相互理解」を深めることが目的となっています。

そのため、選考のようなフォーマルな雰囲気ではなく、学生もリラックスできる状況で行われます。

一方で採用面接は、本選考時に、企業側が候補者の合否を判断するために実施されます。企業が求職者と直接対話し、その人物のスキルや適性、マッチングなどを評価するプロセスです。そのため、フォーマルな雰囲気で行われることが多いです。

カジュアル面談を実施するべきタイミング

カジュアル面談は、自社への選考参加を検討している学生に向けて、選考前のタイミングで実施します。

特にダイレクトリクルーティングや人材紹介を通じて応募を募っている場合、会社説明会よりも特別感のあるカジュアル面談に学生を送客する企業が多いです。

スカウトや紹介を受けた学生は、自ら企業を発見した学生よりも志望度が低いことが想定されます。多数向けに開催される会社説明会ではなく、1対1で企業の魅力をアピールできるカジュアル面談を実施することで、選考への参加率が上がりやすくなります。

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新卒採用でカジュアル面談を実施する目的

では、なぜカジュアル面談を実施する必要があるのでしょうか。ここでは新卒採用においてカジュアル面談を実施する目的を解説します。

新卒採用でカジュアル面談を実施する目的

  1. 潜在層との接点を持つため
  2. 自社の魅力づけを行うため
  3. 候補者を正確に見極めるため

以下より詳しく解説していきます。

①潜在層との接点を持つため

カジュアル面談は従来の選考プロセスでは出会えなかった潜在層へのアプローチに最適です。従来の選考プロセスでは、企業に応募した学生としか接点を結ぶことができず、自社にマッチしている潜在的な人材へのアプローチが難しいです。

しかし、カジュアル面談では企業側と学生が気軽にコミュニケーションをとることができるため、「少し興味がある」という段階の潜在層の学生は参加しやすくなるでしょう。これにより、これまで出会えなかった優秀な人材と接点を持つことが可能になるのです。

②自社の魅力づけを行うため 

面接の場では学生の見極めに時間をかけるため、学生側からの逆質問の時間や自社の魅力を伝える時間が取れない場合があります。また、多くの学生が集まる企業説明会では、学生一人ひとりの興味や疑問に合わせた丁寧なアプローチが難しいです。

カジュアル面談では1対1で行われることが多く、学生個人の興味や疑問に合わせた丁寧なアプローチが可能です。さらに双方向の会話形式であるため、社員の体験談やリアルな仕事の面白さをフランクに語ることができます。

したがって、カジュアル面談は自社の魅力づけを行ううえで効果的といえるでしょう。

③候補者を正確に見極めるため

採用面接において学生は、企業に受かることを最優先に考えていることが多いです。そのため採用面接の内容から「本当に企業と学生がお互いにマッチしているのか」は見極めにくいといえるでしょう。

その点、選考に関係のないカジュアル面談は比較的本音が見えやすく、企業と学生のマッチ度の見極めに最適です。学生の本音から、カルチャーマッチを見極めることや業務への適性を図ることができるでしょう。

新卒採用でカジュアル面談を実施する3つのメリット

カジュアル面談を実施することによって得られるメリットは以下の3つです。

新卒採用でカジュアル面談を実施する3つのメリット

  1. 企業と学生間のミスマッチを防ぐことができる
  2. 自社への志望度を上げることができる
  3. 優秀な求職者を自社に取り込むことができる

以下より詳しく解説していきます。

①企業と学生間のミスマッチを防ぐことができる

カジュアル面談を実施する最大のメリットは、企業と学生のミスマッチを防げることです。

一般的な会社説明会や選考の場では、企業側が発信する情報が限られがちであり、学生が入社後の働くイメージを具体的に持つことは簡単ではありません。

その点、カジュアル面談では実際の職場の雰囲気や働き方をフランクに伝えられるほか、双方向の質疑応答も活発に行えます。1対1だからこそ、学生が知りたい情報を気兼ねなく質問できるため、入社後のミスマッチを未然に防ぐことができます。

②自社への志望度を上げることができる

カジュアル面談参加前後における学生の志望度の変化

カジュアル面談を実施することで自社への志望度を上げることも可能です。株式会社学情の調査によると、参加者のうち約6割がカジュアル面談に参加して志望度が上がったと回答しています。

カジュアル面談を通して自社の魅力や働き方を包み隠さず誠実に伝えることで、学生の不安を取り除き、企業への信頼を高めることができます。これにより、志望度を向上させることができるのです。

【参考】株式会社学情『カジュアル面談に関する調査』

③優秀な学生を自社に取り込むことができる

本格的な選考が始まる前からカジュアル面談を実施することで、優秀な人材を自社に取り込むことも可能です。

優秀な人材ほど多くの企業からのアプローチを受けていることが多く、早い時期に内定をとって就職活動を終えてしまいます。優秀な人材が他社へと流れないようにするためには、早い時期から継続的にアプローチを行っていく必要があるでしょう。

1対1で話す時間を設けられているカジュアル面談では、学生の悩みに真摯に寄り添いつつ、手厚いフォローを行うことが可能です。面談を通じて関係性を築いた上で、インターンシップや特別選考などの次のステップへ案内することで、優秀な学生の獲得へと繋げられるでしょう。

