ダイレクトリクルーティングのデメリットは?|失敗しない運用方法を解説
2023/11/30

弊社では、ダイレクトリクルーティングサービス Matcher Scoutを2018年卒から現在まで運用しており、直近では300社以上のスカウト代行を請け負っています。

本記事では実際にダイレクトリクルーティングの運用を行う弊社の視点から、ダイレクトリクルーティングを導入するメリット・デメリットをご紹介します。

ダイレクトリクルーティングって他の採用手法と何が違うの?詳しく知りたい!
ダイレクトリクルーティングにかかる費用が気になる

このような疑問をお持ちの場合は、下記の記事も併せてご覧ください。

【参考】ダイレクトリクルーティングとは?特徴や他サービスとの違いを紹介
【参考】ダイレクトリクルーティングの費用を紹介!安くすませる方法とは?

ダイレクトリクルーティング工数算出表の資料ダウンロード

ダイレクトリクルーティングとは?

ダイレクトリクルーティングとは、採用要件に合致した学生に直接アプローチできる採用手法です。

求人広告や人材紹介会社などを介さず、求職者からの応募を待つことなく企業側が能動的に採用活動を行います。unnamed - 2023-11-30T154822.919

ダイレクトリクルーティングが注目されている背景

企業自らが学生にアプローチする「攻め」の採用手法であるダイレクトリクルーティングでは、計画した採用数に満たないという事態を避けられるため、現在注目度が高まっています。

「思ったように人が集まらず、採用目標数に満たなかった」
「自社の求める人物像に合致する人材と出会うのが難しい」

このような経験をしたことはありませんか?unnamed - 2023-11-30T154907.654

  • 2024年卒で、計画以上の内々定者数を確保している企業は11.8%
  • 充足率が50%を割った企業が48.3%
  • 新卒採用を実施している企業のうち内々定者がいない企業が19.6%

※2023年9月末時点

と、新卒採用に苦戦している企業が多く存在しています。

【参考】新卒者の採用・選考活動動向に関する調査について|調査|調査・ガイドライン |東京商工会議所

代表的なダイレクトリクルーティング手法3選を紹介!

ではダイレクトリクルーティングとは具体的にどんな内容を指すのでしょうか。

ダイレクトリクルーティングは、主に

  • SNS採用
  • リファラル採用
  • スカウトサービス

の3つの手法で実施されます。 下記にてそれぞれの特徴を紹介します。

SNS採用(ソーシャルリクルーティング)

TwitterやInstagram等、SNSを利用した採用活動を行う企業が増えています。

多くの学生は、SNSに「大学名や学部」を記載するので、自社の採用要件に合った学生にアプローチができます。

また学生は、着飾っていない「本当の自分」をSNS上で表現することも多いです。

そのため、自社の求めている人物像とSNS上の学生本来の姿がマッチしていると、ミスマッチが起きる確率が低くなります。

「面接では学生の本当の姿が見えにくい・・・」「ミスマッチを無くしたい」とお悩みの方は、SNSを使ったダイレクトリクルーティングがおすすめです。

【参考】【最新版】SNS採用を成功に導く!6つのポイントと成功事例を紹介|新卒採用ダイレクトリクルーティングサービス Matcher Scout

リファラル採用

内定者・社員からの紹介で、ダイレクトリクルーティングを行うこともあります。

内定者から紹介される場合、内定者と同じ大学・学部の友人が紹介されることもあるため、「採用したい!」と思えるような学生と出会える可能性が高まります。

また自社に在籍する社員からの紹介で、優秀な学生と出会うことも可能です。

特にOB・OG訪問を受け入れている社員は、学生と直接話した経験があるため、優秀な学生を紹介してくれる可能性が高まるでしょう。

OB・OG訪問を頻繁に行っている社員と連携してみるのもおすすめです。

スカウトサービス

その他の方法として、スカウトサービスの利用が挙げられます。

スカウトサービスとは、学生の「学歴・学部・経験・強み」などのプロフィールを見て、スカウト文を送信するものです。

自社の採用要件と照らし合わせ、候補者を厳選してスカウト文を送信できるので、自社にマッチした学生と出会う可能性が高まります。

ただしスカウト文の送信には、かなりの工数がかかるので、社内である程度のリソースを確保しておくのが望ましいです。

スカウトサービスは比較的新しい採用手法であり、近年利用する企業数が増加傾向にあります。

23年卒でスカウト型サービスを初めて実施した企業は13.8%でした。21年卒の4.9%から、+8.9%伸びており、ダイレクトリクルーティングの手法の中でも特に注目度が高まっていることが分かります。

