企業説明会後やインターン後に、社員と学生の交流の場として開かれる座談会。
社内の雰囲気など『企業のリアル』を感じ取れる座談会は、学生にとって企業選びにおける大きな判断材料となります。座談会の成功は母集団形成だけでなく、採用ミスマッチの低下にも繋がる重要な要素です。
本記事では、座談会の進め方や目的、座談会を盛り上げるテーマ例や学生からの想定質問・回答のポイントをご紹介します。学生の志望度をあげられるような、盛り上がる座談会になるよう準備していきましょう!
新卒採用における座談会とは?
新卒採用において座談会とは、社員と学生がざっくばらんに企業のことなどについて話し合う場です。基本的に1グループごとの人数は少なめに設定され、気楽でカジュアルな雰囲気の中で行われます。会社説明会で聞き逃した点についての質問など、学生からの質問に答える形で交流します。
社内の雰囲気や社員の魅力など、対大勢で行われる説明会だけでは伝えきれない魅力をアピールする大切な機会です。
座談会の目的
座談会を行う目的は、会社のリアルを知ってもらうことです。
ここでは、学生が時期ごとの就職活動において求めている情報に紐づけて、座談会の目的を詳しく解説していきます。以下のデータは、25卒の学生が企業を選ぶときに重視したいことの調査結果です。上位3つの結果は以下のようになっています。
▼企業を選ぶときに重視したいこと
1位:社風に惹かれる 49.8%
2位:人に魅力を感じる 41.4%
3位:自分が成長できる 38.1%
このことより、学生は企業を選ぶ際に「社風」や「社員の魅力」を重視していることが読み取れます。しかし、このような社内環境については、かしこまった会社説明会などの場においてはなかなか魅力が伝わりづらいという難点があります。
実際、25卒が業界・企業選びについて感じていること、悩んでいることの上位3つは「絞り込めない」「自身とのマッチ」「知識・情報不足」があげられます。以下はHRプロによる調査の回答例の抜粋です。
「業績や規模が似たような会社のそれぞれの強みなどが分からない」
「実際の社風や労働環境などは入ってみないとわからないところが多いので、やや不安に感じる」
多くの学生は「社風」や「社員の魅力」を重視し、企業について深く知りたい一方で、その情報から自身とマッチしているかを図る機会が少ないという現状にあります。
そこで、学生の企業理解に有効なのが座談会です。会社説明会よりもカジュアルに先輩社員と会話ができる座談会を設けることによって、学生は気になることを質問でき、学生に企業についてより深く理解してもらうことができます。
学生は企業のリアルについて知ることができるため、選考前の座談会だと母集団形成につながるほか、採用ミスマッチや内定辞退の防止につながります。座談会を実施して、学生が応募したくなるきっかけづくりを行いましょう。
【参考】HRプロ「【25卒生の就活】業界選び/企業選びの軸や重視するポイント・基準とは? 「やりがい」や「社風」のほか、キャリア重視の傾向も」
座談会を行うメリット
▼座談会を行うメリット
- リアルな実態を知ってもらえる
- 相互理解が深まる
以下で詳しく解説していきます。
リアルな実態を知ってもらえる
座談会では学生と直接話をすることができます。落ち着いた、緊張度合いの低い場で話すことによって、説明会などではなかなか伝わりにくい社内の雰囲気を知ってもらうことが可能で、入社前と入社後のイメージギャップを埋めることができます。
マイナビの調査によると、26卒の採用でインターンシップ以外に行っている企業認知のための施策として「社員と学生の座談会や懇親会の実施」を実施予定だと回答した企業の割合は38.5%でした。
25卒で実際に座談会を実施した企業の割合は34.3%であったため、26卒ではさらに多くの企業が座談会の実施を検討していることが分かります。今後も会社のリアルな実態を知ってもらうために、座談会を実施する企業は増えていくことが考えられます。
【参考】株式会社マイナビ『マイナビ2025年卒企業新卒採用活動調査』
