「量」重視の採用から、 採用したい人に時間をかける「質」重視の採用へ
会社について
当社は「グーネット」や「グーバイク」など、自動車情報を活用した自社メディアを運営している会社です。
中古車領域の情報活用から始まった会社ですが、現在では不要品見積もりサービスの「おいくら?」や、スクール情報検索サービスの「グースクール」など、自動車領域以外のサービスも手がけています。
他の企業にはないビッグデータを数多く保有し、それらを活用することで事業を推進しています。
ダイレクトリクルーティングの実施背景
当社がダイレクトリクルーティングに初めて取り組んだのは、2016年卒の新卒採用です。
それまでは新卒ナビ媒体でできるだけ大きな母集団を形成し、その中に含まれる一部の優秀な学生を採用する戦略をとっていました。
しかし近年は、このようなやり方では効果が出なくなりつつあります。
学生1人が選考を受ける企業数は有限。
自社で採用したい学生が受ける企業のうちの1社に入るためには、自社から採用したい学生にアプローチをして、自社を知ってもらわなければなりません。
ダイレクトリクルーティングに取り組むことで、学生とのコミュニケーションの質を意識するようになりました。
たくさんの学生に会うことを追うのではなく、選考を受けてほしい学生に絞って時間をかけるようになったのです。
ダイレクトリクルーティングの面談に臨む際の基本スタンス
ダイレクトリクルーティングでは、学生と人事お互いにとって有意義な面談にすることがマストだと思っています。
そのために大切なのは、学生が面談に来た目的を理解し、それに合わせたコミュニケーションをとることです。
ダイレクトリクルーティングで会う学生の中には、自社に対する関心が薄い学生もいれば、かなり自社に強い興味を持って来てくださる学生もいます。
学生が面談に訪れた目的は多様であるにも関わらず、一辺倒なやり方でコミュニケーションをとっても上手くいくことはありません。
まだ自社に対して関心を持ってもらえていないのに、序盤から会社の魅力を押し売りされても嫌な気持ちになるでしょう。
有意義な面談にするためには、序盤に学生の温度感と求めていることを把握することが不可欠です。
どんな学生でも面談に来て良かったと思ってもられるよう、話題や伝えることを工夫しています。
もちろん自社に対して興味を持ってもらうための仕掛けは盛り込むのですが、無理に会社の話をするようなことはしません。
Matcher Scoutの導入と運用結果
Matcher Scoutで面談した学生について
先程も申し上げた通り、当社の事業の強みは「データの活用」です。
自動車に関するビッグデータや、サイトを運営する中で蓄積されたデータを分析することで、ユーザーやクライアントに価値を提供しています。
事業を運営する上で、ITやデータに関する知見で価値を生み出せる人材の採用は重要です。
Matcher Scoutにおいても、ITやデータに強い学生を中心に面談をしました。
Matcher Scoutはまだマスに広がっていない新規のサービスということもあり、意識の高い優秀な学生が非常に多かったです。
目的意識を持って長期インターンシップに取り組んでいる学生をはじめ、自身のキャリアについて地に足をつけて真剣に考えていました。
面談をしている自分が圧倒されてしまうことも多かったです。
ダイレクトリクルーティングの運用サポートについて
運用に必要な業務を巻き取ってもらえたことにも非常に助けられました。
ダイレクトリクルルーティングの肝は「特別感」を出すことです。
学生のプロフィールを読んで評価するポイントを言語化し、それをスカウトメールに落とし込む。
これをすることなしに効果は出ないのですが、非常に手間がかかります。
Matcher Scoutではこの工程を任せることができるので、学生との面談に集中することができました。
運用の結果、Matcher Scoutからは4名の内定が出ました。
新規の取り組みとしては、良いものだったのではないかと考えています。