新卒採用でカジュアル面談を実施する3つのデメリット

1人ひとりの学生と話すことができるカジュアル面談ですが、デメリットもいくつかあります。ここではカジュアル面談を実施する際の3つのデメリットについて解説していきます。

新卒採用でカジュアル面談を実施する3つのデメリット

  1. 採用工数が増加する
  2. 企業イメージ悪化のリスクがある
  3. 選考フローが伸びてしまう

以下より詳しく解説していきます。

①採用工数が増加する 

就活生一人ひとりとの時間を設けるカジュアル面談では、工数が大きくなってしまいがちです

カジュアル面談に参加する学生は「面談をしてみてから選考に応募するか決める」というスタンスを持っており、自社への志望度がそこまで高くない学生が多いです。そのため、志望度を高めるために現場社員を活用したり、カジュアル面談を複数回実施したりする場合もあるでしょう。

それに伴って、カジュアル面談を担当する社員の負担が増えるのはカジュアル面談のデメリットといえるでしょう。

②企業イメージ悪化のリスクがある 

カジュアル面談は学生が初めて社員としっかり話す機会です。そのため、カジュアル面談を担当した社員の対応が悪いと、学生からの企業イメージを損ねてしまう可能性があります。

事前にカジュアル面談を担当する社員の教育と準備を徹底し、学生に不信感を持たれないようにする必要があります。

③選考フローが伸びてしまう 

カジュアル面談を選考過程に含めている企業は、選考のステージが増えることで内定を出すまでにかかる時間が増えてしまいます。そのため、選考段階での辞退の可能性が高まってしまうでしょう。

選考フローが伸びることによる選考辞退が不安な方は、希望者のみにカジュアル面談を実施するという形にするのがおすすめです。

カジュアル面談で学生に伝えるべき情報4選

カジュアル面談を単なる雑談で終わらせるのではなく、企業側から積極的に情報を開示していく必要があります。では、学生が知りたい情報とはどういったものなのでしょうか。

実際に株式会社リクルートが26年卒を対象に実施した調査によると、就職活動中に強く知りたかった情報として以下の項目があげられていました。

26年卒の学生が就職活動中に知りたかった情報(複数回答)

  1. 実際の勤務時間・残業時間:60.0%
  2. 具体的な仕事内容:59.8%
  3. 社内の人間関係・職場の雰囲気:58.6%
  4. 具体的な仕事の進め方・スタイル:55.4%
  5. 社員の仕事とプライベートの両立の実態:53.4%

上記の調査結果から、カジュアル面談で学生に伝えるべき情報は以下の4つに整理することができます。

カジュアル面談で学生に伝えるべき情報

  1. 仕事内容
  2. 社風・社内の人間関係
  3. 成長機会・評価制度
  4. 働き方

以下より詳しく解説していきます。

【参考】株式会社リクルート『2026年新卒採用 大学生の就職活動に関する調査』

①仕事内容

どういった仕事を中心に行っていくのかを入社年数ごとに詳しく説明するようにしましょう。これにより、学生が思い描くキャリアが実現できるかどうかを判断する材料になります。

また、仕事内容を伝える際には合わせて社員の1日のスケジュールや業務フロー、他部署との関わりなども合わせて開示することで、学生はより入社後の働くイメージを想像できるようになります。

②社風・社内の人間関係

会社にはどういった人柄を持つ社員が多いのかを具体的に伝えるようにしましょう。学生は企業を選ぶ上で社風も重視する傾向があります。では、どういった社風のもとで働きたいと学生は考えるのでしょうか。

実際に株式会社リクルートが26年卒を対象に実施した調査によると、働く上で重視する組織風土・文化として以下の項目があげられています。

働く上で重視したい社風(複数回答)

  1. 相互の思いやりとあたたかさ:53.7%
  2. オープンなコミュニケーション:43.6%
  3. 強い連帯感とチームワーク:42.3%
  4. 最後までやりぬく責任感と誠実さ:29.6%
  5. 自由と個性の尊重:28.3%

学生が重視する社風を踏まえて、自社がどういった職場の雰囲気をアピールするべきかを考えるようにしましょう。

【参考】株式会社リクルート『2026年新卒採用 大学生の就職活動に関する調査』

③成長機会・評価制度

入社後にどのようなキャリアを歩むことができるのか、また自身の成長がどのように評価されるのかを具体的に示すようにしましょう。例えば、資格取得制度やメンター制度をアピールしたり、実際の社員のキャリアステップを開示したりするとよいです。

また、どのような成果や行動が高い評価につながるのかという評価基準まで開示することで、学生は入社後の成長イメージを具体的に描けるようになります。

④働き方

実際の労働時間やリモートワーク、有給休暇の取得率などを数値やグラフを使って説明するようにしましょう。先ほどのリクルートの調査にもある通り、学生は「実際の勤務時間」や「社員の仕事とプライベートの両立の実態」を知りたいと考えています。