また座談会は、給与や休日の取り方など、学生にとってなかなか聞きづらい会社の実態について知ることができる貴重な機会です。座談会で直接話をした人の印象がそのまま会社の印象につながります。学生にどのような印象を抱いて欲しいかによって、座談会に参加する社員を選ぶようにすると良いでしょう。
相互理解が深まる
企業側としても、会社説明会やインターンを受けた学生の反応や、自社への関心度など、カジュアルな場でしかなかなか見られないような学生のリアルについて知ることができます。
また学生からの質問によって、学生がどのような情報を必要としているのかを知ることができるため、これからの選考イベントの参考にすることができます。直接的には選考に関わりませんが、好印象な学生を選考に進む前から見つけることができるのも座談会を行うメリットの一つです。
座談会への集客にお困りならMatcher Scout
「座談会で求めるような学生になかなか出会えない」「座談会を実施したいが、集客に不安がある」といったお悩みを抱えている新卒採用担当の方におすすめしたいのが、Matcher Scoutです。
Matcher Scoutとは、採用担当者の煩雑な業務負担を極限まで削減した新卒採用向けのダイレクトリクルーティングサービス。OB・OG訪問アプリ「Matcher」に登録している学生の中から、採用要件にマッチした学生に弊社の担当者が代理でスカウトを送信します。
Matcher Scout をおすすめする理由
- スカウト送信や日程調整などの労力のかかる作業は全て弊社が代行
- GMARCH・関関同立を中心とした登録学生層
- OB・OG訪問に積極的に取り組む、主体性のある優秀な学生が多い
- 初期リスクの少ない成功報酬型と最安採用単価30万円の前金型から選べる
- 自社のニーズに合わせてオプションプランもご用意
以上の理由より、待っているだけでは会えないような優秀な学生層にアプローチできるため、効率的に採用活動を進めることができます。ご興味をお持ちいただけましたら、まずはお気軽にお問い合わせ・資料請求をお願いいたします!
詳しくは以下の資料で詳しく説明しているので、是非ご覧ください。
【サービス説明資料】3分でわかるMatcher Scout
【導入事例】利用チャネルの中で最も多い内定数!工数をかけなくても多くの優秀な学生にお会いできました

座談会の開催形式
従来はテーブル形式やパーティー形式といった対面で社員と学生が質問を交わす座談会がメインでしたが、コロナ禍以降、オンライン形式で座談会を実施することが主流になっています。
ここからは主流になっているオンライン形式の座談会、対面の座談会であるテーブル形式とパーティー形式についてご紹介していきます。
オンライン形式
コロナ禍をきっかけに一般的になったこの形式の座談会では、Web会議サービスのブレイクアウトルーム機能を使用します。対面の座談会よりも簡単に開催することができ、場所の制限がないため、多くの学生に参加してもらいやすいです。一方で、通信トラブルが起こる可能性やコミュニケーションの取りづらさなどのデメリットもあります。
テーブル形式(対面)
この形式の座談会では、学生は数名のグループに分かれてテーブルに着席します。そこに社員が一名またはペアで入っていき、一定時間で担当を交代することで、多くの社員と学生が話すことが可能です。
カフェで話すようにカジュアルでリラックスした空気があることから、ワールドカフェとも呼ばれています。学生側はグループでまとまっているため、他の学生の質問も聞けることがメリットです。
パーティー形式(対面)
パーティー形式は、立食パーティーのように立ちながら学生と交流する座談会です。飲食を提供することもあり、会社によってはアルコールを出すこともあります。テーブル形式よりも自由なスタイルとなっています。誰とでも自由に話すことができるため、学生がそのような場でどのように動くタイプなのかを見ることができます。
社員は基本年齢差のあるペアで回ると良いでしょう。そうすることによって学生がより具体的に将来を想像しやすくなります。
座談会を開催する3つのタイミングとおすすめのテーマ
ここからは、座談会を開催するタイミングと、その際に実施するのにおすすめのテーマについて解説します。座談会を開催するタイミングは、以下の3つです。
