【採用人事必見】インターンシップの集客方法を5分で徹底解説
2023/12/28

早期での優秀な人材獲得や即戦力の育成など、インターンシップにはさまざまなメリットがあります。

本記事では、インターンシップ募集から開催までの進め方や、成功のポイントなどを解説していきます。

「インターンシップを実施するか迷っている」という方は以下の記事がおすすめです。

【参考】採用担当者必見!インターンシップを実施するメリットをご紹介!

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インターンシップに関する基礎知識

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インターンシップの2つの種類と特徴

インターンシップには短期インターンシップ長期インターンシップの2種類があり、それぞれ役割と特徴が異なります。短期/長期インターンの特徴比較表

①短期インターンシップ

1Dayなど1日で開催されるものから1ヶ月以内の期間で行われるものを指します。

基本的には大学の休みを利用し、夏季(6〜9月)と冬季(10月〜2月)の2期間のうちいずれかに開催されることが多いです。

短期インターンシップでは、企業理解を深めることを目的として開催されることがほとんどです。

内容としては、新規事業立案などのワークショップ形式、何か一つのテーマについて議論するグループディスカッション、課題を設定して解決するグループワークなどが行われます。

対象学年は本選考前の大学3年生が基本ですが、企業によっては学年関係なく募集している場合もあります。

報酬は基本的に発生しません

②長期インターンシップ

1ヶ月以上の継続的な労働を伴うものを指します。

開催期間も募集時期も企業によって様々です。

長期インターンシップでは、企業が学生を雇用し、社員の元で実践的に業務内容を学ぶ形式で行われます。

実際に社内で働いたときに学生がどのように動くタイプなのかなど、より学生の本質的な部分を見られます

対象学年も特に決まっておらず、企業で働く感覚を知りたい大学1年生から就職前に実践的な知識を身に付けたい大学4年生まで様々です。

一人の受け入れに対する工数がかなりかかること、報酬が発生する場合がほとんどなことから、短期インターンシップよりも少人数で行われることがほとんどです。

インターンシップとアルバイトの違いは?

有償で行われる場合もあるインターンシップですが、労働に対して給料が発生するのであれば、アルバイトとの違いは何でしょうか?

アルバイトとの決定的な違いとして挙げられるのは、新卒採用を目的としているかどうかです。

インターンシップでは、労働を通して企業理解や業務内容の理解などが深まるように設定されていなければなりません。

現在必要な労働力を確保するためのアルバイトとは異なり、長期的な目線で戦力を育てることや、人材の見極め、学生の志望度を高めることがゴールとなっています。

夏/秋・冬のインターンシップの違い

インターンシップは、6〜9月に行われる夏インターンシップと、10月〜2月に開催される秋冬インターンシップに大別できます。

夏インターンシップの特徴

夏のインターンシップは、「1dayインターン」「短期インターン」「長期インターン」などと期間の長さがそれぞれ違います。

夏のインターンシップは、就活スタートダッシュ期間であり、気軽に参加できる学生が多いです。

1年通して見ても、インターンシップの受け入れ人数を多めに設定している企業も多いことが特徴です。

コンテンツとして、企業説明会、グループワークなど、まず「知ってもらう」「業界研究」に役に立つ情報を発信する企業が多く見られます。

秋・冬インターンシップの特徴

秋・冬のインターンシップは、夏のインターンシップとは異なり「1週間のうちにいくつかの曜日で複数回実施」「土日を使って週末2日間実施」などのように、複数回実施される傾向にあります。

夏よりも採用を意識しながらインターンシップを実施します。そのため、受け入れ人数を少なくし、よりインターンシップが実際の業務に近い内容で実施することが多いです。

【参考】オンラインで学生を惹きつけるインターンシップの内容とは?

インターンシップの企業動向

企業アンケートでは、2022年4月〜2023年3月の期間でインターンシップや1day仕事体験などを実施する企業は、全体の7割弱(68.4%)でした。

前年は66.4%だったためインターンシップを実施している企業は増加しています。「商社・流通」業界では、インターンシップの実施率が74.0%と最も高い割合を占めました。業界別インターンシップ等の実施有無

【参考】2023 年卒・新卒採用に関する企業調査-中間調査

インターンシップの予定実施期間として最も多かったのは、8月で71.9%です。

次に実施予定が多かったのが7月で、年間を通して、サマーインターンシップの方が実施率が高いと言えます。

インターンシップのプログラム内容では、「1day仕事研究」など1日で実施されるインターンシップを実施する企業が多いです。次に、複数日実施するインターンシップが多いという結果でした。インターンシップ等の実施予定プログラム内容

【参考】2023 年卒・新卒採用に関する企業調査-中間調査

インターンの集客を開始する時期は? 

