「スカウト型採用って中途採用ではよく聞くけど新卒ではどうなの?」
「スカウト型採用を取り入れたところで何か変わるの?」
近年よく耳にするようになった採用手法「スカウト型採用」に関して、このような疑問を持つ採用担当者も多いのではないでしょうか。
本記事では、
・スカウト型採用のメリット・デメリット
・新卒採用でスカウト型採用を導入すべき企業の特徴
・スカウト型採用の導入事例
など、スカウト型採用について詳しく解説します。
母集団形成がうまくいかないとお悩みの担当者は以下の記事をご覧ください。
【参考】【新卒】母集団形成とは?手法11選と採用の質を上げるポイントを解説
新卒のスカウト型採用とは?
『スカウト型採用』とは、企業が自社が採用したい人材に直接アプローチする採用手法です。
企業は候補者(就活生)に対して、個別で企業情報や説明会、選考案内などの案内をメッセージで送り、求職者が希望することで選考が進みます。
スカウト型採用の最大の特徴は、求職者が自社に応募してくれるのを待つのではなく、自社から直接アプローチができる点です。
これまでの新卒採用では、求人情報を見た学生が積極的に応募するのが主でした。
しかし、スカウト型採用ではその立場が逆転し、企業が欲しい人材にターゲットを絞って直接アプローチします。
「求職者から企業へアプローチする」従来の手法とは流れが逆であることから、「逆求人型採用」、「ダイレクトリクルーティング」と呼ばれることもあります。
ピンポイントで直接アプローチが可能なので「攻めの採用」として注目されています。
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他採用手法との違い
では、スカウト型採用は既存の採用手法と何が違うのでしょうか?
大きな違いは企業が直接求職者にアピールできる点です。
ここでは求人媒体、人材紹介と比較していきます。
求人媒体との違い
求人媒体は、「マイナビ」や「リクナビ」などのウェブサイトに自社の採用情報を掲載して応募者を集める方法です。
求人媒体は、多くの求職者に見てもらえる可能性が高く母集団形成につながりやすいですが、知名度の低い企業は埋もれやすいです。
一方、スカウト型採用は「企業 → 候補者」へ声をかける手法なので、広く応募を集めるのではなく、自社が求めるターゲット人材に絞って母集団形成をしたい場合はスカウト型採用が向いています。
人材紹介との違い
人材紹介は、自社にマッチする求職者を人材紹介会社から紹介してもらう採用手法です。
人材紹介会社は、求職者のスキルや経験、志向などを把握しており、企業に適切な人材を迅速に紹介することができます。
人材紹介のメリットは、母集団の質が高く、採用までの時間が短いことです。
一方、採用した人材の年収に応じて成功報酬費が発生するため、スカウト型採用に比べて採用コストが高くなります。
人材紹介の成功報酬費の相場は年収の35〜40%と言われています。
スカウト型採用はなぜ注目されているのか?