▼座談会を開催するタイミング
- 選考前:「インターンシップ座談会」「社員座談会」
- 選考中:「社員座談会」
- 選考後:内定後の「内定者座談会」
それぞれのタイミングに行うべき座談会について、それぞれの座談会でおすすめのテーマとともに解説していきます。
選考前:「インターンシップ座談会」「社員座談会」
選考前のインターンシップ座談会や会社説明会後の社員座談会は、インターンシップ・会社説明会に参加した学生の疑問点を解消すると同時に、本選考のエントリーにつなげることを目的として行います。
インターンシップでの業務体験を通して業務理解が深まったり、さらなる疑問点が生まれたりする場合があるでしょう。そのときに疑問を解消するためのイベントがインターンシップ座談会です。
また、会社説明会後に社員座談会を実施することで、学生が会社説明で疑問に思ったことをすぐに解消することができます。これらの選考前の座談会によって企業理解が深まり、本選考へのエントリーを促すことができます。
▼選考前の座談会でおすすめのテーマ
- 会社の事業・業務内容
- 社員の雰囲気や社風
就活生の母集団形成には会社説明会直後の座談会が効果的
母集団形成を目的とした座談会は、会社説明会直後の実施がおすすめです。会社説明会直後だと、説明会にすでに参加している学生がそのまま座談会に参加する可能性が高いです。座談会の開催について積極的に広報をしなくても学生が集まりやすい点も企業側のメリットといえるでしょう。
また、会社説明を聞いて興味を持った学生に対して直後の座談会で質問などのコミュニケーションを深めることで、さらに理解を深めてもらうことが可能になります。これによって、会社への志望度があがること、そして母集団形成につながることが期待できます。
選考中:「社員座談会」
選考中の社員座談会では、面接という選考の場では聞きにくい質問に答えることで、採用ミスマッチを防ぐことを目的としています。面接では聞きにくいような質問にも答えるために、座談会は「選考には関係ない」と事前に伝えておきましょう。
この座談会は、学生が選考中に生じた疑問点の解消をする場であるとともに、次の選考のための情報収集の場となります。次の選考についての情報を質問されることも想定して、答えられる範囲での回答を用意しておきましょう。
▼選考中の座談会でおすすめのテーマ
- 福利厚生や働き方について
- 選考について
選考後:内定後の「内定者座談会」
選考後、内定を出した学生との「内定者座談会」では、実際に働く会社にイメージをして入社意欲を高めると同時に、内定辞退を減らすことが目的です。
すでに内定を出している学生の場合、企業理念や事業内容は十分把握しているでしょう。そのため、内定者座談会では実際の働き方や社員同士の人間関係など、働く姿を具体的に想像できるような質問がくることが予想されます。事前に現場社員から働き方などをヒアリングすることや、当日の座談会に現場社員に登壇してもらうと効果的です。
▼選考後の座談会でおすすめのテーマ
- 働き方について
- 職場環境について
座談会当日の進め方
ここでは座談会当日の流れについて紹介します。スムーズで効率的な座談会を実施できるように参考にしてみてください。
▼座談会当日の進め方
- 人事からのあいさつ
- 登壇社員の紹介
- グループに分ける
- 学生からの質問を募る
- 学生への応援メッセージ
- 今後の選考案内
1.人事からのあいさつ
座談会が始まったら人事社員の自己紹介とアジェンダを共有します。このときに、座談会はカジュアルに質問していい場であり、選考と直接的に関係がないことを伝えるといいでしょう。
またこのときに座談会の目的を学生に伝えます。例えば「職種別座談会」「若手社員との座談会」などがあります。先に目的を伝えることで、学生はどのような質問をするか考えることができます。
2.登壇社員の紹介
座談会に登壇する社員の年次や現在の部署、経歴を一人ずつ紹介します。このときに学生は「誰に何を質問するか」を考えます。
3.グループに分ける
対面の場合は複数人のグループに、オンラインの場合はWeb会議サービスのブレイクアウトルーム機能を利用して、社員1〜3人の部屋に学生を振り分けます。