今年の採用活動において初めて実施した採用手法

【参考】株式会社マイナビ キャリアリサーチLab『2021年度(22年卒版)新卒採用・就職戦線総括』

ダイレクトリクルーティングにかかる費用

ダイレクトリクルーティングの導入検討には、サービス利用にかかる料金についても考えなければなりません。

提供サービスやプランによって料金体系や費用が異なるため、ここではあくまでも目安としてダイレクトリクルーティング利用時に発生する費用についてご紹介します。

サービスによっては利用料金がホームページに掲載されていないこともあるため、気になるサービスがあった場合は資料請求を行なってみましょう。

またダイレクトリクルーティングの費用に関してより詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

【参考】ダイレクトリクルーティングの費用を紹介!安くすませる方法とは?

成功報酬型サービス

成功報酬型のサービスとは、採用人数につき費用が発生するタイプの料金体系です。

基本料金の相場としては30〜50万円ほどと言われており、これにプラスして初期費用や基本使用料、スカウト代行などの料金が追加されることがあります。

そのため、結果的に60万円〜80万円ほどかかると考えておくと良いでしょう。

採用できなければ料金も発生しない場合がほとんどなため、リスクなく採用活動を行えるというメリットがあります。

定額制サービス

年や月ごとに利用料を支払う定額制の体系をとっているサービスもあります。

この場合、料金プランによって送信可能スカウト数や利用できる機能が制限される場合が多いです。

定額制サービスは年間60〜70万円程度かかるとされており、採用人数が多ければ一人あたりにかかる採用コストを抑えることが可能です。

メリット・デメリット比較一覧

他の採用手法ではなくダイレクトリクルーティングを使うべき理由は、メリット・デメリットを比較することで見つけられます。

こちらは、ダイレクトリクルーティングを利用するメリットとデメリットを挙げたものです。

ダイレクトリクルーティングのメリット・デメリット比較

これから、上記で挙げた「ダイレクトリクルーティングを使う5つのメリット」と「ダイレクトリクルーティングを使う4つのデメリット」について詳しく解説していきます。

ダイレクトリクルーティングを使う5つのメリット

まずはダイレクトリクルーティングのメリットから紹介していきます。

メリット①自社にフィットする学生へ主体的にアプローチできる

ダイレクトリクルーティングの最大の特徴。それは、会いたい学生に企業から直接アプローチできることです。

従来の採用手法とダイレクトリクルーティングではどのような点が異なるのでしょうか。 以下の図は、各採用手法の特徴をプロットしたものです。

各採用手法で獲得できる母集団の特徴

新卒ナビ媒体やイベントでは、自社にエントリーする学生をコントロールすることができません。

それ故たくさんのエントリーが集まったとしても、自社にフィットする学生がいなければ、選抜する工数が多くかかってしまいます。

新卒人材紹介を利用した場合は、自社に合った学生に絞って接点をつくることができるものの、学生と会えるか否かは人材紹介会社の紹介量に依存します。

言い換えれば、人材紹介会社が自社にフィットする学生を紹介してくれない限り、学生と会うことができない、「待ち」の採用手法なのです。

その点でダイレクトリクルーティングでは、


  • 自社にフィットする学生に絞ってアプローチできる
  • 自社からアプローチする「攻め」の姿勢で採用ができる

ため、新卒ナビ媒体・イベント、新卒人材紹介の課題をクリアできます。

メリット②採用コストをおさえられる可能性がある

新卒ナビ媒体では、初期費用として広告掲載料が発生します。ナビ媒体経由で採用人数が多くなればなるほど1人あたりの採用単価は下がっていきますが、仮に採用人数が0人だったとしてもコストは発生します。

また、採用要件に合致している学生を紹介してくれる人材紹介会社の相場は1人あたり80~120万円です。人材紹介会社の担当者が学生の選定を行ってくれるため工数は削減できますが、その分金額は上がります。

ダイレクトリクルーティングの料金体系は初期費用型や成功報酬型など様々ありますが、採用コストを比較的抑えることができる手法と言われています。サービスの特徴や金額を比較しながら、自社の状況に合うダイレクトリクルーティングサービスを検討してみてください。

【参考】ダイレクトリクルーティングの費用を紹介!安くすませる方法とは?