市場動向
リクルートの調査によれば、スカウト・逆求人サービスの導入が年々進んでおり、スカウト型採用へのニーズが高まっていることが分かります。
また、スカウト型採用サービスを利用して良かった点として
- 「他のサービスでは出会えない学生に出会えた」
- 「内定条件を満たす学生に出会いやすいと感じた」
など、ポジティブな回答が挙げられています。
【参考】就職みらい研究所『採用活動中間調査 就職活動状況調査 データ集 2024年卒』
背景
スカウト型採用が流行、注目されている背景として
- 人材獲得競争の激化
- 新型コロナの影響
が挙げられます。
人材獲得競争の激化
近年の就職活動市場は、一般的に学生優位の「売り手市場」とされ、新卒の人材獲得競争は激化しています。
これは、企業(供給側)の求人数が多く、就職候補者(需要側)が少ない状態を指します。
2024年卒の大卒求人倍率は1.71倍で、2023年卒の1.58倍から0.13ポイント上昇し、コロナ以前の水準にまで回復しました。
今後も少子高齢化に伴う労働者不足により、売り手市場傾向が続く見込みです。
【参考】リクルートワークス研究所『大卒求人倍率調査(2024年卒)』
また、新卒採用事業を手がける学情の調査によると2024年卒の学生の採用について「難しい」と回答した企業が8割を超えています。
【出典】学情「「2025年卒採用」に関する企業調査(2023年5月)」
他社との差別化を図る手段として、候補者に直接アプローチをかけるスカウト型採用が流行しているのです。
特に、リクナビやマイナビなどの求人媒体では埋もれてしまう認知度が低い中小企業やベンチャー、または企業イメージが応募のネックになる人材を獲得する目的で、スカウト型採用が注目されています。
例えば、教育系企業はITエンジニアが必要ですが、理系学生から見過ごされてしまう場合があります。
このようなケースでも、スカウト型採用なら企業側から積極的に理系学生にアプローチできるのです。
【参考】理系学生の動向からみる採用成功のポイント|中小企業向けの対策も
新型コロナウイルスの影響
先述したように2020年以降、スカウト・逆求人型サービスの導入が急速に進んでいます。
新型コロナウイルスの影響で多くの就活イベントが中止になったため、学生との新たな接点を求めてスカウト型サービスに登録する企業が増えたためです。
また、ウェブ面接を導入する企業が相次ぎ、コロナの感染拡大が収束した今も一般化しています。
ウェブ面接では相手の印象が伝わりにくいため、ESなどの事前情報が今まで以上に重視されますが、スカウト型サービスはそうした情報が充実しており、需要が増したのではないでしょうか。
【参考】Diamond Online『コロナがきっかけに…新卒でも「スカウト型採用」増加のワケ』
スカウト型採用のメリット3選
新卒採用でスカウト型採用を導入するメリットについてご紹介します。
①欲しい人材に直接アプローチ可能
スカウト型採用は欲しい人材の経験や特徴など条件に絞ってスカウトを送れるため、欲しいと思った人材に対して直接アプローチができます。
求人媒体での募集では、企業側から良いと思った人材から応募があるとは限りません。
一方で、スカウト型採用は企業側から欲しい人材を選ぶことが可能です。
これは、スカウト型採用ならではのメリットといえます。
②採用コストを抑えられる
スカウト型採用は、運用の仕方次第で採用単価を抑えられます。
スカウトメッセージの文書やイベント内容を工夫するなど、返信率や選考参加率を高めることで、費用対効果の高い採用が可能です。
スカウト型採用サービスは様々な料金体系、サービス内容があるので、自社に適したサービスを選びましょう。
スカウト型採用の費用相場については、本記事で解説しているので参考にしてください。
③潜在する就活生にもアプローチ可能
スカウト型採用では、就職活動に積極的ではない潜在層に対してもアプローチが可能です。
従来の求人募集メディア掲載等の受動的な採用手法では、自社の知名度やブランド力が低いと、応募者を集めるのが難しいです。
採用競争が激化している新卒採用においては、自社を知らない学生層に対して認知を広げたり、魅力付けを行ったりして母集団形成につなげる取り組みが必要です。
その点スカウト採用は、「スカウトされるまで自社の存在を知らなかった」という学生にも認知を広げられる有効性の高い手法といえます。
スカウト型採用のデメリット3選
スカウト型採用は上記で紹介したように導入するメリットがある一方、デメリットになる場合があります。
これから、スカウト型採用のデメリットとその対処法について紹介します。
①大人数の採用には不向き
スカウト型採用は、採用候補者を選定した後に個別アプローチ、対応をする必要があります。
そのため、大人数採用したい場合は業務負荷が増すため不向きです。
スカウト型採用を利用して大人数の採用をしたいと考えている方は、採用候補者の選定や個別対応の代行をしてくれるサービスがおすすめです。
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弊社が運営するMatcherScoutは、
- 運用の際の事務作業を代行
- 独自のA/Bテスト機能で会いたい学生にアプローチ可能サービスのため、大人数のスカウト、採用活動を効率的に行えます。
成功型報酬なので運用にかかる費用は一切発生しないので、リスクなくスカウト型採用を始めることが可能です。