4.学生から質問を募る
再度社員の自己紹介を簡単にしてから、実際に質問を募ります。このとき学生からの質問が上がらず沈黙の時間になる恐れもあるため、事前に学生が興味ありそうな質問を準備し、答えるのもおすすめです。「【質問例77選】座談会でよく聞かれる質問と回答のポイント」の見出しで紹介している質問集を参考にしてみてください。
5.学生への応援メッセージ
座談会が終盤に入ったとき、各社員が学生へ就活や学生生活に対する応援メッセージを送ると、学生の意欲を上げることができます。
6.今後の選考案内
全員がグループから戻ってきたあとに今後の選考案内をして、座談会を締めます。
座談会を盛り上げるアイデア3選
座談会を盛り上げるアイデアとして、3つを紹介していきます。
▼座談会を盛り上げるアイデア3選
- クイズを実施する
- お題を出してフリートークをする
- 食事をしながら開催する
クイズを実施する
参加者同士で競い合ってクイズを行うことで、参加者同士の中が深まり、盛り上がります。
クイズを実施するタイミングとしては、学生をグループ分けしたあとの最初のアイスブレイクとして実施するとよいでしょう。座談会の参加者同士は初対面のことがほとんどです。アイスブレイクとしてクイズを実施し、緊張感を解きほぐすことでその後の企画もスムーズに進行ができるでしょう。
▼クイズの実施例
- 企業に関するクイズ
- 参加者のグループ対抗のチーム戦
- 社員に関するクイズ
食事をしながら開催する
食事をしながら座談会を実施することで、参加者がリラックスできるため効果的です。飲食を通してコミュニケーションを活性化させ、参加者同士の仲を深めることができるほか、社員ともリラックスして会話をすることができるでしょう。
そのため、カジュアルに座談会を実施したい場合は食事をしながらの開催がおすすめです。
テーマを出してフリートークをする
テーマに沿って社員と参加者の学生でフリートークを行うことで、参加者の理解度が高まります。テーマを会社側であらかじめ用意しておき、参加者の学生から社員に対して質問をしながらフリートークをします。
テーマは少し抽象度の高いものの方が会話を広げやすくなります。具体的なテーマ例について、次の見出しで紹介していきます。
座談会を盛り上げるテーマ例5選
座談会を盛り上げるテーマ例として5つご紹介します。
▼座談会を盛り上げるテーマ例5選
- 入社前と入社後のギャップ
- 仕事で大変だったことと乗り越え方
- 若手社員へNGなしの質問会
- 1日の仕事の流れの紹介
- キャリアプランの相談会
入社前と入社後のギャップ
実際に社員が感じた入社前後のギャップは、学生にとっても興味のある内容です。会社のリアルが伝わりやすい質問なので、テーマとして取り上げると盛り上がるでしょう。
また、ネガティブなギャップ・ポジティブなギャップの両方を伝えるとよいです。ネガティブなギャップは伝えにくいことですが、正直に伝えることで参加者への誠意を示すことにもつながります。ネガティブなギャップを伝えた後は、フォローを忘れずにしましょう。
▼入社前と入社後のギャップの例
「残業時間はそこまで多くないと聞いていたが、繁忙期は残業時間が多い。(ネガティブ)
一方で通常はほぼ残業がなく、すぐに帰宅できる。(フォロー)」
「若手社員は有給休暇を取りにくいかと思ったが、とても取りやすく、自由に有給を取得できている(ポジティブ)」
「1年目はルーティーン業務が多いかと思ったが、手をあげたら多くの業務に携わることができた(ポジティブ)」
仕事で大変だったことと乗り越え方
業務を進めていくなかで、大変なことにぶつかる機会はどの社会人にも訪れます。そのときにどう乗り越えたかを知ることは、参加者にとって今後の社会人生活を想像できるよいきっかけになります。自社で働く様子がイメージできることで、志望度が高まるきっかけにもなるでしょう。
若手社員へNGなしの質問会
学生と年の近い若手社員と質問できる機会を設け、NG質問なしになんでも聞いてもらうことも学生にとって自社の理解度を高めることができるおすすめのテーマです。参加する若手社員には、正直に質問に対して答えてもらうようにしましょう。