インターンの集客時期を、夏インターンと秋冬インターンに分けて解説します。

夏インターン

夏インターンは、7〜9月にかけて開催されます。

4月には集客を開始する企業が多く、6月頃に応募のピークを迎えます。

そのため、3月までにはインターンの設計を完成させ、告知・認知形成を行っていく必要があります。

秋冬インターン

秋冬インターンは、10月〜2月にかけて開催されます。

集客は9月には開始します。

10月頃になると本選考のエントリーも本格化するため、早めに集客を行えるとよいでしょう。

学生を多く集めるインターン・企業の特徴

集客に成功しているインターンシップ・企業には以下のような特徴があります。

  1. 効果的な事前告知を行っている
  2. 学生の興味を惹く内容になっている(参加するメリットがある)
  3. 応募・参加のハードルが低い
  4. 募集要項が詳細に記されている
  5. 自社独自の良さを生かしている

詳しく見ていきましょう。

①効果的な事前告知を行っている

インターンシップの集客に欠かせないのが告知です。

学生の満足度を高めるインターンシップを企画するだけでは学生は集客できません。

その企画をどこの誰に届けるのかペルソナを決めて、適切なチャンネルで情報発信しましょう。

また、近年学生の情報収集源は多様化しています。

求人サイトだけでなく、SNSや就活準備イベント、大学のキャリアセンターなどさまざまな媒体を組み合わせて募集を行うとよいでしょう。

②学生の興味を惹く・メリットがある内容になっている

インターンシップにエントリーする時に何を重視するか学生にアンケートを実施したところ、「プログラムの内容への興味」と回答する学生は多かったです。

学生を惹きつけるインターンシップを企画することで話題性を高められ、自然に口コミが拡散されることにも期待できます。

学生にとってインターンシップに参加するメリットがある内容にすることも大切です。

「業界理解や自己分析ができる」「実際の業務を体験できる」など、学生のニーズに応じる企画を行い、それを発信することで集客につなげられます。

学生の満足度を高めるインターンシップの内容を企画する方法については後ほど詳しく解説します。

③応募・参加のハードルが低い

多くの応募を集めるためには、応募・参加のハードルを低く設定することも重要です。

大学の授業や試験と被らないような時期に開催したり、参加日程を選択できるようにしたりして、忙しい学生でも参加しやすいようにしましょう。

④募集要項が詳細に記されている

株式会社ディスコの調査によると、インターンシップを探す際、83.7%の学生が「プログラム内容が詳細に書かれているか」を重視したと回答しています。

そのため募集要項には、インターンシップの選考フローやプログラム内容、タイムスケジュールなどの情報をなるべく詳細に記載しましょう。

情報量が少ないと「学業と両立できるのか」「インターンシップに参加して得られるものがあるのか」など、学生が不安を覚える原因にもなります。

【参考】株式会社ディスコ「インターンシップ等に関する特別調査」

⑤自社独自の良さを生かしている

自社にしかない魅力を生かしたり、他社のインターンシップにはない独自のプログラムを設計・発信することも大切です。

例えば、企業そのものの知名度は低くても、業界シェア率の高い商品・サービスがある場合は、それらを広告に打ち出すことで学生の興味をひけるでしょう。

そういった商品がない場合でも、「最新の技術に触れられる」「実際にコードを書いてプログラムを動かしてみよう」など、他ではなかなか体験できないプログラム内容を企画することで他社との差別化が可能です。