②成果が採用担当者の力量次第で偏ってしまう
スカウト型採用の採用候補者選定、メッセージの文章表現、コミュニケーションが採用担当者のスキルや経験に左右され、人材が偏ってしまう可能性があります。
安定した採用を行うためには、
- 採用条件の明確化
- 文章のテンプレート作成
など、スカウト型採用を行う際のルールなどを企業で作ると良いでしょう。
③採用担当者の負担が大きくなる
スカウト型採用は、採用単価は抑えられる一方、当然多大な作業コストがかかります。
発生する作業内容は次の通りです。
- 採用戦略の設計
- 候補者の選定
- スカウトメールの作成・送信
- 求職者への個別対応
- データ集計・振り返り
このように自社でスカウト型採用を行おうとすると、採用担当者の負担が大きくなります。
そこで、採用担当者の負荷の分散やサポート、またはスカウト代行サービスの利用を検討してみましょう。
スカウト代行サービスを利用すれば、スカウトに関する確実なノウハウを持った社員が採用成功に導いてくれます。
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Matcher Scoutは「自社の求めている学生に、手間を掛けずに、リスクなく採用したい」というニーズにお応えする、新卒向けダイレクトリクルーティングサービスです。
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ダイレクトリクルーティング運用に際する、
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などをすべて請け負うため、労力をかけずにダイレクトリクルーティングを実施することができます。
他にも、Matcher Scoutの特徴として
- 主体性のある優秀な学生が、多く登録している
- 独自のA/Bテスト機能で企業ごとに運用成功ノウハウを蓄積
- 初期費用・運用費用は一切かからず、完全成功報酬型なのでリスクなく始められる
といった点が挙げられます。
新卒採用で、初めてスカウト型採用サービスの導入を検討されている方におすすめなサービスです。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
【新卒】スカウト型採用の費用相場
新卒のスカウト型採用の費用相場について、料金形態ごとに紹介します。
- 定額制:30万円〜70万円/1ヵ月・60〜150万円/1年間
- 従量課金制:800円〜1,500円/スカウト1通
- 成果報酬制:30万円〜50万程度/1人
それぞれ受けられるサービス内容が異なるため、自社の採用活動の状況に応じて選ぶことが大切です。
定額制
定額制とは、月額・年額などで利用料金が決まっている形態のことです。
採用計画の立案〜データ分析まで、様々な業務代行が1つにパッケージされたプランがあります。
料金相場は、〔10万円〜70万円/1ヵ月〕・〔60〜150万円/1年間〕が目安で、他の2つのタイプに比べてスカウト送信数や内定承諾者数によって料金が変動することはありません。
<メリット>
- 毎月の費用が明確なので、採用にかかる予算の管理がしやすい。
<デメリット>
- 毎月定額の費用がかかるため、成果が出なかった月は割高になる。
- 依頼したい業務だけを切り出して委託ができない。
定額制にマッチする企業は以下の通りです。
- スカウト代行を利用することでスカウト型採用のノウハウを得たい企業
- スカウト採用業務を丸ごと委託したい企業
一定の成果や分析データを得るためにも3か月以上の利用が好ましいでしょう。
従量課金制
従量課金制とは、スカウト1通ごとに料金が加算される形態のことです。
例えば、スカウトメールの代行送信1件につき◯円と決められていた場合、送った数×◯円を費用として支払うことになります。
料金相場は800円〜1,500円/スカウト1通です。
<メリット>
- 必要な業務のみに費用がかかり、無駄な費用が発生しない。
- スカウト配信数を調整して費用をコントロールできる。
<デメリット>
- スカウト数によって、他の料金形態よりコストが高くなることがある。
- 自社にスカウト採用のノウハウが蓄積しにくい。
従量課金制にマッチする企業 は以下の通りです。
- ある程度スカウト型採用のノウハウがあり、スカウト配信だけを切り取って業務代行を依頼したい企業
- 小規模からスカウト代行を利用したい企業
成功報酬制
成功報酬制とは、期間や単価ではなく、採用成功数に応じて課金される形態のことです。
新卒採用において内定出しを採用成功と定義付けた場合、内定者×〇円を費用として支払います。
新卒の相場は一人当たり30〜40万円です。
成功した場合のみ支払いが発生するため、その過程でどれだけメールを送信しても、その数は加味されません。
<メリット>
- 初期費用やメールの送信にかかる費用が0円なので始めやすい。
<デメリット>
- 月額固定制や従量課金制に比べて、費用が高くなることがある。
この形態は、サービスが結果につながらないと企業にとっても売り上げにつながらないため、カスタマーサービスが充実している傾向にあります。
成功報酬制にマッチする企業 は以下の通りです。
- 自社にスカウト採用のノウハウを蓄積したい。
- 大人数のスカウト採用をしたい
「スカウト型採用サービスの選ぶ時のポイント」については本記事で紹介しているので、ぜひご覧ください。
スカウト型採用を成功させるには?