カジュアル面談を担当する社員の実際の残業時間や仕事とプライベートの割合などの実体験をもとに会社における働き方を説明すると良いでしょう。

【質問例】カジュアル面談で学生に聞くべき質問24選

質問例をまとめておくとはいっても、「具体的にどんな質問をすれば効果的なのかわからない」とお困りの方も多いでしょう。そんな方に向けて、カジュアル面談で学生に聞くべき質問についてご紹介します。

カジュアル面談は学生・企業がありのままを伝える場であるため、質問を行う場合は堅苦しくならないように注意しましょう。また、学生の疑問点がなくなるまで逆質問に答えるという点も意識しておくことが重要です。

カジュアル面談で学生に聞くべき質問

  • 就職活動の状況
  • キャリアプランと将来の夢に関する質問
  • 就職活動の軸と企業選びに関する質問
  • 人柄に関する質問

それぞれ紹介していきます。

就職活動の状況

  • 「就職活動はいつからはじめましたか?」
  • 「現在どれくらいの企業に応募されてますか?」
  • 「選考はもう始まってますか?」
  • 「内定を目指す上で不安に感じていることはありますか?」
  • 「就職活動を通して感じた意外な発見や学びはありますか?」
  • 「学生目線で、企業が採用活動で改善するべきと感じたことや、期待することはありますか?」

キャリアプランと将来の夢

  • 「社会人になって成し遂げたい夢はありますか」
  • 「10年後どんな社会人になりたいですか」
  • 「キャリアを形成する上で、今後伸ばしていきたいスキルはありますか」
  • 「特定の業界や職種で目指しているポジションはありますか」
  • 「新しい環境やチャレンジに対して、どのように取り組んでいきたいと考えていますか」
  • 「仕事を通して社会にどのような影響を与えたいと考えていますか」

就職活動の軸と企業選びで重視するポイント

  • 「どんな軸で就職活動を行っていますか」
  • 「譲れない条件はありますか」
  • 「理想的な企業文化は職場環境について教えてください」
  • 「今まで見てきた企業や業界で、『ここに惹かれた』と感じたポイントはありますか?」
  • 「新卒で働く企業に求めるものは何ですか?」
  • 「就職活動の中で、迷いや悩みを感じた時に基準としていることはありますか?」

人柄を知るための質問

  • 「趣味はありますか」
  • 「周りの友人や家族からどのような性格だと言われることが多いですか?」
  • 「あなたにとって『良いチーム』とはどんなチームですか?」
  • 「学生生活の中で、最も楽しかったことや誇りに思っていることは何ですか?」
  • 「自分をリラックスさせたり、気分転換するためにしていることは何ですか?」
  • 「誰かを助けた経験があれば、そのエピソードを教えてください」

企業理解に関する質問

  • 「当社のホームページや求人をみて、どんな印象を持ちましたか?」
  • 「私たちの業界やビジネスモデルについて、どのようなイメージを持っていますか?」
  • 「数ある企業の中から当社に興味を持ってくださったきっかけは何でしたか?」

【質問例】カジュアル面談で学生から聞かれる逆質問12選

カジュアル面談では逆質問に対応する必要があります。以下で学生がカジュアル面談でよく質問する内容についてまとめていますので準備の参考にしてください。

カジュアル面談で学生から聞かれる逆質問

  • 職場環境に関する逆質問
  • 求める人物像に関する逆質問
  • キャリア成長や学習機会に関する逆質問
  • 会社のビジョンや価値観に関する逆質問
  • 働き方に関する逆質問

それぞれ具体例を紹介していきます。

職場環境に関する逆質問

  • 「社内文化や働き方について教えていただけますか?」
  • 「○○様が御社に入社された経緯を教えてください」
  • 「一日の業務の流れを教えてください」

求める人物像に関する逆質問

  • 「御社では活躍する人物の特徴を教えてください」
  • 「御社に内定する方の共通点は何ですか?」
  • 「御社の採用面接ではどのようなところを見ていますか」

キャリア成長や学習機会に関する逆質問

  • 「この企業では、新しいスキルを習得するための機会や支援はありますか?」
  • 「キャリアパスや昇進の機会について教えていただけますか?」

会社のビジョンや価値観に関する逆質問

  • 「○○様が会社のビジョンやミッションに共感する理由を教えていただけますか」
  • 「企業文化や価値観は、日々の業務にどのように影響していますか?」

働き方に関する逆質問

  • 「ワークライフバランスを重視する企業文化がありますか?」
  • 「リモートワークやフレキシブルな労働時間の選択肢はありますか?」

カジュアル面談の質問・回答のポイント

ここまで、カジュアル面談で学生に質問するべき質問例や、学生から聞かれる逆質問例をご紹介しました。本章では、学生に質問する際のポイントや逆質問に回答する際のポイントについてご紹介します。

学生に質問する際のポイント

学生に質問する際のポイントは以下の3つです。

学生に質問する際のポイント

  1. 答えやすい質問から始める
  2. 深掘りの質問を行う
  3. 社員側から自己開示を行う

①答えやすい質問から始める

カジュアル面談では最初に学生自身の経験や最近の就職活動の状況といった学生にとって答えやすい質問から実施していくのがよいでしょう。

最初に「将来どういった社会人になっていたいか」といった抽象度が高すぎる質問や「自社への志望度はどれくらいあるのか」といった自社に関わる質問をするのは避けるべきです。こういった質問を最初に行ってしまうと、学生はプレッシャーを感じてしまいます。