USPを整理し自社の独自性を見つける

自社独自の良さを見つけるためには、USPの整理が有効です。

USP(Unique Selling Propostion)とは、「独自の売り」「差別化ポイント」「優位性ポイント」を指します。

インターンシップにおいては「自社らしく」「ターゲットに刺さり」「他社にはない自社独自の強み」を整理することで、独自性の高いプログラムや告知の設計に生かせます。

改めて、自社の魅力とは何か、どのようなことをするべきなのかUSPを用いて考え直してみましょう。

【事前準備編】学生のインターンシップの動向を把握しよう

多くの学生を集めるためには、学生のインターンシップの動向を理解しておくことが重要です。

インターンシップの参加状況

まずは、24卒の学生のインターンシップの参加状況について紹介します。

2022年6月〜11月では、9月が最も参加率が高く84.7%の学生が参加しました。インターンシップ等の学生の参加状況

【参考】「マイナビ 2024年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(11月)」

改めて、インターンシップを実施する意義を以下の記事で確認してみましょう。

【参考】採用担当者必見。インターンシップを実施するメリットをご紹介。

学生がインターンシップに参加する理由

学生がインターンシップ等に参加する目的24卒の学生がインターンシップに応募した理由トップ3は以下の通りです。

ターゲットとなる学生が何を求めているのかしっかりと把握しましょう。

  1. 業種理解を深めたいから
  2. 企業の社風や職場の雰囲気をみたいから
  3. インターンシップ・1day仕事体験参加は採用選考に有利に働くと考えたから

【参考】株式会社リクルート「2024年卒 就職活動TOPIC」

①業界理解を深めたいから

学生がインターンシップに参加する理由の第1位は、業界理解を深めるためです。

また第4位には「志望職種の実際の業務を理解するため」がランクインしており、業界・職種研究のためにインターンシップに参加する学生が多いことがわかります。

②企業の社風や職場の雰囲気をみたいから

企業の社風や職場の雰囲気をみるためにインターンシップに参加する学生も多いです。

入社を決めた理由としても「社員の魅力」は2位にランクインしており、社風や職場の雰囲気は学生の関心が高い項目であるといえます。

【参考】株式会社ヒューマネージ「大学生の就職活動に関するアンケート調査比較」

③インターンシップ・1day仕事体験参加は採用選考に有利に働くと考えたから

「選考に有利に働くと考えたから」は23卒から10ポイント以上増加し、第3位にランクインしました。

インターンシップに参加することで、企業の求める人物像を把握したり、早期選考に進んだりと、選考で有利に働くことを期待する学生が多いようです。

【事前準備編】インターンシップ募集開始までに抑えるべき4つのポイント

①インターンシップの目的を決める

インターンシップを開催する目的によって、開催する種類やコンテンツが変わってきます。例えば主な目的として、

  1. 優秀な人材とのつながりを持つ
  2. 学生の自社への志望度・関心を高める
  3. 即戦力となる人材を採用する

といったものが考えられます。

まずは自社がインターンシップを通して達成したいことを決め、そこから目的や詳細を考えていきましょう。

(1)優秀な人材との繋がりを持つ

インターンシップの目的の1つとしてまず挙げられるのが「優秀な人材と繋がりを持つ」ことです。

インターンシップは3年生の夏〜冬にかけて行われることが多く、この時期に就職活動を行う学生は、就職への意欲が高い学生が多いといえます。

「優秀な人材と繋がりを持ちたい」という場合は、インターンシップを開催して、自社にマッチする優秀な学生との繋がりを早期に持つのがおすすめです。

(2)学生の自社への志望度・関心を高める

また学生の自社に対する志望度・関心を高めるためにも、インターンシップの実施は有効です。

インターンシップが主に開催される、3年生の夏から冬の時期は、学生が志望業界を定めていないことが多く、自社に関心がなかった学生にも興味・関心を持ってもらう絶好のチャンスとなります。