スカウト型採用を成功させるために、抑えておきたい重要なポイントについて以下の5つをご紹介します。
- 獲得したい人材を明確にする
- スカウト相手に合わせたメッセージを送る早期から利用開始する
- 接点を持つためにカジュアルな機会をつくる
- PDCAを回しながら中長期的に運用する
①獲得したい人材を明確にする
獲得したい人材が具体的に、どのようなスキルや経験、考え方を持った人材なのか、明確にさせておきましょう。
明確にさせておくことで、採用担当者による人材の偏りを防ぎ、また効率的にスカウト型採用を運用することができます。
採用担当以外の部署と連携し獲得したい人材像、ペルソナを設定しておくことをおすすめします。
採用ペルソナの設定法について以下の記事で詳しく説明しているので、是非ご覧ください。
【おすすめ記事】【新卒】採用の「ペルソナ」とは?フォーマットで設定方法を紹介
②スカウト相手に合わせたメッセージを送る
スカウト型採用では、自社がスカウトしたい候補者にスカウトメールを通じてアプローチをするため、スカウトメールの内容や書き方が成否を決めます。
企業調査によれば、学生が企業からのスカウトを承諾した理由・しなかった理由のどちらも「自分だけにメッセージが送られているか」が関係しており、学生はそのスカウトに「特別感」があるかどうかを重視しているようです。
先述したように、スカウト型サービスを利用する企業は年々増えています。
その分、学生は企業から多くのオファーを受け取っているでしょう。
数多の企業の中で自社のオファーを埋もれさせないためにも
- スカウトした理由
- プロフィールのどの部分が自社にマッチすると考えたか
をきちんと伝えましょう。
魅力的な内容であれば、候補者からの返信率は向上しますが、あまり印象に残りにくい内容であれば、返信率はグンと下がるのです。
まだ社会人を経験していない求職者にとって魅力的な文章になるように
- 新卒が配属される予定の部署の人と連携
- 代行サービスの人に何度か確認、アドバイスをしてもらう
など工夫して、作成していきましょう。
【関連記事】【例文あり】返信が来るスカウトメールのタイトルを徹底解説
③早期から利用開始する
優秀な学生ほど、早くから就活を始める傾向があります。
そのため時期が遅くなればなるほど、内定持ちの学生や競合他社にスカウトされる可能性が高まり、スカウト返信率が低下してしまいます。
そのため、大学三年生の夏〜秋に、インターンや企業説明会、個別面談等で学生との接点を持っておきましょう。
④接点を持つためにカジュアルな機会をつくる
スカウトを受けた学生や候補者は、企業に興味を持っているものの、まだ選考に参加するかどうか決めていないことが多いです。
そこで、企業側は選考とは別にカジュアル面談を提案することで、学生や候補者の心理的なハードルを下げ、企業の魅力を伝えることができます。
さらに、特別選考やファストパスなどの優遇措置を用意することで、優秀な人材を確保するチャンスを高めることができるでしょう。
【参考】カジュアル面談は意味ない?効果的な質問例と選考に繋げるコツを解説
⑤PDCAを回しながら中長期的に運用する
スカウト型採用を成功させるためには、地道なノウハウの蓄積が必要です。
そのためには、すぐに結果を求めずPDCAを回すことが大切です。
送るメッセージの型やオファー内容によって、開封率と返信率がどう変化するのか、数字も見ながら試行錯誤を重ねて精度をあげましょう。
PDCAを回すことで、ターゲットの選定やオファーの文面などを改善し、返信率や入社率を向上させることができます。
また、実際に採用した社員からのフィードバックも参考にすることで、より効果的なアプローチができるようになるでしょう。
スカウト型採用を導入すべき企業の特徴
様々な採用手法がありますが、企業の採用活動の状況やどんな人材を採用したいかで最適な採用手法は異なります。