例えば「1年目の実際の仕事内容」「入社して大変だったこと」「1年目の働き方について」など、説明会や中堅社員だと聞きにくいような質問がくる可能性が高いです。 自身の経験を振り返りながら、イメージしやすいように丁寧に答えていきましょう。
1日の仕事の流れの紹介
詳細な1日の仕事の流れについて紹介することで、自社で働くイメージがつきやすくなります。どのような仕事をしているのかだけでなく、出勤・退勤時間、休憩時間や退勤後の過ごし方について紹介すると、社会人としての生活がよりイメージしやすくなります。
キャリアプラン・就職活動の相談会
今後のキャリアプランについて具体的にイメージがついていない学生も多いです。そのため、現場社員の今後のキャリアプランについての質問や就職活動についての質問に回答する時間を作るとよいです。
キャリアプランについては今後携わりたい業務内容や目標などについて話し、就職活動については社員自身の入社の決め手や見ていた業界、就活体験談などについて話すと学生が興味をもって聞いてくれるでしょう。
座談会を盛り上げる進め方のコツ7選
「学生からの質問がなくなってしまい沈黙の時間がある…」
「座談会が盛り上がらず何を話していいのかわからない…」
そんな不安な気持ちを払拭し、企業と学生のお互いのためになる座談会にするためのコツを7選ご紹介します。
▼座談会を成功に導く進め方のコツ7選
- 座談会に参加する社員を選定する
- 座談会に参加する社員のプロフィールを用意する
- 質問をあらかじめ想定しておく
- 時間配分に気を付ける
- 全員が質問できるように工夫する
- 司会は明るく進行する
- アイスブレイクを実施する
①座談会に参加する社員を選定する
座談会のテーマを決めたら、そのテーマに沿って参加社員を選定します。
参加社員の印象は自社のイメージを大きく左右するため、学生に良い印象を持ってもらえそうな社員を選ぶことが重要です。具体的には、人当たりがよく明るい社員や、仕事に対して情熱や誠意を持っている社員を選ぶと、学生に「この社員と一緒に働きたい!」と思ってもらいやすくなるでしょう。
②座談会に参加する社員のプロフィールを用意する
話の糸口を簡単に見つけられるように、社員の経歴、入社理由などのプロフィールを事前に用意しておくと親切です。実務に関係すること以外にも、それぞれの趣味や休日の過ごし方といった項目を入れると、社員の素の雰囲気を知るきっかけになることができます。
簡単なプロフィールを名札として胸につけたりPDFデータで共有するなど、自社に合ったやり方を探しましょう。
③質問をあらかじめ想定しておく
座談会を成功させるためには、学生からの質問をあらかじめ想定しておくことが必要です。よく聞かれる質問を把握して準備しておくことで、座談会で聞かれた質問に対して自社の魅力を適切に伝える回答を準備することができます。
また、質問をあらかじめ想定しておくことで、学生からの質問を待っている間によくある質問として伝えることも可能です。想定質問に対する回答を準備しておきましょう。
④時間配分に気を付ける
社員と学生の組み合わせが固定してしまうと、複数の社員と話す機会が失われてしまいます。話したい人と話せないというようなケースは学生の不満に繋がる可能性もあります。社員はできるだけまんべんなく学生と話すように意識しましょう。タイムリミットなど時間配分を設けても良いでしょう。
⑤全員が質問できるように工夫する
ある特定の人物のみ話し、他が全員黙っているような状況はあまり良いとは言えませんよね。質問をする学生が偏らないように、話す順番を決めたり、事前に質問内容を集めるなど工夫をすると良いでしょう。また、笑顔で話を聞き、優しい口調で答えるなど、質問しやすい空気を作ることも重要です。
⑥司会は明るく進行する
座談会の良いところは、カジュアルな雰囲気のなかで社員と学生が交流できることです。
座談会の序盤などは、まだ学生が緊張していることが多いため、話しやすい雰囲気をいかに出していくかが重要になります。積極的に場を回して、空気を明るくするような司会進行を心がけるようにしましょう。
⑦アイスブレイクを実施する