また学生がインターンシップに参加することで、業務への理解を深めてもらい、志望度を高めてもらうこともあります。

「毎年会社に興味を持ってくれる学生が少ない・・・」という悩みがある場合は、インターンシップを早い時期に開催し、自社への志望度・関心を高めることがおすすめです。

(3)即戦力となる人材を採用する

主に長期インターンシップの目的として挙げられるのが「即戦力となる人材を採用すること」です。

長期インターンシップは、学生に実際の業務を体験してもらうので、即戦力となりそうな能力のある学生を見極める絶好の機会になります。

「自社ですぐに活躍できる学生を採用したい」という場合は、能力を見極めることができる長期インターンシップがおすすめです。

②インターンシップの内容を決める

①で設定した目的に沿った内容を決めていきましょう。

以下の3つは、インターンを開催する目的と内容の例です。

目的(1) おすすめのインターンシップの内容
優秀な人材との繋がりを持つ 短期インターンシップの開催

<メリット>

1人あたりにかける工数が少ないので、多くの学生にアプローチできる。

内容としては、自社に対して興味を持ってもらうための企業説明と、学生の適性を判断する材料となる業務体験型の簡単なワークなどを用意すると良いでしょう。

目的(2) おすすめのインターンシップの内容
学生の自社への志望度を高める 3日~1週間のインターンシップ

<メリット>

学生が自社へ就職した姿を想像しやすくなる。

具体的には、入社後の業務内容がイメージできるワークを用意すると良いです。

職場の見学や、業務体験、先輩社員との交流など、説明会・1dayのインターンシップでは分からないような自社の魅力を伝えられるような工夫をしましょう。

目的(3) おすすめのインターンシップの内容
即戦力となる人材を採用する 1ヶ月以上の長期インターンシップ

<メリット>

一定期間仕事を一緒にするため、入社後の姿がイメージしやすい。

長期インターンシップは、期間が長い分工数もかかりますが、実際に入社したときに学生がどのように動けるのかという様子を明確に見ることができます。

学生の本質を見極めやすく、また、学生にとっても企業のリアルが見られるため、ミスマッチを防げます。

③インターンシップの日程を決める

目的に合わせて内容を決めたら、必要な日数に応じて日程を決めましょう。

複数日のインターンシップを実施する場合は、学生が長期休みに入り時間がある8月~9月がおすすめです。

また長期休み以外にインターンシップを実施する場合でも、複数の候補日を用意する・授業のない土日、祝日に実施するといった工夫をすることで、参加する学生数を増やすことができます。

学生の予定に併せて、柔軟に対処するのがおすすめです。

④関係者との調整を行う

インターン開催には社内での連携が必須です。特に長期インターンなどでは受け入れ部署の予定との兼ね合いもあるため、緻密に連絡を取り合う必要があります。

学生はできるだけ多くの部署を跨いで、様々な立場の社員と交流したいはずです。

できるだけ幅広い交流ができるように、調整していきましょう。

また、実際に日程が決まったら

  • インターンの内容について
  • インターンの目的は何か
  • 指導係は誰か
  • 学生が出社する日程はいつか

以上のことを関係者に事前に共有しましょう。

社員の中で目標と内容についての理解が一致している状態でインターンに望めるようにすることが重要です。

【実践編】媒体別!インターンシップの募集方法6選

事前準備が終わったらいよいよ募集を行います。

ここではインターンシップの募集方法について、各媒体のメリット・デメリットとともに解説します。

媒体ごとの特徴を押さえて、自社に適した募集方法を選びましょう。インターンの募集媒体を検討する様子

①自社ホームページやSNSを使用する

自社のHPから応募してくるのは、志望度が高い学生です。自社に関心が高い学生は何を知りたいのかが明確になっている場合が多いので、インターン自体も有意義になるでしょう。

一方で、自社HPへの掲載だけで学生を集めるのはなかなか難しいのが実状ではないでしょうか。そのような場合は、SNSでの告知や求人サイトへの掲載と合わせて活用すると効果的です。