スカウト型採用を導入すべき企業の特徴は次の3つです。
- 自社のペースで採用を行いたい企業
- 専門性の高い人材を獲得したい企業
- 知名度が低い企業
自社のペースで採用を行いたい企業
スカウト型採用は、企業側のタイミングで求職者にスカウトを送ることができるので、自社のペースで採用活動を行うことが可能です。
またスカウトを送る人数も、求職者からの応募状況などを見て調整ができます。
そのため
- 繁忙期が定まっておらず業務に余裕がある時を見て採用活動を行いたい
- ある程度選考に参加する人数を設定しておきたい
といった企業には、利便性の高い採用手法です。
②専門性の高い人材を獲得したい企業
スカウト型採用では、求職者の学歴や経験、自己PRなどが書かれたプロフィールを見て欲しいと思った人材にターゲットを絞ってスカウトを送ることができます。
採用条件を絞って人材を探すことも可能です。
そのため、専門性の高い人材や自社に合った人材を獲得しやすい採用手法と言えるでしょう。
③知名度が低い企業
知名度が低い企業は求人媒体に掲載しても、十分な候補者を集めることは難しいです。
スカウト型採用は、求職者に対して直接スカウト、メッセージを送ることができ、目に留まりやすくなるため、候補者を集めることができるでしょう。
新卒スカウト型採用サービスを選ぶときのポイント
現在様々なスカウト型採用サービスがあるため、どのような基準で選べば良いのかわからないという方も多いでしょう。
ここで、新卒スカウト型採用サービスを選ぶ際のポイントについて3つご紹介します。
- 自社にとって利用しやすい機能が備わっているか
- 同業・同職種の運用実績
- 料金形態や予算が合っているか
スカウト型採用サービスの導入を検討されている方は、これらのポイントに沿ってサービスを見てみてください。
自社にとって利用しやすい機能が備わっているか
スカウト型採用サービスといってもサービスを提供する企業によってサービス内容は大きく異なります。
- スカウト採用の中で発生する業務を全て代行してくれる
- スカウトメールの配信だけを行ってくれる
など、様々です。
どんな機能があり、サービスを受けられるのが自社に適しているのか、目的を明確にして選んでみてください。
同業・同職種の運用実績
スカウト型採用サービスによって、扱っている採用領域や得意な業種、また利用している学生の特色が異なります。
例えば、理系学生の採用を積極的に行いたいと考えている企業が、文系の学生が多く利用しているスカウトサービスを利用しても効果は期待できないでしょう。
自社の採用したい人材が獲得できるサービスなのか判断する1つの指標として、これまで同業・同職種の運用実績があるかの確認をおすすめします。
形態や予算が合っているか
先述したように、スカウト型採用サービスによって料金体系が以下の3つに分かれます。
- 固定制:月額や年額で利用料金が定まっている
- 従量課金制:メールなどスカウトの配信数に応じて料金が加算される
- 成果報酬制:採用成功数に応じて課金される
自社に適したサービスの料金体系を選ぶことで、費用を最大限抑えることが可能です。
例えば、ある程度採用ノウハウがあり、配信だけ業務代行したい企業は従量課金制を選ぶと良いですし、人材要件は定まっているもののまだスカウト型採用を利用したことがなく不安な企業は成功型報酬制が適しているでしょう。
自社の採用状況と照らし合わせながら、選びましょう。
スカウト型採用サービス4選
スカウト型採用が可能なオススメのサービスを4つ紹介します。
【新卒採用におすすめ】リスクなく優秀な学生を採用できるMatcherScout
新卒採用にお悩みの方、>自社にぴったりの学生を見つけたいけれど、スカウト型採用は手間がかかりすぎると感じていませんか?