カジュアル面談の最初は学生自身の経験について質問し、後半は自社のことについて徐々に質問していくのがよいでしょう。

②深掘りの質問を行う

カジュアル面談では、学生の回答に対してさらに深掘りする質問を行うようにしましょう

カジュアル面談は1対1でのコミュニケーションが特徴であり、自社にマッチした人材を見極めることに長けています。そのため、学生の回答に対して「なぜそう思ったのか」と深掘りすることで、学生の本音を引き出すことができ、自社にマッチしているか見極める判断材料になるでしょう。

③社員側から自己開示を行う

学生に質問をする際は、合わせて社員自身の体験談なども交えて話すのが効果的です。カジュアル面談の目的は学生と企業の相互理解です。そのため、社員側から積極的に自己開示を行うことで学生の緊張がほぐれ、親近感を抱きやすくなります。

また学生が就職活動で抱えている悩みに共感し、「自分はその悩みをどう解決したか」という実体験に基づいたアドバイスができると、より信頼関係が深まります。

逆質問に回答する際のポイント

続いて、逆質問に回答する際のポイントについてご紹介します。

逆質問に回答する際のポイント

  1. 具体的なエピソードを交えて回答する
  2. 制度の有無だけではなく活用状況も伝える
  3. ネガティブな内容は改善策も伝える

①具体的なエピソードを交えて回答する

業務内容やキャリアパスなどについて質問された際は、具体的なエピソードを交えて回答するようにしましょう。抽象的な言葉や専門用語を使用するのではなく、学生が業務内容やキャリアを具体的に想像しやすいようにしましょう。

▼具体的なエピソードを交えて回答する例

  • 「営業職の場合は、午前中はお客様との打ち合わせに向けた資料作成を行い、午後は実際にお客様先を訪問してヒアリングや提案を行います。会社に戻ってからは、チームでミーティングを行い、進捗を共有し、次の提案に向けた改善を話し合います。」
  • 「弊社のエンジニア職では、まず開発チームでプログラミングやテストを経験し、その後システム全体を理解します。その後はプロジェクトリーダーを目指したり、専門技術を磨いてアーキテクトのようなスペシャリストになる道もあります。例えばある社員は、入社当初はアプリのフロントエンド開発を担当していましたが、3年目からチームリーダーとなり、現在は大規模案件のプロジェクトマネージャーとして20人規模のチームをとりまとめています。」

②制度の有無だけではなく活用状況も伝える

働き方や休暇について質問された場合は、制度の有無やその説明だけではなく、その制度をどの程度の社員がどのように使っているのかという部分まで伝えるようにしましょう。

▼制度の有無だけではなく活用状況も回答する例

  • 「有給休暇は年平均で70〜80%ほど消化している社員が多いです。例えば夏休みと組み合わせて5日以上の連続休暇を取る人もいますし、家庭の都合に合わせて平日に取得するケースも一般的です。」
  • 「当社ではフレックスタイム制度やリモートワーク制度を導入しています。例えば週に2〜3日は在宅勤務をしている社員が最も多く、特に企画や開発部門ではリモート活用率が高いです。一方でお客様対応のある営業職は出社中心ですが、直行直帰を取り入れて効率的に働いています。」
  • 「例えば私の同期は、昨年育休を半年取得して復帰しました。今は週2日リモート勤務を活用しながら、時短勤務で働いています。チームとしてもサポート体制が整っているので、長期的に安心して働ける環境だと思います。」

③ネガティブな内容は改善策も伝える

ネガティブな内容であっても、ごまかしたり嘘をついたりするのではなく、情報は正直に伝え、そのうえで現在どのように改善しているのかといった改善策を併せて伝えることが大切です。

隠さず正直に伝えることで、「リアルな会社像」を示せるだけではなく、改善策もあわせて伝えることで前向きな印象を与えることもできるでしょう。

▼ネガティブな内容を改善策を合わせて伝える具体例

  • 「繁忙期には残業が多くなることは正直あり、特に年度末や大きな案件が重なる時期は、一時的に月40時間前後になることもあります。ただ、会社としても働き方改革を進めていて、直近では平均残業時間は月25時間程度に減ってきています。さらに、在宅勤務やフレックスを活用することで、時間の使い方を調整しやすくなりました。」
  • 「以前は、上司からの指示を待つ文化が強くて、やや堅い雰囲気がありました。ただ最近は若手の意見を取り入れる取り組みが進んでいて、例えば新規プロジェクトでは20代の社員がリーダーを務めるケースも出ています。社内アンケートでも『発言しやすくなった』という声が増えていて、少しずつですが風通しが良くなってきています。」
  • 「一部の部署では人員が限られていて、担当業務が多くなりがちなのは事実です。ただ、その課題を解消するために、昨年から中途採用や自動化ツールの導入を進めています。実際に事務作業を自動化したことで、社員がより提案やお客様対応に時間を割けるようになっています。」