アイスブレイクとは座談会の開始直後に行うもので、イベント全体の緊張感をほぐすために行います。アイスブレイクを行うことで参加者同士の仲が深まるだけでなく、社員への質問もしやすくなることが期待できます。
アイスブレイクの例として、チーム戦でクイズを実施することや、他己紹介などを行うことが多いです。複数人で交流できるものだと参加者同士で打ち解けやすく、盛り上がることができます。
座談会で学生が本当に質問したいこと
座談会では学生から質問を受けることも多いです。基本的なことから少し質問しにくいことまで、学生が本当に聞きたい質問は以下の5つがあげられます。
▼座談会で学生が本当に質問したいこと
- 具体的な仕事内容
- 実際の勤務時間・残業時間
- 社内の人間関係・職場の雰囲気
- 具体的な仕事の進め方・スタイル
- 仕事とプライベートの両立
これら5つの質問を通して、学生は自社で働いた場合のイメージを得ようとしています。丁寧に答えることで、採用のミスマッチを防ぐことにも繋がるでしょう。
また、リクルートマネジメントソリューションズによると、強く知りたいと思ったにもかかわらず得にくかった情報として「会社への不満、会社の弱み」「採否の基準や理由」があげられます。「会社への不満、会社の弱み」「採否の基準や理由」を強く知りたい学生は4割近くおり、そのうちの約半数は知ることができなかったと答えています。
【参考】株式会社リクルートマネジメントソリューションズ「2024年新卒採用 大学生就職活動調査」
会社に対してマイナスな印象を聞く質問、選考に関わるような質問は、学生にとって聞きにくいことのようです。選考の内容については実際答えられないことも多いかと思いますが、企業のマイナスな面については話すことを検討してもよいかもしれません。
企業の弱みもしっかり伝えることで、学生は企業について深く理解することができ、企業に本当にマッチした人材を集めることに繋がるのです。このように学生にとって聞きにくい質問にも柔軟に対応できるように準備することで、学生の満足度をあげることができます。
【質問例77選】座談会でよく聞かれる質問と回答のポイント
ここからは、座談会で学生からよく聞かれる質問と、その回答のポイントを項目別にご紹介していきます。どのようなことが質問されやすいのかを把握し、自社の魅力が伝わるような回答を準備しましょう。
▼座談会でよく聞かれる質問
- 事業・業務内容に関する質問
- 入社理由・キャリアに関する質問
- 仕事のやりがい・モチベーションに関する質問
- 職場環境に関する質問
- 選考に関する質問
- 職種に関する質問
- 若手社員への質問
- 人事担当者への質問
- 女性社員への質問
- 役員・部長への質問
- 内定者向け座談会での質問
事業・業務内容に関する質問
▼回答のポイント
就職後の具体的な業務について質問されることが多いため、新卒の学生が配属されやすい部署の業務内容を中心に答えるほか、部署の構成などの事業の全体像が見えるように回答することが大切です。
企業のホームページでは分からなかった部分を聞かれることも多いため、実際に業務を行っている現場社員に参加してもらうことが安心です。
[学生からの質問例]
- 具体的な業務内容を教えてください。
- 1日のスケジュールを教えてください。
- 競合他社と比較した御社の強みを教えてください。
- つらいこと・大変なことはなんですか?
- 達成すべき目標やノルマはどのようなものでしょうか?
- 日々の業務のなかで大切にしていることはありますか?
- どのような部署があり、各部署での連携はどのように取っているのでしょうか?
入社理由・キャリアに関する質問
▼回答のポイント
入社理由やキャリアについての質問は、学生にとって実際の社員の入社理由と、自分の企業選びの軸が一致しているかを図る質問になります。入社理由は、企業が社員にとってどう見えているかの指標ともなり、企業にとってのアピールポイントともいえるでしょう。社員が入社を決めた際に魅力に感じた点を、入社理由として丁寧に伝えることが大切です。
[学生からの質問例]
- 御社に入社を決めた理由について教えてください。
- 入社前と入社後のギャップはありますか?