メリット③採用のノウハウを蓄積できる

人材紹介会社に任せっきりになってしまうと、集客や選考プロセスの中で学生と接触する機会が失われてしまい、採用に関するノウハウを自社に蓄積できません。

人材紹介会社が頼れなくなってしまったとき「採用目標を達成するために何をするべきかが分からない」という状況に陥ってしまうリスクがあります。

ダイレクトリクルーティングでは、学生の自社に対する興味を喚起をするところから、内定承諾をしてもらうところまでを一貫して取り組むことになります。

各採用工程における自社の役割を示すフロー

「自社の採用上の競合優位性をつくれること」や「学生に自社の魅力を適切に伝えられること」など、採用するのに必要な能力は挙げていけばキリがありません。


  • どのような魅力を訴求すると、学生は魅力に感じてくれるのか
  • どのようにコミュニケーションを取れば学生は心を開いてくれるのか
  • 内定後どのようなフォローをすれば、承諾してくれるのか など

これらに対するノウハウは一朝一夕で見つかるものではなく、地道に試行錯誤する中で徐々に見えてくるものです。

ダイレクトリクルーティングでは採用活動を自社で完結させるため、これらのノウハウが自社にたまります。その結果として、自社の採用の地力を高めることができるでしょう。

メリット④理系・エンジニア志望の学生と出会う可能性が高まる

自社にフィットした人材にアプローチをするので「理系職やエンジニア志望の学生」と出会える可能性が高まります。

「エンジニア不足に悩んでいる・・・」「理系の学生を採用したい」という場合は、学生の学部・経験まで細かく見て判断できるダイレクトリクルーティングがおすすめです。

メリット⑤海外人材などの採用も行える

グローバル化が進むなか、多様なバックグラウンドを持つ候補者を求めている企業様も多いのではないでしょうか。

ダイレクトリクルーティングでは、特定のスキルや経験を持った人材に対して自社からアプローチできるため、日本国内のみならず、海外大学に通う求職者へとコンタクトすることも可能です。

またダイレクトリクルーティングのスカウトサービスを提供している会社の中には、海外からの留学生に特化したサービスや、グローバル人材に求めるスキルで絞り込み、求職者データベースの中から検索ができる機能があるものもあります。

ダイレクトリクルーティング工数算出表の資料ダウンロード

ダイレクトリクルーティングを使う4つのデメリット

ここからは、ダイレクトリクルーティングのデメリットを紹介していきます。

デメリット①運用に膨大な工数がかかる

採用における悩みを示す画像

ダイレクトリクルーティングのデメリットは、なんと言っても運用にかかる膨大な工数です。


  • データベースから自社にフィットする学生を検索
  • 一人ひとりに合わせたスカウト文章を作成し、送信
  • 返信をくれた学生と個別で日程調整

上記で示したように、ダイレクトリクルーティングは様々な工数があり、採用担当者は既存業務と並行してそれらの業務をこなす必要があります。

ダイレクトリクルーティング工数算出表から1人採用するのにかかる事務作業の時間を算出する表をダウンロードできますので、ぜひ試してみてください。

また、ダイレクトリクルーティングを効果的に運用するためには、スカウトから内定承諾につながるノウハウを自社で蓄積していく必要があります。

現状の人的リソースで運用できそうもないと判断された場合は、別途ダイレクトリクルーティングの運営チームを組成したり、自社で取り組む必要のない雑務はアウトソースした方が円滑に運用できるでしょう。

デメリット②学生の志望度を上げる作業が必要

2つ目のデメリットは学生の志望度を上げる難易度が高いところです

新卒ナビ媒体や新卒紹介経由で会う学生は、既にある程度自社に興味を持っている状態です。そのため、企業について既に知っている場合が多く、特段苦労することはないでしょう。

しかし、ダイレクトリクルーティングで学生と接触する場合はそうはいきません。

最初から自社に興味を持っていることはあまりなく、学生に合わせて自社の魅力を訴求し、興味を喚起する必要があります。

上述した通り、学生の興味を喚起するコミュニケーションを会得するのには試行錯誤を要し、それができるようになるまでは苦労をするかもしれません。

デメリット③ノウハウがないと成果を出すのは難しい

3つ目のデメリットとしては「ノウハウがないと成果を出すのが難しい」ことが挙げられます。というのもダイレクトリクルーティングは「候補者が興味を持つ仕掛けづくり」が何より重要だからです。