事前準備|カジュアル面談前にやるべきこと

肩の力を抜いて気軽に話せるということがカジュアル面談において最大の魅力となっていますが、一方で、準備に手を抜いてはいけません。以下の6つのことを準備して、カジュアル面談を効果的に行えるよう意識しましょう。

▼カジュアル面談に備えてやるべき6つのこと

  1. 伝えたいことを整理する
  2. 自社の強みを4つのPで理解する
  3. 当日の流れを把握する
  4. あらかじめ資料をまとめておく
  5. 質問内容をまとめておく
  6. 当日の流れを学生に伝えておく

①伝えたいことを整理する

カジュアル面談では、まだ自社への応募を決めかねている学生との接触になります。いかに自社の魅力を伝えられるかが、学生の興味喚起に繋がります。

そのため、自社の魅力など、伝えるべきポイントを事前に整理しておくと良いでしょう。自社の良い点・悪い点、企業環境など、カジュアルな場だからこそ伝えられることを見つけましょう。

また、事前に質問を受け付けて、回答を用意しておくと十分な情報を伝えることができます。学生の希望に応じて、伝えたいことを整理するよう心がけましょう。

■ 自社の評判を事前にチェックしておく

学生はカジュアル面談に臨む前に会社の評判について、SNS等で事前にリサーチしている可能性が高いです。そのため、企業側もカジュアル面談に臨む前にあらかじめ企業の評判をチェックしておくことで、学生に伝えたい内容が見えてくるかもしれません。

また、学生はSNSや口コミなどの情報から企業に対して誤ったイメージを持ってしまうこともあるでしょう。事前に会社の評判をチェックしておくことはそうした先入観をカジュアル面談で払拭し、自社の魅力を正しく伝えることにもつながります。

②自社の強みを4つのPで理解する

また自社の強みは何なのかを理解しておくようにしましょう。自社の強みを正しく理解できていれば、学生にアピールするポイントが明確になり、カジュアル面談が有意義な時間となります。

自社の分析でおすすめなのが「People(働く人)」「Philosophy(企業理念)」「Privilege(待遇)」「Profession(業務内容)」の4つのPで分析する方法です。上記4つのPを使って、自社の魅力を最大限アピールしましょう。自社の魅力を4Pで分類した図

また、自社の魅力をアピールする際、競合他社や同じ業界・規模の会社との比較を説明すると、学生にとって分かりやすくなるのでおすすめです。

③当日の流れを把握する

会話が盛り上がらなかった場合や、話の内容が薄かった場合には、その後選考を受けたいという気持ちにはなかなかならないですよね。

カジュアルだからといってその場のノリで話そうと準備を怠ると、学生に対してネガティブなイメージをつけてしまう可能性があります。当日の流れを事前に決めておくことで、テンポよく充実した時間を過ごせるようにしましょう。

④あらかじめ資料を渡しておく

事前に自社の基本的な情報や、カジュアル面談を担当する社員のプロフィールに関する資料を渡しておくと良いでしょう

当日話す社員の基本的な情報をあらかじめ候補者が知っていれば、ホームページなどには載っていないような、更に踏み込んだ質問を面談当日までに用意しておくことができます。その結果、候補者にとっても、面談を行う社員にとっても、より有意義な時間にすることができるでしょう。

⑤質問内容をまとめておく

面談で聞き忘れを防ぐために、候補者への質問事項はあらかじめまとめておくことがおすすめです。

また、質問をするにあたって、候補者のプロフィールは事前に確認し、企業と候補者の双方にとってより効果的な面談となるように心がけましょう。

⑥当日の流れを学生に伝えておく

カジュアル面談当日の流れを学生に伝えておくことで、学生自身が当日に向けて準備しやすくなります。

例えば、カジュアル面談で企業説明に重点を置こうと考えている場合は、説明を踏まえて学生が疑問点を聞く面談に、学生からの疑問点を中心に面談を進めようと考えている場合は、学生が事前に多くの質問を考えておく必要があります。

学生と当日の流れを共有しておくことで、企業・学生のお互いに有意義なカジュアル面談になるでしょう。

当日|カジュアル面談中の流れ

ここではカジュアル面談当日の流れをご紹介します。

カジュアル面談中の流れ

  1. 自己紹介/会社紹介
  2. 学生に声をかけた理由と目的の共有
  3. 逆質問の時間をつくる
  4. 将来の目標などを聞く
  5. 自社で実現可能/不可能なことの説明や魅力訴求
  6. (興味があれば)選考へ誘導

①自己紹介/会社紹介

まずはアイスブレイクも兼ねて、お互いの自己紹介や会社紹介を行います。

できるだけリラックスして話せるように、声かけをしたり、穏やかな話し方を意識したりすると良いです。

学生からは、趣味や大学で力を入れていることなどを聞き、気になったポイントは掘り下げるようにしましょう。

自己紹介をする際は「自身の就職活動について」「現在のキャリアについて」等の話を盛り込むと、学生に興味を持ってもらいやすくなります。

②学生に声をかけた理由と目的の共有

次に、今回学生に声をかけた理由と面談の目的の共有を行います。まず初めに、なぜその学生に声をかけたのか、その理由を伝えましょう。

カジュアル面談は、ダイレクトリクルーティングサービスを通じて案内させる場合も多く、はじめは志望度が高くない学生も多いです。そのため、「○○さんの○○な部分に魅力を感じて声をかけた」と具体的に伝えることで、学生の志望度向上にも繋がります。

