内定後面談では何を聞くべき?質問例や辞退者を減らすポイントを解説
2025/08/21

「本当に入社意志があるのか確認したい・・」
「内定辞退者を減らしたいけど何をすればいいのかわからない!」

このようなお悩みを抱えていませんか?実はそのお悩み、内定後面談で解決できるかもしれません。本記事では、内定後面談の目的や事前準備、成功させるためのポイントについて解説していきます。

内定後面談とは?

内定後面談とは、企業と内定者間で行われる、入社への意思確認をする面談のことを指します。最近では、「オファー面談」と呼ばれることもあり、複数回実施する企業もあります。内定辞退や採用ミスマッチを防ぐために、事前に対策しておくことが重要です。

内定後面談の目的

なぜ内定後面談が重要なのでしょうか?目的や理由について解説していきます。

▼内定後面談の目的

  • 就活状況を確認するため
  • 入社意志を確認するため
  • 配属先を決める参考にするため
  • 不安を解消するため
  • 内定辞退対策のため

就活状況を確認するため

就活状況を確認しておくことで、内定者の今後の就活終了スケジュール、いわゆる終活時期を把握することができます。予想外の内定辞退が多発すると、採用予定人数が大幅に変わり、新たに選考をすることになりかねません。

他社の選考状況を把握することで、終活時期を把握することができ、急かす必要がなくなり、より内定者に寄り添った対応が可能になります。志望度を維持・向上させるためには、担当者の対応が大きく影響するため、ここで知り得た情報を基に対応するのがよいでしょう。

入社意志を確認するため

内定後面談は、内定者の選考の要素はありません。選考と関係ないからこそ、内定者の本音や適性について探ることができます。

就活状況を聞いたうえで、以下の内容について必ず確認するようにしましょう。

▼入社意志の確認のために確認するべきこと

  • 内定承諾前で、終活していない場合は承諾する意思があるのかどうか
  • 内定承諾後の場合は入社する意思があるのかどうか

ここで注意しておきたいのが、就活終われハラスメント「オワハラ」です。

企業が内定を出す代わりに内定後に他の企業への就活を終わらせるように強要することを指します。内定者に「オワハラ」だと感じさせないよう、十分な配慮が必要です。

配属先を決める参考にするため

内定後面談で、キャリアや勤務地、働き方の希望を聞くことで、配属先を決める手掛かりにすることができます。

採用面接では、学生にとって「選考されている」という意識が強く、本音のキャリアプランや働き方を伝えることができていない場合も多いでしょう。

そのため内定後面談で改めて希望のキャリアプランや働き方を聞き、それらを踏まえた配属先を決定することで、入社後のミスマッチによる早期離職を防ぐことができるでしょう。

不安を解消するため

内定後面談を通して学生の疑問を解決し、入社に対する不安な気持ちを和らげることができます。

これから初めて社会に出る学生は、「この会社で本当に良いのだろうか」「仕事についていけるのだろうか」と不安な気持ちを抱えています。

内定後面談において学生から逆質問を受け付けたり、自社についての詳しい説明をしたりすることで、学生の不安を解消できるようにしましょう。

内定辞退対策のため

内定後面談を通して学生に真摯に向き合うことで、内定辞退を防ぐことも可能です。

売り手市場の現在、複数の会社から内定を取得している学生が多いです。実際、26卒の学生の6月時点での平均内定取得企業数は2.45社でした。

また、株式会社マイナビの調査によると、「25卒の学生に対して行った内定者フォローのうち効果があったものは何ですか?」という質問に対して、「先輩との面談」が20.3%、「人事との面談」が18.9%と、社員との面談が上位に多くランクインしています。

内定後面談において学生と積極的にコミュニケーションを取ることで、学生の企業理解の向上や不安の解消に繋がり、内定辞退の防止に繋げることができるでしょう。

【参考】株式会社マイナビ『就職プロセス調査(2026年卒)「2025年6月1日時点 内定状況」』

【参考】株式会社マイナビ『マイナビ2026年卒企業新卒採用活動調査』

 

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内定後面談で質問すべきこと

ここからは、実際の内定後面談で使える質問をまとめました。そのまま使える質問例も記載していますので、ぜひ参考にしてみてください。

▼内定後面談で質問するべきこと

  • 入社の意思について
  • 就職活動の状況について
  • 疑問点や不安な点について

入社の意思について

なぜ入社意志の確認が必要なのでしょうか?

民法第627条1項では、「期間の定めのない雇用の解約の申し入れ」について、次のように定めています。

民法第627条1項

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申し入れをすることができる。

この場合において、雇用は、解約の申し入れの日から二週間を経過することによって終了する。 

【出典】『民法|e-Gov 法令検索』

内定者が入社を承諾した後でも、入社する2週間前までなら企業側は内定辞退を拒否できません。そのため、入社意志を丁寧に確認する必要があります。以下が質問例です。

▼内定後面談で入社意志を確認する質問例

  • 弊社は◯◯さんに内定を出しておりますが、承諾していただけるご予定はありますか?
  • 弊社にご入社していただけるというご予定で、研修のご案内を始めてもよろしいでしょうか?

NG行動である就活終われハラスメント「オワハラ」に注意しながら、丁寧に向き合うことが大切です。

就職活動の状況について

次は就職活動についての質問です。その際、答えるかどうかの自由は内定者にある、という姿勢を見せるよう心がけましょう。質問例は以下の通りです。

▼内定後面談で就職活動の状況について確認する質問例

  • 就活の結果がすべて出るのはいつ頃か、可能であれば教えていただくことは可能ですか?
  • 他社様から内定をいただいた場合、弊社の志望順位を可能であればお聞かせいただけますでしょうか?