また、別媒体での募集をする場合でも、必ず自社の採用ホームページでインターン募集についてのページを設けましょう。

<自社ホームページで募集するメリット>

  • 志望度の高い学生に会うことができる

<デメリット>

  • 知名度が高くない会社であれば、多くの学生を集めるのが難しい

②大学のキャリアセンター

就職活動についての情報を学生に届けるため、大学にはキャリアセンターと呼ばれる部署が設置されています。

キャリアセンターを利用することで、大学や学部などの絞り込みをかけて募集することが可能です。エンジニアなどの専門職で募集をかけたいときなどに利用すると良いです。

大学によっては企業からの募集が多いところがあります。また、キャリアセンターで応募しようとする学生は、自社への志望度が高い状態ではないことが多いです。

そのため他社との差別化を図る必要があります。内容など独自性のあるものをアピールするようにしましょう。

<大学のキャリアセンターで募集するメリット>

  • 大学・学部などで絞り込んで募集をすることができる

<デメリット>

  • 自社への志望度が高くない学生も、インターンシップに申し込んでくる場合がある

③求人サイト

インターンをしたいという明確な目的を持って企業を探している学生がいるため、応募数が他媒体と比べて高いことが特徴です。

掲載には数十万〜数百万円のコストがかかりますが、学生から応募数を獲得したい場合には有用でしょう。

就活サイトとは別に、インターンシップの募集に特化した専用サイトもあるため、活用すると効果的です。また、職種特化型などのサイトもあるため、それぞれ比較し、自社の求人にあったサイトを利用しましょう。

<求人サイトで募集をするメリット>

  • 多くの学生に知ってもらえるため、知名度アップ・母集団の形成に効果的
  • 学生がインターンシップ参加に前向きである可能性が高い

<デメリット>

  • 掲載料など固定費用がかかってしまう
  • 自社にマッチした人材のみがインターンシップに応募してくるとは限らない

④ダイレクトリクルーティング

会いたい学生に自らアプローチできるというメリットを活かし、自社の求める人物像にフィットする学生や興味関心が高そうな学生に絞って募集できることが特徴です。

数を絞って募集をし、早期から関係を持ってコミュニケーションを図りたい企業との相性が良いでしょう。

一方で、自社から学生に対してアプローチする形となるため、運用工数はかかります。

<ダイレクトリクルーティングで募集をするメリット>

  • 採用したい学生に対してピンポイントでアプローチすることができる

<デメリット>

  • 他の媒体よりも運用工数がかかる

【参考】【新卒】ダイレクトリクルーティングとは?特徴や他サービスとの比較、メリット・デメリットを紹介
【参考】新卒採用)ダイレクトリクルーティングの費用、導入検討時の要点は?

新卒採用でお悩みならMatcher Scoutがおすすめ

Matcher Scoutは、新卒向けのダイレクトリクルーティングサービスです。

OB訪問アプリ「Matcher」に登録している学生の中から、採用要件にマッチした学生に弊社担当者がスカウトを代理送信します。

【Matcher Scoutの特徴】

  • 運用に際する事務作業を代行する
  • 独自のA/Bテスト機能で、会いたい学生に会える確率を向上できる
  • 自社にマッチした優秀な学生にアプローチが可能
  • 採用成功まで料金は一切かからないため、リスクなく導入できる