- キャリアパスについて教えてください
- 新卒で○○職につくことは可能でしょうか?
- 活躍されている社員の特徴を教えてください。
仕事のやりがい・モチベーションに関する質問
▼回答のポイント
仕事のやりがいやモチベーションに関する質問は、仕事でやりがいを感じる場面やモチベーションにつながる場面を知ることで、入社後働き続けられるかどうかを判断する質問になります。
仕事のやりがいやモチベーションに違いがある学生が入社してしまうと、モチベーションが下がって退職につながる採用ミスマッチが生じる可能性もあるため、実際に現場社員の声を取り入れ、正直に回答することが大切です。
[学生からの質問例]
- 仕事でやりがいを感じることはなんですか?
- 仕事でうれしかった出来事はありますか?
- モチベーションの保ち方を教えてください。
- 業務でつらいことをどう乗り越えましたか?
- 入社後に成長を感じたエピソードはありますか?
職場環境に関する質問
▼回答のポイント
職場環境や社風についての質問は、採用ミスマッチを避けるためにしっかり回答しておきたい質問です。会社を早期退職する人の理由として、人間関係や社風が非常に多いです。そのため、会社説明会では話していないような、よりリアルな人間関係や雰囲気について伝える回答をしましょう。
[学生からの質問例]
- 御社はどのような人柄の方が多いですか?
- 社員に共通している特徴などはありますか?
- 社員同士のコミュニケーションは多いですか?
- 終業後はどのような過ごし方をしますか?
- 休みの日はどのような過ごし方をしますか?
- 御社の社風や雰囲気を教えてください。
- 若手が活躍しやすい環境ですか?
- 手をあげれば積極的に挑戦できる環境ですか?
選考に関する質問
▼回答のポイント
選考についての質問は、自社への関心が高い学生が聞くことが多いです。選考フローや内容の不明点を解消し、万全の体制で学生が選考に望めるように、回答者は自身の選考当時のことを振り返っておくこと、そして現在の選考のポイントも整理しておきましょう。
[学生からの質問例]
- 御社の面接の特徴について教えてください。
- 選考に向けて対策したほうがよいことはありますか?
- 御社に入社するためにしたことを教えてください
- どのくらいOB・OG訪問を実施しましたか?
- 入社前にやっておいた方が良いことはありますか?
職種に関する質問
▼回答のポイント
職種に関する質問は、その職種ならではの苦労する点ややりがい、具体的な仕事内容などを伝えることで、学生に職種の正しいイメージを持ってもらうことができます。職種によっては仕事内容を混同しやすいものもあるので、似た職種との違いについても説明すると理解を深めやすくなります。
[学生からの質問例]
- その職種の魅力ややりがいは何ですか?
- その職種ならではの苦労することは何ですか?
- 職場の雰囲気はどのような感じですか?
- 未経験でも入社できますか?
- 入社するまでに必要な資格はありますか?
- その職種を志望した理由は何ですか?
- チーム・個人どちらで業務を進めることが多いですか?
- その職種の具体的な業務内容を教えてください。
若手社員への質問
▼回答のポイント
入社1〜3年目の若手社員への質問は、学生が入社してすぐの仕事のイメージを掴もうとして聞くことが多いです。そのため、参加する若手社員には事前に就職活動の軸やエピソード、入社当時のエピソードを整理しておいてもらいましょう。これによって学生は入社後のイメージが明確になることが期待できます。
[学生からの質問例]
- 苦労したエピソードがあれば教えてください。
- 入社後研修ではどのようなことを行いましたか?
- どのような先輩社員が活躍していますか?
- 新卒1年目の1日のスケジュールを教えてください。
- 貴社に入社した決め手は何ですか?
- 就活時の「就職活動の軸」は何でしたか?
- なぜこの業界を選んだのですか?
人事担当者への質問
▼回答のポイント
人事担当者には、給与体系や転勤の有無、ジョブローテーションなど、制度や労働環境についての質問が多いです。このような質問は学生にとっては聞きづらい質問でもあるため、質問内容が選考に関係しないことを事前に伝えるなどのフォローを行うとよいでしょう。
[学生からの質問例]
- 勤務地はどこですか?
