従来メディアとは異なる志向の学生と出会えたことで、導入初年度から予想を上回る成果が出ました。
株式会社日宣
課題

広告の仕事をビジネスとして捉えられる学生に出会えない。

広告業界志望の学生だけにアプローチすると優秀層の本命企業になりにくい。

効果

成長志向のある、新たな母集団を形成できた。

会社のブランド感よりも、本質を見てくれる優秀な学生に出会えた。

ビジネス志向をもって、主体的に動ける学生を探していました。

会社について

(久田様)当社は東京の神田に本社を構える、創業70年の総合広告会社になります。

もともと画家を目指していた先々代が、グラフィックデザイナーの仕事を立ち上げたところから始まりました。

そこから徐々にクライアントの依頼の幅が広がり、広告コミュニケーションやマーケティングソリューションに関する要望に応えていくうちに事業も拡大し、数年前に上場しました。

また、メディアビジネスも手がけており、自社メディアの編集チームが部署内にあるところが他の広告エージェンシーと比べるとユニークな点だと思います。

創業からの歴史は長いですが、風通しが良く、コンパクトで機動力のある会社です。

新卒採用の位置付け

(三上様)新卒採用は、日宣の文化を醸成できる仲間の採用を目的としています。

新卒で入って、20代後半という一番勢いがあるタイミングで、日宣を一緒に作っていけるようなメンバーを採用していきたいと考えています。

(久田様)そんなメンバーを採用するため、当社では「活躍基準」という基準で選考をしています。

単に優秀かどうかを測るのではなく、お互いがどれだけマッチングしているかを測っており、モチベーション・カルチャー・スキルの3つの項目を基準として学生さんとコミュニケーションしています。

モチベーションとカルチャーは必須条件、スキルはあくまでの加点の項目です。

活躍基準は学生さんにも明示しています。

カルチャーとモチベーションがマッチングしていれば、課題発見力や企画力といったスキルについては入社してから伸びてくると考えているんです。

新卒採用における課題

三上様インタビュー中の様子

(三上様)「活用基準」を設けたきっかけにもなるのですが、以前は学生さんのスキルを重要視していたんです。

この業界自体は学生に人気なので母集団形成はできていたのですが、その後の選考過程で課題が生まれました。

スキル面で優秀な学生に対してアプローチすると、自ずと採用競合の企業もランクが上がり、学生の当社に対する志望順位は相対的に下がっていたんです。

そのために、せっかく時間をかけてアプローチした学生さんでも、内定承諾に至らないという状況が続いていました。

また、内定承諾に至った場合でもカルチャーやモチベーション面での相互理解ができておらず、残念ながら入社後にマッチしていなかったとわかるケースもありました。

そのため近年では、学歴やSPIなどの今あるスキルではなく、3〜5年後に活躍できる人を採用しようと方針を改善したんです。

Matcher Scout導入の経緯

(久田様)先ほどお話しした点の他にも、当社と学生とで考え方の違いがあることが課題となっていました。

広告業界を志望している学生は、消費者の目線で広告が好きな人や、広告を自己表現の延長として捉えている人が多い傾向にあります。

一方で実務的な話をすると、広告をアウトプットする前には市場理解やマーケティング戦略があり、クライアントの課題解決に向けたコンサルとしての役割があったりします。

こういったビジネスとしての側面を面白がれるのか、単に消費者として、自己表現として広告を好きなのかで、入社後の活躍イメージが全然異なります。

なのでビジネスを一緒に作っていけるような、商社やコンサルティングにも興味のある学生や、自分で事業を始めたい学生に出会いたかったのですが、どこで出会えるのか分からずにいました。

そこで新たな母集団を獲得するために、広告業界以外を志望する学生も多いMatcher Scoutを導入しました。

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想定の2、3倍の学生が選考に進み、目標1名に対して3名の内定承諾を獲得できました。

Matcher Scoutの成果と学生の印象

久田様インタビュー中の様子

(三上様)今回こんなにうまく採用活動ができたのは、新しい母集団に出会うことができたということに尽きるかなと思っています。

Matcher Scoutで集客できた学生のうち、全体の半数以上が広告業界志望以外の人たちでした。

この点では、当初描いていた戦略に沿って学生を集めることができました。

今回の内定者の中には、元々は広告業界に興味がなかった学生もいて、純粋に日宣という会社を面白がって入社してくれた点がすごく良かったです。

(久田様)学生の傾向でいうと、会社の知名度や規模に拘らず、自分のしたいことに照らし合わせながら、本質的に中身の話を聞いてくれる学生さんがMatcher Scoutには多かった印象があります。

当社のことをしっかりと理解するためにイベントに複数回参加してくれた人や、インターン課題にユニークなアプローチで取り組んでくれた人、面接が終わってもエレベーターに乗るまで自己アピールしてくれる人など、主体的に行動できる人に一番出会えたのがMatcher Scoutでした。

内定承諾後の現在は、内定者同士で当社の2022年卒向けの採用イベントを企画していたりと、自分達で成長思考をもって行動してくれています。

(三上様)また、Matcher Scout経由でイベントにきてくださった学生の大半が、20代でどれだけ成長できるかというところを重視していました。

ステータスのある生活をしたい学生より、自分の意思がある人が多かったですね。

実際にお会いした学生数はそこまで多くなかったのですが、想定の2、3倍の学生が選考に進み、歩留まりが向上しました。

Matcher Scout内での内定承諾目標は1名でしたが、当社の活躍基準にマッチした学生が多く集まり、結果的には3名の内定承諾が出すことができました。

Matcher ScoutのUIの良さにも驚きました。

管理画面がシンプルなので扱い易く、説明会の予約や候補者管理も少ない操作で終わりました。

他社サービスも検討しましたが、企業側の運用のしやすさでいうとダントツで、工数も削減できストレスが少なかったです。

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