まずは自社の強みを整理し、学生にアピールする点を明確にするのがおすすめです。

その後、自社の魅力を最大限アピールしたスカウト文を送信し、学生に興味を持ってもらいましょう。

「具体的なスカウト文の作成方法を知りたい」という方は、下記の記事も併せてご覧ください。

【参考】会いたい気持ち、届いてますか?熱意を伝えるスカウトタイトル5つの例
【参考】2,500回のABテストで分かった、返信率の高いスカウト文章とは 

デメリット④出会える候補者の数に限りがある

デメリット①でも挙げた通り、ダイレクトリクルーティングでは膨大なデータベースの中から求職者一人ひとりのプロフィールを読み、自社とフィットする人材を探すことが基本です。

また採用担当者様も、ダイレクトリクルーティングのみに集中して採用を行うことは難しく、他の採用手法や会社説明会運営など、他の業務と並行して行わなければなりません。

スカウト送信には工数がかかるため、送信できるスカウト数は限られます。

ダイレクトリクルーティングでは、自社とマッチする学生と出会いやすいというメリットがある一方で、その分ナビ媒体のように大量の学生と出会うことは難しい採用手法です。

ダイレクトリクルーティングはこのような企業にオススメ

会議の様子を表す画像

採用を成功させるには、自社に合った採用手法を選ぶことが肝心です。自社の採用における弱点を克服、または強みをより活かせるような採用手法を選びましょう。

以下では、どのような採用のお悩みをダイレクトリクルーティングでは解決できるのか、詳しく見ていきます。

【参考】【新卒20社比較】ダイレクトリクルーティングサービスを徹底解説!

母集団の数を増やしたい

ダイレクトリクルーティングでは、自社から学生にアプローチします。

そのため学生に送信するスカウトの量を調整することで、母集団の量をコントロールすることが可能です。

説明会への集客がなかなかうまくいかない」「採用市場における自社の認知度が低い このような場合にダイレクトリクルーティングを導入することで、母集団形成を成功させることができます。

自社にフィットする学生に会いたい

たとえ母集団の量を獲得できたとしても、そのなかに自社にフィットする学生がいなければ採用には至りません。

したがって、自社にフィットする学生にアプローチし母集団形成をしていく必要があります。

ダイレクトリクルーティングでは、学生が大学時代に頑張ったことや将来の目標などが記載されたプロフィールを読み、自社に合いそうな学生を見つけることができます。

リスクを少なく採用を行いたい

一般的な採用媒体では、採用結果に関わらず特定の期間ごとに掲載料などの料金が発生します。

新たな採用媒体を導入する場合、基本的にどれだけの結果が得られるか不明瞭な状態で支払いを行わなければいけないというリスクがあります。

ダイレクトリクルーティングサービスは成功報酬型の料金形態が主なため、「せっかくお金を払ったのに一人も採用につながらなかった」ということが起きません。

リスクを少なく採用を行えます。

効率的に採用目標を達成したい

上述したように、ダイレクトリクルーティングでは自社に必要な量や質に合わせ、学生へアプローチすることが可能です。

自社の採用における弱点の克服や、強みの強化など、状況に合わせて最善の形にカスタマイズした採用を行えます。

また、ダイレクトリクルーティングの運用に伴い、採用ノウハウを蓄積できます。学生に対して効果的な訴求など、採用全体に応用できるコツを掴むことで効率化に繋がります。

ダイレクトリクルーティングのよくある失敗パターン

頭を抱える女性この記事を読んでいる方の中には「すでにダイレクトリクルーティングを導入しているが、うまく進められない」とお悩みの方もいるかもしれません。

ここからはダイレクトリクルーティングを導入したが、採用活動がうまく進まない企業がよく陥る“失敗パターン”をご紹介します。

<よくあるダイレクトリクルーティング失敗パターン>

①自社に合わない候補者にアプローチしてしまう

②スカウト送信段階から厳選してしまう

➂自社への志望度を高く見積もってしまう

①自社に合わない候補者にアプローチしてしまう

よくある失敗パターン1つ目は「自社に合わない候補者にアプローチしてしまう」ことです。

ダイレクトリクルーティングを始めるタイミングで、あいまいなターゲティングをしてしまうと、自社に適さない学生にスカウトを送ってしまう状況に陥ってしまうかもしれません。