- 全国転勤はありますか?
- 勤務地の希望は通りますか?
- 住宅手当は出ますか?
- ジョブローテーションはありますか?
- 希望を出せば他の職種へ異動できますか?
- 残業時間はどれくらいですか?
- 社員の男女比を教えてください
- リモートワークはできますか?
女性社員への質問
▼回答のポイント
女子学生の中には、結婚や出産といったライフイベントと仕事の両立に不安を抱えている人も多くいます。そんな女子学生に向けて、実際に家庭と仕事を両立している女性社員の体験談を回答できると、学生の安心感につながります。
[学生からの質問例]
- 育休や産休は積極的に取れますか?
- 育休や産休を挟むことによって業務やポジションに影響はありませんか?
- 子育てしながら仕事はできますか?
- 活躍している女性社員はどのような方ですか?
- 貴社で働き続けるモチベーションはどのようなところにありますか?
役員・部長への質問
▼回答のポイント
役員や部長などの役職のある社員に対して、学生は企業の事業展開や将来の展望を質問することが多いです。企業の事業展開や将来の展望、中期経営計画について明確な回答ができるよう、改めて確認しておきましょう。
[学生からの質問例]
- 貴社の強みと弱みは何ですか?
- どのような社員と一緒に働きたいですか?
- これから注力していきたい事業はなんですか?
- どのような社員が高く評価されますか?
- 貴社の海外進出は視野に入れていますか?
- 中長期経営計画には〇〇と書かれていましたが、どのような意味でしょうか?
内定者向け座談会での質問
▼回答のポイント
内定者向け座談会では、入社にあたっての疑問や不安を解消するための質問が多いです。疑問を解消できるような回答をすることで、学生の入社意欲を高めることに繋がります。また、他の内定者との交流の機会も設けると効果的です。内定者の不安をなくすために、以下の質問例に対応できるように準備しておきましょう。
[学生からの質問例]
- 入社までにしておくべきことはありますか?
- 資格は必要ですか?
- お昼休憩はどのように過ごされていますか?
- 社員同士で休日に会いますか?
- 残業はありますか?
- 社員同士でどのように呼び合っていますか?
- 副業・兼業をしている社員はいますか?
MatcherScoutなら採用したい学生をスカウトできます
「求めるような学生になかなか出会えない」「母集団形成がうまくいかない」といったお悩みを抱えている新卒採用担当の方におすすめしたいのが、Matcher Scoutです。
Matcher Scoutとは、採用担当者の煩雑な業務負担を極限まで削減した新卒採用向けのダイレクトリクルーティングサービス。OB・OG訪問アプリ「Matcher」に登録している学生の中から、採用要件にマッチした学生に弊社の担当者が代理でスカウトを送信します。
Matcher Scout をおすすめする理由
- スカウト送信や日程調整などの労力のかかる作業は全て弊社が代行
- GMARCH・関関同立を中心とした登録学生層
- OB・OG訪問に積極的に取り組む、主体性のある優秀な学生が多い
- 初期リスクの少ない成功報酬型と最安採用単価30万円の前金型から選べる
- 自社のニーズに合わせてオプションプランもご用意
以上の理由より、待っているだけでは会えないような優秀な学生層にアプローチできるため、効率的に採用活動を進めることができます。ご興味をお持ちいただけましたら、まずはお気軽にお問い合わせ・資料請求をお願いいたします!
詳しくは以下の資料で詳しく説明しているので、是非ご覧ください。
【サービス説明資料】3分でわかるMatcher Scout
【導入事例】利用チャネルの中で最も多い内定数!工数をかけなくても多くの優秀な学生にお会いできました
おわりに
いかがでしたか?本記事では座談会を盛り上げるコツや当日の進め方、そしてテーマ別座談会で学生が気になることを解説しました。
座談会をすることで会社側も学生側も、お互いのリアルを知ることによって採用のミスマッチを防ぐことができます。この記事を参考にして座談会を開き、誰もが納得する採用活動を成功させましょう!