また、なぜカジュアル面談を実施するのかという目的を共有することも大切です。「あくまでもお互いに理解を深めることが目的であり、選考要素はない」と伝えておくことで、学生が安心して面談に臨むことができ、相互理解を深めることができるでしょう。

③逆質問の時間をつくる

学生は、自社に対して興味があるからこそカジュアル面談に参加しているはずです。自社に対して気になることや、疑問に思う点などを聞いてみると親切です。

回答をする際には、淡々と事実を伝えるだけではなく「自分ならではの視点・経験」を踏まえながら答えると、カジュアル面談ならではの情報を伝えることができます。

また、ポジティブなことだけを答えるのではなくネガティブなことであっても正直に伝えるようにしましょう。今後の展望も併せて伝えます。改まった場では伝わりづらいような、会社の雰囲気などについて話してみてもよいでしょう。

④将来の目標などを聞く

学生が実現したい目標や将来像などを聞いてみましょう。

何を軸に就職活動を行っているのかなど、実際に企業選びにおいて関わってくる就活の軸について話を深めていきます。①〜③の間までにどれだけ緊張をほぐせるかによって、ここでの本音に近づけるかどうかが決まります。

⑤自社で実現可能/不可能なことの説明や魅力訴求

学生がやりたいことと、企業が進めていきたい方向が重なることが、新卒採用において重要です。特に④で聞いたような目標を実現できるかなど、自社でできることとできないことを正直に学生に伝えましょう。

実現可能な場合はそれがモチベーションとなり入社後も活躍する可能性が高く、目標の実現が難しい場合は学生にとっても企業にとってもマイナスになってしまいます。

学生の話を聞いていて、自社へのフィット度が高いと感じた場合は、その理由を魅力的に伝えられるようにしましょう。伝える際にはただの自社のアピールではなく、“学生にとってどんな点が魅力なのか”を念頭におく必要があります。

学生のことを本気で考えている姿勢は、自社の好印象にもつながります。

⑥(興味があれば)選考へ誘導

最後に選考への誘導を行います。もちろんカジュアル面談ですので、強く学生に対してアプローチする必要はありません。

面談を軽く振り返りながら、お互いにとって最善となる選択ができるように選択肢を提示するような感覚で誘導するとよいでしょう。もしここで学生が自社に対して興味を持っているようであれば、その後の流れについて詳細を説明しましょう。

インターンシップや会社説明会など、どのイベントへ集客するのか事前に決めておくとスムーズに案内できます。

その後|カジュアル面談後にやるべきこと

カジュアル面談を実施して終わりではなく、その後のフォローも重要です。 面接ではないため合否などの結果を連絡する必要はありませんが、面談後にフォローの連絡を行うことでイベントや選考へ案内やリマインドがしやすくなります。

ここでは、実際に行うべきフォローと注意点についてお伝えします。

①メールや電話でフォローする

カジュアル面談終了後には、メールや電話でフォローをいれましょう。 伝える内容の例は以下の通りです。

▼メールや電話で伝えたい内容

  • 面談のお礼
  • 面談の印象
  • 次回イベントの案内(本選考参加案内、説明会等の別イベント、別の社員との面談 等)
  • その場でできなかった質問への回答

また、以下は面談後に送るメールの文章例です。

▼面談後に送るメールの文章例

○○さん

本日はカジュアル面談にご参加いただきありがとうございました!

面談でお伺いした××のお話しがとても印象に残っています。
○○さんが真摯に××について向き合ってきたことは、これからも未知のことへと挑戦し続けるための自信になっていくのだろうな、と感じました。

私としては、○○さんの△△なところが弊社の■■な部分とマッチしているのではないかという印象を受けました。

つきましては、ぜひ○○さんを選考へとご招待させていただきたいです!
もしより深く弊社について知りたい場合には、会社説明会へとご案内いたしますのでその旨をお伝えください。
下記の日程で開催しておりますので、ご都合の良いものをお選びいただけますと幸いです。

▼採用面接の候補日程
〇月〇日 14:00~16:00
〇月〇日 14:00~16:00

▼会社説明会の候補日程
〇月〇日 18:00~20:00
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株式会社○○
新卒採用担当 △△

次のステップへ繋げられるために、自社の魅力付けができるように心がけましょう。

②カジュアル面談後の注意点

メールや電話は、当日中に行いましょう。その際、面談の印象や、質問への回答はしっかりと伝えます。その内容によってその後の学生の意向が変わることもあり得ます。

特に魅力的だった候補者については、フォローの連絡を待たずに面談中に次回面接等のアポイントをとりましょう。その後も、定期的にコンタクトを取って自社のことを覚えてもらう工夫が必要です。