まずはお気軽に、お問い合わせまたは資料請求をお願いいたします。

⑤人材紹介

エージェントを介して自社の求める人物像にフィットする学生や、興味関心が高そうな学生を紹介してもらうことができます。

ただし、自社とマッチすると思われる学生のみに絞り込んでいるため量のコントロールが難しいことに注意しましょう。

<人材紹介を通じ募集をするメリット>

  • 要件を細かく決められるため、自社にマッチした学生にアプローチできる

<デメリット>

  • アプローチできる人数が限られるため、多くの学生に自社をアピールすることは難しい

【参考】人材紹介のメリット・デメリットなど、知りたいことをまとめて解説。

⑥合同説明会に参加

合同説明会に参加することで、学生に直接企業の魅力や情報を伝えることに加えて、インターンシップの告知もできます。

合同説明会に参加する学生は、就職活動に対して意欲的に取り組んでいる学生が多い傾向です。そのため、自社にあった学生を見つけられるきっかけにもなります。

【実践編】目標別!おすすめの募集方法

インターンシップを開催する目的や、現在抱えているお悩みは、企業によっても様々でしょう。

ここでは、インターンシップを行う目的別におすすめの採用手法を紹介します。インターンの募集を行う様子

目標①自社に興味をもつ学生を増やしたい

【目標】インターンシップを実施する目的が「自社に興味を持つ学生を増やすこと」

【おすすめの媒体】求人サイトへの掲載大学のキャリアセンターを利用することがおすすめです。

多くの学生が登録する求人サイトを利用すれば、自社のことを知らなかった多くの学生にアプローチすることができるでしょう。

運用コストもかからないため、比較的利用しやすいと言えます。

目標②自社にマッチする人材にアプローチしたい

【目標】インターンシップを実施する目的が「自社にマッチする学生を探すこと」

【おすすめの媒体】ダイレクトリクルーティング人材紹介がおすすめです。

どちらの採用手法も、学生の「大学、学部・経歴・興味のある業界」等を確認してから、学生にアプローチをかけるので、より自社にマッチする人材を見つけやすくなります。

【選考編】インターンシップ募集時の学生選考フロー

幅広く学生と会うことを目的とした短期インターンの場合は必須ではありませんが、しっかりと実践を積んでもらうための長期インターンなどには選考が必須となります。

基本的には1〜3回程度の選考で決定します。就職のための本選考とは異なり、スキルや能力よりも価値観などを重視する企業が多い傾向にあります。

自社への志望度やマッチ度が高いと、その分インターンシップで吸収してもらえることも多くなるため、しっかりと選考で見極めを行うことがインターンシップの充実度にも繋がります

なお、以下の項目全てを実施する必要はありません。

1回の面接で見極めができる場合はその時点で合否判断を出してもよいです。

合格基準は何か、それを見極めるのに適切な選考形式は何か、を考えて選考方法を組んでいきましょう。新卒採用座談会のチェックリストの資料ダウンロード

①書類審査

エントリーシートで学生を見極めます。

参加の目的や学生時代に力を入れたことなどの定番質問から、インターンシップ内容に沿った記述式問題の出題などが行われます。

学生がこのインターンに参加する理由は何か、志望度はどれほど強いのかなどを見ていきましょう。

②Webテスト

大企業のインターンシップなど、応募者が多いことが想定される場合に一定の基準で学生を見極めるためにWebテストでの審査が設けられます。

数学や英語などの能力テストと、パーソナリティを知るための性格テストが行われます。

③グループディスカッション

実際にインターンに参加した際に、どれほど学生が活躍できるのかなどを見極めることができます。ディスカッションに取り組む姿勢やチーム内での働き方、論理的思考力などの判断材料があります。

④面接

書類審査で書かれたことについて深掘りしたり、質問に対する回答を掘り下げていくことによって学生の本質を見極めていきます。

突然の質問に対してどのようなリアクションをするかなど、思考力や対応力などが見られます。回答によって学生の本気度などが顕著に見られるでしょう。

学生から人気を集めているインターンシップ事例

ここまで、インターンシップで学生を多く集めるポイントや、募集方法について解説してきました。

ここからは、実際に学生からの人気を集めているベンチャー企業のインターンの事例を紹介します。

株式会社Speee

speeeでは

  • 事業創造
  • 経営戦略
  • 組織づくり

の3つのコースをインターンで実施しています。

特に経営戦略コースは、選考通過率が約0.5%未満の超難関のプログラムです。

高難易度のインターンを設計することで、優秀層の学生を集客することに成功しています。

【参考】25年 新卒ビジネス職 選考案内 | 株式会社Speee

株式会社メルカリ

メルカリが実施した「BOLD INTERNSHIP in USA」は、アメリカ合衆国50州のうち1州へ学生を派遣するインターンシップです。

インターンの内容は、現地でのヒアリングによる課題の発見から、メルカリがアメリカで戦うための新規サービスの立案・プロトタイプの作成までを実施します。

渡航費や食費などの経費は全て支給され、学生にとって貴重な機会を提供しています。

【参考】会社概要 | 株式会社メルカリ

知名度の低い企業がインターンシップでの集客を成功させるには?

知名度の低い企業が学生を集客するにはどうすればよいのでしょうか?

以下で抑えるべきポイントを解説します。

①参加報酬を提示する

1つ目はインターン参加に報酬を出すことです。

報酬を出すことで、その時点では企業に関心がなかったとしても「1度応募してみよう」と動機付けることができるでしょう。

<インターンに参加報酬を提供している企業例>

  • LINE株式会社(50000円)
  • リクルート株式会社(60000円)

②定員を絞り、選考難易度を高める

定員を絞り、選考難易度を高めることで優秀な学生の応募を喚起することができます。

1,700人の応募を獲得したユナイテッドではグループディスカッションやケース面接を繰り返し出題したことで「参加が難しいインターン」というイメージを形成していました。