疑問点や不安な点について

最後に、疑問点や不安な点についての質問です。担当者の印象によって志望度が大きく変わるため、ここでの対応は重要です。質問例は以下の通りです。

▼内定後面談で疑問点や不安な点について確認する質問例

  • 選考に関係ありませんので、質問があればいつでも聞いてくださいね
  • 漠然としていてもかまいませんので、なにか不安に感じていることはありますか?
  • 選考時に伝えきれなかった、配慮を求めたいことや知っておいてほしいことはありますか?

内定後面談でよくある逆質問

ここからは、内定者側からよく質問される質問をまとめました。内定者に不信感を与えないよう、事前に十分準備しておくことが大切です。

▼内定後面談でよくある逆質問

  • 配属先について
  • 職場環境
  • 繁忙期と年間スケジュール
  • 入社までにやるべきこと
  • 福利厚生について
  • 残業について

配属先について

  • 希望の配属先を選ぶことは可能なのか
  • 勤務地はいつわかるのか
  • 将来的な異動可能性はあるのか

職場環境

  • 研修期間について
  • 一日のスケジュール
  • 企業文化
  • 職場の雰囲気
  • 休暇が取りやすい環境か

繁忙期と年間スケジュール

  • 年間で最も忙しい時期はいつか
  • 年間行事予定

入社までにやるべきこと

  • 入社前に身に着けておくべき知識や資格はあるか
  • 必要書類はあるか
  • 内定式の日程

福利厚生について

  • 保険や補助金などに関する情報
  • 必要な手続きや条件はないか

残業について

  • 実際の残業時間はどのくらいか
  • 残業代の計算方法について

内定後面談を実施するまでの流れ

実際に内定後面談を実施するにあたり、どういった手順で行うのか、一つずつ解説していきます。

▼内定後面談を実施するまでの流れ

  1. 面談の目的を決める
  2. 実施時期を決める
  3. 担当社員を決める
  4. 内定者からの逆質問に答える準備をする
  5. 内定者に連絡する

①面談の目的を決める

まずは、目的を明らかにすることが重要です。内定者によって確認すべきことも異なってきます。あらかじめ質問することや明らかにしたい点を決めておくことにより、当日スムーズに進行することができます。

②実施時期を決める

続いて、内定者面談を実施する時期を決定します。

内定後面談は、「内定通知を出してから内定承諾するまでの間」または「内定承諾後、入社するまでの期間」に実施するのが一般的です。

面談の回数や内容はタイミングによって変わってきますが、1~2回行うのが良いでしょう。

③担当社員を決める

内定受諾率は、担当する社員の印象により大きく左右されます。

内定者が希望している配属先の社員や、気軽に相談できそうな若手社員など、内定者に適した担当者を選定しましょう。事前に内定者から質問事項を送付してもらうのもよいでしょう。

④内定者からの逆質問に答える準備をする

よくある逆質問を参考に、内定者からの質問に答えられるよう、あらかじめ回答を用意しておきましょう。事前に準備しておくことで、誠実な印象を与えられます。

⑤内定者に連絡する

準備が整い次第、内定者にメールや電話を用いて連絡します。日時を確認しやすいメールがおすすめです。日程調整を行ったあと、開催場所や持ち物についても指定しましょう。服装に関しては悩む学生が多いため、事前に指定しておいたほうが親切です。

内定後面談で内定辞退を防ぐポイント3選

最後に、内定後面談の成功を後押しするポイントについて解説していきます。

▼内定後面談を成功させるポイント

  • 内定の理由を具体的に伝える
  • 内定後面談の日程を迅速に設定する
  • 話しやすい雰囲気をつくる

内定の理由を具体的に伝える

内定辞退を防ぎ、入社につなげるためには、学生のどのような部分を評価して内定を出したのかを伝え、自社で活躍するイメージを膨らませてもらうことが大切です。

実際に、内定承諾企業と内定辞退企業における学生が面接後に社員からアドバイスを受け取った割合は以下のグラフのようになりました。フィードバックが内定後面談の成功を左右することを表すグラフ

以上のグラフからも、面談後のフィードバックの有無が内定承諾率に大きく影響することがわかります。「あなたの経験をこういったことに活かせると思った」「このように働いている姿がイメージできる」といったように、内定を出した理由を具体的に説明することにより、入社後に働くイメージを膨らませられるようにしましょう。

【参考】株式会社パーソル総合研究所『新卒者の内定辞退に関する定量調査』

内定後面談の日程を迅速に設定する

面談日をすぐに設定することで、内定者の悩みを早めに解消することができます。加えて、内定通知が出された直後のほうが、企業へのモチベーションが高い状態を保った状態で実際に会うことができるため、入社後の自分についてイメージしやすくなるでしょう。

内定者が就職活動を継続中の場合、スケジュールがすでに埋まっている場合もあります。

日程調整を早い段階に行うことでスケジュール調整を行いやすくなり、スケジュールの都合により面談を実施できない、という事態を防ぐことができるでしょう。

話しやすい雰囲気をつくる

どれだけ準備をして面談を行っても、内定者の抱える不安や疑問を解決できなければ、内定承諾にはつながりません。

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まとめ

内定後面談は、内定者の入社意欲を左右する重要な交流機会です。事前の準備と対応姿勢により、内定辞退者を減らすことができます。

本記事を参考にポイントを押さえて対策することで、内定後面談を成功させ、モチベーション高く活躍してもらえる環境を整えていきましょう。