そんな方のために、Matcher Scoutは、"新卒向けスカウト型採用が簡単にできるサービスを提供しています。
Matcher Scoutの特徴は以下の4つです。
①主体性のある優秀な学生が多数登録している
Matcher Scoutは、OB・OG訪問マッチングサービス「Matcher」のデータベースを活用しています。
今年6月にOB・OG訪問の累計マッチング数が100万件を突破.し、毎年多くの学生が就職活動の中で利用しています。
【出典】PR TIMES「学生28万人が利用する国内最大級のOB・OG訪問アプリ「Matcher」、累計マッチング数100万件を突破!」
就職活動で積極的に情報を獲得する主体的で優秀な学生が多く登録しており、自社の求める人材にターゲットを絞って直接アプローチできます。
②スカウト代行サービスで業務負担を軽減できる
Matcher Scoutでは、スカウト文言の作成から送信、候補者選定や日程調整まで、すべての業務を代行します。
そのため、労力をかけずにスカウト型採用を実施することができます。
③A/Bテスト機能でスカウトの効果を最大化できる
スカウト型採用の成功のカギは、「学生の興味を引くメッセージ」です。
しかし、どんな文言や画像が効果的かは、企業ごとに異なります。
Matcher Scoutでは、3,000回以上のA/Bテストで得たノウハウをもとに、企業様に最適なスカウトを作成します。
また、A/Bテストの結果をフィードバックし、自社の採用活動全体の改善をサポートします。
④初期費用・運用費用が0円でリスクなし
Matcher Scoutは、お申し込みから運用まで、すべて無料で承っています。
課金形式は採用成功報酬型なので、採用するまで費用は一切かかりません。
採用成功時の費用については、お問い合わせまたは資料請求をお願いいたします。
OfferBox|成功報酬制
OfferBoxは、約24万人の学生が利用するスカウトサービスで、幅広い業界の企業が利用しています。
最大の特徴は、利用している学生の数とスカウトの開封率の高さです。
利用している学生数は24万人以上、スカウトの開封率は89%あります。
開封率が高いため、認知度向上に課題のある企業におすすめのサービスです。
【参考】OffeeBoxの料金プラン
Wantedly|定額制
Wantedlyでは、中途、新卒・インターン、業務委託などさまざまな採用ニーズに合わせて募集の掲載が可能です。
プランは3種類あり、契約したプランによって
- 管理画面に入れる人数
- ダイレクトスカウト送信可能数
が異なります。
いずれのプランも掲載数、応募者数に上限はありません。
【参考】Wantedly(ウォンテッドリー)の有料プラン価格・掲載料金について
iroots
irootsは、旧帝大や有名私大などの優秀層が多く登録しており、運営企業であるエン・ジャパン株式会社の独自審査を通過した企業のみが利用できる企業完全審査制をとっています。
2011年のサービス開始以降、累計17万人が使用しており、学生の「本音・詳細プロフィール」が集まるプラットフォームとなっています。
理系学生や大学院生が多く登録しているので、ビジネス・エンジニア職を採用したい企業にもオススメの新卒スカウト型採用サービスです。
【参考】irooots(お問い合わせ)
【新卒】スカウト型採用の成功事例3選
すでにスカウト型採用で成果を上げている企業の中から、今回は3社をピックアップしてご紹介します。
ぜひ、自社のスカウト戦略の参考にしてください。
株式会社土屋鞄製造所(アパレル・メーカー)
株式会社土屋鞄制作所は、1965年に東京でランドセル職人が始めた会社で、企画から修理まで自社で行っている企業です。
新卒採用の課題は、既に企業について知っている学生からの応募が多く、自社のブランドを知らない学生にアプローチできていないことでした。