➂学生の成長につながるコンテンツを作成する

人事だけでなく、自社の事業責任者やCXOを招き、学生の成長につながるインターンシップを設計しましょう。

メガベンチャーをはじめとしたインターンシップの人気企業では、審査員やメンターに役員を登用している場合があります。

【参考】学生の「口コミ」で拡散!2ヶ月で1,700人の応募を獲得した、インターンシップ設計とは | SELECK [セレック]

インターンシップを成功させるために必要なこと5選

ここまで、インターンシップの募集や集客に焦点を当てて解説してきました。

ここからは、実際にインターンシップを開催する際のポイントを紹介していきます。

①学生が参加するメリットを考える

学生がインターンシップに参加して得られるものは何かについて入念に考え、それに合わせた訴求で募集をかけましょう。

実際のインターンシップにおいても、学生にとって有意義な時間となるようにフォローを行うことが大切です。学生が企業選びで重視していることランキング表

上記の表は、企業選びにおいて学生が重視していることについて独自でアンケートを行ったものです。

この表を参考に、学生にとって必要な情報をインターンで獲得できるように設定できると良いでしょう。

また、開催時期によって学生が求めてることも異なるため、インターンシップの内容や募集の際の訴求ポイントを変えてみるなどの工夫をしてみましょう。

②社内の雰囲気が掴める内容を設定

上記のランキングをみてわかるように、業務環境や働く社員の優秀さなどは企業選びで重視される傾向にあります。特に6月〜12月の就活前期では、企業環境が重要視されています。

そのためインターンシップでは、社員と交流する機会を設けるなど社内の雰囲気を掴みやすい内容に設定すると良いです。実際に働く社員の話を聞くことで、学生が将来自社で働く姿を想像する手助けになります。

また、インターンシップにて学生と交流する社員の印象は、会社の印象に直結します。そのため誰に話してもらうのかという人選が重要になってくるため注意が必要です。

③募集期間に余裕を持って取り組む

スケジュールを比較的確保しやすい夏季・冬季での開催だったとしても、開催日直前に1週間のインターン募集をしたところで日程調整にはいたりません。少なくとも、開催日の1ヶ月半前には募集を開始しましょう

開催前に選考を行う場合はさらに前倒しで募集します。選考開始から合格通知まで1ヶ月かかるとして、2ヶ月半前には募集を開始します。

④学生へのフィードバックは必須

『褒められたら嬉しい』という感情は多くの人に共通したものではないでしょうか。

上記ランキングで業務環境や業務内容における自分との適性が上位にランクインしている背景には、入社した際にどれだけ社内で活躍できるのかについて考えている学生が多いからであると考えられます。

インターン期間での評価や期待値などを学生に伝えることで、自社にどれだけフィットしているのかを判断する材料になります。また伸ばして欲しいところもはっきりと伝えることで、本選考までに学生が成長してきてくれる可能性もあります。

フィードバックの有無を見てインターンシップへの応募を決める学生もいるため、募集時にはフィードバックがあることの明記を忘れないようにしましょう。

⑤本選考へと誘導する

学生は様々な企業のインターンや説明会に参加しており、魅力に感じた企業や働きたいと思った印象はどんどん上書きされてしまいます。

そのためインターンから本選考に至るまでに期間が開きすぎると、自社への興味もどんどん薄れてしまいます。

インターン参加学生に対する本選考への案内メールの送信や、選考への誘導も兼ねたFB面談の実施など、インターン参加から本選考にスムーズに繋げられるような導線作りを事前に行っておきましょう。

学生の満足度を高めるインターンシップを企画する方法

次に「学生の満足度を高めるインターンシップの内容」を企画するためのポイントを3つ紹介します。

①社員の人柄や職場の雰囲気が伝わる内容にする

株式会社マイナビが行った調査によると、満足度が高かったインターンシップに当てはまる項目として、1位に「社員や人事の人柄が魅力的だった」、3位に「職場の雰囲気がよかった」がランクインしています。