学生の希望に応じて別の社員とのカジュアル面談を設定する等、臨機応変な対応をすると良いでしょう。

カジュアル面談で気を付けるべきポイント5選

カジュアル面談で気をつけるべきポイントは、以下の5つです。

カジュアル面談で気を付けるべきポイント

  1. 学生と双方向的な会話ができるよう意識する
  2. 効果的な時期にカジュアル面談を実施する
  3. カジュアル面談の目標を明確にする
  4. カジュアル面談からの応募率を高められるように改善する
  5. 不適切な質問を避ける

それぞれについて詳しく解説していきます。

1. 学生と双方向的な会話ができるよう意識する

カジュアル面談は、学生と対等の立場に立って気軽に話し合い、相互理解を深めることが目的となっています。

採用面接では面接官が学生に対して一方的に質問をする場合がほとんどですが、カジュアル面談では双方向的なコミュニケーションが必要です。学生からの質問に対しても積極的に答えていき、お互いのことをよく知れるようなリラックスした場作りを意識しましょう。

また、カジュアル面談に来た就活生はまだ自社に対する理解が浅い場合がほとんどです。そのため、まずは自社についてある程度説明をし、そのうえで気になることがあれば質問してもらう形にするのがオススメです。

カジュアル面談の進行を人事側が事前に計画し、それに沿って相手との会話をリードするとよいでしょう。

2. 効果的な時期にカジュアル面談を実施する

新卒一括採用の場合、時期によって学生の求めているイベント形態が変化します。

企業のことを深く理解できるカジュアル面談のような形態のイベントは、選考前に開催した方が高い学生からの需要が高いです。4〜6月の選考後期においては、企業理解よりも素早く選考へとつながるような選考直結型イベントの人気が高くなります。

カジュアル面談を開催するときは、学生が企業理解を深めようとしている時期に集中して行うようにしましょう。

3. カジュアル面談の目標を明確にする

カジュアル面談では学生一人ひとりと向き合う時間となります。採用全体の効率化を考えると「どんな学生とのカジュアル面談を設けたいか」「どれくらいの確率で選考に進んでもらうべきか」といった目標を立てておくことが重要です。

特に、ダイレクトリクルーティングや人材紹介といった採用媒体は、応募者側の志望度が他の採用媒体と比べて低い場合が多いです。そのためカジュアル面談を経由することで、選考応募までの流れが作りやすくなります。

カジュアル面談を実施した後は、そのうち何名が次の過程に進んだのかを記録しておきましょう。選考応募率を高めるためには、面談の終盤で学生の反応に応じたネクストアクションを提示しておくことも重要です。

声かけ例

  • 「他の社員の方とお話しませんか?」
  • 「関心を持ったらぜひ選考に応募してみてください」
  • 「弊社について、何か気になることがあればいつでも連絡してください」

4. カジュアル面談からの応募率を高められるように改善する

カジュアル面談を実施することの最終目標は、自社の選考に応募してもらうことです。カジュアル面談から選考応募につながった割合を算出するなどによって、カジュアル面談の効果を定量的に記録しておきましょう。

カジュアル面談を実施しても応募につながらない場合、担当社員の工数が無駄になってしまい、現場が疲弊してしまいます。選考応募の状況を踏まえ、学生の志望度を高められるようなカジュアル面談になるよう改善を進めましょう。

カジュアル面談からの応募率が低い場合の改善ポイント

  • 担当者が一方的に話していないか?学生からの話をちゃんと聞けているか?
  • 企業で働くリアルな情報(働き方、やりがい、キャリアパス、社風など)を伝えているか?
  • 面談を通じて「自分がこの会社で働くイメージ」を持てるような具体例(社員の体験談など)を伝えられているか?
  • 学生の雰囲気に合わせて、共感力や傾聴力のある社員を選任できているか?
  • 面談の最後に「本選考の案内」や「次のステップを提案する仕組み」があるか?
  • 学生の温度感に応じて、カジュアル面談後のステップをパーソナライズできているか?
  • カジュアル面談に参加している層は、そもそも自社を志望しうる潜在層か?母集団の属性が内定に繋がりやすい層とかけ離れていないか?

5. 不適切な質問を避ける

カジュアル面接に不適切な質問例として以下があげられます。

不適切な質問例

  • 就職差別につながるような質問
  • 志望理由を聞く質問
  • 圧迫感のある質問

■ 就職差別につながるような質問

厚生労働省によると、以下のような質問は就職差別につながる恐れがあるとして不適切とのことです。こういった質問は避けるようにしましょう。

就職差別につながるような不適切な質問例

  • 本籍に関する質問
  • 住所とその環境に関する質問
  • 家族構成や家族の職業・地位・収入に関する質問
  • 資産に関する質問
  • 思想・信条、宗教、尊敬する人物、支持政党に関する質問
  • 男女雇用均等法に抵触する質問

【参考】厚生労働省『就職差別につながるおそれのある不適切な質問の例』

■ 志望理由を聞く質問

志望理由を聞くことも避けた方が良いでしょう。学生が「採用面接ではないか」と感じてしまい、学生の本音を引き出しにくくなってしまいます。

カジュアル面談の目的はあくまでも学生と企業が気軽にコミュニケーションを取ることで、相互機会を深めることです。選考面接とカジュアル面談をしっかり線引きすることを意識しましょう。