そこで、より幅広い学生に出会うために、新卒向けスカウト型採用サービスMatcher Scoutを導入した結果、以下のような効果がありました。
◎約400名の学生から応募を獲得できた
- 他の採用媒体と比べて、エントリー数が2番目に多かった
- 応募者の約半数が自社を知らなかった学生だった
◎スカウト文章の改善点をABテスト機能で分析できた
- 第三者の意見をもとに、どんな文章が学生に刺さるかを検証できた
- 運用工数を削減し、学生と向き合う時間を増やせた
【出典】約400名のエントリーを獲得!なかなか出会えない能動的な学生にアプローチできました。
上記事例のように、スカウト型採用はこれまで自社のことを認知していない学生に対するアプローチが可能です。
レバレジーズ株式会社(Webメディア 人材・教育)
レバレジーズ株式会社は、IT・医療・介護・若年層を中心とした人材事業や、Webメディア事業、M&Aコンサルティング事業など、社会貢献を軸に様々な領域でこれまで40以上のサービスを展開する急成長企業です。
同社は、新卒採用で「会社の変革を起こせる人材」を求めていますが、既存の採用チャンネル(人材紹介)では質と量のバランスが難しかったため、新たにMatcher Scoutサービスを導入しました。
導入効果は絶大で、以下のような成果が得られました。
◎採用人数を増やしながら、質の高い学生を確保できた。
- 2年連続で10人以上の入社予定数を獲得できた
- 丁寧な採用要件のすり合わせにより、工数をかけずに自社が求める人物像にマッチした学生をスカウトできた
◎初期投資リスクを負わずに、完全成功報酬型のサービスを利用できた。
- 初期費用も運用費用も0円なので、リスクなく導入できた
【出典】10名以上の入社数を安定的に獲得!質を落とさずに数を増やし、採用要件にマッチした学生にリーチできました
freee株式会社(IT)
株式会社freeeは、クラウドのバックオフィスサービスの提供と開発を行う会社です。
ミッションは「スモールビジネスを、世界の主役に。」で、カルチャーの色がとてもはっきりしています。
しかし、採用担当者が少なく、一人ひとりと丁寧に向き合うのが大変でした。
そこで、Matcher Scoutサービスを導入したところ、以下の成果を得られました。
◎スカウトを通して企業の魅力が伝わり、マッチ度の高い学生と会うことができた
- スカウト送信きっかけの出会いが多く、学生からの認知度を上げられた
- 自社のカルチャーにフィットした学生に対して的確にスカウトできた
◎他社ツールと比較し、より多くの学生を効率よく採用できた
- Matcher Scout経由で一次選考に67名参加、4名が内定承諾。他社ツールよりかなり多くの学生と出会えた
- スカウト代行サービスにより工数削減ができた
【出典】4名の学生さんとの出会い。スカウトを通じて弊社の魅力が伝わり、マッチ度の高い学生さんとのご縁が生まれました。
今回取り上げた3社はもちろんのこと、その他の導入事例を確認したい方は以下のページをご覧ください!
【参考】導入事例|マッチャースカウト
この記事のまとめ
①スカウト型採用とは、企業が候補者(就活生)へ直接アプローチをする手法
②スカウト型採用を導入するメリットは主に
- 欲しい人材に直接アプローチができる
- 選考の手間や時間を省ける
- 採用コストを下げられる
といった3つがある
③Matcher Scoutを使うことでリスクなくスカウト型採用を導入できる
採用活動が激化していく中で、新たな採用手法の導入や採用の効率化は必要不可欠です。
是非、本記事で紹介したポイントなどを抑えて自社に合ったサービスを選んでみてください。
【おすすめ記事】【保存版】採用コスト・工数の削減方法!今すぐできる4つのポイント