ダイレクトリクルーティングを始める際にはかならず丁寧に採用ペルソナを設計し、候補者の要件を決める必要があります。

【参考】【新卒】採用の「ペルソナ」とは?フォーマットで設定方法を紹介

②スカウト送信段階から厳選してしまう

よくある失敗パターン2つ目は「スカウト送信段階から候補者を厳選してしまう」ことです。

もちろん入社する新卒学生の能力は高ければ高いほど良いかもしれません。

しかし、現在採用市場は売り手市場です。

そのため「条件を絞りすぎて、スカウトメールを送ったが誰からも反応がなかった」というパターンも考えられます。

内定辞退や選考辞退を前提とした母集団を形成する必要があるのです。

自社の現状を理解したうえで、スカウトを送る必要があります。

なお、採用における歩留まり率を分析・改善する方法については以下の記事で解説していますので是非参考にしてください。

【参考】【保存版】採用の歩留まりとは?平均値と9つの改善方法を紹介します|新卒採用ダイレクトリクルーティングサービス Matcher Scout

➂自社への志望度を高く見積もってしまう

よくある失敗パターン3つ目は「自社への志望度を高く見積もってしまう」ことです。

スカウトを受け取った時点での学生の企業に対する志望度は、ほぼ0といってよいでしょう。

そのため、スカウトを承諾したからといって「自社に入りたいと思っている!」と考えるのは避け、丁寧に志望度を醸成していく必要があります。

スカウト送信後にはいきなり選考に進んでもらうのではなく、自社の理解を深めてもらうためのカジュアル面談を実施することがおすすめです。

【参考】【質問例あり】カジュアル面談の実施方法と採用につなげるコツを解説

運用を成功させる4つのコツとは?

メモを取る様子の画像

ここからは、実際にダイレクトリクルーティングを導入した際に気をつけるべきことや、運用を成功させるコツをご紹介します。

【参考】【成功のコツ6選】即実行可能!ダイレクトリクルーティングの具体策

こまめな連絡を行う

ダイレクトリクルーティングでは自社から学生にスカウトを送り、アプローチを行います。

スカウトを受け取った学生は『自分に対して興味を持ってくれている』という点に好感を持つ場合が多いです。

こまめに学生に連絡を取ることで、スカウトの特別感がより一層強まり、自社への興味や関心も大きくなる可能性があります。

一方で、返信があまりにも遅い場合や、文章内容が使いまわせるテンプレートの場合は、せっかく醸成した特別感が薄れてしまいます。

ダイレクトリクルーティング運用の際は、学生へのこまめな対応を行うことが大切です。

コミュニケーションに一貫性を持たせる

「スカウトに記載していたイベント内容に期待して参加したら、実際には違う内容だった」
「プロフィールを読んだ旨がスカウトに記載されていたのに、面接官はプロフィール内容を知らないようだった」

まさか?と思うかもしれませんが、こちらは実際にあった事例です。

イベント内容が変更になることや、面接官の急な変更など、様々な理由で事前にスカウトなどで伝えていた内容とは異なるものを実施しなければいけない場合もあると思います。

そのような場合には一言学生に伝えることが大切です。

ダイレクトリクルーティングでは、スカウトが持つ特別感をいかに持続させ、自社に興味を抱いてもらうかが大切です。

齟齬をなくしてコミュニケーションに一貫性を持たせることは、ダイレクトリクルーティング運用の成功に繋がります。

スカウト運用を常に改善していく

スカウトを送る時期や対象の年卒などによって、効果的な訴求が異なります。また、自社の魅力の伝え方を変更することによって、スカウトの開封率や承諾率などが大きく変化します。


  • 自社がアプローチしたい学生にはどのような訴求が響くのか
  • スカウトが承諾されやすい時期はいつなのか
  • どのようなイベント内容だと集客しやすいのか

など、効果的なスカウト運用を行うために改善意識を持って取り組むことが大切です。

【参考】失敗から学んだダイレクトリクルーティング成功のコツは候補者との対話

社内の理解を得る

また社内の理解・協力を得るというのも重要です。

ダイレクトリクルーティングは、運用するのに大きな工数がかかり、1人で運用するのは困難といえます。

時には、他部署の社員と協力する必要もあるため、社内の理解・協力体制は必要不可欠です。

ダイレクトリクルーティングによる採用活動を成功させるためにも、運用前から社内の協力体制を構築しておくようにしましょう。

サービスを選ぶ基準を紹介!