■ 圧迫感のある質問

学生の回答に対して執拗に深掘りの質問を行うことや、「なぜ競合他社ではなく当社でなければいけないのか」などと質問する行為は学生に強い圧迫感を感じさせてしまうため、避けるべきです。

学生が常に安心してカジュアル面談にのぞめるようにリラックスした雰囲気を作ることを心がけましょう。

オンラインでのカジュアル面談実施方法

時間や場所に制約がかからないオンラインでの就職活動が近年盛んになっています。実際に株式会社マイナビが27年卒を対象に実施した調査によると、「選考なしのWEB面談」を実施した企業は18.9%であり、約5社に1社がオンラインでの面談を実施していることがわかります。

カジュアル面談を対面で行うかオンラインで行うか、悩んでいる担当者様も多いのではないでしょうか。下記で、オンラインでカジュアル面談を行う際に必要な事前準備や、オンラインならではの注意点についてご紹介します。

ぜひこちらを参考に、効果的なカジュアル面談を行ってください。

【参考】株式会社マイナビ『マイナビ 2027年卒 企業新卒採用予定調査』

事前に準備しておくこと

まず、オンラインカジュアル面談を実施する前に準備しておくことは以下の4つです。

オンラインのカジュアル面談で事前に準備しておくこと

  • ツールの選定
  • 通信環境の確認
  • カメラやマイクの設定
  • 通話場所の選定

❚ ツールの選定

オンラインでカジュアル面談を行う際は、まず何のツールを使用して通話を行うのかを決める必要があります。

学生が使い慣れているかどうか、スムーズな会話が可能かなどを総合的に判断しましょう。

また、事前にツールの使い方や当日使用するURLについて学生に伝えておくことを忘れないようにしましょう。

❚ 通信環境の確認

通信環境が悪ければ音声や動画が途切れてしまうため、スムーズに面談を行うことが難しいです。事前に使用するツールでテストをしてみて、通信環境に問題がないかを確認しましょう。

もし通信が途切れてしまう場合は、通信環境の良い場所を探すなどの対応をして本番に備えましょう。

❚ カメラやマイクの設定

カメラを使用するにはデバイスのアップデートが必要、ということも起こりえます。

面談の1分前に慌てて設定を変える必要がないように、カメラやマイクが使用可能か確認しておくと良いです。

❚ 通話場所の選定

雑多な背景であったり、生活環境が背後に見えてしまうと、学生の心象を悪くする恐れがあります。できるだけシンプルな背景になる場所を選ぶか、ツールを使用して壁紙の設定をしましょう。また、顔が暗くなりすぎないか、周りの音がうるさくないかなども注意が必要です。

オンラインならではの注意点

オンラインでのカジュアル面談の注意点

次にオンラインでカジュアル面談を行う際の注意点を紹介します。

オンラインでのカジュアル面談の注意点

  • 音に気を付ける
  • カメラ目線を意識する
  • 充電器を用意しておく
  • 身だしなみを整える
  • 時刻ちょうどの入室でもOK

❚ 音に気を付ける

パソコンで通話中にキーボードを打つと、マイクがその音を拾ってしまいます。

自分が話している時にキーボード音が大きく聞こえてきたら、気が散ってしまいますよね。

学生を不安にさせないためにも、何かメモをしたい場合は紙とペンを用意しておくか、もしくはパソコンに入力する際は自分の音声をミュートするなど対応をとりましょう。

また、パソコンに入っているアプリの通知音が鳴ると、会話に集中していないような印象を持たせてしまいます。通知が鳴らないように設定しておくか、イヤホンを利用して相手に通知音が聞こえないように注意しましょう。

❚ カメラ目線を意識する

画面越しでのコミュニケーションでは視覚情報が限られているため、相手を不安にさせやすいです。

カジュアル面談では学生に安心して本音を話してもらうことが重要なため、相手を不安にさせないように気を配る必要があります。もし自分が話している時に、相手が話し手ではなく別の場所を見ていたら、自分の話に集中していないのではないかと心配になりますよね。学生がリラックスして話せるように、カメラ目線を意識しましょう。

❚ 充電器を用意しておく

通話を行うと電池の消耗が激しくなります。

面談中に電池が切れてしまわないためにも、充電器にいつでも繋げられるように用意しておく必要があります。

❚ 身だしなみを整える

オンラインのカジュアル面談だからといって、スウェット姿で参加されたら学生は「面談を大事に思っていないのではないか」という印象を受けます。清潔感のある髪型や服装で面談に挑むようにしましょう。

❚ 時刻ちょうどの入室でもOK

オンラインでの入室タイミングは、時刻ちょうどでOKです。

もし通信環境や動作などに不安がある場合は、5分前程度に入室して一通り確認してみましょう。

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いかがでしたか。

今回は、カジュアル面談の効果や注意点・その後の対応などを紹介し、実際に面談を実施する前に知っておきたいポイントについてまとめました。

カジュアル面談ならではの特徴を活かして、マッチ度の高い学生との出会いを増やしていきましょう。