このように、インターンシップのプログラムそのものというよりも、社員の人柄や雰囲気に惹かれて満足度が上がるという学生が多いようです。

そのため、社員座談会職場見学など、社員と直接話したり実際の職場の雰囲気を見られるようなプログラムを実施するとよいでしょう。

最近では、オンライン座談会や、オンラインで職場の様子を配信する企業も増えており、手軽に座談会や職場見学を行うこともできます。

【参考】オンラインで学生を惹きつけるインターンシップの内容とは?|新卒採用ダイレクトリクルーティングサービス Matcher Scout

②学生の求めるものをプログラムに落とし込む

先述の通り、学生がインターンシップに応募した理由トップ3は

  1. 業界理解を深めたいから
  2. 社風や職場の雰囲気をみたいから
  3. インターンシップに参加することで採用選考に有利に働くと考えたから

でした。

社風や職場の雰囲気を伝えるだけでなく、業界理解や選考につながるような内容にすることも学生の満足度を上げるために重要です。

例えば業界・職種について詳しく説明を行う講義パートを設けたり、選考で見ているポイントを伝えたりすることも効果的です。

③ターゲット学生に合わせた内容にする

採用ターゲットのペルソナを明確にし、ターゲットに合わせた内容のプログラムを実施することも大切です。

ペルソナとは、採用したい学生の典型的な人物像のことを指します。

ペルソナの詳しい意味や設定方法については以下の記事で解説しています。

【参考】【新卒】採用の「ペルソナ」とは?フォーマットで設定方法を紹介

例えばプログラミングに興味がある学生を採用したい場合、プログラミングを体験できるようなプログラムにするとよいでしょう。

一方で、プログラミング経験がある学生にとっては、上記の内容では退屈に感じられてしまいます。

経験のある学生を採用したい場合は、コーディングスキルが生かせるような高度な内容のプログラムにすると満足度を高められます。

トラブルを回避するための注意点4選

インターンを開催するためには、部署をまたいで社員に協力してもらうことが必要になったりと、入念な準備が必要です。

進行がドタバタしていたり、コミュニケーションのすれ違いがあると、自社に対する学生の印象も悪くなってしまいます。

以下のことに注意することで、滞りなくインターンが開催できるように準備しましょう。インターンのトラブル対応をする様子

①社内で連携して開催準備を進める

できるだけ部署を跨いで、様々な立場から自社について語ってもらった方が学生にとっても充実した経験となるでしょう。

一方で、関わる社員が増えるほど、目的や意識の統一が難しくなります。

社員同士でどれだけ連携して、設定したインターンシップの目的に向かっていけるのかが重要です。

連絡事項の共有漏れなどがないように注意しましょう。

②実施計画書の作成・共有

社内での連携を強固なものにするためにも、社内での受け入れ態勢を整えるためのインターンシップ実施計画書を作成した方が良いです。

開催目的や受け入れ予定学生の詳細、実施期間、予算、担当社員と分担などの詳細を記載して事前に共有しましょう。

計画をどのように進めていくのかを明確に分かりやすく伝えることで、伝達ミスやすれ違いが起こらないよう未然に防ぎましょう。

③事故や問題に備える

特に長期インターンでは社会人経験のない学生が業務に携わることになるため、機械や情報の取り扱い、実務中の事故などに備えておく必要があります。

大きな損害になった場合は企業側のリスクも大きくなります。

訴訟を起こされてしまう可能性もあるため、リスク管理は必須です。

これは当たり前だからと説明を省くのではなく、学生が業務に当たる際は注意事項などを事前に、入念に伝えるようにしましょう。

有償でインターンを行う場合は雇用契約を結ぶことになります。

その場合は労災保険加入が必須となるので、怪我のリスクには対応できます。

一方で、短期の無償インターンには労災が適用されません。

学生が加入できるインターンシップ保険などもあるので検討してみても良いでしょう。

④誓約書を作成を忘れずに

守秘義務や傷害保険の意思確認、法令遵守など、インターンシップにおける合意内容を整理し、確かめるために誓約書は作成した方が良いでしょう。

短期インターンシップの場合でも、しっかりと準備をしておくことが、トラブルの回避につながります。

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まとめ

いかがでしたか?

この記事のポイントは以下の通りです。

  • インターンの募集の際は各媒体の特徴を理解し、目的に合わせて使い分けよう
  • 企業の知名度を上げる工夫や告知をすることが集客成功のコツ!
  • ターゲット学生が求めているものを理解してインターンを企画しよう
  • インターンの内容は社員の人柄や職場の雰囲気が伝わるものにしよう

上記のポイントを抑えて、インターンシップの募集・集客を成功させましょう。