「色んなダイレクトリクルーティングサービスがあるけど、どれを選べば良いのだろう…」
「自社にぴったりなサービスはあるのだろうか…」

ダイレクトリクルーティングサービスは、比較的新しい採用手法ではありますが、近年続々と新しいサービスが増えているため迷ってしまう担当様も多いのではないでしょうか。

サービス選びで大切なのは「何を目的にサービスを利用するのか」という軸を明確にすることです。 ダイレクトリクルーティングのメリットとして挙げた項目から、サービス選びの軸となるものを3つ抜き出しました。


  • 出会える学生の総数を増やしたい
  • ニッチな人材との出会いを増やしたい
  • 手間をかけずに候補者にアプローチしたい

ここでは、それぞれの軸にぴったりなサービスの特徴をご紹介します。

以下の記事では新卒のダイレクトリクルーティングサービスを提供している20社の特徴を比較しておりますので、こちらもご覧ください。

【参考】【新卒20社比較】ダイレクトリクルーティングサービスを徹底解説!

出会える学生の総数を増やしたい

中小企業やスタートアップ企業では、自社の認知度がまだ低く、なかなか求職者からの応募が来ないというお悩みがあるかと思われます。

この場合、自社から求職者にアプローチするダイレクトリクルーティングを行うことで、出会える学生の総数を増やしたいというニーズに答えられるサービス選びが軸となります。

具体的には、スカウト送信数に制限がないか」「登録者数は多いかという2点に着目して利用するサービスを選びましょう。

ニッチな人材との出会いを増やしたい

社が求職者に求める経験やスキルがニッチなため、そもそも自社にフィットする人材を見つけることが難しいケースです。

この場合、自社が求める項目を満たす候補者が見つけられるかどうかが、ダイレクトリクルーティングサービス選びの軸となります。

具体的には、プロフィールから読み取れる情報量の多さ」「エンジニアやデザイナーなどの専門職に特化しているかという点を見ていきましょう。

手間をかけずに候補者にアプローチしたい

採用に多くの工数をかけられないため、自社にフィットする候補者のみと出会いたいという課題がある方はいませんか。

この場合、工数をかけずに自社の求める人物像に適った求職者にダイレクトリクルーティングでアプローチできるかどうかがサービス選びの軸となります。

具体的には採用代行を行なっているか」「スカウト送信はどれほど自動化されているかという情報を探すと良いです。

新卒採用サービスMatcher Scoutとは?

様々なダイレクトリクルーティングサービスが存在しますが、Matcher Scoutであればダイレクトリクルーティングのデメリットを回避しつつ運用することが可能です。

スカウト代行サービス

前述したように、通常のダイレクトリクルーティングは自社で一人ひとりの学生に対してスカウトを打たなければいけないため以下の作業を行う必要があります。


  • データベースから自社にフィットする学生を検索
  • 一人ひとりに合わせたスカウト文章を作成し、送信
  • 返信をくれた学生と個別で日程調整

Matcher Scoutでは、学生の選定からイベントの日程調整までの過程を全て代行し、採用担当者様の負担を軽減します。 事前に担当者が丁寧なヒアリングを行うことで、効率的に自社とフィットした学生に出会うことが可能です。

A/Bテストによるノウハウの蓄積

ダイレクトリクルーティング運用成功にかかせないスカウトの改善。

弊社では、スカウト運用におけるABテストを1,000回以上実施し、より魅力が伝わる文言や画像を見つけ出し、本当に会いたい学生に会える確率を向上させてきました。

これまで蓄積したノウハウを活用しながら、専任の担当者が内定承諾までご支援いたします。

A/Bテストから得られたノウハウの活用は、自社の採用活動全体の効率化にも繋がります。 ご興味がございましたら、お問い合わせフォームより、ご連絡いただけますと幸いです。

ダイレクトリクルーティング工数算出表の資料ダウンロード

最後に

ダイレクトリクルーティングのメリットとデメリットをお伝えしました。

冒頭でもお伝えしましたが、ダイレクトリクルーティングを利用すれば新卒採用の課題が全て解決できるというわけではありません。

ダイレクトリクルーティングの特徴を理解した上で、自社の採用課題が解決できるかを考えて導入を検討しましょう。